本当は昨日の投稿する予定でしたが、時間がかかってしまいました…
ぽた…ぽた…と、俺と千歌の汗が浸る…小さな部屋であれだけ身体を動かしたのだから当然だろう…
「ね、ねぇ…悠之君…」
「どうした…千歌?」
「パジャマ…汚しちゃった…他のはもう洗濯しちゃったのに…」
「げ、そいつはまずいな…」
このまま千歌を俺の部屋から出して、万が一美渡姉や、志満姉に出くわしたりしたら、最初に俺が疑われてしまう…
「あ、じゃあこうしたらどうかな?」
千歌が俺のタンスを開け始める…
「あ~このTシャツとか良さそう~!これ、ちょっと借りるね!」
「え、ちょっ…」
千歌が俺目の前で堂々と着替え始める…さっき千歌の色々な所を見たばかりなのに、なんだかまた恥ずかしい気持ちになる…
「えへへ、ちょっと大きいけど、悠之君の服着ちゃった♡」
俺のビックTシャツを着て満足そうな笑顔を見せる…Tシャツ1枚で千歌の全身を覆っていて…なんだかいやらしい…。
「ねぇ悠之君…このまま一緒に寝よ?」
「そうだな…俺もなんだか疲れたしな…。」
「うん…私も疲れちゃったかも…」
「わ、悪い…ちょっと強くしすぎちゃったか?」
「ううん、悠之君は初めての千歌に優しくしてくれたこと…ちゃーんと、伝わったよ? 」
「そっか…なら良かった。」
俺はホッと…胸をなで下ろす。
「やっぱり千歌ってさ…いい匂いするよな。」
「そうかな?悠之君もいい匂いするよ?」
「そうか?どんな匂い?」
「うーんとね…千歌の大好きな匂いだよ♪」
「ふふっなんだそれ。」
「そう感じるくらい…悠之君の事が大好きなんだよ♡」
「そっか…俺も千歌の事好きだよ。」
「あー、そこは『大好き』じゃないの?」ムゥ
「そうだな…大好きだよ千歌…。」
俺は千歌のおデコに、そっとキスをする…
「うぅ…さっきまであんな事してたのに…悠之君…反則だよぉ…///」
「わ、悪い…千歌が可愛い事を言うから…」
「も、もぅ…!///私寝るー!!」ガバッ
千歌がそっぽ向く…ムキになってて可愛いらしいな…
「私の方がもっともっと大好きなんだから…」ボソッ
「ん?なんか言ったか?」
「何でもないー!おやすみ!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~翌朝~
千歌と共に寝ていだが、LINEの通知音で俺は目を覚ます…
(梨子からLINEが来てる…なんだろう?)
とりあえず、トーク画面を見てみる…
梨子
『悠之君♪昨晩は随分と楽しかったようね♪』
『少しは声を抑えるか~♪窓を閉めるかくらいはしてよね♪』
俺はそっとスマホの画面を閉じる…
(…聞かれてた)
「悠之君?」
「お、おう…おはよう。」
「どしたの?そんなに慌てて…」
「い、いや…何でもない…」
声が漏れてたって千歌にバレたらきっと恥ずかしがっちゃうから内緒にしておくか…。
「今日は2人でお出かけするんだから早くおきよ?」
「あ、ああ…そうだな。」
2人で朝食を済ませ、早速準備を始める…それにしても10月だってのに物凄い寒さだ…少し厚着していくか…。
「悠之君準備できた~?」
「あぁ、ちょうど終わったよー」
千歌は一緒にデートする度に、可愛い服におめかししてくれて凄く嬉しい…今日はニットのカーディガンか…知り合いに見せびらかしたくなるくらいに可愛い…
あ、そういや俺、友達全然居ないんだったわ。
「今日も可愛いな、千歌は。」
「えへへありがとう♪じゃあ行こうか!」
今日は、いつもの沼津ではなく静岡へ向かう…だから電車で14駅も移動するが、乗り換えはないのでそこまで大変ではない。
「ふわ…ぁ…」
「眠そうだな、千歌。」
「だって…昨日の夜…寝るの遅かったし…。」
「そっか…じゃあ少し寝る?」
「うん…そうさせて…。」
千歌が俺の肩に身体を寄っかかってくる…
「(やっぱり昨日のアレは千歌の身体に少し負担を掛けてしまっていたかもしれない…次はもっと慎重にしなくては…)」
「千歌、やっぱり昨日の夜は……」
「ん…むにゃ……」
さっきまで、元気いっぱいだったのに、もう寝てる……ん?
