空に輝く星のように   作:さとそん

47 / 50
今回はダイヤ様生誕祭企画ということで特別編です。
思いつきで書いた作品なので至らぬ点は多いかと思いますが(これでも何度も推敲しました……)ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
それでは新年1発めの投稿スタートです!

※挨拶などはあとがきにて書いておりますのでよろしければそちらも読んで下さい^^*


ダイヤ様生誕祭企画~Happy new yearと闇シャイ煮~

 

ここは淡島ホテルのとある1画

───そこには悪臭が漂い凄惨な光景が広がっていた。

そこを一言で表すならば地獄絵図、阿鼻叫喚と言ったところであろうか。

そんな場所に2人の男女が立っておりその周りには8人の女たちが倒れていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

──時は数日前に遡る──

 

 

俺がゴロゴロしながら本を読んでいると曜が部屋に入ってきた。

「ねぇねぇお兄ちゃん」

「ん?どうした偽妹よ」

「さっき鞠莉ちゃんから電話がきてさ、Aqoursのみんなで淡島ホテルに集まって年越し&ダイヤさんの誕生日パーティーするんだっ!」

「ほぉう、それはよかったじゃないか。みんなで楽しんでくるといい」

「もぅ!そーじゃなくてっ!一緒に行こーよ!」

「はぁ?なんでだよ」

「私と果南ちゃんがいなくなったらお兄ちゃん1人でしょ?まーた今年も独りで寂しく年越しするの?ひ・と・り・で!」

「わざわざそんなに独りを強調しなくてもよかろうに……とにかく嫌だ。お前もルビィちゃんの絶叫は聞きたくないだろ?」

 

あれは叫びとかそういうレベルの代物じゃない。もはや兵器といっても過言ではないだろう。あんなの近くで聞いたら身体中の穴という穴からいろんな液体撒き散らして死んじまうわ

 

「それは……確かにそうだけど。いいから一緒に行くのっ!」

「やだったらやだっ!」

「ほんとに頑固なんだから……こうなったら、おーい果南ちゃーんっ!」

「あ、曜。その調子だとやっぱりダメだったみたいだね」

「無駄だ果南。今の俺は何をされようと首を縦にはふらんぞ」

「さとる、それフラグ……」

「うるさいよ、とにかく俺は行かんっ!」

「果南ちゃん、こうなったらアレを使うしかないよ」

「そうだね、まぁしょうがないか」

「……何を企んでいるのか知らんがおれは行かn「「おねがぁいっ!」」しょうがない、行ってやろうじゃないかっ!」

「やったね♪」

「うん、さすが果南ちゃんだよ!」

 

……はっ!?こやつら……ことりさんのおねがぁいを身につけていたのか……っ!

無意識に身体が反応してしまった……

 

言ってしまったもんはしょうがない、着いていくか。そろそろ一人ぼっちもやだしな。

 

 

 

「あ、鞠莉から伝言だよ。みんなで鍋パするから楽しみにしてて、だってさ♪」

「了解でありますっ!ヨーソローっ!」

「鍋パね……わかったよ。」

俺達はこの時、まさかあんのことになるだなんて想像もしてなかった。

 

 

 

 

 

 

12月31日の朝

「やってきましたっ!内浦ーーっ!」

「よーそろおぉぉっ!」

「帰ってきたよーーーっ!」

「もう、千歌ちゃんに曜ちゃん、さとるさんもはしゃすぎだよ……」

「まあまあ梨子、せっかく帰ってきたんだし楽しもうよ」

「果南さん……確かにそうですね」

俺たち3人+俺たちと同じく北海道に住んでいるちかりこをふくめた計5名は新千歳→羽田の飛行機に乗って東京についた後に新幹線に乗り沼津、バスで内浦という長旅を終え内浦に到着した。

 

「なんだかんだいって一番楽しんでるのさとるだよね……」

「別にいいじゃねぇか、だってまたAqoursに会えるんだぜ?嬉しくないわけがないよ」

「じゃあ最初っから行くって言えばいいのに……」

「うるせ、おれは根っからのシャイボーイなんだよ」

「相変わらずめんどくさい人ですね」

「梨子ちゃん……あたり強くない?」

「気のせいです」

 

 

 

 

 

 

──淡島ホテルにて──

 

