まぁ次回から入れてくんでよろしくお願いします!
色々あったバッティング練習を終え、少しの休憩をとった後守備練習を開始することになった。
「さぁ、次は守備練習だ!曜以外のみんなはショートのところに並んでくれ、曜は俺の近くにいてみんなが送球するボールを取ってくれ」
曜は缶けりの時に判明した動体視力があるし、運動神経バツグンだからボールを捕ることなど余裕に出来るだろう。
「それじゃ、説明するぞー。俺がボールを打つからグローブで捕球してその後ここにいる曜に向かって送球してくれ」
『はーいっ!』
「それじゃ、曜頼んだぞ」
「了解でありますっ!」
「それじゃ、最初は千歌だな?」
「そーだよっ!お願いします!」
まぁ千歌ならいいお手本になるのではないだろうか。
「いくぞ!」カキーン
「ほっ」パシ、シュッ
うん、ちゃんと正面で捕球できてるし送球のステップもスムーズだな。
「いい感じだ!上手いぞ、千歌」
「えへへ〜」
いまのを手本にみんなにコツでも教えておくか……。
「みんな聞いてくれ、今からコツを教えるぞ!」
「まずは基本からだ。球をとる時にはしっかり正面に入るんだ。そして出したグローブと自分の両足が二等辺三角形を作るイメージをしろ。その時に片足を5センチくらい下げるんだ。お前らは全員右利きだから右足を下げろ」
こうすることで捕球の姿勢が安定するし次の送球のステップに移りやすくなるメリットがある。
「そして送球のときはとったボールとグローブを自分の胸の前に持っていきながら左足があった場所に右足、送球方向に左足を動かして投げるんだ」
野球の基本的なステップは3歩だ。女の子や肩があまり強くない人の場合は5歩でも構わないがその分ボールを投げるまでにかかる時間が長くなってしまう。
「いま説明したことをもとに再開するぞー!」
『おーっ!』
──結果から言おう。
みんなめちゃくちゃ上手い。レベルに差はあるが初心者にしては充分だ。女の子でフライを捕れる人なんてなかなかいないのではないだろうか。落とす時もあるがそれでも充分すぎるくらいだ。
肩の強さ、守備力などを考慮した結果、星空監督による采配はこうだ。
ピッチャー 松浦
キャッチャー 渡辺
ファースト 小原
セカンド 黒澤(妹)
サード 高海
ショート 黒澤(姉)
レフト 国木田
センター 津島
ライト 桜内
まずは果南、球が速ぇ……。もちろん守備も持ち前の運動神経から上手いが女の子であんな速い球を投げれる人はそうそういないはずだ。100㌔超えてるんじゃないだろうか。
そしてその球を捕れるのは曜しかいない。正直に言えばもったいない気もするが野球というのは打たれなければ負けないのだ。なのでバッテリーを強化することを優先した。
そしてマリーは打つ時はボールを見ないくせに捕球の際はちゃんとボールをみている。運がいいのかわからないがショートバウンドの送球も捕れることが多いのでファーストに起用した。
次に俺の弟子(笑)である黒澤妹。Aqoursの中ではあまり上手いほうではないため後ろにライトがいるセカンドだ。とても努力家なのでこれからの頑張りに期待だな。
そして千歌。最初の動きから分かる通り普通に上手い。強い打球が飛んでくることの多いサードを任せることにした。
ショートには黒澤姉だ。名前のおかげかわからないがいい感じに硬い守備力をお持ちでいらっしゃる。センスがいいのか打球判断も上手い、典型的なショートだ。こうして黒澤姉妹の二遊間が生まれた。
レフトにはずら丸ちゃん。バッティングは上手くいかなかったが守備の期待は高い。ちゃんとフライも捕れるためレフトを任せることに。
センターは我らがヨハネ様である。足が速く肩もそれなりに強いためセンターが適任だろう。
そしてライトには梨子ちゃん。こちらもずら丸ちゃんと同じくフライのキャッチがうまい。しかし肩はあまり強くないのでバックホームするときはセカンド中継になるがセカンドのルビィちゃんもあまり肩は強くないのでここが一番の弱点になるだろう。
他にもこの大会は八チームによるトーナメントなので優勝には3戦しなければならないが全ての試合で果南を投げさせるわけにはいかないので曜と千歌もピッチャーをやることになる。
その際はこんな感じだ。↓
曜と果南が交代。もしくは千歌と果南が交代。
と以上のような守備位置になる。
「よしっ!これでオーダーは決まった!ここから本格的な練習に入るぞ!」
「師匠!最初は何をやるんですかぃ?!」
「いい質問だ、弟子よ!まずはチームとして活動する以上ある程度の統率が必要だ!そのためにルールを決めねばならない!」
ルールが無ければまとまるものもまとまらない。「ルールは破るためにあるものww」などと言っている人々もいるがその先に待ち受けているのはただの無法地帯である。そのため縦割り社会というものを教えねばならない。
だからこそのこのやりとりである。
「まず俺のことはこれから教官と呼べ!返事は?!」
「は、はいっ!」
「返事は全てイエス・サーだ!わかったか!」
「い、イエス・サー!」
我ながらアホだとは思うがなんか楽しくなってきたのでこのまま続けるとしよう。
「それでは練習を開始する!先程知らせたポジションにつけ!」
『イエス・サーっ!』
~その頃のある場所では~
「ふふっ……。さとちゃんたちもようやく動き出したんだね!これは凛たちも負けてられないにゃ」