リヅは自分と対等以上の人物を見ても、焦りなどなかった。むしろこんな事を言うくらいだ。
「貴方の趣味は何ですか?」
「貴様…変わった奴だな、普通は驚くところではないか?」
「そうですか?わたくしは普段こんな感じですので普通だと思いますよ?」
「(常に笑顔だな…これが絶望の笑顔と言われる理由か?)」
「ところで、貴方は何て言う人でしょうか?」
「私はエスデス…三大将の一人だ」
「三大将が何故こんな場所にいるのですか?」
「気まぐれと言った所だな…退屈していたからな」
リヅは笑顔で言う。
「へぇ〜自由に移動する政府さんは初めてですよ…私」
すると、エスデスはリヅに言う。
「それよりもリヅ、私の友にならないか?」
「…はい?」
流石のリヅも、この質問には少し首を傾げた。初めて会ったばかりで、しかも政府の三大将の一人といきなり友達になるなど予測していなかったのだから…
現在に戻り、アカメ達の視点に移る。
その日の夜、アカメ達はラバックがいる雑貨屋で寝泊まりすることになった。寝室は男子と女子で別れている。
一方、男子二人は…
「なぁアバマ…お前は好きな人とかいないのか?」
「えっ‼︎何ですか急に!」
「(反応が分かりやすい奴だなぁ〜)」
「い、いませんよ…今は」
ラバックがアバマに言う。
「…男同志だから隠さず言うけど、俺はいるぜ好きな人」
アバマは少し焦った。何故なら、チェルシーの事が好きだったら今後複雑な関係になってしまうからだと思ったからである。
「だ…誰なんですか?」
「ナジェンダさんだよ」
「…意外ですね」←ホッとしてる
「俺がナジェンダさんを好きになった理由は、俺がまだこの雑貨屋で働いていた時の頃だった…そん時ナジェンダさんが初めて雑貨屋に来て、俺は一目惚れしたんだ」
「一目惚れ…」
「そっから俺は、ナジェンダさんが来るたびにアタックしようとしたんだけど…中々出来なくてな」
「ラバックさん…諦めないでください!」
「あぁ…言われなくても分かってるさ!だからこの戦いが終わったら…ナジェンダさんにまたアタックしようと決めたんだ、だからよ、アバマも頑張れよ」
「えっ⁉︎ぼぼ僕はまだいませんよ⁉︎」
「知ってるぜ…お前、チェルシーの事が好きなんだろ?」
そう言われると、アバマは顔が赤くなる。
「なっ!何で⁉︎」
「表情見れば分かるぜ…心配すんな、チェルシーには言わない様にするからよ」
そう言うと、アバマの肩を軽く叩く。
「(て事は、アカメさん達みんなこの事に気付いているのかな…)」
一方、女子達は部屋にはアカメとクロメ、チェルシーがいた。※ナジェンダは入浴中
「この布団気持ちぃ〜」
枕を抱くクロメ。
「クロメ、明日は作戦を決行する日だから早めに寝といた方がいいぞ?」
「分かってるよお姉ちゃん…?」
「どうした、クロメ?」
「チェルシーお姉ちゃん、もう寝ちゃったのかな?」
「いや、多分まだ寝そべってるだけだと思う」
チェルシーは寝そべりながら考えていた。
「(アバマ君…あの時言ってくれた言葉、何で私…何も返さなかったのかな?)」
※第20話を参照。
「チェルシー」
アカメがチェルシーの肩を軽く触る。
「ひゃっ⁉︎」
チェルシーは慌ててアカメの方に振り向く。
「だ…大丈夫…か?」
「びっくりした…(幽霊かと思った!)」
「明日は早いから早めに寝といた方がいいぞ?」
「そ、そうだよね?早く寝ないと!」
そう言うと、毛布を自分の体全体にかけて寝た。
「チェルシー…それは暑いと思うが…」
クロメがアカメに声をかける。
「お姉ちゃん、そう言うことじゃないと思う…」
「?…どう言う事だ?」←意外と鈍感
そしてその後、それぞれ朝を迎えるのであった。
次回は遂に、あの者達が登場予定!本格的に物語が進行する!