アカメは言う。
「生きていた…?ナジェンダ、どういうことだ?」
「済まない‥紹介が遅れたな!こいつは私が政府から抜け出すときに、一緒に協力していた相方だ!」
クロメが言う。
「相方‥」
アカメはナジェンダに言われた言葉を思い出した。
(「私の相方が…帰ってこないことがあった!」)
「まさか‥お前の相方ってそいつだったのか」
アバマが言う。
「チェルシーさん!今、僕が解きます!」
「アバマ君!」
ラバックが思う。
「(君!?…こいつ‥男なのか!?見た目で見ると髪長いし、顔立ちもどう見ても普通の女の子だし‥背もちっちゃいのに‥え?)」
アカメは刀を収める。
「すまないな‥敵だと勘違いしていたみたいだ」
「あはは‥わかればよろしい!」
ナジェンダがラバックの頭にチョップをいれる。
「調子に乗るな!」
「すいません…」
クロメが言う。
「何か‥お調子者が仲間になると、不安が増すんだけど」
アカメが言う。
「まぁ‥ナジェンダの相方って言うくらいの奴だから、頼りになるかもしれないな」
「そうかな?」
アバマはチェルシーを巻き着いている糸を解くのに苦戦していた。
「うぁぁー!(この糸‥凄く固くて取れない!)」
「アバマ君!‥何か痛い!」
「すいません!すぐに解きます!っうぁぁー!」
「うっ!(でも‥アバマ君が頑張っているから、私も耐えないと!)」
クロメがチェルシー達の所に来る。
「チェルシーお姉ちゃん!その糸、あたしの刀で斬るから待ってて!」
「クロメちゃん‥」
アバマが言う。
「クロメちゃん!それじゃあチェルシーさんまで!」
「何言ってんの‥糸だけ斬るんだよ、おなべ」
「でもどうやって‥」
スパッ!
クロメは得意の居合切りで糸のみを斬った。
「こうやってね」
アカメは見ていた。
「(さっきの居合切り‥私より速いかもしれないな)」
チェルシーが言う。
「ありがとう‥クロメちゃん」
ラバックが言う。
「ナジェンダさん、あの子って帝具持ちですか?」
「いやっクロメが持っているのは普通の日本刀だ」
「(え?‥嘘だろ?!俺の帝具の糸、簡単に斬られてるんですけど‥)」
「それよりラバック‥さっきチェルシーを巻きつけていた糸は‥帝具か?」
「は‥はい‥俺の帝具…千変万化クローステールです‥(糸斬られちゃ後始末が面倒だ‥)」
アカメがラバックに言う。
「お前のその糸が帝具だとしたら、切って正解みたいだな」
「いや‥君の妹が斬ったの味方の帝具だよ!?」
「でも、帝具は帝具だ」
「帝具が危険なのはわかるけど‥味方のだよ?!」
「でも帝具だ」
「(駄目だ‥話聞いてない)」
ナジェンダが言う。
「まあラバック、こういう事は誰にでもあるさ!」
「それ本当なんでしょうか?」
チェルシーがラバックの後ろに来て、肩に手を置いて言う。
「ねぇ‥」
「え‥」
「アンタの帝具のおかげで、私の背中に傷がついているから治してくれないかなぁ」
「それは…無理っす」
チェルシーはニッコリとした顔で…
「治してくれるかなぁ~?」
ラバックはその表情を見て冷や汗を掻く。
「わわ‥わかりました‥(でもどうやって治すか‥)」
そのあとはアバマがチェルシーの傷を綺麗に治しました。
数分後、ラバックは皆にあることを言い始めた。
「ナジェンダさんと皆は、リヅ ウォリシアって人物のこと知っているか?」
「っ‼まさか!」
「その反応…知っていることだな‥」
「数分前に、まだ会ったばかりだ!」
ラバックはアカメの言葉を聞いて驚いた。
「まだ会ったばかりなのか!」
「だけど、あいつは今まで戦った奴とは比べものにならないくらいの殺気を持っていた!」
チェルシーは深刻そうな顔で言う。
「それに‥あの子、帝具を持っていたわ‥帝具の名前は村雨って自分で言ってた」
ラバックが言う。
「村雨‥チート級の帝具だな、かすり傷でさえも死に至る帝具だ」
ナジェンダがラバックに言う。
「それに、本人も異常なレベルだ!あいつと対等の実力を持っている可能性がある」
「あいつって誰なんですか?」
「…エスデスだ!」
その言葉を聞いて、皆は驚きを隠せなかった。
エスデスと並ぶほどの人物、リヅ ウォリシア。彼女は一体何者なのか?