特に山なしオチなしな感じでプロローグ的なものっぽくなってると思われますが、まぁそこは特に明確なゴールも無く妄想をタイトルのように書きなぐってしまった物となっております……完成度低くて泣ける。
「―――――熱い。世界が、俺を殺しにかかってきてる気がする……」
「朝から何言ってんの。そんな訳ないでしょ」
「いやいや、だって上見てみって、上。あんなにサンサン照りつけてくる太陽を。あれ明らかに俺を殺しにかかってるって。だってあんなに照る必要無いもの。雲の隙間から『や、やぁ』ぐらい控えめな方が昨今男受けは良いってのに、アイツときたら『私様が太陽よッ!』とでも主張するかのように出張ってんじゃん。あんなの今時受けねーって。草食系男子ならぬ草食系少女に男子は惹かれるんだよ」
「はいはい。ところで今日の古文の小テストの事なんだけど、ちゃんと勉強してる? どーせしてないんでしょうけど」
「………そんなあっさりスルーしなくても。そして、そんなあっさり見損なわなくても」
幼馴染が連れなくて泣ける。まぁ、いつものことだけども。
朝。
学生基準であると定時制の学生でも無い限りは学校に向かっている真っ最中の、一日の始まりの時間帯。
まだ始まりなんだからそんなに頑張らなくてもいいじゃんと思うのだが、太陽の奴は朝から通常運転で超過駆動してるとしか思えない輝きをいつも通り放っている。
生まれつきアルビノ体質故に年がら年中長袖とマフラー&手袋を欠かすことの出来ない不自由な身としては、太陽ほど憎たらしいものもそうない。
その太陽が無ければ地球が寒冷化し一気に地上の生命体が絶滅するのだとしても、週に五回ぐらいはサボってくれてもいいんじゃないかと思ってしまう。肌が焼けるとすんげく痛いし、何より常の厚着のせいで春先の陽気でさえ俺には苦痛だったりするので。
「いいじゃない。アルビノなんて珍しいし。ほら、中学生が考える設定とかだとよくいる気がしない?」
「最強テンプレみたいな奴と俺を一緒にするな。日光がガチ天敵なのに俺TUEEEなんて出来る訳無いだろ? ついでに言えば、そういう主人公にありがちな能力も無いしな。料理とか出来んし古武術とか習ってねぇし」
「それもそっか。むしろアンタの場合、敵役で序盤にやられる雑魚っぽい吸血鬼の方がらしいし」
「……確かに、つか強ち否定出来ないのが嫌だななんかオイ」
「あらやだ。だとしたら真っ先に狙われるのってもしかしなくても私じゃない。いやー美少女ってば辛いわねー」
「安心しろ。仮にお前が美少女だとしても、お前の血はほら、化粧水とかビタミン剤の味とかしそうで絶対にマズそうだから吸わんばっ!?」
「人の血をケミカルXみたいに言ってくれるじゃないのこのアホキリエちゃんは。世間一般の女子高生は常日頃からスタイルの維持向上に努めてるんだから、むしろその努力の甲斐を褒めなさいよそこは吸いなさいよ馬鹿」
「おぉぅ……ケミカルX扱いにキレた訳じゃないんかい」
ダイエットだの化粧だのと、高校生がそこまで気にするものかと俺的には思うのだが思春期ともなれば色々と変わってくるのかもしれない。男よりも早熟であるという女子ならなおさら。
早熟といえば、確かにこの幼馴染、“安堂庵”は昔からどこか大人びたところがあったように思う。
同級生だった俺に年上風を吹かせていて当時は生意気だとも思ったりしたが、何だかんだそれがあったからこそ俺も庵も男女の壁を感じずに今の今まで付き合いが保てている訳で、互いに親友だと恥ずかしげも無く言えるのは多分自慢しても良いことだ。
何より、庵自身才媛と呼ぶに相応しい存在であり、昔から成績を低空飛行し続けている俺にとっては補習の女神様でもあり、海外赴任で両親がいないうちの家事をやってくれる実にありがたい存在。
俺はもう庵無しでは生きていけないのではないだろうか? そんな事を真剣と書いて『マジ』に考える程度には依存している自信がある。
しかも、そんな身の回りの世話を何だかんだと文句をつけながらもやってくれるのが幼馴染であり親友でもある少女で、その見目も垢抜けた今時の少女然とした整った容姿であれば嬉しさも増すというもので。
多分こういうのが“リア充”とか言われたりする状況なのだろうが、それらを甘んじて受け入れなければいけない程度には、今の俺の生活は恵まれていると言えよう。
何分、先天性のアルビノで庵が先ほど言っていたように、当時「吸血鬼」という渾名で馬鹿にされ友人が碌に出来なかった俺に話しかけてくれた唯一の存在ということもあって、個人的に庵に感じている恩義も含めると俺の一生ぐらい懸けないことには庵の今までの行為に報いれる気がしない。
つっても俺には庵のような家事スキルも無ければ気が利いた言葉も行動もとれるほど器用でも無い。つーか庵がいないと割とヤバいレベルでマダオ確定する俺に、果たして親友に何か返せるのだろうか?
