第1話 荒廃という名の世界
「これからは、私がこの世界を変えてやろう!」
現大統領はそういうと、周りの部下たちを連れて計画を実行し始めた。現大統領と部下たちは外に用意してあった飛行船に乗って上空へと飛び立った。一方地上の国民達は…
「なんだ?あの飛行船は?」
「あそこに乗ってるのって現大統領かな?」
「そうじゃねぇ~か?俺はそう思うけど‥」
飛んでいる飛行船は、一般の飛行船とは比べものにならないくらいの大きさだったので、国民の人達はすぐにわかった。※一般の飛行船の10倍の大きさ
そして、この物語の主人公は…
「随分と大きい飛行船だな」
そういった黒髪の少女の名は、アカメ。年齢は当時10歳。
「お姉ちゃん、空に飛んでるのって誰が乗ってるのかな?」
そういったのはアカメの妹のクロメ。年齢は当時7歳。
「多分、この国の大統領だと私は思うよ‥でも何で空に‥」
アカメがそういうと、飛行船の方から声が聞こえてきた。
「聞こえるか!国民の犬ども!これからはこの俺、9代目大統領がこの世界を変えてやる!」
この言葉を聞いてた国民は…
「おい皆!飛行船からなんか降って来てるぞ!」
飛行船から降ってきたのは、大量のカプセルだった。カプセルの中に入っているのはシアン化学剤ガス。つまり簡単に言うと毒性の薬剤。だが、国民の皆は知らなかった、この中にシアン化学剤ガスが入っていることを…
一方アカメ達は…
「お姉ちゃん!何か降ってるよ!」
クロメがそういうと地上に落ちた衝撃でシアン化学剤ガスの入ったカプセルが割れ始めた。
「クロメ!早く小屋に入れ!!」
アカメがそういうと、クロメはそのカプセルが危険と感じ、アカメと一緒に小屋に入った。
その後も、外では次々とカプセルが落ちていき町中だけではなく、地球の5割を飲み込むような形でシアン化学剤ガスは広がっていった。
30分ほど経つと、カプセルの落ちる音がやんだ。アカメとクロメは閉めっきりの小屋の中にいったため、ガスからは逃れることができた。
「一体…どうなったんだ!?」
アカメがそういって見てみると、外の景色は30分前の時とは一変していった。
「なん…だ‥これは…!」
アカメの目に映ったのは、国民が血を流しながら地面に倒れ死んでいる姿だった。
「お姉ちゃん、どうしたの?」
クロメはアカメにそういうと、アカメが…
「クロメ…今は外に出るな‥」
振り向かず、涙目になりながらクロメにそういった。
「お姉ちゃん…」
クロメは、アカメの顔を見てどんなことを言っているのかがすぐにわかった。それから二人は、自分自身が強くならないとこの世の中は次々と腐敗していくと思い、いつかこの世の中を元に戻すと…そう自分に誓い修行をするのであった。
初めての投稿で苦戦しました。アカメとクロメはまだこの時、幼い子供です。次回は二人が一気に大人になります。