ジュダによって目覚め始めようとしている怪獣たち。
その先手として現れた古代怪獣ゴモラを追い払ったゾフィー。
そして、穂乃果はA-RISEのライブを見て何を思ったのか!?
時刻は、7時……。
平日であったため、穂乃果は音ノ木坂学院の制服へと身を包むとある雑誌をバックに入れた。
「海未ちゃんたちどんな反応するかな!?」
彼女は、そう呟くとクスクスと笑うと早速ことりや海未の待つ待ち合わせ場所へ向かった。
「あ!」
家を出てすぐ歩いた場所に来ると穂乃果は思わず声が漏れた。そこには、この前のゴモラの件で知り合った御坂一輝が居た。
「おぉ!この間の。」
「おはよう!」
一輝は、挨拶をすると笑顔を見せる。その笑顔に少し穂乃果は、頬を赤くするが気にせずに話し始めた。
「昨日はありがとう。」
「どういたしまして。それより、その制服……君の学校は?」
「私!?私の通ってる学校は、音ノ木坂学院だよ!」
「音ノ木坂……学院か。」
「え!?音ノ木坂知ってるの?」
「昔な!」
そう話していると一輝達の目の前に待ち合わせで待っていることりや海未が居た。
「穂乃果!遅いですよ!!」
「ごめんごめん。じゃあね!一輝君!!」
穂乃果は、手を振ると急いで海未達と合流して学校へ向かった。
「スクールアイドル!?」
「そう!見てみて、この服可愛いよね!」
そう言いながら穂乃果は、バックから取り出した雑誌を広げて各ページに指を指して説明する。
「穂乃果……これでどうするというのですか!?」
「廃校を止めるにはスクールアイドルしかないと思うの!だから、海未ちゃん。一緒にスクールアイドルをやろうよ!」
すると、海未は机を「バンッ!」と叩きながら立ち上がる。
「アイドルは、なしです!!」
「えぇー!何で??」
海未は、自分の意見に反対する穂乃果を見てため息をこぼしながら穂乃果の方を見つめる。
「穂乃果……あなたは、この人達がどれほどの努力をして活躍してるのか知ってますか?血のにじむような努力をしてあのステージに立ってるんですよ!?三日坊主の穂乃果には、到底出来ません!」
「そんなのやってみなきゃ……。」
「いいえ!目に見えてます!!とにかく、アイドルはなしです!!」
そう言い残して海未は、教室を後にする。
「ことりちゃんは!?」
「ごめんね、穂乃果ちゃん。私も協力したいけど……ダンスとか出来ないから。」
こうして、穂乃果は見事に断られたのだ。
時は、過ぎて放課後……
穂乃果は、一人神田明神の近くに来ていた。
「はぁ……」
深いため息をつくと、空を見上げると彼女めがけて光線が振り落ちてきた。
「キャーーーーッ!!」
穂乃果に命中する寸前、誰かが彼女に近づくと抱き上げてその場から光の速さで離れた。
数秒後、痛みのないことに疑問を思った穂乃果は、ゆっくり瞑った目を開けるとそこには、一輝の姿があった。
「大丈夫か!?」
「え!?私、今光線で……。」
一輝は、驚いている穂乃果をゆっくり下ろすと一輝は、空を睨む。彼は、地球の外に誰がいるのか分かっていた。
(あの光線は、ナイトシュート。ウルトラマンヒカリか?)
