「ここは…人が少ないな…」
アカメがそういうと、クロメが言う。
「それよりも、ここお店とかあるのかなぁ~お姉ちゃん‥私お腹すいてきた…」
アカメは自分の財布をみるが、中には100円が3枚と10円が4枚、1円が7枚(347円)しかなかった。ちなみにこの金は、アカメが2年前のバイトで稼いだ残りの金額である。クロメはバイトをしていないためお金をもっていない。
「私もすいてきたなぁ…どこか食べ物を売ってるところがあればいいのだが‥」
何歩か歩くと、団子屋が見えてきたが‥何やら渋滞しているようだ。
「参ったな…50分待ちとはな」
「そんな~ここまで来たのに~」
「クロメ…ごめんな、他の所にするか?」
クロメのがっかりした表情が顔に思いっきり出ている。だが…
「でもお姉ちゃんが選んでくれたお店だからいいよ、ここで」
アカメはそういわれると、「ありがとう」と言った。
それから30分後、予定よりも20分も早く団子屋に入ることが出来たアカメとクロメ。
「やったー団子食べれる!」
嬉しくて喜ぶクロメ。一方アカメは…
「(お金…大丈夫かな~)」
実際はほとんど真逆である。
「(でも、ここの団子屋は1本50円だから大丈夫か‥うん!そうだな!)」
そう自分に言い聞かせて、アカメは団子のメニューを見た。
メニューはこんな感じ、みたらし団子50円、アン団子60円、味付け団子+クッキー120円
、アイス団子60円※夏限定、抹茶団子70円のこの5つの種類があった。
「まずいなぁ~想定外のものまで入ってたとはな‥」
そういうと、クロメがアカメに言った。
「お姉ちゃん、今どれくらいお金持ってる?」
「今は…347円しかないんだ‥」
アカメがそういうとクロメは…
「じゃあこのメニューの中にあるもの全部大丈夫ってこと?」
「クロメ、全部食ったら所持金から飛びぬけてしまうぞ 」
「違うよお姉ちゃん!クッキーがついてる団子だけなら大丈夫でしょ!」
クロメがそういうと、アカメが…
「やっぱりクロメはそれが食べたいのか?」
アカメがそういうと、クロメは首を縦に振った。そして店員が二人の所に来た。
「ご注文はお決まりになりましたか?」
アカメが言う。
「みたらし団子を一つと、味付け団子を一つ頼むよ」
注文から3分後、団子が来た。
「やったー!クッキーが食える!」
クロメは凄く嬉しそう。クロメの頭の中はどうやらメインは団子ではなく、クッキーのようだ。一方アカメは、1本の串に団子が3つ刺さっているごく普通のみたらし団子であった。
本当ならもっと食べたいが、アカメは自分よりも妹の方を優先にした。5分後、二人が店を出たとき政府の兵たちが外で一般人を襲っているのがアカメ達の目に入った。兵たちは…
「おいおい~肩ぶつかって謝って、それで許されると思ってんのか?」
「すいません!もう二度とこのようなことがないようにこれからはっ!」
「だから~謝るんじゃなくて金だせよ金を!」
「そっそれは!」
「まさか、出せないとか言うんじゃないだろうなぁぁ!」
その時、アカメが声をかける。
「おい!何してる!」
「あっ!何って決まってるだろ~こいつから金を返してもらうんだよ!」
「とてもそのような様子には見えんがな」
「おいおい~まさか疑ってるのか?俺たちのことを‥」
「疑う他に何があると思う?」
もう一人の政府兵が一般人に言う。
「おい!早く金返せ!」
「こっこれで許してください!」
すると、政府兵の一人の手に10円玉が一つあった。
「…おい…これだけか?」
「えっ!」
「これっぽちしかねぇーのかって言ってるんだよ!」
「ひっ!」
アカメが腕を掴む。
「…」
「(何!こいつ片手で止めるだと!)」
「人から貰った金を投げるな!こいつはこれが全財産なんだぞ!お前たちにこいつの気持ちがわかるか?」
「…なんだてめぇー‥女のくせに生意気な奴だな」
すると、クロメが…
「お姉ちゃん、こいつらって‥政府兵?」
「そうだ」
政府兵2人は…
「なんだ?知ってて喧嘩売りに来たのかお前ら…」
「命知らずにも程があるよなぁ~本当に!」
「どうするか~兄さん‥まず弱らせるか?」
「そうだな~」
「兄弟揃ってゲスとはな…あきれるな…」
「そうだね‥」
すると、店から誰かが出てきた。
「そこまでだ、お前ら!」
政府兵2人は…
「あっあいつは裏切りの将軍!」
「ナジェンダ!」
アカメとクロメは首をかしげていた。?を浮かべながら…
ついに、ナジェンダさんがここで登場したようです。このあと、どのような展開になるのか?