ULTRAMAN ZOFFY   作:銀河 流星

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この世には、「科学」の力で超人的能力を得た人達がいる。人は皆その人たちのことを……「能力者」と呼ぶ。
その中に、最も強いレベルに達した能力者を「レベル5」と呼ぶ。東京の西にある学園都市ては今も尚、超能力の開発が進められている。



一方、宇宙では……銀河系にあるM78星雲があるその中に綺麗に輝く奇跡の惑星、ウルトラの星があった。
そこに住む人々は、戦う宿命を背負わされた超人……。
その名は、「ウルトラマン」。





「科学」と「ウルトラマン」、ぶつかり合うはずでは無かった両者がぶつかり合うその狭間でスクールアイドル「μ's」の物語は始まる。









第二章「廃校阻止編」
第24話「ことりの時間」


 

 

「いやー、この間のライブ凄い良かったねー!」

 

「うん、みんなが一つになったって感じだったよね!」

 

 

そう話してるのは、穂乃果とことりだ。彼女達は、音ノ木坂学院2年生、大切な学校を救うべくスクールアイドルμ'sを作り、今は1年生3人、2年生3人、3年生3人の計9人で活動をしている。

 

 

「ほら、まだ廃校を止めた訳では無いのだからこれからの為にも練習するわよ!」

 

 

そういうのは、生徒会長絢瀬絵里。元バレリーナという事もあり、練習には少しうるさいがμ'sをまとめるいいお姉さん的な存在

そんな、絵里の行動をみて海未は、涙目になる。

 

 

「ど、どうしたのよ!?海未……。」

 

「やっと……やっとまともに言ってくれる人が一人増えました!」

 

 

その言葉に少し驚く絵里だが、遅れてきた凛達を含め再び練習の着替えのために新しく用意された着替え用の部室で着替えを始めるが一人だけ制服の少女が居た。

 

 

「あれ?ことりちゃん着替えないの!?」

 

「う、うん。今日は、ことりちょっと用事があって……ごめん、穂乃果ちゃん!」

 

 

と言いことりは、その部屋から出て行ってしまった。

 

 

(早くしないとバイトが!!)

 

 

と少し慌てながら走ってそのバイト先へ向かった。

 

 

「どうしたんだろう?ことりちゃん。」

 

「ここの所、ずっとあんな感じですもんね。」

 

 

と着替えながら穂乃果と海未は、疑問に思うも練習の時間となったので二人は、屋上へ向かって部屋を出る。

 

 

その頃、一輝は……。

 

 

「ドカーーーーーーーーーン!!!」

 

 

激しい爆発の中にいた。

彼は、本来の姿ゾフィーとなり宇宙空間でシャプレー星人の円盤と交戦していた。

 

 

「全く……ルギエルの件から地球に侵略者が後を絶たないな。」

 

 

彼は、そう呟きながら自身の最強の技であるM87光線を放ち円盤を一掃すると再び大地に降り立った。

 

 

「で、その宇宙人との決闘は終わった?」

 

 

地上で待っているのは、御坂美琴。

彼女もまた特別な能力電気使い(エレクトロマスター)の持ち主だ。

 

 

「終わったよ。」

 

 

とゾフィーは、一輝に戻ってからそう言うと美琴は、一輝の袖を恥ずかしげに握る。

 

 

「ほら、早く黒子の所へ行かないと。」

 

 

事の発端は、昨日に遡る。

珍しく学園都市に住むルームメイト白井黒子(しらいくろこ)から電話がかかったのだ。

 

 

「あら、黒子。どうしたのよ?」

 

「どうしたのでは、ありませんのよ!お姉様。最近、帰ってこないと寮監が五月蝿くて……一瞬で良いので、こちらへ帰ってきてくれますか?」

 

「それは、無理よ。」

 

「無理ってお姉様!この私を見捨てると言うのですか?このままお姉様が帰っこられなかったら……私……首が何個あっても足りませぬわ!」

 

 

「はぁ……。」

 

 

という話になり本編では珍しく制服姿なのだ。

そんな、二人だがある者を目撃する。

それは、ことりだ。

 

 

「あれって穂乃果の?」

 

「あぁ、ことりだろ?でも今放課後でμ'sの練習中じゃ……。」

 

 

二人は、疑問に思うもそれを後回しに置いて学園都市へと向かうのだった。

 

 

「お姉様!!良くぞご無事で!」

 

「え、えぇ。でもこの街もよくここまで復旧したわね!」

 

 

美琴は、抱き着かれる黒子を振り払い元通りになった街の眺めを堪能する。

しかし、そこに矛盾が生じる。

 

 

「何を言ってますの?お姉様。ここは、昔のままですわ。」

 

「え!?」

 

 

美琴に凄まじい電気が流れた感覚がした。そう、街の人々の記憶から()()()の出来事が消えているのである。

 

 

「ねぇ、黒子。なんか忘れてない?」

 

「いえ、黒子は何も忘れてませんわ。お姉様こそ、外の世界へ出られて何か記憶障害みたいなのになられたのでは?」

 

