強襲揚陸艦ネェル・アーガマ、発進!   作:がさ丸

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出願が終わりました。
後少し。後少しで受験が始まる。
そうすれば更新も安定します。

では、本編へどうぞ。


MS-06SとEMS-10

「アーガマ、入っていい?」

 

コンコンと扉がノックされる。

アーガマは扉に向かってドアノブに手をかけてドアを開ける。

 

「やっほ~♪って...そんなテンションじゃないか...」

 

「気にしなきくても....良いですよ?」

 

「それじゃあ...」と言って提督は椅子に腰を下ろす。

と、服のポケットから1枚の紙を取り出す。

 

「これは...?」

 

「ん~...艤装の支給を知らせる手紙じゃないかな?差出人が分からなくてさ...。アーガマに聞けば分かるかなぁって!」

 

「これだけで届いたんですか?」

 

「封筒もあるよ?」

 

そう言って提督は封筒も取り出す。

その封筒を見せた瞬間、アーガマの雰囲気が変わった。

 

「ど...どうしたの?」

 

「ジオンの...紋章...。でも...ネオ・ジオンじゃない...これは...ジオン公国の...!司令官、その紙も見せてください!」

 

「え?う...うん」

 

アーガマに書類を渡す。

それを受け取りじっくり眺めた後に、書類を置き、ゆっくりと話し始める。

 

「司令官...このMS-06SとEMS-10...それと...ヨルムンガンドについてですけど...説明したほうがいいですか?」

 

「私にわかる程度で...」

 

「えっと...まずMS-06Sについてですけど...」

 

『MS-06S シャア専用ザク』一年戦争において、紅い彗星と言われたシャア・アズナブルが使用したザクである。武装は通常のザクとかわりないが、機体の性能が飛躍的に上昇していた。

通常のザクの3倍のスピードを出すことができ、その機動性を活かし、ルウム戦役で多数の戦艦を沈めている。

また、格闘能力にも優れ、ガンダムとの戦闘で、キックやパンチなど、接近戦をよくこなしている。

 

「...分かりましたか?」

 

「え~っと...取り敢えず、3倍のスピードが出せて、強いってことでしょ?」

 

「まぁ...そうですけど...」

 

「次に...EMS-10です...。これは、私の分かる程度で...」

 

『EMS-10 ヅダ』こちらは一年戦争の表舞台には立てなかった機体である。

ザクIとの競合機体として製作され、コンペで欠陥が発見されザクIに量産機競合に敗れた。

このヅダは、バックパックに大型スラスターを使っており、そのスラスターはザクとは違い、外部に露出しているため、急な方向転換に役立った。

だが、そこが、このヅダの欠陥だったのだ。

ザクとのコンペで起きた事故...それは空中分解だった。

急な方向転換による機体への負荷が原因で、駆動系から順に砕け、爆散し、テストパイロットも死亡した。

量産化の勝負に敗れた理由はもうひとつあった。

この機体は、1機あたりの生産コストがザクの1.8倍の資材を必要としたのだ。その為、低コスト、高い信頼性を持ったザクが量産化の勝負に勝ったのである。

 

これはあくまでEMS-10の前身、『EMS-04』の説明で、ここからがEMS-10についての説明である。

 

EMS-04の事故を踏まえ、再設計、改良をして作られたのがEMS-10である。

04時の「木星エンジン」から「土星エンジン」に変更し、EMS-04より大きな推進力を確保、白兵戦用のピックをシールドに追加し、EMS-04とは全くの別物として生まれ変わった。

エンジンを変えたヅダの最大推力はRX-78 ガンダムをも上回り、その当時存在していたMSの頂点に立っていた。

だが、悲劇は二度起こった。

第603技術試験隊の支援艦、ヨーツンヘイムに評価の為配備され、機体試験中に3番機が1番機の命令を無視し、エンジンの出力を最大まで引き上げ、暴走を起こして空中分解した。

 

その時、603技術試験隊でヅダの評価をしていたオリヴァー・マイ中尉が行った調査で、EMS-04とEMS-10のエンジン暴走時の数値が酷似していたことが判明、ヨーツンヘイム艦橋で傍受した連邦のプロパガンダ放送で、EMS-10はEMS-04と基本設計が全く変わっていないことや、連邦に対する情報漏洩でヅダの試験運用は中止となった。

 

 

 

『私がどのように嘲られようと、もはや少しも恥辱と思わない。

モビルスーツ『ヅダ』は、もはやゴーストファイターではない。

この重大な戦局で確かに戦っている。この独立戦争に厳然と、存在しているのだよ。』

 

――ジャン・リュック・デュバル少佐(MS IGLOO 軌道上に幻影は疾る より)

 

――――――――――――――――――――――――――

「と...これが、ヅダの詳細です」

 

「泣きそう...」

 

提督は机に突っ伏してボソボソと喋っている。

アーガマはそれを見てくすくすと笑っている。

 

「あ、アーガマ...やっと笑った!」

 

「少し...元気になりました」

 

「ふふふ~、可愛い奴め~」

 

「や、やめて下さい!くすぐったいです!」

 

「キコエナイナー」

 

と、二人で和んでいると、提督の無線に音声が入ってくる。

 

『提督~、聞こえますか?』

 

「ん、蒼龍?聞こえるよ~?」

 

『あのですね~...艦娘を見つけたんですけど...』

 

「うんうん」

 

『自分が誰だか分からないって言ってるんですよ...』

 

「はぁ?」

 

『だ~か~ら~!自分が誰だか分からないって!それに...ボロボロですし...』

 

「分かった。連れて帰ってきて!」

 

『了解しました!って...うわぁ!?な、なに...?』

 

「ん~?どうしたの~?」

 

『アー............ガマ.........』

 

「!」

 

「蒼龍?蒼龍?」

 

『あ~、すいません。無線機取られちゃって...いま連れて戻りますね~』

 

「分かったよ~」

 

そう言い残し、無線機の電源を切る。

提督がアーガマの方を向くと、アーガマは驚いた表情で立っていた。

 

「ど...どしたの?」

 

「あ...いえ、聞き間違いかもしれないんですけど...いや、多分気のせいです...」

 

「何かあった?」

 

「無線機からアーガマって聞こえたんですけど...気のせいですよね?」

 

「私は聞こえなかったよ~」

 

「そうですか...」

 

「それより!ヨルムンガンドについての説明は?」

 

「あ...いましますから...」

 

「ヨルムンガンドと言うのはですね.....」

 

 




デュバル少佐の言葉を入れさせて頂きました。

特に言うこともないので...。

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