Awakening   作:アリス・リリス

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◇ムーンフェルの森◇
第一話~妖精の森~


ソフィアは、自分を守っていた魔法の城を出て、妖精の女王・エルレインに会うために、ティファニーに導かれるまま、ムーンフェルの森へ向かった。

 

同じ頃、ムーンフェルの森では…

 

 

「エルレイン様!エルレイン様!」

 

「どうしたの?まぁ、ティファニーに託した手紙だわ。ということは、ソフィア王女が目覚めたのね?」

 

「ええ、そうです。ティファニーも共にいました」

 

「ソフィア王女がこのムーンフェルの森へたどり着ければいいけれど…」

 

「すっかり暗くなってきたわね…」

 

「大丈夫ですよ、この森の中心にある『レナティの大樹(Σζπρ)』の空洞に時間を行き来出来る魔法の鏡があるんです」

 

二人は、ムーンフェルの森の入口に着いた。

 

入口では小さなドラゴンが待っていた。

 

「グルル~♪」

 

「これがピクシードラゴン?初めて見るわ!可愛い♪」

 

ピクシードラゴンは、何か言いたそうだった。

 

「何々…『私はゾーファ。エルレイン様からソフィア姫を迎えにいくように言われました』だって」

 

ピクシードラゴン…ゾーファは、ソフィアのマントの中にすっぽり入った。

 

「あたたか~い!ピクシードラゴンって、こんなに暖かいのね!」

 

「ソフィア姫、先を急ぎましょう。早くエルレイン様に会いに行きましょう」

 

夜の森を抜けていった。

 

その先に、レナティの大樹があった。

 

「ソフィア姫、あれが『レナティの大樹』です。あの中に時間を移動できる大鏡があるのです。でも、門が閉まってますね。鍵は、確かケイロンが持っていたはずですが…」

 

ティファニーは、困った顔をした。

 

「いいじゃないの、ティファニー。ケイロンに会いに行けばいいのよ」

 

レナティの大樹から湖の方へ向かった。

 

 

湖のほとりにはケイロンの姿をした石像があった。

 

「あちゃー、この森の住人は、夜の間、密猟者を騙すようにしてるんだった!」

 

ティファニーは、頭をかかえた。

 

 

しかし、ソフィアは、台座に書かれていた文字に気づいた。

 

そこでは妖精語で

魔力を持たぬ王女よ(Бδξφд)

 黄金の薔薇を捧げよ(Ыψαζф)…』

と書かれていて、その下には型のようなものがあった。

 

「そういえば…エルレイン様がおっしゃってました。『この森には黄金の湧き出る泉がある』と…。その場所は、確か・・・すみません、思い出せません・・・」

 

「じゃあ、その黄金の泉を探せばいいのね!」

 

 

ソフィアは、妖精の女王・エルレインに会うため、そして、かつての城の住人を見つけ出すためにムーンフェルの森の探索を始めた。

 

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