遊戯王ARC-V107シンクロ次元タキオン伝説   作:ふぁみゆ

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いつも読んでいただきありがとうございます。
『真のドラゴン使い!その名はミザエル!』は現在4パート目に突入しました。しかし、パート2とパート3は投稿を急ぎすぎたせいで文字数が少なくなってしまい中途半端な感じで終わってしまっています。
そのため、このパートを投稿した翌日に前々回と前回の2パートを結合しようと思います。これからも変わらずに投稿は続けていくつもりなのでよろしくお願いします。

また、本日より非ログインユーザーからの感想投稿も受け付けるように設定しなおしました。皆様からの感想お待ちしております。

これからも本小説をよろしくお願いします。


真のドラゴン使い その名はミザエル!3

「ちっ、仕方ねぇ。カードを2枚セットしてターンエンドだ。」

 

先ほどのミザエルのリバースカードにより、フィールドががら空きになってしまったカウテールは仕方なく2枚のカードを伏せる。《禁じられた聖杯》の効果は終了し、神獣王バルバロスの攻撃力は400ポイントダウンするが、通常召喚した時の効果はなくなったため攻撃力は3000になる。

このまま行けば、ミザエルは神獣王バルバロスの攻撃で相手に3000ダメージを与えることができる。さらに、攻撃力300以上のモンスターを召喚すればミザエルの勝利だ。

 

「俺のターン!ドロー!!」

 

しかし、ミザエルはモンスターを召喚しようとはしない。彼はカウテールが伏せたニ枚の伏せカードをじっと見つめていた。

 

(今はこちらが圧倒的優位。だが、あの伏せカード…。この状況で意味のない罠を伏せるとは考え難い、恐らくは《聖なるバリアーミラーフォース》のようなこちらの攻撃に対処するカードが伏せられているはず…。焦って召喚権を使うのはあまり得策ではないだろうな…)

 

「バトルだ!!私は《神獣王バルバロスで》ダイレクトアタック!」

 

バトルフェイズに入り、ミザエルの号令と共にバルバロスが槍を持って無防備なカウテールに迫る。すると、カウテールは二枚の伏せカードのうち、一枚を開いた。

 

「リバースカードオープン!≪ガードブロック≫。このバトルの戦闘ダメージを無効にし、カードを一枚ドローする。」

(くっ!読み違えたか。だがこちらに被害はない。こちらが有利なのには変わりないはず…)

 

相手は一ターン凌いだもののミザエルにディスアドバンテージを与えられたわけではない。その為、いぜんミザエルが優勢だ。カウテールもそれが分かっている為苦い表情でカードをドローする。

しかし、引いたカードを確認した途端、カウテールの表情に喜びの色が浮かんだ。その変化に敏感に気づいたユウカ、すぐにミザエルに叫ぶ。

 

「ミザエル君気を付けて!相手は何かを狙ってる!!」

「分かっている!だが今は打つ手はない…。ターンエンドだ!」

 

バトル出来るモンスターがいないミザエル。残り一枚の伏せカードを信じるしかないと、ターンエンドを宣言する。カウテールは何か逆転の手段があるようだが、ミザエルはそれを真っ向から迎え撃つしかない。一方カウテールはミザエルのエンド宣言に合わせて二枚目の伏せカードを発動を発動させる。

 

「なら、お前のエンドフェイズ時に二枚目のリバースカードを発動させてもらうぜ。罠カード、≪リビングデッドの呼び声≫を発動。この効果で墓地の≪ゴヨウプレデター≫を攻撃表示で特殊召喚する。」

 

≪ゴヨウプレデター≫

ATK.2400 ☆6

 

「ここで攻撃力2400の≪ゴヨウプレデター≫だと!?」

「ふん、まぁよく見てな俺のターン!!」

 

相手の狙いがわからず困惑するミザエル。そんなミザエルを見ながらカウテールはカードをドローし、高らかに攻撃宣言をする。

 

「いけ!《ゴヨウプレデター》で《神獣王バルバロス》に攻撃!」

 

再びゴヨウプレデターがバルバロスに十手を振り下ろす。返り討ちにしてやろうと、槍を構えるバルバロス。その時、ゴヨウプレデターの背後でカウテールがカードを発動させる。

 

「ダメージステップ時に速攻魔法、《イージーチューニング》を発動!!墓地の《ナイトエンドソーサラー》を除外し、《ゴヨウプレデター》の攻撃力を1300ポイントアップさせる!」

 

ATK.2400→3700

 

