…頭がいたい。
ベットから起き上がり、カーテンを開く…。
やっぱり今日は雨か…。
最近天気が崩れすぎている気がする…一昨日は鬱陶しいほどの暑さだったのに、昨日は外は曇っててひんやりとした空気…そして、今日はジメジメとした雨…。
こんな状態で学校へ行くだなんて…あまりにも運が悪い…。
「あ、悠之くんおきた?」
「あぁ、それにしても随分のひどい雨だな…」
「ほんとだね、今日から梅雨入りしたって言ってたし…」
マジか…しばらくこんな天候が続くのか…これじゃあいつ体調を崩してもおかしくはないな。
「千歌、今日授業は?」
「ふっふっふ…今日は運がいいことにお休みなのだ♪」
「うっわ…ずるいなぁ。」
今日はいつもと違って、千歌を家に残して大学へ向かう…それにしてもひどい雨だ…こんな日に外に出るのは気分が乗らない。
だけど、今日は千歌が弁当を作ってくれた、少し面倒なことでもこれさえあれば1日がんばれそうな気がする…。
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午前中の授業も終わり、残すところ後一限…全くこんな日に授業を多く入れてしまったことを改めて後悔する…。
外を見ると、雨はまだまだ止みそうにない…むしろさっきよりも強くなっているような気がする。
「お、悠之~今日は1人で飯か?」
同じ学部の同期が俺に話しかける…
「そういうお前も1人か?」
「まあな~でもどうしたんだ?いつもの可愛い女の子とは一緒じゃないのか?」
「あぁ、今日は偶然授業を入れてなかったんだとよ。」
「へぇ~どうりで寂しそうで…」
「まぁ、こんな日もあるだろ。」
「ふ~ん、それで今は彼女のお弁当を堪能しているわけか。」
「そんなところだ…。そういやお前は午後の授業は受けるのか?」
「まぁね~お互いついてないっすね。」
「ほんとそれな…雨の日ほどやる気の出ないことは無いな。」
♢♢♢♢♢
そろそろ悠之くんが帰って来る時間かな?
じゃあ夕食の準備をしておかなくっちゃ…
キッチンの方へ向かおうとすると、何やら別のところから変な音が聞こえる…。
リビングの方…かな?なんだろ?
「エアコン…?電源をつけてないのになんでこんな音がするんだろう?」
リビングに向かってみると、エアコンから鈍い音が聞こえる…。
近くでよく見てみると、水滴がぽたぽたと散っている…もしかして故障でもしちゃったのかな?
「とりあえず、バケツでもなんでもいいから何か置いて置かないと…」
お風呂場から桶を持ってきて、エアコンの下に置く…。
「えーっと…ちょうどこの辺り…かな?」
この時、エアコンの真下に移動したのがうかつだった…。
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「ただいま~…あれ?」
なんか、リビングから物凄い冷気が漂うんだけど…お化けでも出たのか?
「お…おかえり…悠之くん。」ブルブル
「た、ただいま…って!なんでそんなビショビショなんだ!?」
「さ、さっき…エアコンの水漏れを思いっきり被っちゃって…。」
「とにかく早くお風呂入って!!エアコンは俺が見ておくから。」
「う、うん…」
私は震えながらお風呂場に向かったけど…なんで、急に故障なんてしたんだろう…。
♢♢♢♢♢
「悠之くん、お風呂上がったよ~エアコンはどうなった?」
「あー、もうこれ多分買い換えなきゃかな…あれこれ試してみたけど、こりゃあ新しいのを買った方が早いと思う。」
「そっかぁ…夜ご飯どうしようか…キッチンはリビングと繋がってるんだし…。」
「そうだな…外食にでも行こうか。」
~バイト先の喫茶店~
「まぁ、今回くらいならサービスしてもOKだよ。2人にはいつもお世話になってるからね。」
「でも、店長…どうして私だけ変装しなくちゃいけないんですか?」
「そりゃあそうだよ、だって君はここのお店の看板娘なんだから。彼氏がいるのがバレちゃったら困るからね。」
食事をタダにする条件として、千歌に完全防備の変装をさせることだった。
帽子に、サングラスとマスク…これじゃあまるで不審者だな…何よりも暑そうだ。
いや、さっきまで震えてたからちょうどいいかも。
それにこの時間だと客は一人もいないのにな…いや、でもいつ客が来るか分からない…気を抜いてたら一瞬でバレてしまうかもな。
「まぁ、でもおかけでタダでいいものが食べられるんだ。感謝しなくちゃな。」
「うん!」
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その後、寄り道もせずに帰宅したが、リビングがめちゃくちゃ寒いのですぐに2人で寝室に移動することにした。
「やっぱりリビング…すっごく寒かったね…。」
「まぁ…明日業者の人が来てくれるからそれまで我慢だな。」
「うん…。」
千歌と一緒にベットに入る…。
「足冷たっ!靴下履いてくれば?」
足が重なり、冷たい指先が俺の足に伝わる…。
「嫌だ~なんか気持ち悪いんだもん…」ムギュゥ
それでも構わずに俺の体を抱きしめる…。
「ごめんね悠之くん、エアコンの事…落ち着いて対処できなくて…。」
「大丈夫だよ、急に水がぶっかかってきたら誰だってテンパるに決まってる。」
「ありがとう…やっぱり悠之くんは優しいね。」
「俺はそんなことで怒ったりしないさ。じゃあ、もう遅いし早く寝ようか。」
「うん…おやすみ。」
~15分後~
そうは言ったものの、なんだか今は眠れないなぁ…エアコンが壊れちゃったり、びっくりしたことが沢山あったからかな?
