今回は、アカメとクロメが去ったところから始まります。
そして、チェルシーは一息つくと客の様子を見に行った。
「もう客は全員帰ったみたいね…」
「さてと、次の仕事も頑張らないとね!」
店の扉にある札を逆にして、中に戻った。
「チェルシー…今日もお疲れさまじゃな‥」
チェルシーの前に出てきたのは、チェルシーの義祖母、ババラという人物であった。
「婆様…」
「今日の夜の仕事は、控えた方がええぞ」
「大丈夫だよ‥婆様、私が伊勢崎を取り戻さないと皆が安心して暮らせないでしょ?」
「それに、婆様は体調が悪いんだから‥私が行くよ」
「…すまんの‥チェルシー」
「婆様、他の人達には私が双剣使いだと言うこと話さないでね‥」
「あぁ‥わかったよ」
「行ってきます!婆様!」
チェルシーはそういうと、服を着替えて、背中に双剣を装備して外へと行った。
「今日は大分早く2つ目の仕事、始めちゃったなぁ~‥でも、こういうのもたまにはいいかもしれないね‥」
チェルシーの仕事は2つ在り、1つ目はさっきアカメ達が行った“カフェラテ・オールベルグ”でのメイドとしての仕事で、2つ目は、政府の者たちがこの町‥伊勢崎にいないかどうかを見回る仕事である。ちなみに、チェルシーが2つ目の仕事のことをしているのを知っているのは、ババラただ一人だけ…
「今の所はまだいないみたいね‥」
今の時刻は、午後2:30…
「(やっぱり…政府の者たちが活発に動くのは、4時頃なのかな?)」
「(近くの店で少し食べ物確保しとかないと厳しいね…)」
そういうとチェルシーは、近くにある店‥ハタチヤに寄ることにした。
チェルシーは自分の金額を確認した。
「2000円…か、ちょっと厳しいけど何か買わないとお腹がもたないからね」
チェルシーは店内の周りを見た。
「(客の皆‥やっぱり暗い表情してる‥政府の者たちにこの店も占領されているんだ…)」
「(やっぱり…私が今の伊勢崎を変えないと!)」
店員は全員が政府の者たちで店の出入り口の所には貼り紙が貼っており、こう書いてあった。「この店が目に映った者は、必ず1度以上は入ること!この掟を破るものは…」
その先の文字は薄くなっていてよく見えなかった。
「政府が来る前まではこんな雰囲気じゃなかったのに…(見えている文字の時点で、狂ってる!)」
政府が来る前までは今とは違い、こんな感じであった。
「いらっしゃいませ!」
「どうも~また来ちゃいました」
「いやいや~いいんだよチェルシーちゃん、いつでも来たって!」
「ありがとう、カナエさん!また来ます」
店はとても明るく、賑やかな場所で‥私はとても落ち着ける場所だった。でも次の日、その店に行った時は、言葉では表せないほどひどい光景になっていた。店にいた客と店員は全員‥その場で血だらけになって死んでいた。しかも、その横で政府兵たちは達成感を表していた。私はそれから政府の者たちを見ると、その光景を思い出してしまうようになった。
そして‥現在に戻る。
「いらっしゃ~い!」
政府の声がした。客はどうやら子供と母親のようだ。チェルシーはその親子と政府の様子を見ていた。
「お母さん!僕この店嫌だよ!他の所がいい!」
「ごめんね‥目に映ってしまったから入るしか‥」
すると、政府者の一人が親の腕を掴む。
「ひっ!」
「おいおい~そんな言い方はないだろ~」
ゲスい顔のまま、今度は胸を掴み揉みはじめる。
「お願い‥やめて‥」
「ん~?何だって?聞こえないなぁ~!」
チェルシーはその場を駆けつけようとした瞬間…
「やめろ!!僕のお母さんをいじめるなぁー‼」
その子供の蹴りが、政府者の急所に当たった。
「うおーっ!!痛ぇぇぇぇぇー!!!」
チェルシーも流石にこの行動には驚いた。
「(あの子、凄く必死でやったね…)」
だが、他の政府兵がこちらに気付いた。
「このクソガキめー!」
すると、チェルシーが親子の前に行き…
「今のうちに逃げて!二人共!」
「お姉ちゃん!一人じゃ危ないよ!」
「大丈夫だよ…このくらいの人数」
そういうと、チェルシーは背中にある双剣を取り出して構えた。
「惣田!今のうちに行くよ!」
「お母さん!お姉ちゃんが!」
「大丈夫!あの人が何とかしてくれるから」
母親は惣田の手を握って逃げていった。
チェルシーは、一息つき‥
「じゃあ‥始めようか!ゲス軍共!」
「私があんたらを地獄に送ってやる!」
どうも、一般人から始まったアバマです。僕がアカメさん達の仲間に入った時、伊勢崎に移動している途中にクロメちゃんに男か女どっちなのと言われました。僕は男です。文字だけなので分からない人もいますけど、僕が誕生したとき看護師さんから「元気な女の子ですよ!」と言われたようです‥これは親から昔に聞いた話です。今でも時々ナジェンダさんに性別を間違えられる場合があります(T_T)