天才科学者と超能力者の妹は平凡な人間でした。 作:えすぷれっそ
なので文字数が少ないですがご了承を…!
私の名前は斉木紅葉、暗殺者だ。
この時点では?と思うでしょう。だからといって、スマートフォンを取り出すその手の動きを止めようね。
しかし、私の兄二人はこんなもんじゃない。
長男はIQ218の天才、次男は超能力者。
こら、だから今度はブラウザを開いて病院を検索する手を止めなさい。
…そして、そんな家庭に生まれたのが、ごくごく普通の私。
私に与えられたのは[人殺し]の才能。
だけど、そんなのもらったって意味がないの。
兄二人が本気を出せば、わずか2,3日ほどで人どころか銀河系が跡形もなく散るだろう。
優秀な兄を持つ人ならわかるだろうが、周りの人は兄…特に長男と私を比較するの。
毎日世間の目を向けられ、嫌になった私は10才の時に外国で暗殺者へとジョブチェンジした。
殺し屋…暗殺者の時の名前はshooting star(シューティングスター)。
その名の通り、流れ星のように一瞬で現れ、一瞬で殺し、一瞬で去るのでそう呼ばれた。
…さて、久々に外国の裏社会から帰ってきたのだけれど。
左脇腹町は何も変わってない。汚れてしまった私とは大違いだわ。
久しぶりの我が家に行こうとして、ふと立ち止まる。
…兄…楠雄が通っているPK学園に何も言わずに転校して驚かせよう。
今日はもう夜だからそこら辺で気配を隠して寝泊まりしよう。転校手続きはもう済ませたから、あとは色々持って学校に行くだけ。
待っててね、楠兄。
ーー
翌朝。
他の生徒より早く学校に着き、何か色々話をして(ここら辺は事前に済ませておいた)、一応これで正式にこのPK学園の生徒となったわけだ。
私は15才だから1年+組。楠兄は2年だから、あんまり関われなさそうね。
「___入ってきて下さい。」
おっと、名前が呼ばれた。
扉を開けて教卓の前に立ち、一回礼をしてから黒板に名前を書く。
「…斉木紅葉です。よろしくお願いします。」
「(すっげえ可愛い…)」
「(俺ああいう子タイプだわ…)」
「(男子キモッ…でも可愛いのは事実よね…)」
うん、反応と顔色を見る限り、悪くは思われてないわね。
よし、昼休みまで…
「ん?そういえば、斉木ってどこかで…」
「あぁ、2年にいるよ。だけどあっちの斉木とこっちの斉木じゃ、こっちがダントツだな。」
…君ら1年生よね?先輩にそんなこと言っていいの…?
あと2番目に発言した君。明日はダイナマイトという名のプレゼントが家に届くわ。楽しみにしてて頂戴ね。
さて、と。
くー兄(空助)に貰った超小型テレパスキャンセラー(ネックレスタイプ)をつけて、準備完了。
これで私の心の声が楠兄に聞こえることはない。
楠兄もわざわざ1年の転校生を(千里眼で)見に来る事はないだろう。学年が違うからね。
うきうきしながら、私は楠兄が向かった屋上の扉を開けた___
斉木紅葉
・斉木家長女(末っ子) 15才、満16才。
誕生日・4月28日生まれ。
身長・154cm
体重・30~42の間。
・銀髪をひざ辺りまで伸ばしている。つり目なのは遺伝。目は灰色。
・シュークリームが好き。
・無自覚ツンデレブラコン。