空に輝く星のように   作:さとそん

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どうも、バレンタインには縁のないさとそんです!
というのは去年お付き合いしていた人から貰ったチョコはチロルチョコ。
今年は受験の関係で登校がない。
昔仲良かった子からもらったチョコには「義理チョコ」と書かれている……。


なんか話してたら腹立ってきた……!

それではスタートでぇ〜す……


バレンタイン特別編~戦場のバレンタイン(前編)~

 

 

今は2月14日の朝。そう、このおふとぅんを出ればリア充の季節が今年もやってきているのだ。

 

オレ、星空聖流はバレンタインデーというものを親の敵のように憎んでいる。

 

理由は簡単だ。外に出ればカップルだらけ、それを見たくないから家にこもってTVをつければ朝のニュースですら『冬のバレンタイン特集っ❤』などとほざきながらTVの中でイチャつきやがる。

 

そこのカップル諸君、バレンタインデーの本来の意味を知っているのか?

バレンタインは元々は兵士達の婚姻を禁止したローマ皇帝クラウディウス2世に見つからないように結婚式を行っていたウァレンティヌス司祭の処刑日だぞ?

 

この情報は間違ってないはずだ。なぜならイチャつくカップルを論破してやるために各地の図書館を巡って約半年かけて調べたからな!

 

いいか?お前らが「ハッピーバレンタイン!じゃあチューしよ?」とか言ってるその日、古代ローマでは処刑台とキスしてる人間がいたんだぞ?

 

 

 

 

どこがハッピーだオラァあぁっ!お前の頭がハッピーじゃボケカスコラぁぁぁぁぁぁあぁっ!

 

 

 

────と、今までは思っていた。今までは、だ。

 

そう!今年は今までとはひと味違うんだ!

 

なぜなら──あいつらがいるからな!あいつらってのは言わなくてもわかるだろうが果南、曜、梨子ちゃん、千歌の4人だ。

 

今まであいつらと家族のような付き合いをしてきたんだ。これでチョコの一つも貰えなかったら自殺する自信あるね、うん。

 

今までバレンタインチョコなんてものを同級生から貰ったことがない。貰ったことあるのは母親と凛ねぇだけだ。

μ'sのお姉さま方からあげると言われたが畏れ多くてさすがに貰えなかった。いや、凛ねぇは家族だから別だけど。

 

というわけで本格的なチョコを貰うのは今回が初めてと言ってもいい。だから今日は超絶楽しみなわけだ。

 

そうと決まればさっさと起きますかっ!

 

 

☆☆☆

 

 

「おはよう!おっ、なんだ千歌梨子ちゃんも来てたのか」

布団を剥ぎ捨てリビングに向かうと果南と曜は既に起きていた。

そして千歌と梨子ちゃんも家を訪れていたようだ。

 

「あ、さとちゃんおはよーっ!」

「おはよう、さとる♪たくさん寝てたみたいだね!」

「おはヨーソローっ!」

「さとるさんおはようございます♪お邪魔してますねっ」

 

元気な挨拶をする4人の近くに置いてあるテーブルには大きなチョコケーキが置いてある。

あれっすか!?あれが伝説のバレンタインチョコってやつじゃないすかっ!?

 

……いかんいかん、1回クールになるんだ俺よ。

かの黒子〇バスケでも伊月くんが言っていた。

 

「落ち着け 熱くなるな こんな時こそクレバーに徹しろ…!」と。

 

そう、ここでテンション上がってウハウハ言ってるのにただの俺の勘違いだったら恥ずかしい……!

 

ここはひとまずスルーで行こう。それが1番いい。

 

「おぉ、今日はなんの用事だい?」

 

「そうそう!それなんだけど……」

そう言って千歌はこちらへ近づいてくる。近いよ、近いってば……千歌だけに。

 

 

──はい、つまんないね。次に行こっか。

 

 

 

「今日ってバレンタインでしょー?」

 

「……っ!」

なんだと?さっきスルーした意味ない感じ?でも貰うまで安心できないからな……。もしかしたら

「あれ、さとちゃんチョコ1つも貰ってないのー!?さっすが童〇は違うわww」

とか言われるかもしれない。←被害妄想激しすぎ。

ここは貰えるまでとぼけるべきだな。

 

「あ、あんれぇ〜?そ、そうだったっけ?ちょっとぼくわかんな〜いっ☆」

 

……俺、とぼけるの下手すぎやろ。

 

 

「わざわざとぼけなくてもいいよ!」

やっぱりバレてますよねぇ……。

 

「で、バレンタインがどうしたんだ?みんなして俺をからかおうってか?」

 

「いやいやそんなんじゃないよ、お兄ちゃん!」

曜が千歌の横に並びびながら俺に声をかける。

 

「じゃあ一体なんなんだ?」

 

「もちろん私達はさとるの分のチョコ、今回はチョコケーキだけど用意してるよ」

果南も曜、千歌の隣に並びながら話す。

 

「だけど普通に渡すのは面白くないねって話になったんです」

そう言って最後に梨子ちゃんが3人の横に立つ。

 

いや、普通に渡してもらうのが一番だと思うんですけど……。

でもこんな常識が通じないのがこいつらだ。特に曜。

つまり反論は無駄ってことだ。今までの経験からわかってしまうのがとても悲しいよ……。

 

「で、どうやったら俺はそのバレンタインチョコケーキを貰えるんだ?」

 

「それは簡単だよ。私達とあるゲームをして勝ったらこのケーキを食べさせてあげる!」

 

ほう……ゲームか。何度でも言うがそんなのやらなくていいから普通に渡してもらいたいものだ。まぁ無理な話なんだけど。

 

「負けたらどうなる?」

「それはもちろん没収ぅ〜」

千歌が悪どい笑みをみせながら答える。

 

それにしても没収か、それだけは避けたいな……。

 

「ちなみに何のゲームをやるんだ?」

これが1番大事だろう。俺はそれなりに運動神経はいいつもりだが果南と曜には負ける。

かといってTVゲームが得意かと聞かれればそうでもない。

つまりやるゲームの選択によってこの勝負は決まってしまう。

 

 

「それはねぇ……〇〇〇だよっ!」

 

~後編に続く~

 

 

 

 

 

 




はぁい、ゲームの内容は後編で明らかになります。
みなさんはどのくらいチョコ貰うんですかねぇ……。僕はどうせ0ですよ、ええ。
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