「自由に‥変換!」
「そして、君は今…俺の鎌に触れた!」
「っ‼(周りの景色が消えていく!)」
そして、辺り一面が吹雪に変わっていく。
「(こいつ、どこまで変えるの?)」
「どうだい?驚いたかい?寒いかい?僕はこの能力を使いこなすのに3ヵ月も苦労したんだぁ~」
「何で‥今まで隠してたの?」
「隠してたわけじゃないさ…」
ギルの切断された腕が氷の腕に変わっていく。
「っ!!(さっきアカメちゃんが斬った腕が別の腕に変わっていく!)」
「この政具は、俺が政府軍に入って幹部クラスに昇格したときに大統領から授かったものさ!」
「大統領って‥今の!」
「そうさ!現大統領のことさ!」
「くっ!」
「フッ!フハハッ!さむがっている女の子を見ていると、とてもいい気分だよ~」
「アン…タぁ!‥絶対この先…ろくな人生送れないよ!」
そういわれると、ギルは思い出す。
(「お前のような奴は、ろくな死に方をしないぞ!」)
「そういえば、アカメも同じようなことを言ってたなぁ…」
チェルシーはあまりの寒さに耐えられず、座り込む。
「くっ‼(‥心臓が弱かったら、今頃死んでたところね…)」
すると、地面からチェルシーの足と腕を氷がくっついてくる。
「っ‼これは!」
「耐えられないのも無理はないねぇ~これで君は何もできない!何も抵抗すら出来ない!言ったはずだよ、操作できるって…」
「…そういう…ことか!」
「わかってたみたいだけど、体が先に限界になってるねぇ~」
「このまま…私を凍りずけにして…凍死させる気…か」
「その気になればできるけど、まずはオールベルグの店を粉々に破壊してあげるよ!」
「っ‼させるか!」
立ち上がろうとするが、チェルシーの足と腕には先ほどの氷がくっついて固まっているため動けなかった。
「指をくわえて待っていな!チェルシー君」
「くっ‼(こんな、所で‥私は死ねない!)」
ギルはそういうと、大鎌を手に持ち火の中の町へと入ていった。チェルシーは必死に氷を砕こうとするが、寒さで少しずつ体力が奪われていく。
「はぁ…はぁ…ごめん‥アカメちゃん…婆様…私…伊勢崎を変える‥て‥言ったのに‥」
そのままチェルシーは気を失った。
一方アカメは、政府兵たちと闘っていた。
「集団で責めるのは、止めた方がいいと思うぞ!」
「なめんじゃねぇ!」
「愚かだな」
二人の政府兵がアカメに向かって突撃してくるが、余裕そうに回避するアカメ。
「今だ!空中じゃ何も出来まい!」
飛んだところを狙って、一人が銃を撃つ。
バンッ!
だが、アカメは刀で見事にガードしていた。そして、着地と同時に銃を持っている政府兵を銃ごと一緒に体を斬った。
ズバッ!
「ぐあぁぁ!」
二人の政府兵がまた突撃するが…
「さっさとくたばれー!」
二人の間を通ったと同時に一瞬で、切り捨てる。
「うぁぁぁ!」
それを見た一人の政府兵が必死に逃げる。
「ば‥化け物だぁぁぁぁー!」
だが、背中からアカメに斬られる。
ズバッ!
「これで後は、あいつ(ギル)だけだな!」
すると、チェルシーのいた方から寒気を感じた。
「何だ!嫌な予感がするな」
急いでそこへ向かうと、直径400m程の範囲で吹雪に変わっていた。
「こ‥これは、どういうことだ!?」
その中に入ると、本当に環境が一気に変わったような感じがした。
「これは‥現実だ!まさか、あいつの能力か何かかもしれないな!」
50mくらい走ると、チェルシーが倒れているのが見えた。
「っ‼チェルシー!」
「おいっ‼しっかりしろ!」
アカメはチェルシーを抱えて、そのまま吹雪の中を走って範囲外まで行くと、いつもと同じ環境に戻った。
「チェルシー‼大丈夫か!」
チェルシーは微かに息をしていた。
「はぁ……はぁ…」
「よかった、生きてる!」
すると、草原の小屋の方向からクロメがこちらに来るのが見えた。
「お姉ちゃーん!」
「クロメ!何でここに来た!待ってろって言っただろ!」
クロメが近くまで来ると、遅れて馬に乗っているナジェンダとアバマが来るのが見えた。
「ナジェンダ達まで‥」
到着するとナジェンダが言う。
「アカメ…無事で何よりだ‥それよりこの状況は、どう見てもそこらの政府兵が出来ることじゃないな!一体だれが」
アカメが言う。
「政府兵の幹部が、この場所にいるんだ!」
「名前は分かるか?」
「…すまん‥それが」
すると、チェルシーが目を覚ます。
「うっ…」
クロメがチェルシーに気が付く。
「チェルシーお姉ちゃん!」
「‥あれ?‥クロメちゃん‥」
「大丈夫?」
「うん、私は大丈夫だよ」
ナジェンダがチェルシーに問いかける。
「突然で済まないが‥この状況について、何か知ってることはあるか?」
「っ‼」
チェルシーはナジェンダの顔を見て驚いた。
「アンタ‥まさか‥政府軍の将軍‼」
「いや、もう私は政府軍の者じゃない‥それは昔のことだ」
「?」
「私が今でも敵だったら、今頃お前は死んでるよ」
「…確かに…そうだね」
「話を戻すが、今回の黒幕が誰だか分かるか?」
初めて僕は、本物のチェルシーさんを目の前で見ることが出来てとても嬉しいです!実は僕…チェルシーさんのファンの一人です!