世界変革~平和を求める者たち~   作:ガイアプロローグ

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八房の能力が解放される!


第33話 最高の切り札!

アカメサイド…

 

自分の大切な妹を、意識が無くなる程にまで痛みつけられた痛さは…アカメの怒りに繋がっていた。これまでにない殺気が肉眼で見えるくらい、周りからオーラが出る程だった。

 

「覚悟しろ…クロメの分まで私が貴様を討つ!」

 

「(こいつ、序盤から俺の人形をやってくれるとはな…)」

 

そう思っている内に、アカメは瞬時にモウルの背後をとる。

 

「っ‼︎(こいつ!)」

 

八房がギリギリで間に合い、防がれる。

 

カンッ!

 

「このまま押し切る‼︎」

 

アカメが日本刀で八房を押し出す。

 

ジリジリジリ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何て力してんだ!テメェ本当に女か⁉︎」

 

「…」

 

「(無視か…まぁいい…お前の敗北は確定済みだ!既に作戦は成功した!)」

 

アカメの双方から、2つの人形が出現する。

 

「死ね!(ドーヤの銃の技術は最強だ!避けられはしない!)」

 

アカメから見て、左から無数の銃弾が飛ぶ。

 

ダダダダダダッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、アカメは自分の体重と腕力を利用し、モウルの上に乗っかり回避する。

 

「何っ!」

 

ドサッ!

 

「葬る!」

 

「させるか‼︎カラス!ドーヤ‼︎次で仕留めろ!(作戦通りにはならんが、これはかわせまい!)」

 

カラスがアカメの頭上から、ドーヤはアカメの後ろから拡散弾を放つ。

 

バンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

アカメは素早く横に回避し、拡散弾の一発を弾く。

 

カンッ‼︎

 

 

弾いた弾がカラスの人形の頭を貫通する。

 

「チッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

モウルを含め、残り6体。

 

「まだ隠しているな…お前…」

 

「気づいたみたいだな、俺の本当の切り札に!」

 

すると、大地が揺れ始める。

 

ゴゴゴゴゴゴッ‼︎

 

「⁉︎」

 

「今気づいた所で、お前に勝てると言う意思が消えるだけだがな!仲間姉妹諸共今ここで朽ち果てるがいい‼︎」

 

すると、モウルの背後から危険種の人形が現れる。

 

 

グウォォォォォォ‼︎

 

 

「くっ!(こいつ!他の奴とは桁が違う‼︎)」

 

「ハハハハハッ!俺の本当の最強、デスタグールの前には誰もが怯えるのみ!俺は…究極の力を手に入れた政府兵‼︎」

 

「…隠れ長か(だがまだ他の奴もいる…この状況はっきり言うと、きついかもしれないな)」

 

「どうだ⁉︎凄い迫力だろ⁉︎俺はこいつの力で東北を全て占領した!たった一人で勝てる訳がない!」

 

「…」

 

アカメはそれでも刀を離すこと無く、モウルに向け殺気を放つ。

 

「いい目だな、だがデスタグールの前に挑むのがどんな事かわかってるのか?」

 

グウォォォォォォ‼︎

 

「あぁ…だが私は、私達はこんな所でつまずく訳には行かない!お前を倒し、上に立つ今の大統領を葬るまではな!」

 

アカメはデスタグールに向かって走る。

 

「他の奴もまだいるんだぜ?」

 

デスタグールはアカメに向け、口からかめ○め波の様な物を放つ。

 

アカメはデスタグールの攻撃を回避する。

 

「ハハハハハッ!逃げるだけか?逃げた所で結果は変わらないぜ!」

 

アカメの前には、ドーヤが銃を構えていた。

 

ドドドドッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アカメは日本刀で全て弾く。アバマはクロメの傷を治して、クロメを抱えて二人から距離を置いてその様子を見ていた。

 

「この状況、どう見てもアカメさんが不利すぎる!でも…僕が行った所で邪魔になるだけ…くっ!自分が情け無い‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チェルシーサイド…

 

チェルシーはナジェンダを抱えて、帝具保管庫を出ている所だった。

 

「ナジェンダ!しっかりして!」

 

ナジェンダは重傷を負っていて、意識がない状態だった。

 

「どうしよう…でも、ナジェンダが帝具保管庫で倒れてたなら敵がこの近くに居るかも知れない!」

 

チェルシーはナジェンダを壁の隅に寝かせ、二つの剣を構える。

 

「…」

 

すると、後ろの壁から稲妻を纏った物体が壁を貫通し、チェルシーの真横を横切る。

 

シュッ!

 

「‼︎」

 

その瞬間にチェルシーは剣をその方向に振る。

 

スパッ!

 

切った勢いで、帝具保管庫が崩壊し始める。

 

ガラガラッ!

 

「くっ!(振りすぎたね…)」

 

ナジェンダを抱えて、素早く脱出する。

 

ガララララッ!

