【習作】イイ日旅立ちのメモ帳【的な?】   作:イイ日旅立ち

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ゲームをやったことが無いにも関わらず,ラジオやピクシブなどでそのネタに触れる機会が多く,またSS速報とかを眺めていくうちに気が付けば書いてしまっていたネタ。

P物でコメディチックになんか書けたら……程度の気持ちで書いてみましたけど,アイドルはほぼ出ていません。まぁプロローグ的なものなんで続きを書く機会があればちゃんと描いてみたいとは思いますがどうだろうなぁ……。


書きなぐってみたシリーズ
何となく書きなぐってみたネタ ~モバマス編


 

 

 

 

 

 

 就職氷河期。

 

 

 

 多くの若者を死地へと追いやる時代の寒波。DDのカンパーは白くてモフモフしてそうで実に触ってみたいと思っていたが、この時代の荒波はあまりに冷たくて厳しかった。ついでに全然モフモフでもなかった。当然である。

 

 

 

 親からは『早く働け』と催促され、周囲がさっさと就職を決めたり結婚していく中、一人アルバイトを掛け持ちしながら日々の糧を得る毎日。

 

 

 足繁く通う雇用斡旋センターの人とも顔見知りになったというのに、どの会社にも馴染みになることは出来ない日々。

 

 

 このまま一人寂しく、家族にも友人にも置いてかれ、昨今の社会問題である孤独死が実しやかに視野に入りかけ絶望に顔を俯けたその時、俺はあの人と出会った。

 

 

 

『君! なんかティンと来るものがあるね! 是非うちの会社で働かないかい!』

 

 

 

 ……嗚呼、それは忘れもしない出会いで。

 

 

 何かの漫画のポーズのような姿勢で俺に話しかけてきたのは、何処からともなく注がれる光で顔の見えない仕立ての良いスーツを着込んだ男。

 

 話を聞けば近々大きなプロジェクトを起こすため、既存の常識に囚われないファクターを取り入れるべく、社長である自らの足で人材を探していたところに俺を見つけたのだという。

 

 

 一人昼間の公園で黄昏る男の何がティンと来たのかは知らないが、俺にとってはまさに蜘蛛の糸にも等しい光明。

 

 

 これを逃したらもう一生就職できないかもしれない。きっと、この顔の見えないよくわからないおっさんとの出会いは俺にとっての運命だったのだ。……その事実に少しだけ凹みそうになったが、俺は社長から差し伸べられた手を迷うことなく握り返した。

 

 

 

 

 

 

 ――――――この時、もっと社長に業務内容とか、どういう会社なのかを碌に尋ねもせずに手を握ってしまったことに、後で死ぬほど後悔することになるとも知らずに………

 

 

 

 

 

 

 

 ……そして時は現在。

 

 

 

 『シンデレラプロダクション』というアイドル事務所が今の俺の雇用先であり、そこでプロデューサーとして働いている俺が、今どんな状況なのかというと………

 

 

「………ぶっちゃけ死にそうです」

 

「はーいPさんそれ彼是百回は同じこと言ってますよー? つまりまだまだ全然余裕があるってことです。と、いう訳でどうぞ貴方のお供、スタドリです」

 

「……当然、タダじゃ」

 

「は?」

 

「……あぁ、俺自分でお茶汲んでくるんでスタドリ良いっす。まだまだ全然余裕のよっちゃんで平気のへっちゃらですんでHAHAHA!」

 

 

 ―――同僚の鬼や悪魔から風評被害は止めてくれと懇願されているとかいう話が実しやかに囁かれている事務員の涙溢れる献身的なサポートを受けながら、粉骨砕身働いています。

 

 

 無論、この話の凄いところは“粉骨砕身”が文字通りに意味であるということであり、俺はプロデューサーである筈なのにここで働き始めてからというもの、アスリートだか格闘家でさえしないような怪我を、或いはそれどころじゃない黄泉比良坂すら垣間見るような目に遭ってきた。

 

 

 本当に、よく今の今まで生きてこれたと思う。

 

 お陰様で体の丈夫さだけならおそらく業界一の自信があるし、余所のプロダクションや尊敬する765プロのプロデューサーからも『シンデレラプロのPは人間辞めてる』と言われるほどだ。