船に乗り淡島ホテルにつくとそこで待っていたのは

「あ、みんなー!シャーイニ〜!サトルもお久しぶりね。ニネンブゥリデスカァ?」

「久しぶりだな、マリー。まだ半年くらいじゃねぇか?」

「ふふっ。冗談よ、じょーだんっ♪」

相変わらずだな、マリーは。

 

「もう他のみんなも着いてるわよ?早くいきまショーっ!」

「「「「「おじゃましまーすっ!」」」」」

 

 

「みなさん、遅いですわよ!」

「あはは、ごめんごめん。この時期だから道が混んでてさ」

「ダイヤったらみんなが来るのをずっと楽しみにしてたのよ?ほんっと可愛いわよね〜っ!」

 

ほぉ……ダイヤ様も可愛いところあるじゃねぇか

 

「ちょっ!鞠莉さん!そんなことしてないですわよ!」

「「「「「「へぇ〜〜」」」」」」

「なんですの!その優しそうな笑顔は!」

 

「ルビィちゃんとずらちゃんも久しぶりだね」

「う……うゅ...お久しぶりです」

「お久しぶりずらっ!」

 

いやぁ〜、相変わらずかわいい子達だな。天使かよ。

よし!これで全員揃ったな

 

「よし、それじゃあ始めるk「ちょっと待ちなさいよっ!」...いたのか善子」

あ、善子いたのね。いや、もちろんわかっててやってるんだが。

「いるに決まってるじゃない!私がみんなの一員に慣れてないっていうの!?それと善子じゃなくてヨハネよっ!リトルデーモンのくせに生意気ね」

 

おぉ……すごいツッコミだな

 

「ははっ!冗談だよ。悪かったなヨハネ。」

 

「ふんっ!わかればいいのよ!」

 

「改めて全員そろったところで今回のことを話すわよっ!」

「今日はマリーの家で鍋パをするわよっ!それで準備なんだけど、食材とかはウチのものにやらせるからみんなで飾り付けをしまショーっ!」

「あ、ダイヤにはその買い物について行ってほしいのっ!」

「えぇ、わかりましたわ!」

 

 

ダイヤが買い物に行ったあとマリーから招集がかかった。

「みんな、わかってるわよね?」

「「「「「「「もちろん!」」」」」」」

ここに一つの計画が立案されていた。

 

 

 

 

「サトル、ちょっといい?」

「ん?どうしたマリー」

「ちょっとお願いがあるんだけど善子を連れて……ゴニョゴニョ」

「なるほどなっ!そっちは俺に任しとけ!」

「頼んだわよっ!」

これは責任重大だな。気合入れていきますかっ!じゃあ早速善子のところへ行くか

 

 

「おい、ヨハネ。外部より伝達だ。」

「言ってみなさい?リトルデーモンっ!」

「Mより……ゴニョゴニョといった任務が入った。行くぞ」

「ふっ……任せなさい。このヨハネに任せておけば失敗などありえないわ!」

やっぱりこいつはチョロイなぁ……

「よし、それじゃあ行くか、善子!」

「だからヨハネよっ!」

 

 

 

 

 

そしてようやく──

「それじゃあはっじめるわよーーっ!」

「「「「「「「「イェーーいっ!」」」」」」」」

「それじゃあ使用人に鍋を持ってきてもらうわね」

 

スタスタスタ

「こちらが鍋と取り皿でございます」

「ありがとね!」

「お嬢様、そろそろ電気をお消しいたしますか?」

 

 

ん?聞き間違いか?いま電気を消しますかって言ったような……

「うーん、まだいいわ」

 

「ちょっと鞠莉さん、どういうことですの?」

「ンー?あら?言ってなかったかしら」

「な、なにをですの?」

「それはですネ……」

あ、これあかんやつじゃね?危険な香りがバンバンするんだけど

 

 

 

 

「今回の鍋は────闇鍋よっ!そして鍋の中身はシャイ煮よっ!」

「「「「「「はぁ!?」」」」」」

 

はぁ……やっぱりな。なんかいつもより楽しそうにしてた理由はこれか

 

「みんな安心するずらっ!」

「花丸ちゃん?」

どうしたんだ、ずらちゃん。急に元気がでてきたけど

 

「確かに闇鍋かも知れないけど中身はシャイ煮ずらよ!味はおいしいはずずらっ!」

「いや、おれからしたらシャイ煮がわからんのだが?」

「それは食べてからのお楽しみだよ、お兄ちゃん!」

「曜、ほんとに美味しいのか?この鍋、さっきから悪臭が漂ってるんだが……」

「うーん、前食べた時は大丈夫だったしたぶん大丈夫だよ」

「そうか、ならいいか。」

 