ゆ、悠之くんはまだ起きてるかな…いや、雨が降っているのに学校へ行って外食もしてきたんだもん…きっと寝ちゃってるよね…。
「お~い…悠之くん…?」
「……」
やっぱり寝ちゃってるか…
「…綺麗な寝顔。」
チュッ…
彼に気づかれないように、そっとおでこにキスをする。
「いつもありがと…悠之くん。」
~翌朝~
もぅ…朝か。
昨日は早く寝たからか、目が覚めるのが少し早い…。
「(さて…少し早いけど起きるか。)」
千歌を起こさないようにそっと起きようとするが、体が自由に動かない…。
よく見ると、千歌の足と俺の足が絡まっている…。
ギシッ…
動きたいのに…中々強く絡んでいて動けない…何よりも…。
千歌のワンピパジャマの肩掛けが外れていて、ものすごくエロい…。
これ以上ズレてしまったら胸が…
「んぅ……」モゾモゾ
千歌が寝ながらこっちを向く…動いたことによって、完全に肩から片方ズレて、胸が丸見えになってしまった…。
色…綺麗だな…。
別に、俺が悪いわけじゃない…これは千歌の寝相が問題なんだ。今俺が千歌の胸を近距離で見つめているのは不可抗力だ。
とは言ったものの、俺は無意識に彼女の胸に手が触れていた…。
高校生の時から大きいとは思っていたけど…背はどちらかと言えば低い方…それなのに、身体はいやらしい…。
こんなの男からしてみれば欲望を抑える方が無理だ。
…変に筋肉質な訳でなく、ただ柔らかいだけではない…。触れてみると、やっぱりほんのりと暖かくてフワフワしている……だから、1度触れるともう一度触れたくなる…そんな無限ループが自分の脳内を襲うのだ…。
「んっ……」ピクッ
それに、完全に無防備な状態で彼女の胸を揉むのがいけないことをしてしまっているようで、なんだか顔が熱くなる…。
千歌の反応が良すぎて、いつまでも触りたくなっていく…。
「あっ……」
乳首がピンっと立っている…寝ていても、身体は正直に反応してるみたいだ…。
でも……
千歌のワンピを元に戻す…。
やっぱり、起きている時の千歌の可愛い反応が1番心地がいい…だから、これ以上触ったらなんだかもったいない気がする…。
「はぁ…昔はもっと幼く見えたのにな…こんなに綺麗になっちゃって…。」
ツンツン…
あんなことを言っておきながら今度はほっぺたをつつく…相変わらずマシュマロのように、ふわふわな質感だ…。
「………」パチッ
「あ、千歌…起こしちゃったか?」
危ねぇ…ワンピを元に戻しておいて助かった…。
「んっ………」ムギュ…
千歌が俺の体を抱きしめたまま動かない…。
寝ぼけているのか…?全く喋らないし…抱きついたまま動かない…。
すごくいい匂いがする…自分と同じシャンプーやボディソープを使っているはずなのに、千歌からはすごく優しくて甘い香りがする…。
俺はいつの間にか千歌の髪の毛を1束手に取って匂いを嗅いでいた…。
昔から思う…なんで千歌はこんなにいい香りがするんだろう…。
「悠之…くん?」
「い、いや…これは、違って…その。」
「何してるの…?」
「そ、それは……」
「千歌の髪を鼻に当てて…何が違うのかな?」
今度はバッチリ目が開いている…それに、はっきりと見られてしまった…。
「悠之くんのエッチ…。」
「うっ…ごめんなさい。」
「他にも何かしてたんじゃないの?」ジー
「い、いや特に何も…」
「もぅ…バカっ!」
千歌が恥ずかしそうに顔を赤くして、自分の胸を抑える…
「私が寝てる間にエッチなことしたんでしょ…///」ムゥ
「い、いや…だから何もしてないって…。」
「嘘だー!なんか悠之くん顔がニヤけてるもん!」
エッチなことしてたと言うより…千歌がエロかったんだよなぁ…まぁ、自分のしてたことは否定出来ないけど。
「はぁ……もぅ…」
千歌がため息をつく…少し呆れられちゃったかな…
「その…触りたいんだったら…起きてる時にしてよ…その時は、別に怒ったりしないから…///」
恥ずかしそうに俺の顔を見つめてくる…反則だよ。
「だから………きゃっ!?」ドサッ
「じゃあ…起きてる今は……いいよな?」
手首をぎゅっと握って千歌の動きを封じる…。
そんな顔で見つめてくる君がいけないんだ…。
「身体…触れてもいい?」
「もぅ…しょうがないなぁ…優しくしてね♡」