 

 

 

 

 ………うん、辞めたくて辞めた訳じゃないんだけどネ? 辞めないと死んじゃう環境ってだけの話だから。

 

 

 

 

「大体ですよ? 社長の提案した『全国シンデレラガール発掘プロジェクト』とかいうあの弩級の無茶振り企画! 昨今のアイドルブームにさらなる革命(かぜ)を吹き込むとかいう名目で全国にいるであろう未だ磨かれない原石をスカウトして、物語(シンデレラ)の如く駆け上がる様でファンを魅了しようとかって、そういうのはもっと大きなプロダクションでやるような企画っていうかそもそも一企業だけでするようなものじゃないですよねぇ!?」

 

「んー、765プロとか961プロとか、既にある程度業績を残している有名どころの連立プロジェクトとかっていうんならまだしも、当時零細企業のうち発案でしたからねー」

 

「出所のよく分からない予算があったからよかったようなものですが、何より人員がおかしい! 何でプロデューサーが俺だけで他の社員が事務員の千川さんしかいないんですかっ! ブラックなんてレベルじゃねぇよこれ! 地獄のようにうんたらの珈琲ばりのドス黒さだよ!」

 

 

 社長曰く、全国にはまだまだ世間に出ているようなアイドル達にも負けない魅力を持った女の子がたくさんいる筈。

 

 

 だが、何らかの理由でアイドルへの道を諦めてしまった者、自分の魅力に気づかずにいる者、平凡な自分からの脱却の機会を欲している者など、チャンスを掴めずに埋もれてしまっている女の子がいるのも確か。

 

 

 だからこそ社長は、そういう少女達こそ『シンデレラ』のように光り輝いて欲しいとの願いを込めてこのプロジェクトを発案したらしい。

 

 

 

 ……その心意気は立派だろうけど、まちっと計画的にしようよとツッコまざるを得ないのもまた事実。

 

 

 何せ妙な被り物だけを渡されて、就職初日から言い渡された仕事が『ちょっとアイドルスカウトしてくんね?』ときたもんだ。

 

 一切の経験が無いまま、しかもズブのド素人でしかない俺にスカウトさせるとかもうこの時点で無茶振りなのに、ある程度スカウト出来たアイドル達の下地が出来ていくと今度は予算を渡されて『ちょっと●●までスカウトよろしく!』と四方八方に飛ばされる羽目に。

 

 

 そのせい……と言い方は悪いが、この社長の思い付きのような“頼み”を一被雇用人である俺は従う以外の選択肢がある筈も無く、全国津々浦々、碌な観光すら出来ずにスカウト行脚をやらされた。

 

 

 まぁ、その甲斐あってうちのアイドル層は他のプロダクションと比較しても様々なジャンルに特化しているし、個性の濃さに関してならどこにも負けるつもりはない。

 

 

「良いことじゃないですか。個性それすなわちアイドルの魅力ですよ? つまりうちには魅力的なアイドルが大勢いるってことじゃないですか」

 

「……えぇ、そうですね。うちのアイドル達が皆魅力的なのは否定しませんよ、えぇ皆可愛いですとも天使ですともさ!」

 

「(あー、そういうのを普段から口にすればいいのになぁこの人)なら他に何が問題あるっていうんです?」

 

「俺はね! さっきから言ってる通りこの事務所の人員配置について抗議したいの! 分かりますか!? 軽く二十人超のアイドル達のプロデュース及びフォローやケアを含めて野郎一人でやんなきゃならないって事の意味が!」

 

「軽くハーレム状態?」

 

「な・ん・で! プロデューサーである俺がアイドル達をそんな目で見なきゃなんないんですか! Yes angel! No touch! その上一番のファンの俺がファン感情という名の幻想をぶち殺す訳無いでしょう!? アンタバカですか!?」

 

「むっ。Pさんの癖に生意気な言い方ですね。お姉ちゃん怒りますよ?」

 

「そもそも俺千川さんの年齢知りませんし! そのクセ誕生日プレゼントだけは露骨に強請ってきますし! ってだからそういう話じゃなくて!」

 

 

 うちの事務所、全国からスカウトしてきたアイドルを除いて、事務仕事をしているのが俺と千川さんの二人。

 