千歌が俺の手を握ったまま離さない…どうりで、手があったかいと思ったよ…
後、9駅もあるのにな…ちょっと暇だなぁ…
♢
『次は静岡~静岡でございます~』
長くなると思っていたが、案外あっという間だったな…
「おーい、千歌起きろよ~」
「むにゃ…もう着いたの…?」
のそのそと起き上がり、大きくあくびをする…なんかしいたけの面影があるな。
「おはよ悠之君…」
「おはよ、熟睡だったな。」
「えへへ…悠之君の肩が寝心地がよかったからかな~」
「あはは、そいつはどうも。」
『停車します~電車の揺れにご注意ください~』
俺と千歌はぎゅっと手を握る…
「行こっか。」
「うん!」
俺達が静岡駅に来た理由…それは…。
~先日~
それは、千歌の母さんからの呼び出しから始まった。
「悠之君~千歌~ちょっといいかな~?」
「あれ、お母さん?いつ帰ってきたの?」
「さっき帰ってきたところよ、それより2人に渡したい物があるの」
「何ですか?それは?」
千歌の母さんが二つの封筒を取り出す…。
「夏休みにお手伝いしてくれたお礼がまだだったからね~はいコレどうぞ~」
「い、いや下宿させてもらってる身でそんな——」
「ほんとにいいの!?やった~!!」
「悠之君もほら、遠慮しないで受け取ってね。」
♢
まあ、断るのも悪いしありがたく使わせてもらおう…
「静岡駅に来たのも凄く久しぶり~やっぱりこっちの方が賑わってていいな~」
「そうだな、買いたい物も沢山あるしな。」
2人で歩きながら、PA〇COに入る…やっぱり静岡駅と言えばここだろう。
「悠之君、どこから見ていく?」
「先に千歌の見たいところからでいいよ、俺は周りを見ながら探すから。」
「いいの?ありがとう♪」
早速ふたりでレディースの店に入る…やっぱり静岡のPA〇COだ、沢山の服が並んでる…。
「悠之君、これとかどうかな?」
千歌が手にしたのは、意外な事に白色のフード付きコートだった。
女の子らしくて、千歌にとっても似合いそうだ。
「いいデザインだな…一回着てみたらどうだ?」
「うん!」
♡♡♡♡♡
シャーっと音がして、千歌が試着室から出てくる
「ど、どうかな///」
「可愛いけど…なんで照れてるんだ?」
「い、いやぁ~思ったより女の子っぽいデザインだから、わ、私に似合うかな~なんて///」
「千歌は、可愛い女の子なんだからとっても似合ってるよ。」
「ほ、ほんと?///」
真っ赤に染まった千歌の顔を見ていると、俺もなんだか顔が熱くなってくる……
「クスっ悠之君もどーして照れてるの?」
「な、それは…千歌が…」
「私が?」
「い、いいから買ってきなよ外で待ってるから。」
「えー、一緒に買いに行く!」
千歌が俺の腕をにぎる…こうなると、もう断れないな…。
その後、2人で並んで買うことになった…もちろんお値段はお高めだったが、セール品だったから少し安くなっていたので一安心した。
「ねーねー、悠之君もコート買おうよ~」
「俺も?」
「うん!2人で一緒に着れたらいいな~って。」
「ふふっ分かったよ、買いに行こう。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あの後、メンズ店でフード付きコートを購入した、色はカーキにすることにした。
そして、色々な所を回っていくうちに日が暮れ始めた。
「もう夕方か…もう買いたいものは無い?」
「あ、まって、あと一つだけある!」
千歌が向かったのはアクセサリーショップだった。
「何が欲しいんだ?」
「えっとね…これ!」
持ってきたのは同じデザインの指輪を二つ……そういう事か。
「そ、その悠之君とずっと一緒に居たいから…えっと…」
「いいな、それ」
「え?」
「買おうぜ、その指輪。」
「ほ、ほんと!?」
「その指輪があれば、どこへ行っても千歌と一緒に居られそうで欲しくなった。」
「あ、ありがとう…!!」
ホントは、俺から言い出したかったけど、千歌に先越されちゃったな…
「じゃあ、指輪買って帰ろっか。」
「うん!」
♢
俺達が店から出た途端に雨が降り始めた……ちょっとツイてないな…
「どうしよ、傘もってきてないのに…」
「…千歌、荷物貸して。」
「え、う、うん!」
「駅まで走るぞ!」
2人で雨の中走り抜ける…丁度いいタイミングで電車も来たみたいだし、ソレに乗車することにした。
「ふ、ふう…ま、間に合ったね…。」
「そ、そうだな…ちょっと濡れちゃったな。」
「ぷぷっ…悠之君変な髪型になってるよ。」
「え、マジで!?」
慌ててスマホを取り出す…
「嘘だよ~♡」
「な、騙したな~!」
「えへへ、ごめんごめん♪」
『電車、出発いたします…車内の揺れにご注意ください~』
ガタン!
「うわっ!?」
「ちょっ千歌!?」
ギュッ…!
「…大丈夫か?電車の揺れには気を付け…」
「ゆ、悠之君……///」
顔が…近かった。
ただ近いだけじゃなく、電車の端に立っていた俺のを逃がさないくらいに。
千歌との距離が近かった。
「(ど、どうして…こんなに緊張するのだろう…昨日の夜あんな事したばっかなのに…)」
「(ただ近いだけじゃない…千歌が俺の身体を抱きながら倒れ込んできた…それに、千歌の心臓の音も聞こえる…)」
互いに、顔を赤らめながら、見つめあったまま動かない…
「あ、あの…千歌…そろそろ…」
「まって!」
「千歌?」
「こ、このままじゃ…ダメ?」
千歌はよく俺の事をずるいと言う…だけど、心臓が破裂しそうなくらいな今の俺にそんな事を言うのか…
「千歌も…やっぱりずるいよ…。」
俺は耐えられなかった…こんな満員電車の中で、たくさんの人がいるの中で…千歌に口付けをしてしまった…。
「恥ずかしい…か?」
「恥ずかしいけど…嫌じゃない…」
「もう1回…する?」
「うん…♡」
もう一度俺たちは唇を合わせた。
TーSPOOK…行きたかった