ULTRAMAN ZOFFY   作:銀河 流星

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ULTRAMAN ZOFFYファンの皆さん、お待たせしました!!
最近、ULTRAMAN ZOFFYを執筆する時間が無かったのですが、久しぶりに更新します!!




第37話「誕生!完全無敵のハイパーゼットン」

 

 

「何……コレ!?」

 

 

突如出現したAIMバーストを見て驚く美琴だが、そんな事お構い無しにAIMバーストは、叫び声をあげた。その声には、どこか悲しみの思いがあるような気がしたが今の美琴にはそれが分からなかった……。

 

 

「胎児!?メタモルフォーゼ???こんな能力見たこと……ない。」

 

 

すると、AIMバーストはゆっくり進み始めた。それを見た美琴は、少し安心した。あんな訳の分からない化け物と戦う必要性がなくて済んだからだ。しかし!?

 

 

「何をボサッとしている!」

 

「え!?」

 

「あのバケモノの向こうには原子力発電所が!!!」

 

 

木山は、そう言うと美琴は慌てた。原子力発電所を破壊されれば、学園都市は木っ端微塵になってしまうからだ。

 

 

「それを早く言いなさいよ!!!」

 

 

そう言いながら美琴は、慌ててAIMバーストの近くへと走って行った。

 

 

「止まりなさい!!」

 

 

そう叫んだ瞬間、AIMバーストはキッチリ止まった。そして、原子力発電所前に立った美琴とは逆の方向を見る。そこには、AIMバーストよりも遥かに大きいハイパーゼットンがやって来るのが目で確認できた。

 

 

「もう、今度は何よ!?」

 

 

そう呟く美琴だが、次の瞬間……。

AIMバーストは、ハイパーゼットンから伸びた鎌によって身動きが取れなくなり、すぐさま体内に取り込まれてしまった。

 

 

「嘘!?食べた?」

 

 

そう驚いた美琴は、戦闘態勢に入った。その鎌が海未達の命を奪ったことを彼女は知ってるからだ。ポケットから取り出したコインを使って超電磁砲を放つもそれを軽々と吸収したハイパーゼットンは、身動きが止まった。

 

 

《よく聞け、愚かな人間共よ!》

 

 

ハイパーゼットンから聞こえる謎の声は、学園都市だけではなく世界中へ響き渡っていた。

 

 

《今から13時間後、この地球を本格的に侵略する。この完全体になったハイパーゼットンでな!!!》

 

 

そう言うとハイパーゼットンの真上に赤い数字が動き始めた。どうやら、人類に残されたカウントダウンが始まったみたいだ。

 

 

「どうすれば……どうすればいいの!?……教えて……教えてよ……一輝……。」

 

 

目の前にある絶望に膝まづいた美琴が嘆き悲しむように言った。それは、超電磁砲をも効かない無敵の敵を前にして何も出来ない無力な自分を感じてるような小さな声だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして……、ハイパーゼットンはゆっくりとその禍々しい姿を消した……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイパーゼットンが地球に飛来した頃、月には石化したゾフィーの姿があった。彼は、ハイパーゼットンに全てのエネルギーを奪われてしまったのだ。一輝は、精神の間で絶望の海に浸かっていた。

 

 

「何が、宇宙警備隊の隊長だ……何が宇宙最強だ……何も勝てないじゃないか……。守りたい者を守れないで何が宇宙警備隊の隊長だよ……。」

 

「よう、元気にしてるか?」

 

 

誰もいないはずの精神の間に一人の声が聞こえた。それを聞いた一輝は、ゆっくりと振り向いた。すると、そこにはあの時ダークルギエルと共に死んでいった上条当麻が居た。

 

 

「か、上条…当麻!?」

 

「どうした、俺との約束を忘れたのか?……一輝。」

 

「約束……?」

 

 

そう呟いた一輝は、今まで動いてなかった脳を一気にフル回転して思い出した。しかし、彼には戦う手段がないのだ。

 

 

「……無理だ……。俺は勝てない。」

 

「そんなこと言うんじゃねぇ!あの星を……御坂を守れるのはお前しか居ねぇんだよ!!」

 

 

そういいなが当麻は、一輝の胸ぐらを掴んでいた。当麻には分かっていたのだ。死んだ自分の無力さが……だからこそ、超人である一輝だけが自分の大切な人を守れると思ったのだ。

 

 

「守る……、俺が!?」

 

「あぁ、だから……俺は、お前のその絶望をぶち壊す!」

 

 

そう言って当麻は、超人的な力を秘めたその右手を握りしめて一輝の事を思いっきり殴り飛ばした。飛ばされた一輝は、ゆっくり立ち上がると当麻の事を睨みつけた。すると、彼の両手が白く輝いた。

 

 

「こ、これは!?」

 

「もうじき……学園都市にいるある人物が御坂達を苦しめる……。だから、俺の幻想殺し(イマジンブレーカー)の力を伝授するためにやって来た。」

 

「上条…、お前……」

 

「だからさ、救ってやってくれ……守ってくれ……御坂を……俺の大切な人を……。」

 

 

当麻は、一輝の両肩を掴んで物申すように自らの胸のうちを彼に話した。その想いの強さは、当麻の悔しさがジーンと伝わるぐらいだった。

 

 

「あぁ、任せろ!!」

 

 

両手が元に戻ったのを確認した一輝は、当麻の想いに答えるように彼の肩を優しく掴んで答えた。すると、当麻は、安心したような表情を彼だけに見せると精神の間から姿を消した。その時、一輝の周り存在してた絶望の海が一気に退けるとその代わりに眩しいぐらいの光を一輝は、全身に受けた。

そして、闇に対する熱き闘志を抱きながら石化してたはずのゾフィーは、ゆっくりと自身の体を動かして石化を自らの力で解いた。

 

 

「まっていろ……ティガ、メロス!」

 

 

ゾフィーは、立ち上がるとまだ石化が解けていないウルトラマンティガとアンドロメロスを助けに海王星へと向かった……。

 

 

 

 




《次回予告》(CV.上条当麻)
遂に誕生したハイパーゼットンイマーゴは、街を破壊し始める。
人々が絶望の恐怖に怯え始めた時、光の戦士が最後の希望として立ち上がる……。



第38話「帰ってきたウルトラマンゾフィー」

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