甚だ自分の不甲斐なさを恥じ入るばかりだが、とりあえずのところは庵からの頼みごとを断らないとか、庵の言うことなら出来る限り何でも応えるとかぐらいしか出来ないか。我ながら情けない限りである。
「…? 何湿気た面してんのよ限衣。そんなに今日って熱かったっけ?」
「あぁいや、そんなんじゃねぇんだけどさ」
「じゃあ何だったの? あっ、この庵ちゃんの美少女っぷりに今更気が付いて惚けていたとか~? 分かるわ」
「もうそれでいいからはよ学校行くぞ。早く日陰の恩恵に与りたいんだ俺は」
「ちぇっ。まぁでも、アンタに外で長居させるのは良くないしねー。おば様にも、アンタの体調管理任せれてる訳なんだし」
「……思うに、うちの財布だとかも握ってる庵さん。何で俺よりお前のが信頼度高いん?」
「主に私とアンタの諸々含めた能力の差でしょ? アンタが家計簿とか日々の家事とか一人で出来るって言うならそもそも私にお鉢は回ってきてないし」
ぐぅの音も出ないとはこのことか。そこそこ本気で泣きが入りそうになりながら前を向くと、そこに異様な人垣が出来ていて足止めを余儀なくされた。
その人垣は海外タレントが来日してきた時に押し寄せる傍迷惑なファンや、或いは球場入りする野球選手を取り囲む応援団の勢いを彷彿とさせるもので、うちの学校付近でこのような面倒を自然と引き起こす存在なんて嫌でも察しがつく。
そして案の定、人垣の向こう側に見えたのは、この世のどんな『あか』よりも鮮烈に見える『紅』い色だった。
「……うっわ。相変わらず凄い人気よねぇ、グレモリー先輩」
「そんじょそこらのアイドルよりもすげぇ人気っぷり何じゃなかろうかあれ。つーかどうやってかき分けるべきですかね、庵さんや」
「まっ、不用意に動けば蹴散らされるのがオチよね」
「ですよねー。ったく、有名人もこうなってくると迷惑だよなー。暴走族ぐらい」
「グレモリー先輩と暴走族を一緒くたに出来る奴なんて、アンタぐらいしかいないでしょうね」
「……庵。何か嬉しそうだな?」
「そう? 気のせいよ」
俺達が通っている学校。
元々は女子校だったのだが近年共学化をして男子も全体の三割ほどの数に増えたばかりの、地元ではかなり有名な高校だったりする。
何で有名なのかというと、元女子校だからなのかは知らないが比較的女子の容姿レベルが高く、また“二大お姉様”を筆頭に生半なアイドルなど及びもつかないような美少女が在籍していることで他の高校からも一目有名人を見ようと押しかけてくる奴らもいるほど。
そしてその筆頭格であるところの“二大お姉様”の一人であるところの、紅い髪を靡かせて今も人垣に囲まれながら悠々と登校している人を『リアス・グレモリー』
何だったら人間離れしてるとさえ言える美貌とスタイルを誇る三年の先輩は、普通に登校しているだけで周囲の目を惹きつける。
それがこの人垣の原因であり、現在進行形で俺の通学を邪魔しているファクターそのもの。
だがここで強行突破しようものなら、人垣に紛れ込んだファンから先輩に近づこうとする不穏分子として蹴散らされてしまう。漫画の世界のような話であるが、その漫画のアイドルのような存在がリアルにいるとこんなもんなのかと不思議と納得してしまった。
……まぁ、かといって理不尽にぶっ飛ばされる筋合いは無いし、日差しから一刻も早く抜け出したい身としてはこんな傍迷惑な大名行列を何とかしたいところなのだが。
「あぁもう面倒臭ぇなぁ。こりゃもう日除け用の傘を買うしか……」
「死ぬほど似合わないから止めときなさい。アンタに日傘なんて、言うなれば
「俺はそこまで言われるほど、日傘が似合わんかね……」
「それに、そんなに早く学校に行きたいんなら私が手、貸してあげるわよ。ほら」
「ほら……って、何を出せと? 生憎俺の小遣いはお前に握られてるんで何も奢れんぞ」