「それじゃあ全員納得したことだしはじめよっか♪」

「「「「「「おー!」」」」」」

 

 

電気が消え周りが真っ暗になった。これならセクハラしてもバレないんじゃなかろうか。まぁそんなことしたら殺されるがな。

たぶん我が偽妹あたりなら匂いでわかりそうな気がする。

 

 

「それじゃあ最初に食べたい人ーー!」

「マルが行くずらっ!」

「OKよ。小窓があるからそこに箸をいれて具材を取ってね」

「了解したずらっ!……んーと、ここかな?おっ!取れたずら」

「それじゃあ食べてください」

「いっただきまーす!もぐもぐ……うんっ!この外はヌチョヌチョだけど中はデロンデロンな気持ち悪いほどに甘すぎる味わいが……」バタン

「花丸ちゃーんっ!大丈夫っ!?」

「ずらちゃんっ!大丈夫か!?……ダメだ、意識がない。」

「ちょっと鞠莉!何を入れたの?!」

「それはもう世界中から集めたありとあらゆるゲテもn……じゃなかった、珍味たちをたくさん入れたわっ!」

「いまゲテモノって言おうとしたよね?!」

「気のせいよっ!大丈夫、これを食べても死ぬことはないわ!続きをしましょっ!」

 

こいつはアホか!? 1人気絶者がでてるんだぞ!

 

「そーだねっ!どんなの入ってるか気になるし!」

「地獄のリトルデーモンたちが呼んでるわ……!」

……アホ(千歌、善子)がまだいた。

 

「じゃあ次にルビィちゃん行ってみよー!」

「なんでそんな危険なことをルビィにさせるんですの?!」

「ちょっとダイヤ!ここは学年順にするわよ!」

「ルビィをそんな危険な目に合わせられませんわっ!」

「こうなったら、善子!」

「だからヨハネよっ!……任しておきなさい。堕天流甲縛っ!」

「ぴぎゃぁーーーっ!」

こいつら、鬼だな……

 

「それじゃあルビィちゃん、お願い!」

「無理だよ!」

「花丸ちゃんは逃げなかったよ」

いや、千歌。あいつは自爆だぞ?自分から死ににいったもんじゃねぇか。

「うゅ……花丸ちゃん!待ってて、ルビィもすぐに行くからっ!」

えぇ……こんなんでイッチャウノオォォ!?

「待ちなさいルビィ!」

「ごめんね、お姉ちゃん、わたしやっぱり大事な友達を置いていけないよ……」

「……そうですか、わかりました。黒澤家の女子として立派に務めるのですよ!」

「うんっ!それじゃあ行ってくるね、お姉ちゃんっ!」

 

水を差して悪いがそんな大層な話じゃなくね?

 

「うっ……うっ。いい話ですね……。」

隣で梨子ちゃんが泣いてました。

この娘も相当千歌に影響されてるんだな……。

 

 

「ルビィ!行っきまーすっ!」

一同がそれを見守る中ルビィちゃんがついに何かを口に入れた。

 

 

 

 

 

「ぴぎゃぁぁぁぁぁあーーっ!辛い辛い辛い辛いっ!」ドタドタ

 

ルビィちゃんが取ったものは相当辛いもののようだ。少しの間そこらを走り回った後、倒れたような音がした。

 

「ルビィーーーっ!」

「ちょっ!ダイヤ、落ち着いてっ!

「果南さん、止めないでくださいっ!」

「果南!こうなったらしょうがないわ!そこにダイヤを縛り付けとくわよっ!」

「うん、わかった!」

 

いつの間に果南までそんな乗り気になってるんだ?梨子ちゃんが号泣してるいま頼りになるのはお前だけなのに……

 

「それじゃあ次は善子ちゃんだねっ!」

「ふっ……任しておきなさい。この私がこんなものに負けるわけがないわ!」

「それじゃあ頂くわ!…………くっさ!これは……シュールストレミング……?うっ……意識が...」バタン

 

ついに善子までやられたか……あいつなら耐えれると思ったんだが。

 

「うわあぁぁーっ!よっちゃーーん!貴方がいなくなったら私はどうすればいいの!?」

 

…………は?えーっと梨子ちゃん?

