ルルイエでの激しい激闘を終えたゾフィーは、みんなを連れて無事ルルイエから脱出した。
しかし、一輝の姿になった途端その場に倒れ込んでしまった……。
「か、一輝!?」
「一輝君!!」
そう言って美琴と穂乃果は、慌てて一輝よ近くに行って彼の身体を触れる。
「熱っ!」
そう言って穂乃果は、一輝に触れた手を慌てて戻す。その後、鉄パイプを2本用意してその間に丈夫な布を敷いて縛りその上に一輝を頑張って乗せてからエレクトロマスターの美琴が電気で鉄パイプを持ち上げると近くにある音ノ木坂学院の保健室へと連れてきた。
「ご、50度……。」
体温計を用意した絵里は、それを使って一輝の体温を知ると驚きを隠せなかった……。
普通の人なら簡単に即死するレベルかもしれない驚異の50度だったのだ。それを聞かされた穂乃果は、怖くなった。
「嫌だよ……ここで死んじゃうの?そんなの……そんなの穂乃果嫌だよ!!」
穂乃果は、そう言って熱いのを我慢して一輝の手を握る。すると、一輝はその手をしっかり握り直す。
「一輝!死んだら許さないから!!」
「馬鹿……野郎……俺は……俺は……ゾフィーだぞ!?……こんなの……はぁ……気合いで……治して……やる……。」
そう小声で言った一輝は、握ったはずの手の力がなくなり、穂乃果の両手の間からすり抜けてしまった。
「まさか、光を急に蓄え過ぎたとか!?」
「一応光の戦士なんだしそれはないでしょ?」
「じゃあ、ここのところ連戦で身体が!?」
一輝が倒れた原因について話し始める1年生組だが……その原因は地球人では分からなかった。
ゾフィーは、ルルイエで発動したジュダのウイルスを光で打ち消すのに相当なエネルギーがかかる。それで、身体を維持するエネルギーが既にないと言っても過言ではない。
「ごめん……ウチもう無理や。」
その保健室とは別の場所で東條希は、そう呟くと一人屋上へ向かった。
「ここで何してるの!?……希。」
屋上へ来た希に絵里は、質問する。
「エリチ……ごめんな、ウチもう人間じゃないんよ。」
希は、諦めモードでそう言うと変化してた手にはダークスパークがしっかり握られてた。
「希……それは!?」
「「我が名はルギエル!ダークルギエル!!」」
希と正体不明の低い声が重なるとダークスパークを掲げて希を包み込んだ闇は巨人へと姿を変えた。
「希を……音ノ木坂学院副会長の東條希を返しなさい!!」
絵里は、そう言うと金色のスパークレンスを掲げてカミーラへと姿を変える。
「「無駄だ!諦めろ!!」」
ルギエルと希の声が響くとカミーラに向けて紫色の光弾を放つ投じようと同時にそれを受けたカミーラは、地面に倒れ込む。
「カミーラ!」
そう言って屋上では、ダイゴがブラックスパークレンスを持つとそれを見たルギエルは、大量のチブロイドを召喚する。
「こいつらは!?」
「「貴様は、邪魔だ!コイツが死んでからゆっくり倒してやる!」」
そう言ってルギエルは、ゆっくりカミーラに近づくと彼女の首を掴み持ち上げると持ち上げてる手と反対の手で彼女の腹部を殴り始める。
「止めろ!……止めろ!!……ダークルギエル!!!」
召喚されたチブロイドを地面に倒しながらダイゴは、そう叫ぶがチブロイドは、命令のためダイゴを離さないように動きを封じようとする。しかし、ダイゴは、それを振り払うと奥の方から彼の横を抜けて超電磁砲がチブロイドを粉砕するとダイゴは、後ろを向く。
「全く……少しは、場所を考えなさいよ!!一輝が目覚めるじゃない!?」
「お前は……!?」
「私の名前は、御坂美琴。東京都西部にある学園都市にある常盤台中学二年よ!!」
「そうか、君は……常盤台の超電磁砲か!?」
「まぁ、一輝だってこの場面は絶対に手を貸すだろうし……守りたいんでしょ!?あの人を……。」
そう言って美琴は、今も尚ルギエルによってボロボロにされているカミーラを見つめるとそれに釣られてダイゴもカミーラを見る。すると、生き残ったチブロイドが今、ゆっくり立ち上がる。その数は15人。
「良いのか死ぬぞ!?」