 会社としての運営方針や大きな事は社長がやってくれているとはいえ、最近では売れっ子も増えつつあるうちにとってこの人材不足どころじゃない人手の足りなさは死活問題ですらある。

 

 

 より具体的な窮状としては、圧倒的時間不足からなる綿密なプロデュースが出来ていないこととそもそもの睡眠不足。

 

 特に前者に関してはアイドル達からも苦情が来ており、やれ構えだやれ最近冷たいだと言われることもあればそういうことを口に出さない代わりに捨てられた子犬のような目で寂しそうに『私は大丈夫です』とか言われる日にはもう俺の罪悪感がマッハでうなあああああああってなる。

 

 睡眠不足に関しては、事務仕事に追われているが原因でもあるのだが眠ってる暇すら今は惜しいぐらいで、身を切る思いで千川さん経由による怪しげなドリンクで無理やりスタミナを維持しているようなものだが、これ後で反動とか無いよな? 効果あり過ぎて怖いんだけど……あともう少しぐらい単価を安くしてほしい。いい加減俺も懐が今再びの氷河期を迎えかねない。

 

 

「幸い、うちの事務所も今では安定してきてますし、アイドル達も皆一人前のアイドルとして成長して、俺がいなくても全然大丈夫です………………ぐずっ」

 

「自分で言ってて泣きそうにならないで下さい。それで、長らく前置きがありましたけど、結局のところ本音はなんなんですか?」

 

「―――――とりあえず、もう四・五人ほど事務員やプロデューサーを増やすべきなんじゃないかなぁ……なんて」

 

 

 無論下心のあるような下種な輩を雇うつもりは全く無いので、社長の勘や千川さんの地獄の悪鬼すら震え上がるスマイルの力を借りて厳正な審査基準を設けるつもりなので、人選に関して抜かりはない。

 

 俺の力不足でアイドル達が実力を出し切れないような状況などあってはならない。だからこそ人手を増やして行き届いたプロデュースを出来る環境を用意出来ればそれがアイドル達のためになる筈。

 

 

 そう思い口にしたその言葉は、何故か途中から縦線の入った笑顔の千川さんを前に尻すぼみになってしまった。え、あの、俺何にも悪いこと言ってませんよネ?

 

 

「……はぁ。前々から思ってましたしむしろ確信すらしていましたけど、つくづくPさんはダメダメですね。それでもPヘッドマイスターですか」

 

「それはこの奇天烈な被り物の事ですか? 私事と仕事を分けるために、自分とPという別の顔を作れとは社長の言い分でしたけど……765Pは何もしてませんよねそういえば」

 

「あちらは良いんです。あちらは」

 

「それはあれですか? 765Pとは違って俺の顔は見るに堪えないから臭い物には蓋理論って事ですか? どうせ俺はメガネイケメンじゃねぇですよチクショー!」

 

「誰もそこまで言ってません。全く、被害妄想で煩いとエナドリ1ガロン買ってもらいますよ?」

 

「12本×12ダースってちょっ!?」

 

 

 おかしい。この提案はむしろ千川さんのためにもなる筈なのに、事務仕事する人間が増えれば個人の仕事量が減って俺もドリンクブーストせずに済むから皆がハッピーになれるアイディアだと思ったのに。

 

 

 ―――――いや、でもこうなることは何となく予想はついていたのだ。

 

 

 仕事の合間、アイドルと話す際に忙しさにかまけてちゃんと面倒をみれなかったことを詫びながら、『俺以外のプロデューサーがいればこんなことにはならないんだろうけどなぁ……』と零したことがあったのだが、その際の反応が以下の通り。

 

 

 

 ・ケース1 S・Rさんの場合

 

『………は? 冗談にしても笑えないんだけど、何それギャグのつもり? 凄く寒いから今後そういう事言っちゃダメだよ? 分かった? 分かったならちゃんと返事するように。ほら、“二度と他の人を雇ったりしようとか思わないで、自分のアイドルにちゃんと構う”…何? 別におかしなことじゃないでしょ? これぐらい全然普通だよ、普通。卯月だってそういうんだから間違いないよ』

 

 

 ・ケース2 K・Yさんの場合

 

