「ババラ店長、皿はここに置けばいいですか?」
「おぉ‥ありがとうな‥いつも悪いねぇ~」
「いえ、若い自分が頑張らなくては店が成り立たないですから」
「すまんの~腰が治れば儂も手伝いたいのだが~」
俺の名はギル。最初は、何も変化なく仕事は順調だった。人数は俺を含めて3人程度だがな。それから1年が経ち、俺は副店長になった。副店長になってからは、仕事がさらに増えた。だが俺はそれでもいつも通りにこなしていった。
そんなある日、俺は一つ思った。
「(店員が少ないなぁ‥)」
「ババラ店長!流石にこの人数では少なすぎます!もっと増やしましょう!」
俺は、店長にそういった。店長は…
「ギル‥そう簡単に人を増やすことはできぬ、儂も本当は人を増やしたいとは思ってる」
「だったら‥貼り紙で“アルバイト募集中”て書いて貼るだけじゃなくて、自分から客にそのことを伝えればいいじゃないですか!」
俺がそういうと、他の後輩が俺に言った。
「副店長、そんな無理やりなやり方では客が来なくなってしまいます!そうなるとアルバイトの募集だってもっての他です!」
「うるせぇー!!!」
そういうと、ギルはその後輩を思いっきり殴った。
「うっ‼」
「後輩のうえに女の癖に…俺に歯向かうんじゃねぇぞ!」
ギルは後輩の襟を掴む。
「やめて‥ください‥」
すると、ババラが‥
「ギル‼ハルナになんてことをするんじゃ!」
後ろから棒で叩く。
「痛ッ!」
「店長!何てことするんですか!」
「ギル!殴っても何も変わらないんじゃよ!」
「ちっ!」
そういうと、ギルは店の外へ行った。
「何でだ!‥何で皆俺の意見を聞いてくれないんだ!」
「(…あいつら‥全員俺が!)」
すると、フードを被った奴が俺の所へ来た。
「お前はいい目をしている…」
「誰だ!お前は!政府軍の奴か?」
「まぁ~そう怖い顔することはない‥お前はこんな薄汚い店で働くよりも、もっと良いところがあるぞ?」
「…何を企んでいるんだ?アンタ」
「別に、何も企んでなどいない‥むしろ君を探しに来たんだよ」
「フッ!何だ?店に泥を塗った副店長を笑いに来たんか?」
「君は政府軍の方がよっぽど向いているよ」
「…お前、それ本気で言ってるのか?」
「あぁ‥本当だ」
「…」
「よく考えてみろ‥今この店だけじゃあないこの周り、伊勢崎自体がこんな風に人を信頼する目なんてこれっぽちも持っていない‥こんなところにいて楽しいか?」
「…」
「俺がお前を、死ぬまで守ってやる」
「一生、俺をアンタが守るのか?」
「あぁ‥同じ過去を背負った者同士の約束だ!」
俺は確信した。
「…確かに‥そろそろ…この生活に飽きてきたところだ!」
「そうだろ?」
「皿洗いや接客にも…カフェラテ・オールベルグの店員たち‥そしてババラを見るのも!」
「さぁ~どうする?決めるのは君次第だ」
「いいだろ!…入るぜ!俺は今日から政府軍に!」
「ありがとう、感謝するよ‥なら、名前を聞かせてもらおうか?」
「ギルだ!よろしくよ!見知らぬ政府人」
「俺は、グリーン領域の主‥スケルトンシーフだ」
「アンタ、人間じゃないんだな」
姿は人の骨そのものだった。
「あぁ~その通りだ」
そして俺はそれから、二つの仕事を両立しながら次の人生が始まった。
次の日…
俺はわざと開店時間の20分前に来た。何故なら、昨日会ったスケルトンシーフって奴は関東地方(グリーン領域)の主であるため、そこに住んでいる国民の情報をすべて持っているのだ。そのため、俺の後輩とババラがいつここに来るのかがわかっていた。
「副店長‥今日は珍しく速かったんですね」
「…すまなかったな…昨日は殴ったりして」
「副店長…いいんですよ、私も昨日あんなことを言ってしまったから」
「そうか」
そして俺は、店のカギをこっそり閉めた。
「副店長?」
するとギルは周りに誰もいないことを確認すると突然、後輩の首を絞めつけに来た。
ガッ!「それなら良かった!これで、仲直りだな!」
「あっ!…ぁ…」
ギルはそのまま後輩を寝かせて、再び後輩を締め付ける。後輩はポケットの中にある携帯を必死で取り出す。
「(そうだ…けい…たい‥かけなきゃ‥)」
だが、ギルは後輩の携帯を奪う。
「させるか!」
「この野郎!さっさとくたばれー!」
「(誰…か‥たす‥け…て…)」
開店の15分前にそのまま、後輩は死に落ちた。そして俺は初めて人を殺した。最初は震えが止まらなかった。だが少しすると、震えが止まった。俺はその時思った。“俺にはやはり、人の上に立つことが出来る才能がある”のだと…
耳についている通信からあいつの声が聞こえた。
「聞こえるかね?ギル君、どうやら邪魔な子は始末出来たみたいだね」
「アンタ…本当に何でも見えるんだな」
「当然だ、俺の目に錯覚はない」
「次は…ババラか?」
「そうだね…っと言いたいところだけど、今日は新人を連れ来るみたいだから無理だね」
「やっぱり、上手くは行かないか…」
「だけど、まだあるよ、君の後輩の遺体を僕の所に持ってくるといい」
「でも開店まで、あと10分前しかないぞ!どうすれば!」
「大丈夫…僕は今君の隣の店の裏口にいるからそこまで来ればいい」
「…なるほど」
そういって、俺はその店の裏口に遺体を抱えながら走った。外には偶々誰も人がいなかった。
「ほら!約束通り‥持ってきたぞ!」
「…うん、確かに受け取った‥後は任せろ」
「おう!頼むぜ!」
俺はスケルトンシーフに遺体を渡して、再び店に戻った。そしてその5分後、お前がババラと一緒に来たんだよ!チェルシー君。
こんにちは、アバマです。アカメさんが火の町の中に入って行く姿を見て僕は、少し心配です。妹のクロメちゃんを抑えるだけでも僕は精一杯です。ナジェンダさんも一緒に抑えてくれているんですが‥ちなみにクロメちゃんに言われて一番ショックな言葉は「放してよ!おなべ!」っと言われたころです‥僕は普通の男性なのに(T_T)