「それはお互い様でしょ?それに私を誰だと思ってるの?私は……学園都市に7人しか居ない
そう言って美琴は、ダイゴに当たらないように体内にある電撃を外へ放出して前に出てた6体のチブロイドを回路をショートさせる。
「そうか……なら、死ぬなよ!」
「お互い、大切な人を守りましょ!」
美琴は、そう言うとダイゴは、その場から前へ向けて走りチブロイドを抜けていく。それに対して振り向いて追いかけようとするチブロイドの前に向けて電撃が飛ぶ。
「アンタ達の相手は……この私だって言ってんてしょっ!!」
屋上から降りて走り続けたダイゴは、ルギエルとカミーラの戦闘してる所までやってきた。
「そこまでだ!ルギエル!!」
「ダ…ダイゴ。」
地面に倒れているカミーラが今にも消えそうなぐらい小さな声で言った。
「お前だけは……お前だけは!許さない!!」
そう言ってダイゴは、ブラックスパークレンスをしっかり握る。
「「やれるものなら……やってみろ!!」」
「行くぞ!」
そう言ってダイゴは、ブラックスパークレンスを見つめるとそれを掲げる。
「ティガぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
ダイゴは、そう叫ぶとブラックスパークレンスが展開してティガダークへと姿を変えてダークルギエルの前に立ち上がる。
「チャッ!」
そう言って構えるティガダークは、ルギエルとの間合いを詰めてから殴るが、それを止められ腹部を殴られてからルギエルは、ティガダークを頬を殴り地面に倒す。
「ハァッ!」
瓦礫から起き上がったティガダークは、パンチやキックの連続攻撃を放つが全て躱されてしまう……。
「「無駄だ!これ以上の戦いは己を犠牲にするぞ!?」」
「それでも……大切な人を守りたい!!」
そう言ってティガダークは、ルギエルに向かってゼペリオン光線を放つがルギエルは、右手を伸ばして無効にする。
「何!?」
「あの力……アイツ!?」
地上にいる御坂美琴は、その力に心当たりがあった。そう、少し前美琴が思ってた人も右手なら超電磁砲も電撃も神の奇跡も消せる力を持ったさ少年が居た。
「まさか、あの闇の正体って……アイツなの!?」
気が動転する美琴を見たダークルギエルは、ダークスパークを取り出す。
「不味い!!」
そう言ったカミーラは、美琴の前に立つ。
「「お前を人形に変えてやろう。」」
「早く逃げて!!」
カミーラは、地面を強く踏み美琴を吹き飛ばすと同時にダークスパークの力が発動して先端から闇の波動が発射された。それを受けたカミーラは、スパークドールズへと姿を変えてしまった……。
「か、カミーラぁぁぁぁっ!!!!!」
それを見たティガダークは、彼女の名を叫ぶ。しかし、全ての時間を止める力を持つダークスパークの闇の波動をもろに受けた彼女から返事は聞こえなかった。
「嘘……街の人たちまで!?」
上空で見ていた美琴は、次々とスパークドールズへ変わっていく人々の姿を見た。
闇の波動がなくなり、既に秋葉原のほとんどの人がスパークドールズへとなっていた。
それを見たティガダークは、静かに握り拳を作っていた。
「よくも……よくも!カミーラをぉぉぉぉっ!!」
そう言って殴りかかるティガダークを躱したルギエルは彼の腹に膝を入れる。そこを押さえて蹲るティガダークを蹴りあげてビルへ飛び込ませる。
「「止めてやる……全ての時間を!!」」
そう言ってルギエルは、胸から次々と赤い光弾を放ちティガダークにダメージを与えていく……。
「「これで後は……ゾフィーだけだ…な……。」」
ダークルギエルは、目の前の光景を見ると固まってしまった……。
そう、ティガダークは姿を変えていたのだ。
真っ黒なボディから……黒と赤のボディへ……。
ティガダーク……いや、光の巨人ウルトラマンティガが目覚めようとしていた……。
《次回予告》(CV.ダイゴ)
次々と変わっていくティガの身体……。
そして、遂に!?
さぁ、本当の戦いはここからだ!!
次回、第19話「誕生!光の巨人ウルトラマンティガ」