『はんっ! Pさんの冗談は相変わらずくだらないですね! この外見も内面も可愛いボクじゃなかったら今頃訴訟レベルのくだらなさですよ! ホントに、全く本当にくだらない話なんですから………と、当然嘘なんですよね? ボクがイヤになったから他のプロデューサーを雇うとか、そういう事じゃないんですよね? ほ、ほほほほらっ! 別に他意とかそそそそそういうのではなくてですねこの世界で一番可愛いボクの――』

 

 

 ・ケース3 W・Rさんの場合

 

『あら? それはつまり、プロデュースよりも本格的に専念したい事柄があるということ? なら、後で貴方のデスクの引き出しを開けてみるといいわ。最近は事務仕事も忙しかっただろうから、ちゃんと今まで溜まったの分入っているから。何がって? 婚約届に決まって……ちょっと、何逃げようとしているの待ちなさ―――』

 

 ・ケース4 S・Mさんの場合

 

『うふ、うふふふふふふふ――――――』※本能的恐怖により撤退したためケースとしては不十分。

 

 

 

 ―――――う、うん。一部ケースとしてカウントするには不十分な気がするような、聞くまでも無かったような気がしなくもないけどどうにも新しいプロデューサーが増える事にアイドル達は賛同してくれないのだ。

 

 

 それはつまり、プロデューサーの力が無くても自分たちだけの力で十分だという事なのだろうか? それはそれで寂しいけど、だからといってやはりこのままという訳にはいかない。

 

 新しい存在が入ってくることにより今の環境が崩れてしまうことがイヤなのかもしれないけど、その辺のデリケートな部分は男の俺は如何せんフォローは難しい。年少組なら一緒に遊んだりしているうちに和んでくれるのだろうが、思春期の子達もいるからなぁ……。

 

 

「また可笑しな思考をしていそうですけど、これだけは言っておきますよ。うちのアイドル達には、他のプロデューサーではなくて、シンデレラプロダクション所属のPさん。貴方が必要なんです」

 

「そう言ってもらえるのは嬉しいですけど、事実最近会えていないアイドル達がいる訳でして。何とかメールや電話で連絡を取るようにしてはいるのですがそれだけでは……」

 

「大丈夫です! うちの子達はPさんが思っているよりも強くていい子達ばかりなんですから。今は忙しくてそんな風に弱気になっちゃうかもしれませんけど、Pさんが頑張らなくて誰が頑張るっていうんですか! アイドル達と一緒に頑張るって、そういつも言っているのは貴方でしょう?」

 

「せ、千川さん……!」

 

「ちひろで結構ですよ。というか、大人組で年上の人はともかく何で同僚の私まで苗字呼びなんですか」

 

「いえ、なんかこう、本能的にこの人には逆らっちゃいけない的な警戒心から一線を引いておこうと」

 

「………」

 

「あぁっ! 笑顔が怖いなんてミステリー!?」

 

 

 笑顔って普通癒されたり和んだりさせてくれる素晴らしいものだとうちの子達を見ていつも思っているのだが、どうしてかこの人の笑顔の破壊力は別ベクトルで恐ろしい。

 

 

 だけど、千k……ごほん。ちひろさんの言う通り、俺はスカウトする時に最初にアイドル達に約束していたではないか。

 

 

 “この先どんなに険しい道のりだったとしても、俺は絶対に君の力を信じる。君の魅力なら、どんな壁だって乗り越えて素晴らしいアイドルになれると信じ続ける。そのための努力は惜しまない”

 

 

 確かに現状、ちょっとどころか途轍もないレベルで労基法に抵触してる気がしなくもないが、それもアイドル達のためと思えば弱音を吐いてる場合などない。

 

 彼女達の魅力をより多くの人々に知ってもらうために、俺が全力でプロデュースしなければ!

 

 そう、その役目を誰かに任せてしまおうだなんてそりゃ良い目をされないに決まっている。俺は良かれと思って、彼女達との約束を破ろうとしていたのか。

 

 

「……っ! い、痛い……」

 

「全力で頬を引っ叩けばそりゃ痛いでしょうけど……大丈夫ですか?」

 

「それがどっちの意味での心配かは敢えて聞かないことにしますけど、大丈夫です。ちょっと気付けにこうしたかっただけですので」

 

 

 これできっぱり目が覚めた。ちょっとぐらいの忙しさがなんだ。アイドル達は今も全力で輝こうとしているのに、俺がそれを支えないでどうする。この程度、最初期の暗黒時代に比べたら屁でも無いッ!