「アンタの財力なんかそもそもあてにしてないし、そういう意味でも無いわよ。そうじゃなくて、腕組むの。先輩に手を出す輩としてじゃなくて、単なるアベックだって思わせれば親衛隊の目も誤魔化せるでしょ?」
「アベックってまた微妙な言い回しを……あ、いえ文句なんて皆目全然ありませんとも。よろこんで腕を組ませていただきますともだからそのナックルアローを引っ込めてくれると」
だが庵の言う通り。アベック、もといカップルを装えば親衛隊から俺がグレモリー先輩目当てで近づいているとは思われないだろう。
「(………うわぁ)」
「無視しときなさい。気にするだけ足が止まるわよ」
「何で庵さんはそんなに平然と出来るんですかねぇ……?」
……この、リア充を羨む視線の集中豪雨の中で。
グレモリー先輩が規格外というだけで庵も十分、日本人としては目鼻立ちもくっきりしてる方だし、スタイルだって同級生の中じゃ胸以外なら上位だと思う。まぁ、俺がそんな目で見てると知ったらもれなく一ヶ月の飯が煮干しと生米になるので心の中だけで留めておくつもりであるがそれはさておき。
普通の視点から見ても十分に美少女の範疇に入る庵と腕を組むとなれば相応に目立ってしまう。親衛隊の目を誤魔化すだけでなく、こちらへの注目のお蔭で人垣の密集率が下がったので進みやすい状況が出来たのは副産物と言えるが、それでも目立つことは自分の見目上あまり好きじゃない。
「(――――とはいえ)」
「あん、何見てんのよ。アンタがさっさと学校に行きたいって言うから、こういう事やってるんでしょ。ほら、きびきび歩く」
「へーい」
「あっ、こら歩くの速いっ。腕組んでるんだから、私のペースに合わせなさいよ」
「へいへい」
さっさと歩けと仰る割に気分が良さそうな庵を見ていると、理由を尋ねるのも憚られるし何より、腕を解こうという気にもなれない俺は大概尻に敷かれやすい気質らしい。
人垣を粗方抜けてもまだ視線がややこちらにも集まっているため、日差しとはまた違った意味合いの熱が徐々に集まってくるのが分かる。
なのに平然としている庵には女優の才能があるなぁなどと現実逃避気味に思考しつつ、やや遅めに歩いていたグレモリー先輩のすぐ後ろまで気が付けば近づいていた。
目的地が一緒なのだから自然と彼女の後を追う形になるのは仕方ないことなので、後は変な誤解を受けないようにさっさと先輩を追い抜くことにしよう。
やや速足になると庵の方から組んだ腕を引かれ無言に『速い』と抵抗を受けるが、あまり長い時間腕を組んだ姿勢のままというのは非常に困る。
ただでさえ普段から一緒に居て、こちらも思うところが無い訳じゃないというのに、あまりに無防備に近づかれるとこう、異性特有の甘い匂いだとか、髪から仄かに芳る匂いがあぁこないだうちに勝手に置いてったシャンプーだとか嫌でも考えてしまう思春期脳がフル回転してしまう。
――――そしてその妄想はそのままに血の滾りに変換され、それがかえって押さえつけようとする理性の蓋を押し上げる。
「(…っていかんいかんいかんヤバいヤバいヤバい!)」
血が。全身の血が沸騰するように熱を帯びる。すぐ隣にいるのは幼馴染であり無二の親友だ。
にも関わらず本能が叫ぶ。あまりに警戒心の欠けた庵を、極上の“餌”だと理性に訴え体に働きかけてくる。
止めろと内側の声を理性で抑えるが、それを撥ね退けるように無意識に視線と意識は庵の首筋に注がれる。割とヤバい兆行だ。
「あの、庵……さん? もうそろそろ腕を離しても……」
「まだ先輩から距離が取れてないし、もう少し組んでないと親衛隊からも逃げ切れないけど?」
「そりゃ、そうだけどさぁ……ッ」
拙い拙い拙いんだって! 俺を見上げるように首を傾げるんじゃない少しでも不安さというか腕を解放することを惜しもうとするなそんな態度を『今』の俺に見せるな本気で理性がヤバいんだってば―――――!