 

「こうなったら私もよっちゃんのところへ行くわ!それじゃあみんなまた会いましょっ!……もぐもぐ。」バタン

 

な、なにがあったんだ……?

「さとちゃん、梨子ちゃんは善子ちゃんが大好きだったからしょうがないよ……」

 

 

「そ、そうか?なにがしょうがないのかわからんけど……」

「お兄ちゃん、好きな人と逝けるならそれは女の子の本望なんだよっ!」(※恐らく違います)

「ふむ……そういうものか」

 

 

その後は恐怖の連続だった……

「最期の食事は……みかんが良かったなぁ……。」バタン

「千歌あぁぁっ!」

「私も千歌ちゃんのところに行ってくるよ!それじゃあみんな、ヨーソ……ロー」バタン

「曜っ!お前、おれの妹なら立ち上がれよっ!返事をしてくれよっ!」

「無駄だよ、さとる。もう千歌と曜はここにいない……。」(※生きてます)

「くそっ、なんでだよ……っ!なんであいつらが犠牲に……」(※生きてます)

 

 

 

 

 

「ついに俺たちだけになったな」

いまの生存者は果南・ダイヤ(拘束中)・マリーそして俺の4名だ。

 

時刻をみると11時50分。もうすぐ年明けだな。

「そろそろ俺たちも食べなきゃな。」

「誰から行く?」

「次はワタシがいくわっ!こうなったのは私の責任だしねっ!」

 

ほんとそれな。

「それじゃあ頼んだぞ、マリー」

「鞠莉、死んだら許さないからね」(※死にません)

「鞠莉さん、生きて帰ってくるのですよ」(※死にません)

「ワタシだってこんな所で死ぬわけには行かないわ」

 

「それじゃあ、シャイニーっ!……もぐもぐ。」ドタ

 

マリーでもダメだったか……こうなったら俺が……っ!

 

 

 

ゴーンゴーン

と、そこで除夜の鐘が鳴った。

それと同時に──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ダイヤ(さん)っ!お誕生日おめでとおぉーーっ!』

Aqours+1人がクラッカーを発射した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へ?どういうことですの?」

「つまりな────ドッキリだっ!」

 

 

「はあ!?じゃあみんな死んでなかったんですのねっ!」

「あったりまえでしょー!ほんとにダイヤはおばさんね♪」

「一文字抜けてますわっ!ほんとに心配したんですのよ、ルビィ。」

「ご、ごめんねお姉ちゃん。でも、お祝いしたくて……」

「ルビィ、とっても嬉しかったわ♡みなさんもわざわざこんなことまでして……嬉しいです!」

 

 

「それじゃあ、改めてダイヤの誕生日パーティーはじめよっか!鞠莉ケーキはどこに置いたの?」

「それは〜、この中デースっ!」

そう言ってマリーはシャイ煮を指差した。

シャイ煮を……?!

 

 

「「はぁ!?」」

「え!?俺と善子で買ってきたケーキをそんなおぞましいところにぶち込んだのお前!?」

「そうよっ!私たちなりに頑張ってさがしたのよっ!」

「It’s a ジョークっ!♪」

 

もうやだ……この人。ウソかホントかほんとにわからない……。

 

「実際にシャイ煮の中にケーキは入ってたけどそれはダミーよ♪でもいつの間にか全部なくなってたのよねぇ……不思議だわ」

「あ、そのケーキ食べたのおらずらっ!」

「お前かよっ!」

「やっぱりシャイ煮にいれると更に美味しくなるずら♪」

鍋にケーキ入れてんのに美味しくなるとかシャイ煮万能かよ。

 

「本物のケーキはちゃんと冷蔵庫にあるわよ、もちろんプリンもね♪」

「さっすが鞠莉さん!」

「それじゃあダイヤ!誕生日おめでとう!そしてみんな今年もよろしくねっ!」

「乾杯っ!」

『かんぱぁーーいっ!』

 

 

今年も楽しい一年になりそうだなっ!

 

 

 

 





なんか今年はダイヤ様の誕生日というイメージが強すぎて大晦日・年越しって感じがしませぬ、さとそんですっ!
みなさん明けましておめでとうございますっ!ちょうど一週間ほど前に勢いだけで投稿したこの作品ですが思ってた以上に読んでくださる方が多くて喜びが止まりませんっ!今年もどんどん投稿してくつもりなのでよろしくお願い致しますっ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。