第一話~妖精の森~
ソフィアは、自分を守っていた魔法の城を出て、妖精の女王・エルレインに会うために、ティファニーに導かれるまま、ムーンフェルの森へ向かった。
同じ頃、ムーンフェルの森では…
「エルレイン様!エルレイン様!」
「どうしたの?まぁ、ティファニーに託した手紙だわ。ということは、ソフィア王女が目覚めたのね?」
「ええ、そうです。ティファニーも共にいました」
「ソフィア王女がこのムーンフェルの森へたどり着ければいいけれど…」
―
「すっかり暗くなってきたわね…」
「大丈夫ですよ、この森の中心にある『
二人は、ムーンフェルの森の入口に着いた。
入口では小さなドラゴンが待っていた。
「グルル~♪」
「これがピクシードラゴン?初めて見るわ!可愛い♪」
ピクシードラゴンは、何か言いたそうだった。
「何々…『私はゾーファ。エルレイン様からソフィア姫を迎えにいくように言われました』だって」
ピクシードラゴン…ゾーファは、ソフィアのマントの中にすっぽり入った。
「あたたか~い!ピクシードラゴンって、こんなに暖かいのね!」
「ソフィア姫、先を急ぎましょう。早くエルレイン様に会いに行きましょう」
夜の森を抜けていった。
その先に、レナティの大樹があった。
「ソフィア姫、あれが『レナティの大樹』です。あの中に時間を移動できる大鏡があるのです。でも、門が閉まってますね。鍵は、確かケイロンが持っていたはずですが…」
ティファニーは、困った顔をした。
「いいじゃないの、ティファニー。ケイロンに会いに行けばいいのよ」
レナティの大樹から湖の方へ向かった。
湖のほとりにはケイロンの姿をした石像があった。
「あちゃー、この森の住人は、夜の間、密猟者を騙すようにしてるんだった!」
ティファニーは、頭をかかえた。
しかし、ソフィアは、台座に書かれていた文字に気づいた。
そこでは妖精語で
『
と書かれていて、その下には型のようなものがあった。
「そういえば…エルレイン様がおっしゃってました。『この森には黄金の湧き出る泉がある』と…。その場所は、確か・・・すみません、思い出せません・・・」
「じゃあ、その黄金の泉を探せばいいのね!」
ソフィアは、妖精の女王・エルレインに会うため、そして、かつての城の住人を見つけ出すためにムーンフェルの森の探索を始めた。