 

 

 

「すいませんちひろさんっ! スタドリとエナドリ半ダースずつ下さい!」

 

「はいっ! まいどありー! と、今回は特別に三割引きにしておきますね」

 

「同僚からも遠慮なく金を毟り取る! それでも割り引いてくれたことに感謝を覚えてしまうのはこの際しょうがないですよね! でもありがとちひろさん大好きですっ!」

 

「はいはい――――――――――――――――――――ふぇっ!?」

 

 

 

 

 財布のことは気にしない! さっさと仕事終わらせてやんぜこの野郎ぉぉぉおおおおおおおおおお!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――――――――

 

 

 

「……とまぁ、こういう感じで何とかPさんの人員増加の意思を挫くことができましたよ。ふぅ」

 

「お疲れ様、ちひろ君。最近は特に激務続きだったからねぇ、彼もアイドルに苦情を言われてそれなりに凹んでいたんだろう。弱気になっていても無理もないさ」

 

「ですが、Pさん以外だとうちの子達の面倒をみるのってまず無理でしょうからねぇ。皆可愛いのは当然なんですけど、ああやってPさんみたいに真正面から付き合えない限り側面しか見えませんから」

 

「彼は自身が埋った人間だという自負がある。だからこそ、埋もれていく中の少女の輝きを彼は誰よりも見ることが出来る。それも、“この人はこんなところで埋もれていい人じゃない”とごく自然に考えられる性格は、間違いなくシンデレラプロジェクトの要となるファクターだったよ」

 

「えぇ。よくもまぁあんなに個性のある子達をアイドルに育て上げたと思いますよ。Pさんだったからこそ、今のうちの事務所があるといっても過言じゃありませんから」

 

「そうかいそうかい。それは何よりだ………それに、彼じゃないと一部アイドル達が暴動を起こしかねないからねぇ」

 

「あの人は自分がどういう立ち位置にいるのか全くの無自覚ですからねぇ。自分が出来ることは他の人にも出来るって思ってるみたいですけど、主にあの子とかあの子とかあの子とか。Pさんじゃないとまずプロデュースどころかコミュニケーションすら難解ですし。全く、自覚のない人はこれだから困りますよ」

 

「ははは、それは実体験に基づく言葉だね?」

 

「そりゃあもう……って、ちちち違いますよっ!? 何言ってんですか社長そんな訳無いじゃないですか! ていうか実体験って一体何の話で……!」

 

「うんうん、我が事務所にとって、やはり彼は不可欠だということだ。そういう事だから、今後もしっかりサポートしてくれたまえよ、ちひろ君? 何ならオフィスラブ的展開も個人的に許して……」

 

「あー聞こえないったら聞こえなーいー! 社長が何を言っているのか、私には全然分かんなーいー!」




ちょこっとキャラ紹介

シンデレラP

就職難に喘いでいたところを現プロダクションの社長に拾われてプロデューサーとして働き始めた。常に頭にPヘッドを忘れない粉骨砕身系社会の歯車。
一にアイドル二にアイドル,三も四も五もまとめてアイドルだと豪語するほどに現在の仕事に対する情熱は大きく,所属しているアイドル達にファン一号を自負している。
ただし,何故か人員が増えない事務所,膨れ上がる業務内容に音を上げることが多々あり,その都度同僚やアイドル達の巧みな誘導によって諌められている。真実は……知らないほうがいいんだろうなぁ。

千川ちひろ。
鬼! 悪魔! ちひろ! の三拍子でお馴染み運営の犬と呼ばれている人。プレイしている人からネタ集めのために話を聞いたときに,彼女に対するちょっと言葉に出来ない感情を聞かされてくうちに『なら私が可愛いちっひー書けばいいじゃない』と思ってこんな感じに。まぁ,ツン三割ぐらいが好みなのでこんな感じにしてしまいましたけど,これ可愛いですかね? 自分の裁量ですんで異論は受け付けます。


これからもこちらの方には節操なしにいろんなネタを投下していくと思います。自由気ままにやれるって,いいですよねっ!
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