チェルシーはこの虫の大群を見てすぐに気がついた。その他の者は誰の仕業なのかが分からなかった。
「何なんだ!次から次へと!」
アカメ達の後ろから、あの者が姿を現した。
「君とお仲間さんがボロボロになってるから、心配して帰ってきたよ‥チェルシー」
「メラさん!出張中だったはずなのに何で!」
「さっきも言ったでしょ?心配だったから帰ってきたって‥」
アカメは、体力切れでその場に倒れこんだ。
ドサッ!
クロメは…
「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」
ナジェンダが言う。
「心配するなクロメ、アカメはさっきの影響で気絶しているだけだ」
さっきまで撃たれて倒れていたギルが言う。
「シー‥フ‥どういうつもりだっ!‥俺は‥俺はアンタの‥仲間だろ…」
「…」
「俺のことを…一生守る‥て!‥言ったじゃねぇーか!」
「…君はもう両腕を失った以上‥捕虜となったも同然の価値だ‥もういいよ‥要らんよ」
「‼」
メラが言う。
「それが君の選んだ運命だよ、童貞…後悔しても無駄だよ」
「…メラさん‥助けてくれ!俺は!‥俺は何も悪くない!‥こいつら(政府)が殺したんだ!オールベルグの後輩と!ババラ店長も!」
チェルシーはギルの顔面に蹴りを入れた。
ドカッ!
「ぐはっ!」
メラが言う。
「オールベルグを‥人の命の重さも知らないでよくそんな大層なことが言えるね‥童貞、チェルシーの様子を見てもまだ分からないの?」
「‼」
「私のかわいいメイド達を殺す奴‥怒らせる奴は、許すつもりはないわ」
「くっ!アンタもそっち側かよ!」
ギルの後ろからアドラムが来た。
「幹部さんよ~アンタはもうごみなんだから眠っとけよ!」
ギルの首元に爪を突き刺した。
「があああぁぁぁぁ‼」
「‼」
皆は驚いた。
「てめぇーのエネルギー全て俺が吸収してやるよ!元幹部さんよー!」
するとギルの体は次第にしおれ始めてきた。
「ぁぁぁ‥(俺は‥一体‥何を間違えたと…言うんだ…)」
夜の7:49…ギルはエネルギーが無くなり白骨化して、この世を去った。
チェルシーは…
「(言葉通りの人生だったね…でも、これでいいんだ…)」
アドラムは…
「これで今日から俺は…幹部だ!!」
「(なっ!)」
チェルシーに爪を刺そうとするが‥
ガッ!
「何!お前は!」
爪を抑えたのは、先ほどまで気絶していたアカメだった。
「親友に傷をつける奴は私が許さんぞ!」
「アカメちゃん!」
クロメが…
「お姉ちゃん!」
「心配するな‥すぐに終わらせる」
スケルトンシーフは…
「俺は先に戻っているよ‥」
気が付いたナジェンダが‥
「させるか!」
義手で掴もうとするが、スケルトンシーフに触れることが出来なかった。
「何っ!」
「この体は実体ではないよ、触れることなどできないに決まっているだろ」
そのままスケルトンシーフは姿を消した。
「くっ逃がしたか!」
アバマが言う。
「しょうがないですよ、ナジェンダさん‥そう簡単には…」
アカメが言う。
「捕虜の兄…後はお前だけだ!」
「何言ってるんだ?よく周りを見てみろ!この人数差でどうやってひっくり返すというんだ?!」
メラが言う。
「簡単だよ…」
チェルシーが言う。
「メラさん…どういう事?」
「7000人の政府が何をしようとも、チェルシーちゃん達みんな死なないよ‥何故なら私は、虫(危険種)を操ることが出来るんだから」
「そうか!さっきの虫で皆を守るってことでしょ?」
「チェルシーちゃん…そうじゃないよ」
「え?」
「確かに守るのもそうだけど、他の方法でやったら‥7000人も一瞬で減るでしょうね?」
アドラムが言う。
「虫ごときで他に何ができるって言うんだよ!頭冷やしたらどうなんだよ!ハハハッ!」
「そうだぜ?この人数相手にどうやって勝とうっていうんだ?」
メラはアカメ達に言う。
「皆‥グロいかもしれないから、目を閉じといてね…」
そういうと、メラは皆の周りに虫を配置させて実行した。
アカメ達は、この戦況を変えることが出来るのだろうか‥次回へ続く。