 

その矛盾に一輝もビックリする。試しに透視光線を使って見る。すると、

 

 

「グサッ!」

 

 

と物音を立てて何かが右腕に刺さる感覚がした。一輝は、慌てて振り向く。

 

 

「誰だ!?答えろ!!」

 

「ゾフィー、貴様がこの街の闇を相手する必要性はない。」

 

 

そう一輝の脳に直接語りかけてきた。その声と、美琴の話を整理して考えた。

 

 

「貴様、バルタン星人か?」

 

「半分正解で半分が誤解だ。」

 

「何!?」

 

「私の名は、ダークバルタン。そんじょそこらのバルタン星人とは、知能も技術も違う。」

 

 

彼の名は、ダークバルタン。以前にも地球侵略に来ており、ウルトラマンマックスとその世代の少年達が力を合わせて対抗した。

しかし、その時のダークバルタンとは一味違うみたいだ。

 

 

「断言しよう。私は、この学園都市から世界を侵略する。それは、ゾフィー。貴様でも止められない。」

 

「何!?」

 

「学園都市では、軍をも拒む力を人々に与えている。その人達全てを洗脳する力を持ってみろ!世界中の軍隊を相手しても勝てるはずがない。ゾフィー、貴様はこの街の全ての人と戦う気は、あるのか!?」

 

 

悔しいが、今の一輝では対抗する余地がない。一輝は、右手で握り拳を作ると刺さっている所から血が更に溢れ出した。

 

 

「ねぇ、一輝ってば!」

 

 

ふと我に返った一輝は、後ろを振り向くとそこには、美琴が不思議そうに立っていた。

 

 

「殿方、どうされたのですか?そんなに大量の血を流しておいて。」

 

 

黒子にそう言われ、自分の腕を見るとその針を抜く。

 

 

「痛っ!」

 

「あぁ、ちょっと待って包帯と消毒液買ってくるから!」

 

「あ、お姉様!!」

 

 

黒子は、止めるも美琴は颯爽とコンビニへ向かった。そんな美琴の変わりっぷりを見て黒子は、一輝に歩み寄る。

 

 

「あの殿方。お姉様は、どうして貴方にそこまでするのですか?見た所、能力も何もないごく一般人と見えますが……。」

 

「そうだな……まぁ、助けを呼べば聞こえる範囲ならやって来るみたいな?」

 

「答えになってませんの。」

 

 

と少々呆れるも次の瞬間、一輝は人が変わったような顔をして黒子を見つめる。

 

 

「なぁ、お前も超能力とかあるのか!?」

 

「えぇ、私の能力はテレポートですわ!因みに大能力者(レベル4)。」

 

「そうか、ならいざって時この街の人を逃がすことは出来るな。」

 

「何の話をしてますの?」

 

 

黒子は、何を言ってるのか分からなかったがコンビニではなく薬局で買ってきた包帯と消毒液を持って美琴が帰ってくる。

 

 

「お姉様、この作業は私が!」

 

「良いわよ、気にしないで。私がやるから。」

 

 

そう言うと美琴は、起こすと少し人気のない場所へ移るとゆっくり一輝の服を脱がし始めた。

 

 

「お、お、お、お姉様!!何をしてますの??」

 

「何って手当てよ。」

 

「て、手当てではなくその殿方とこれからホテルでやるような事を!?」

 

 

次の瞬間、激しい電撃が黒子を襲うと彼女は地面に倒れる。

 

 

「全く、あんた何言ってるのよ!?」

 

 

美琴は、少し頬を赤くするも気にせずに一輝の傷を手当てする。

 

 

「あんた、また傷増やしたわね。」

 

「あら、バレてますか。」

 

「当たり前よ!何をもってそんなに傷を作る必要性があるのかしら!」

 

「まあまあ、それよりここだけの話がある。」

 

「え!?な、何よ?ここだけの話って……。」

 

 

一輝は、そう言うと美琴は顔を真っ赤にする。何かを勘違いしているとだけ言っておこう。

 

 

「この街、完全に宇宙人の支配下に置かれているみたいだ。その証拠に俺が透視光線を使った瞬間に敵が先手を打ってきた。」

 

「な、何その話?」

 

「それ以外に何があるんだ?」

 

 

勘違いが解けると一輝は、そのまま話を続ける。

 

 

「取り敢えず、お前の友達でもここから脱出してやった方が良い。奴らは、この街を世界の敵に回す気だ。」

 

「分かったわ。黒子!あんたが一番信用できる友達っている?」

 

「居ますわよ、初春飾利ですが……何か?」

 

「そうね、それじゃその娘を連れて学園都市から逃げるわよ!」

 

 

すると、次の瞬間。黒子を残して一輝と美琴は、秋葉原へ飛ばされてしまった。

 

 

「お姉様……初春を連れて逃げる?」

 

 

黒子は、美琴が残した最後のメッセージを疑問にジャッチメントの仕事へ戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「痛った!バルタンの奴、容赦ないな。」

 

「どうして?」

 

