──「旅行しませんか?」
梨子ちゃんの口から出た言葉にオレ達は驚きを隠せなかった。
「「「旅行ぉっ!?」」」
「はい♪果南さんとさとるさんはここに住んでから長いけど私たち3人はこの前来たばっかりなので」
まぁ確かに俺は中学までここで住んでたしな
「うんうん!北海道のこともっと知りたいしねっ!」
「楽しそうだねっ!お兄ちゃんも果南ちゃんもせっかくだし行こうよ!」
「私は1年しか住んでないからなぁ……どちらかというと千歌たちと同じ立場になっちゃうけど…」
正直いってとてつもなくめんどくさいのだがここではっきりと嫌だというのもなぁ……せっかく大好きなAqoursのメンバーに会えたんだし嫌われたくない。となると賛成はしつつも現実的な問題を突きつけるのが最善の策だろう。
「俺も別に構わんがどうやって行くんだ?電車やバスを使うと結構お金かかるしオレも免許くらいは持ってるがまだ車は持ってないぞ?レンタカー借りるにしてもそれなりの値段はするしな。」
こんなもんで十分だろう、これでいくら千歌であろうとも経済面の話をされれば何も言い返せまい。
「そこは問題ないよっ!」
すると千歌が意外と大きい胸を張って高らかに宣言したあと誰かに電話をかけた。
「あ、もしもし鞠莉ちゃん!久しぶり〜。うん、それでね車を貸して欲しいんだっ!♪え、ほんとに!?やったぁ!うん。それじゃあねぇ〜」
……もしかして、な。まさかそんなことあるわけないだろう、うん。
「ということで鞠莉ちゃんから車を貸してもらいますっ!」
と、敬礼をしながら千歌が言い放った
「そんなことあったあぁあぁぁぁーっ!それアリかよっ!チートやチート!そんなんチートやないかっ!」
「なんでさとるさんはキバ〇ウさんの真似を……それでは出発は明後日なのでみなさん準備しておいてくださいね♪」
おぉ、梨子ちゃんSA〇知ってるのか。意外だな……ってそうじゃなくてはやく反論せねばっ!
「了解しましたっ!ヨーソロー!」
「仕方が無いなぁ……私も行ってあげるよ、幼なじみの頼みだもんねっ!」
「果南ちゃんありがとぉっ!」
「はいはい、どういたしまして♪それで?──」
くっ……周りを固められたっ!こうなった以上とぼけるしかないだろう。正直気色悪いがそんなこと言ってる場合じゃねぇ
「みんなしてそんな目で見つめんなよ……危うく惚れちまうだろ?」
「「「「…………」」」」
……なかったことにしよう。うん、そうしよう。
「しゃあねぇな、北海道くらいおれが案内してやるよ。ここは俺の庭みたいなもんだしな」
「……さっすがお兄ちゃんっ!太っ腹だね!」
ナイスだ曜!さすがはおれの偽妹、空気を読むことに長けていらっしゃるっ!
「それじゃあ明日のうちに準備して明後日の朝にでも出発しようか」
「「「はーいっ!」」」
「さとちゃんは後で私と一緒に鞠莉ちゃんの家の人のところに車取りに行くよっ!」
「ん、りょうかい。」
こうして俺たちの春休み北海道一周旅行が決まった。
……元の文字数に戻ります(ボソッ
今回の北海道旅日記編なのですがどこを巡るかあまり決めておりませぬ。基本色々なところ、有名なところメインで周りたいと思っておりますが「ぜひここをっ!」というような場所があれば教えてください。
それでは明日も朝のうちに投稿する予定ですのでよろしくお願いします