ソフィアは城を巡り、『錬金術師の部屋』へたどり着いた。
そこでは、年配のゴブリンが実験をしていた。
と、ソフィアの姿に気付き、一言発した。
「ソフィア姫様!ようこそ、『錬金術師の部屋』へ。私の名は、ギズーと申します」
「ギズーさん、私、この城から出て、ムーンフェルの森へ行かなければならないの。でも、中庭から城に入る門が閉ざされていて…」
「姫様、こちらへ」
ギズーが手招きした。
そこには、古びた文書があった。
古文書には
『Ψбλζдγ
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Ξιηъβφ
Λыαωйч
Δωцяёз』
と書かれていた。
「これには
『サラマンダーの炎
オンディーヌの涙
フローナの花びら
清き心の娘のみ
これ作らん』
と書かれています。
このレシピは、伝説の姫―ソフィア様、あなたのことです―を手助けするポーションを作るためのものです」
「その材料はどこに…?」
「サラマンダーはこちらに。残り2つは、この城のどこかにあります。どうか、ご自分で…」
ソフィアは、中庭に飛び出した。
「私は、『フローナの花びら』を探してきます」
ティファニーは、そういって飛んでいった。
中庭に『
オンディーヌの像があり、目から水が湧きだしていた。
(オンディーヌの涙…、これだわ!)
ソフィアは、容器にオンディーヌの目から出る水を入れた。
「ソフィア姫、『フローナの花びら』を見つけて参りました!」
ティファニーの手には七色に輝く花びらが握られていた。
二人は、ギズーのもとへ戻った。
「おお!姫様なら、きっと見つけられると思っておりました。では、私めが手解きを…」
ソフィアの目の前に大釜が置かれた。
それと同時に古文書が脇に置かれた。
「まずは、この石をお使いになって、古文書のレシピを解読してください」
ギズーは、青く輝く不思議な魔法石を渡した。
(どうやって使えばいいの…?)
ソフィアが思うと、呼応するかのように、トクン…と輝いた。
(私を手にして、思うがままに…)
ソフィアは、この言葉を聞いて気づいた。
(魔法石さん、どうかゴブリン語を読めるようにして…)
一瞬、瞬いた。
ゆっくりと目を開けると…
『
文字が浮かんでいた。
「さすがは、ソフィア姫様!では、作りましょう!」
釜いっぱいに『オンディーヌの涙』を入れ、
それを『サラマンダーの炎』で熱し、
沸騰するまでの間、『フローナの花びら』を軽く炙り、
沸騰したら、花びらを千切りながら入れ、
「さあ、ティファニー、あなたの歌が必要よ」
ソフィアがティファニーに言った。
♪
ティファニーの歌声に反応するかのように釜の中の液体が光った。
♪…
歌が終わった瞬間、液体の中に炎が宿った。
「ソフィア姫様、これで完成です。この秘薬が姫様の助けになりますように…」
ギズーが秘薬を瓶につめて渡した。