「……そこの彼。少し辛そうにしているけど、体調が優れないんじゃないかしら?」
今まさに理性の限界と本能がオラオラと無駄無駄ァなラッシュを繰り広げている中、冷や水のような声がかけられそれまでの葛藤が一瞬で鎮まった。
血が沸騰するような感覚もいつの間にか治まっていて、動悸の反動からか息苦しさから呼吸が荒くなっていた。や、マジでマズかった……!
「えっ、て、せ、先輩? いきなり先輩がどうし……って、き、限衣!?」
「お、おぅ? どうしたよ、急に変な声あげて……」
「急にでも変でも無い! それよりアンタ、顔色悪過ぎ! 本当に体調が悪かったのならそうと早く言いなさいこのっ……アホッ! ほら、さっさと保健室連れてくから、それまで頑張って歩く!」
「お、押忍……」
腕は組んだままだったが、今度は庵の方から乱暴に引っ張られたお蔭で先ほどまでのような緊張を強いられることは無かった。
「あぁ、ちょっと待ってくれる?」
「先輩……?」
「ちょっとそこの彼に用があってね。ねぇ、――――――――――」
「―――――!? っ、う、ぁぁ」
「! き、限衣!? せ、先輩! 一体何をして………!?」
「うふふ。可愛い彼女にあまり気を遣わせちゃダメって話をね。男の子が女の子に面倒をかけてばかりじゃ、いつか愛想を尽かされるかもって」
「う゛っ……あ、あはは……そ、そうですねっ。コイツにはちゃんとその辺言い聞かせておくんで、それじゃっ」
「……」
…………今のって。というか、グレモリー先輩はまさか………?
そして、無理やり本能を抑えつけていた弊害か、本気で体調を崩した俺は朝から保健室に厄介になることとなり、今日の授業で行われた古文の小テストを放課後に一人だけ受ける羽目になった。鬱だ。
「体調崩したアンタが悪い。傾向だけは教えといてあげるから、ちゃっちゃと終わらせなさいよね。帰ったら適当にうどんでも作って待ってるから」
「あぁ……悪い、いつもこんなんばっかだな、俺」
「いつもの事でしょ? それにあの時グレモリー先輩に声をかけられなかったらアンタの事にも気付けなかったんだし、少し浮かれすぎてたのかもね……」
「そうだな。先輩にも、今度会ったら一応礼ぐらい言っといた方がいいかもな」
「そういう事じゃないんだけどね……はぁ、とりあえず今日のノートとこの分は貸ってことで」
「いやちょっ………せめて悪足掻きぐらいさせてくれよ、ったく」
―――――随分と激しい
朝、先輩と別れる際に言われた言葉を思い返しながら、保健室を出て行く庵を見送ってベッドに倒れるように凭れかかる。
「(……あの人、もしかしなくても、俺のこと見抜いてた……?)」
明神限衣。
両親共に海外赴任のため絶賛一人暮らしという名の庵に頼り切った生活を送っている、一年前まではただそれだけだったアルビノ体質持ちの男子高校生。
そしてそれは一年前。自身を『
明神限衣。
上記の解説にさらに、人外少女に殺害された挙句、ほぼ強制的に『吸血鬼体質』とも呼ぶべき厄介極まる体質を有するようになってしまった不死身系高校生。何それ怖いと他人事みたいに言えたらどれだけ良かったか。
自分の手首に異様に尖った犬歯を突き立てながら、早いとこ衝動を鎮めるべく深く布団を被り直した。自分の血ってすげぇ不味いんだよなぁ、でもこうでもしないと俺は庵を…………あ゛ぁ~~~~~~~、しんど。
ちょこっとキャラ解説
明神限衣(みょうじん きりえ)