ナイトエンドソーサラーが半透明な姿でフィールドに現れると、半透明なままゴヨウプレデターの中へ入っていった。すると、ゴヨウプレデターがオーラをまとう。そのオーラから力を得ているかのようにゴヨウプレデターは力を増幅させた。ゴヨウプレデターを貫こうとバルバロスがやりを突き出す。ゴヨウプレデターはその場で跳躍しバルバロスの槍の上に飛び乗る。そのまま槍の上でジャンプし、空中に飛ぶ。そして、空中でバルバロスに向かって回し蹴りを繰り出す。回し蹴りを受けたバルバロスの体は大きく吹き飛ばされる。するとそれを見たゴヨウプレデターは手に持った十手をバルバロスに投げつけた。ぐさりと音を立てて十手がバルバロスの胸に突き刺さる。そのままバルバロスはぐったりとして動かなくなるとその場で砕け散る。

 

「ここで、《サベージコロシアム》と《ゴヨウプレデター》の効果が発動!《サベージコロシアム》の効果で俺はライフを300回復する。そして、《ゴヨウプレデター》の効果で、先頭では破壊して墓地に送った《神獣王バルバロス》を俺のフィールドに特殊召喚する!」

 

カウテール

LP3300→3600

 

ゴヨウプレデターがどこからともなく縄を取り出すと、彼の目の前の空間に穴が広がる。ゴヨウプレデターはその穴に向かって縄を投げた。

 

「させるか!リバースカードオープン!《時の機械タイム-マシーン》!このターンに戦闘で破壊された《神獣王バルバロス》を自分のフィールドに特殊召喚する!」

 

ミザエルのフィールドに巨大な機械が現れる。その中から倒れたはずの《神獣王バルバロス》が復活した。ゴヨウプレデターはそれを見て舌打ちをする。その後、投げ込んでいた縄を引っ込めた。

 

「そんなカードを伏せてやがったか。確かに、墓地にいないんじゃコントロールを奪えねぇ、《ゴヨウプレデター》の効果は不発に終わるぜ。だが、そんな物は一時しのぎにしかならんぞ!お前ほどのデュエリストなら分かってるよな?今がどんな状況なのか…」

「………」

 

ミザエルは何も言葉を返さない。しかし、状況が不利なのはわかっているのか、その額には一筋の汗が流れていた。デュエルを横から見ているユウカもミザエルのピンチが分かっているらしく、ミザエルと同じくかたずを飲み今の状態をつぶやく。

 

「《イージーチューニング》の効果は永続的に続く。《ゴヨウプレデター》の攻撃力は3700のまま。そして、ミザエルくんはフィールド魔法《サベージコロシアム》の効果で必ず戦闘を行わなければならない。このまま何もせずにバトルフェイズに入れば《神獣王バルバロス》は確実にあのセキュリティに奪われてしまう!」

 

コロシアムの真ん中で強烈なオーラを放ちながら獰猛な捕縛者、ゴヨウプレデターが立つ。どうあっても逃さないとバルバロスを睨みつける。バルバロスは周りを見回すもどこにも逃げ場はない。

 

「そうさ、これがこのカウテールの必殺技。行くも地獄逃げるも地獄の大追跡コンボだ!このコンボから逃げられた奴はこれまでかつて誰一人としていない。もはやお前は完全に包囲されている。恥をかく前に大人しくサレンダーしたほうが身のためだぜ!!」

「ミザエルくんもうやめて!このままだとあなたは!!」

「黙れ!!」

 

自分の勝利を確信するカウテールとあまりの絶望感に耐え切れなくなるミザエル。そんな二人の言葉をミザエルは一言ではじき返す。まだ、自分は負けていない。まだ終わりではないと、あたりに充満する絶望感を気迫でねじ伏せる。

 

「私はデュエリストだ。勝負を途中で諦めることなど絶対にしない!1ポイントでもライフが残っている限り私は…俺は!絶対に諦めない!!!」

 

強い意志を持ってミザエルは言い切った。カウテールもその鉄の意思を見て嬉しそうに笑う。

 

「そうかい、なら、せいぜい最後まであがいてみせな!!俺はカードを一枚伏せて!ターンエンドだ!!」

 

そして、カードを一枚だけ伏せてターンエンドを宣下した。カウテールはもはや勝利は確実だと、余裕を崩さない。なぜならば、最後の伏せカードも強力なカードだからだ。

 

(俺が今伏せたカードは《収縮》。このカードがあれば仮に奴が《ゴヨウプレデター》の攻撃力を上回るモンスターを召喚してきても返り討ちにできる。もうこれであいつの勝機は完全になくなった!!)

「俺のターン……」

 

絶体絶命の中、ミザエルはデッキの一番上のカードに手をかける。そして、祈りを込めながら目を瞑る。額から流れ落ちる汗を感じ取りながら意を決してカードを引いた。

 

「ドロー!!!」

 

 

遊戯王ARC-V

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