 

 

チェルシーはポケットから包帯を取り出して、ナジェンダの傷口を塞ぐ。

 

「少し我慢してね…」

 

ナジェンダはチェルシーが包帯で傷口を巻いているのに気がつき目を覚ました。

 

「ぐっ!」

 

「ナジェンダ!」

 

「うっ…チェルシーか?…アカメ達はどう…した?」

 

「アカメちゃん達ならもう一人の政府兵と別の場所で戦っているよ、それより今は縛っている政府兵が一人あそこにいるから見張ってて、お願い…」

 

「…敵が近くにいると言う事か?」

 

「うん…崩れた保管庫から来るかもしれないから!ナジェンダはもう一人の方を見張って」

 

「わかった!無茶はするなよ」

 

ナジェンダはもう一人の政府兵の所に向かう。するとすぐそばにいた。

 

「離せぇぇ!」

 

「悪いな、お前はしばらく拘束させて貰うぞ!」

 

 

 

 

 

 

崩れた保管庫から、誰かが出てくる。

 

「見えない所から殺ろうとしたけど、失敗したみたいだね〜まぁ予想はしていたけど」

 

チェルシーは剣を構える。

 

「…あんたは?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「帝具保管庫が壊れた以上、保護区としての役割が消えちゃったけど〜あんたらは生かす気無いよ?」

 

「…」

 

「ナジェンダなら知っているとは思うけど、私は保護区のリーダー…イヴァン」

 

ナジェンダはその名前を聞いた瞬間、イヴァンに目を向ける。

 

「やはり…貴様が保護区のリーダーだったか!イヴァン!」

 

「ナジェンダ?知っているの?」

 

「あぁ…私がまだ政府側に居た時の元後輩だ!」

 

「ナジェンダの…後輩⁉︎」

 

「だが、おかしい…保護区は6人までじゃないのか?」

 

イヴァンは呆れた様に微笑む。

 

「はは…誰がそんな事言ったのかな〜?裏切り者」

 

「?」

 

「ナジェンダ…保護区に人数制限何て物は初めから無いよ?」

 

チェルシーが聞く。

 

「でも保管庫が壊された以上、あなた達政府の人達は帝具を使えなくなった!戦力は大半削られたのは確かなはず!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「確かに…政府…はね?」

 

「どういうこと?」

 

「私達は別に、政府の味方とは一言も言った事なんてないよ?今の私は…保護区と言う組織の中のリーダーさ、」

 

ナジェンダが言う。

 

「何があったか知らないが、今は政府と保護区は別…という事だな」

 

「そうだよ?だから…そこにいるムシケラさんを庇う必要も見張る必要も無いって事だ」

 

そう言うと、イヴァンは縛られている政府兵の方向に人差し指を向ける。

 

「何をするつもりだ!」

 

「決まってんじゃん…拷問だよ?」

 

イヴァンの指先から電気を帯びた槍の様な物が政府兵の肩に向かって放たれる。

 

ギュン!

 

 

 

 

 

「ぐぁぁぁぁぁああああ!」

 

容赦なく肩に突き刺さる。

 

「くっ!(なんて奴なの、こいつ‼︎)」

 

「さ〜て、次は左肩かな?」

 

「はぁ…‼︎はぁ…‼︎(殺される!)」

 

イヴァンは再び政府兵に向け、放つ…が。

 

「させない!」

 

チェルシーがイヴァンの手を剣の持ち手の部分で逸らす。そのおかげでイヴァンの技は逸らされた。

 

「ほう…庇う必要も無い奴を庇うなんて、馬鹿か?あんた」

 

「別に、庇ったつもりなんか無いよ…ただあんたの殺気を感じたから逸らしただけよ!」

 

イヴァンは宙に浮き、自身の体に稲妻を纏う。

 

「とっさの判断力だね〜その政具の持ち手で私の攻撃を逸らすとはね」

 

 

 

 

 

 

 

「…何言っているの?これは政具じゃない!婆様が数年前に私にくれた大切な武器よ!」

 

「長年使っていてわからないとは、まぁ政具の図鑑に唯一載ってない物だから無理もないか…」

 

「何を言っているのかはわからない…けど今はそんな事よりも、あんたをここで倒すのが先だよ!」

 

「ふ〜ん…だったら殺ってみなよ!」

 

複数の雷が森の木に落ち、その木は燃え始める。




・チェルシー
本作のもう一人の主人公。出身は群馬。服装は原作と同じ。生まれた時から両親を亡くしており、母親の友達に拾われて育った。5歳の頃にカフェラテ・オールベルグにいたタエコと知り合い、やがては自分の姉の様な存在になる。この頃はまだ自分自身は幼かったため、働くことは出来なかったが、毎日の様にカフェラテ・オールベルグに顔を出していた。(過去編で詳しく)15歳には母親の友達の元を離れて、一人で暮らし始め、カフェラテ・オールベルグの店長であるメラルド・オールベルグに面接をしたその日にスカウトされて、ずっと憧れていたカフェラテ・オールベルグのメイドとして働くことになった。何故かアカメとクロメの事を知っている様だが…原作との移転は飴は持ってはいるが、咥えてはいない所と帝具ではなく双剣型の政具を持っているところ。あとはババラの事をババアではなく婆様と呼んでいた所。
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