アカメはその人形を見て驚きを隠せなかった。
「お前はっ⁉︎」
「懐かしいだろ?手に入れるのに苦労したぜぇ?」
新たに出現した人形は、一つはキラーマシンでもう1人はアカメが過去に知り合った仲間の1人…ツクシだった。
「貴様っ!人の命を何だと思っているんだ!」
「全く…折角の再開の第一声がそれか?ツクシが可愛そうじゃないか〜?」
モウルのその発言に、アカメは歯ぎしりをする。だが、今は感情をあまり表に出す訳にはいかないと思い…アカメは落ち着こうとする。何故ならば、感情に浸り過ぎると戦いに支障が出ると思ったからである。
「はぁ…はぁ」
「まぁそんなに吠えた所で…お前の墓場に変わりはないのだがな?デスタグールがいる限り‼︎」
アカメの背後から、ナタラの人形が急接近する。しかしアカメは予測したかのようにしゃがみ込み、右腕の肘をナタラの人形に思いっきり当て怯んだ瞬間を狙い、立ち上がると同時に回し蹴りをする。
ドカッ!
ナタラの人形はアカメに蹴り飛ばされるが、直ぐに体勢を立て直す。背後からツクシの人形が銃を構える。
「あれはっ!」
ツクシの人形が持っているのは、臣具プロメテウスだった。
バンッ!
ツクシの人形が銃弾を放つ。アカメは瞬時に銃弾を弾く…しかし
「甘いな!プロメテウスの精度は俺の中で随一だ!」
銃弾がUターンしアカメに迫る。
「…やはりそうか!」
スパッ!
アカメは銃弾を真っ二つに切った。
「(俺が密かに改造したプロメテウスはこんなものではないぜ?)」
二つに割れた銃弾が再びアカメに向かってくる。
「何っ!」
二つの銃弾が一つは真上から、もう一つは正面から向かってくる。
「切っても駄目なら…回避する方法はただ一つだけだ!」
アカメは何処からも来ていない左側に回避してそのまま林の中に走る。
「目くらましのつもりか?だが…無駄な事だぁ」
すると、キラーマシンの人形の目から光線を一掃するかの様に放った。周りにある木は円を描く様に桐だけが残る様な形になっていた。
「キラーマシンは並の実力で倒せるほど甘くはないんだぜ?」
煙の中からアカメが出て来る。
「やはりまだ生きていた様だな…」
アカメは二つに割れた銃弾よりも速く走っていた。
「ほ〜う、まだ逃げ切れているのか?だが…これならどうだ?」
キラーマシンの人形がアカメの足元を狙って光線を放つ。
「くっ!」
だがアカメは上手く体を捻り、銃弾を回避する。
「ちっ!しぶとい奴め!」
二つの銃弾も再びアカメに迫る。
カンッ!カンッ!
アカメは銃弾を切らず、日本刀の側面で弾く。そしてその後すぐにまた走り出す。
「フハハ…(俺が改造したプロメテウスは、こんなものではないぜ?)」
ツクシの人形が追加で3発放つ。
「追加か?」
「アカメ…貴様、何か企んでいるみたいだな?」
「だとしたら?」
アカメは向かってくる銃弾を全て回避し、モウルに迫ってくる。
「(デスタグールに銃弾なんて効かねぇの知らねぇのか?いや違う、狙いは…)」
アカメはデスタグールの腕を利用し登り始める。
「やはり俺か⁉︎」
デスタグールがアカメではなく、それを追う銃弾を粉々に粉砕する。
「残念だな!これで終わりだ!」
モウルがそう言うと、粉砕された銃弾が四方八方からアカメに迫る。
「くっ!(こいつ!わざと私をここまで⁉︎)」
アカメは日本刀で銃弾を弾くが…
「行けぇぇ‼︎デスタグール‼︎」
デスタグールが口から、再びかめ◯め波の様なものを出す。
「くそっ!(間に合わない!)」
デスタグールの攻撃はアカメに直撃する。
「フハハハハッ!銃弾に気をとられ過ぎたな‼︎この戦い…俺の勝ちだ!」
ドサッ!
「ゴホッ!ゴホッ!(くっ!…こんな…所でっ!、死ぬわけにはいかない!誓ったはずだ!今の…この世の中(世界)を変えるために…生きることをっ!)」
「念には念だ…もう一発だ!…消えろ!」
アカメが仰向けになって倒れていたその時だった…デスタグールの放った攻撃から守る様にアカメの目の前に1人の男が立っていたのは…
「っ⁉︎」
その者は、一つの武器をその砲撃に向け分散させた。
「悪いが…政府の者はここで消えてもらう、マスターの命令だ!」
「何だと⁈俺のデスタグールの技を分散させた⁉︎」
モウルは今までデスタグールの技を防がれた事が無かったため、焦りが表に出る。アカメは目の前の男に問う。
「マス…タ?お前は?」
「我が名はスサノオ…生物型帝具だ」
・ナジェンダ
元政府軍の将軍。アカメとクロメ、アバマの3人に世界を変えようと誘った張本人。過去にエスデスと対峙したことがあるらしい。原作との異点は特に無いが、仲間であるアカメ達の事を大事に思っている。