「恐らく、作戦がバレると思い俺たちを追い出したんだろう。」

 

 

その目の前へ焦って逃げることりの姿があった。

 

 

「あ、一輝君に美琴ちゃん!丁度いい所に!!」

 

 

その後を追いかける穂乃果は、そこで見付けた一輝達の手を借りて大々的にことりを追い詰める。

 

 

「ここまで逃げれば……。」

 

「いいや、ウチらの勝ちやで。」

 

 

そう言って後ろを振り向くと既に希がそこに居た。

 

 

「もし逃げるなら……ワシワシの刑やで!!」

 

「キャーーーーーーーーーー!!」

 

 

とこうして、ことりの大激逃走はこれにて幕を閉じた。

そのバイト先の店でことりは、ショボーンと椅子に座っていた。

 

 

「バイト禁止と言うルールは無いけど……これはね……。」

 

 

そう言って絵里は、店内を見る。そう俗に言うメイドカフェという場所だったのだ。

 

 

「ごめんなさい。何か、衣装のヒントとかアイドルとして大事な事を学べるような気がしたの。」

 

「と言いましてもね……一輝はどう思いますか??」

 

「悪い!俺、店長と話しあるから。」

 

 

と言って一輝は、店長のいるカウンターへ向かった。

 

 

「いらっしゃい。旦那、いつものカフェラテで良いのかな?」

 

「あぁ。」

 

 

その光景を見た穂乃果は、「何であんなに店長と仲いいんだろう。」と疑問を持ちかける。

 

 

「もしかして、一輝はここの常連なのでしょうか?」

 

「えぇー!一輝のこんな趣味があるの?以外だわ……。」

 

 

ことりより一輝の話になるがそんな事を気にせずに一輝は、出されたカスぇラテを飲みだす。

 

 

「あちらの嬢ちゃん達は、関係ない話をし始めましたが……旦那は、良いんですか?」

 

「あぁ。みんな、俺の秘密が知りたいとか常に騒いでいるからな。で、ダークバルタンは何をしようとしてるんだ?」

 

「さぁーね、兄貴とはもう何十年も連絡とってないから何と言えないのですが、近々東京でデケェもん起こす気ですわ。」

 

「なるほど、助かったよ。情報屋チルドバルタン。」

 

そう言って一輝は、椅子から立ち上がり代金をテーブルに置いた。

 

 

「止めるんですか?兄貴の暴走を。」

 

「あ、その近々な。それより、今はことりの面倒を頼んだ。」

 

 

そう言うと一輝は、その会話に入った。

 

 

「ねぇねぇ、一輝君はこういうの好きなの?」

 

「いや、たまたま店長と仲が良いだけだ。それより、この近くで路上ライブでもやったらどうだ?」

 

「えぇー!!」

 

 

その提案ににこが驚くとこの場所がどういう場所なのかを一輝に説明し始める。

 

 

「そんなのA-RISEに宣戦布告してる様なものだわ。それに、ここでライブをしても誰も来ないこともほぼ確かな状態なわけよ!」

 

「だったら、ここでバイトでもすれば?」

 

「凛たちがバイト!?」

 

「そう、ここを知らないのなら知ればいい。俺たちウルトラマンはそうやって知らない土地を知っていったがな。μ'sにその気……あるか?」

 

「ねぇ、やろうよ!」

 

 

にこの意見を論破した一輝は、そうμ'sメンバー全員に問を投げると真っ先に答えたのは穂乃果だった。

 

 

「ですが、ここでライブをするということはあの恥ずかしいメイト服を着るということですよ!」

 

「ツッコミどこそこ?確かに、あのメイド服は少し恥ずかしいけど……良いの?A-RISEに喧嘩を売って。」

 

「そうですよ!スクールアイドルの天下A-RISEのお膝元であるこの秋葉原でライブをするという事は今までにない事ですよ!」

 

 

と真姫と花陽が穂乃果に反対の意見を言うも穂乃果は、聞かなかった。

 

 

「でも、それで注目度がアップするかも!」

 

「なるほどな、秋葉原でゲリラライブを虚構して逆に注目度を集める。そうすれば、廃校を止める近道になるかもしれへんもな。」

 

「そう!そこなんだよ!!希先輩。」

 

「じゃあ、それで行きましょ?でも作詞は海未ではなく……ここでバイトをして経験値を得ている……ことり、貴方がやりなさい!」

 

「えぇーーーーーーーーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、帰宅したことりは、一人机に向かって座っていた。

 

 

「うーん、何書けばいいんだろう……。ふわふわなおやつ食べたいな!……これじゃなーーーい!!」

 

 

その格闘は朝まで続いた……。




《次回予告》(CV.南ことり)
やったー!!
二話連続次回予告に抜擢された南ことりでーす!

さて、次回は??

突然の作詞に悩む私……。
それは、穂乃果ちゃん達も一緒だった。なれない服を着て人前に立つ苦労を目の当たりにした穂乃果ちゃんに言われた一言が……。


次回、第25話「Wonder zone」


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