Awakening   作:アリス・リリス

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第三話~変化の精霊~

「アイタタタ……」

 

「派手にやりましたな。

…無事サン・フックの塔に着きましたね」

「そうね…」

 

 

ソフィアが塔の入口に向かおうしたとき、

 

「あ…!」

 

 

船で見たローブをまとった小さな魔法使いが入口に入ろうとしていた。

 

 

しかし、シールドにはじかれ、姿を消した。

 

入口は、壁におおわれ、小さな印が現れた。

 

「陛下、あの魔法使いは、船にいましたよね…?」

 

「ええ…、でもどうして?」

 

「わかりません…。

……急ぎましょう!」

 

 

 

入口の前に立つと、印が形を変えた。

 

印は、女性の姿を取った。

 

 

「スカイウォードの女王、あなたがこのサン・フックの塔にいらっしゃることは存じ上げておりました。

ですが、来てはなりません。

敵の狙いは………………」

 

 

魔女の姿が突然消え、小さなゴブリンの像が数体現れた。

 

そして、同時に紫の禍々しい蔦が現れた。

 

「陛下!

“呪いの蔦”です!」

 

「この蔦、アイアンフーフと同じ気配がするわ!

どうにかして、取り除かなきゃ…」

 

「お待ちください、陛下!」

 

ソフィアは、“呪いの蔦”に触れた。

 

「きゃあっ!」

 

バリッバリバリッ!

 

「うかつに“呪いの蔦”に触れてはならないのです!」

 

「グルルッ!!!」

 

ゾーファの口から炎が漏れ出ている。

 

 

「ゾーファ、炎でも蔦を消せませんよ。

どこかに呪いを解く鍵が隠されているはずです………」

 

「ヨシュア…もっと早く言ってよ…」

 

「申し訳ございません、陛下」

 

ソフィアは、じっと壁を見つめた。

 

「これかしら」

 

下に落ちていた“ルーンストーン”を壁に空いた穴に嵌め込んだ。

 

「ぴったりだわ」

 

 

すると、ボッと蒼い炎が蔦を包んだ。

 

蒼い炎は、蔦を飲み込み、不意に消えた。

 

「蔦が消えた…。

……急ぎましょう!」

 

 

最初に入った部屋は、天井の高い部屋。

 

奥には、エレベーターホールが見える。

 

「魔女に会わなきゃ!」

 

 

ソフィアたちは、エレベーターホールに急いだ。

 

エレベーターホールに足を踏み入れると、不思議な精霊が現れた。

 

 

「ソフィア女王、私は、変化(へんげ)の精霊です。

 

この“変化(へんげ)のアーティファクト”を使ってください」

 

 

変化(へんげ)の精霊がアーティファクトを手渡そうとした時、あのローブをまとった魔法使いが現れ、アーティファクトを破壊し、ふっと姿を消した。

 

 

と同時に、精霊があの“呪いの蔦”に縛られた。

 

「……苦……しい……。

へ……い……か、探し……出して……タぺ…スト…リーを……直して…くだ……さい……」

 

「わかったわ!

それまで、持ちこたえて!」

 

 

ソフィアは、他の部屋に走った。

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