番外位の悪魔であり、最古の血を持つ『夜を征く者』(ナイトウォーカー)を継承させられた、先天性アルビノ持ちの吸血系マダオ高校生。
根本的にダメ人間であり、日常や学業あらゆる面において幼馴染の庵に面倒をみてもらわなければ落第確実、さらに数日で餓死するレベルの主人公にあるまじきダメっぷりを自覚した上で、『庵がいないと生きていけない』と自他共に認められているのだからさらに性質が悪い。
見目はアルビノがあるせいか厨二病患者が考えるような外見そっくりであるが、某一位みたいに反射能力がある訳でもなくあくまでも病気としてのアルビノなので年中長袖や手袋、マフラーといった皮膚を覆う衣装で無ければ肌が焼けてしまうため本人にとって何らメリットが無いどころか、吸血鬼化してしまったことで昼間は弱体補整も付くためダメっぷりがさらに加速する羽目に。
また、吸血鬼化により性欲と結びついた吸血衝動に悩まされており、普段は自身の血で自給自足しているが、幼馴染に対し劣情及び吸血衝動を抱いている自分を嫌悪してもいる。
吸血鬼『夜を征く者』としての能力は純粋な超強化。
月の満ち欠けによって強化度合は増減するも、一切の光が無くなる新月時においては最上級悪魔すら歯牙に掛けない強さを誇る。純粋にして底抜けに強化される身体能力と、最も古い血が持つこの世界における最上級の不死性が唯一にして『夜を征く者』を最強の吸血鬼足らしめる武器となる。
安堂庵(あんどう いおり)
主人公曰く『胸以外の外見は駒王でも上位』と評される容姿を持ち、事実として巨乳爆乳を賛美しているために変態の汚名を頂いている某三馬鹿をして『あれで胸さえあれば……!』と惜しまれる逸材。
マダオの限衣に対して万能を地で行く優等生であり、あらゆる面において好成績を叩き出す才媛。が、男を見る目は無い様子。
だめんずうぉーかーに出てくるヒロインのように、生粋のダメ人間である限衣の世話を焼くことに生き甲斐を感じている残念な感性を持っている。
限衣にはもっとしっかりして欲しいと思っている一方で、彼がダメなままならそのまま自分だけが彼を……といった依存も見られるが、基本的には姉御肌で限衣の尻を叩いて引っ張っていくのが彼女のスタンスである。
基本的に万能なオリ主君が多い中、とにかくマダオな主人公がいたっていいじゃない! そんな事を考えてるうちに浮かんできた妄想がこんな感じです。
能力は一見強そうにも見えますが、この主人公の場合いくら能力が高くなろうがそれを生かす才能がまず皆無である事、そもそも戦闘においてモチベーションを高められるような性格では無い事など様々なマイナス要因からまず最強にはなれません。
能力だって限界値がある分禁手化赤龍帝の下位互換ですし、そもそも本来のスペックの三割ぐらいしかこの主人公では生かせません。よって禁手しない素の倍加ぐらいには勝てても、聖魔剣やデュランダルにはかなり苦戦した上で勝率は四割いけばいいぐらいのものとお考えください。うん、全然オリ主らしくねぇ気がしなくもありません。
モテまくる主人公ではなく、端からヒロインに依存しきり頼りっ放しの主人公に、見捨てりゃいいのに『コイツには自分がついていないと』とやや間違い気味の母性を発揮するヒロインをエロコメなD×Dの世界に入れたら面白いんじゃないかなーとか、これならイッセーハーレムを妨害とかまず出来ないし、吸血鬼設定ならギャスパー君とお近づきになれるかもやったね展開もげふんげふん。