ギルは笑う。
「フハハハハハッ!どうやら俺の方に運が回っていたみたいだな!」
チェルシーが‥
「くっ!‥あと一本の所で!」
アカメが言う。
「チェルシー‥今は動かない方がいい」
「でも!もう少しであいつを!」
アバマがチェルシーに言う。
「今はアカメさんの言う通り、動かない方がいいです!」
クロメは体が少しだけ震えていた。
「う…うっ‥数が多すぎるよ‥いくらなんでも…」
アカメが言う。
「クロメ、何があっても‥皆私が守るから大丈夫だ」
「お姉ちゃん‥」
ナジェンダがギルに言う。
「貴様!いつから呼び寄せた!」
「教えても意味がないんだぜ?わかっているのか?この状況を」
「いいから答えろ!」
すると、政府兵の横から捕虜になっている兄とスケルトンシーフが出現してきた。
「久しぶりだなぁ~ナジェンダ元将軍、まさかあなたがこんなところにいたとはなぁ‥」
「貴様は!スケルトンシーフ!」
「また会ったなぁ!裏切り将軍!」
「貴様は!…捕虜の兄か」
「おいっ!そこは名前で呼べ!」
アカメが言う。
「一度も聞いたことないぞ‥お前の名前」
「アドラムだ!ア・ド・ラ・ム‼」
「うるさい‥黙れ」
「あの海女ー!」
チェルシーが言う。
「ナジェンダ…兄ってことは、弟か妹がいるってこと?あいつ」
「あいつは、弟の捕虜を助けに来たのかもしれないが‥捕虜は今私達の小屋に置いてきぼりにしているからあちらは気が付いていないはずだ」
「その弟も政府側の人間?」
「あぁ‥そうだ」
スケルトンシーフがギルに言う。
「どうやら…こちらが優勢になったようだな」
「ハハ‥やっぱりシーフ、アンタの考えは凄いぜ!これで後はこいつらを皆殺しにすれば俺たちの理想に一歩近づく!‥なぁシーフ!」
「あぁ…そうだよ~ギル君…撃て」
「え?」
アカメが‥
「まさかっ!」
その言葉と同時に、政府兵の全員は一斉射撃をした。
ドドドドドドドッ!
「ハハハハハハハ!これは逃れようがあるまい!」
スケルトンシーフは、笑っていた。自分の仲間、ギルを犠牲にしながらも…
「ハハハハハッ!…」
銃声が止むとスケルトンシーフとアドラムはアカメ達のいた方に視線を向けた。
「‥何だ!…あれは!」
「まさか!弾いたというのか!全て!」
その先には、赤眼になっているアカメが無傷で立っていた。アカメが銃弾を全て弾いたおかげで、他の仲間も無傷の状態だった。
チェルシーはアカメの目を見て驚いていた。
「アカメ…ちゃん?‥その目は一体?」
「…間に合ったみたいだ!」
アドラムと他の政府兵は呆然としていた。
「な…何なんだ!‥何なんだ!あいつ!‥化け物だ!」
スケルトンシーフは驚いてはいるが、それと同時に興味を示していた。
「(あの能力は‥初めてだ!‥素晴らしい!俺にも知らない能力がこの世にまだあったとは!)」
政府兵7000人は、また一斉射撃をした。
ドドドドドドドッ!
アカメは全て弾いたが、体力が尽きてき始めていた。
「はぁ‥はぁ…(体力が‥持たない!)」
チェルシー達はアカメの様子に気が付く。
「アカメちゃん…」
「お姉ちゃん!無理してあたし達を守っているんだ‥」
「(アカメさんのあの目の色、もしかして!…でも、体に模様は浮かんでいない)」
「これで今、アカメは約98000発の銃弾を弾いている!アカメ…お前も能力者の一人だということは知っていたが、まさかこれほどとは!」
アドラムが言う。
「くっ!…あいつ‥銃弾を通さないのか!!」
スケルトンシーフが政府兵達に言う。
「あの小娘(アカメ)に休まずありったけの弾を撃ち続けろ!」
「はっはい!」
アカメは…
「(くっ!‥体が!もう持たない!)」
「お姉ちゃん!危ない!」
「アカメちゃん!クロメちゃん!」
ドドドドドドドッ!
すると、虫の大群がアカメ達を囲うように出現してきた。
「これは!まさか‥」
アカメのあの能力、名はまだ知られていないが7000相手でも全ての銃弾を弾くほどの実力。
そして、アカメ達を囲むあの虫たちの正体とは!?