そうして、目を細める一輝は外にいるハンターナイトツルギの姿のウルトラマンヒカリであった。
「早く逃げるんだ!」
「え!?」
穂乃果は、驚く。自分を助けてくれたこの人はどうしてそう言うのか理解出来なかったのだ。
「死ぬぞ!」
「ちょっと!死ぬとか逃げろとか意味わからないことばかり言わないでよ!だいたい、これから何が起きるって言うの?」
穂乃果は、一輝の説明しにくい事ばかりを質問してくる。それに対して少し呆れながら一輝は、頭をボリボリかくと穂乃果の肩に手を置き力を込める。
「良いか!もうじき悪いウルトラマンが地球に……ここに向かって来る!あの光線はその前兆だ。だから、ここから逃げてくれ!」
「一輝君は!?」
「俺は、戦う。これ以上他人の星で勝手な事をさせるか!」
一輝は、そう言うと穂乃果を置いてそのまま走り去ってしまった。
「一輝君!!」
穂乃果は、彼の名を叫ぶが一輝の方へヒカリのナイトシュートが飛んでくる。
「ドカーーン!」
爆発とともに吹き飛ばされた一輝は、ぶつけた頭から血を流れる。しかし、それを無視して起き上がろうとする一輝の足に重いアスファルトの瓦礫があった。それを見た一輝は、左手に握り拳を作り地面に向かって叩きつける。
「クソッ!これが折れてるってやつか!!」
アスファルトの下敷きになった一輝を見ると、穂乃果は慌ててそのアスファルトをどかそうと持ち上げようとしていた。
「お、重い……。」
「バカ!早く逃げろ!死にたいのか??」
「出来ないよ!逃げれない人を見捨てて逃げたら……私は……自分を許せなくなる!!」
そう言って必死にアスファルトを持ち上げようとする穂乃果を一輝は、申し訳なさそうにじっと見つめる。
「穂乃果!」
「穂乃果ちゃん!!」
そこへ、海未やことりも来てアスファルトを持ち上げようとする。
「何故!?」
「え!?」
必死に他人を助けようとする穂乃果達を見て一輝は、ある疑問を思い浮かべる。
「何故、ここまでして他人を助けるのだ!?」
「それは……何でだろう……。穂乃果がやりたいからだよ!」
「やりたい!?」
穂乃果の発言に一輝は、改めて聞き直す。街では、ツルギの攻撃により避難勧告を発令するサイレンが響き渡る。
「うん、私ねスクールアイドルを始めたいと思ってるんだよ!でもね、穂乃果は三日坊主だって言われて誰にも信じてもらえないんだけど……穂乃果は、それでも学校を救う唯一の方法としてスクールアイドルをやりたい!それは、やりたいからなんだよ!」
「答えになってないが……。」
「とにかく!私は、貴方を助けたいの!それ以外に理由なんてない!!」
「穂乃果……。」
しかし、一輝達の前にツルギが立っていた。
ツルギは、ナイトシュートの構えに入る。それを見た、海未やことりは、目を伏せる。
「うおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」
一人の叫び声が聞こえる。それは、一輝だった。穂乃果達にナイトシュートが当たらないようにバリアを張ったのだ。しかし、それは逆にナイトシュートの威力を高めることになる。不完全な人間体で、長時間光の戦士の技を使うことは出来ない。だから、一輝の前に出てるバリアが徐々に消え始めた。
「クソ……、負けるか!いや、負けてたまるかーーーー!!!」
一輝の身体がうっすらゾフィーの身体へと変化するが服とかで穂乃果達にはそんなに見えてない。一輝は、それを確認すると目の前で起こってる光景に目を奪われている穂乃果達を見る。
「おい!俺の体の一部に触れ!」
「え!?でも……。」
「良いから早く!!」
俺は、そう叫ぶとそれに驚いた穂乃果達は俺の身体に触れる。それを感じた俺は、右手を一度額へ持っていくとゆっくり右斜め下へ動かすと一輝達4人はテレポーテーションを行った。
ツルギから離れた場所へテレポーテーションを終えると一輝は、激しい息切れをしていた。
「す、凄い……。もしかして、一輝君レベル5じゃない?」
「レベル5?」
穂乃果は、驚きながらそう言うと一輝は「レベル5」の言葉を聞き直す。
「知らないの?東京の西にある学園都市には、超能力者がいるって。」
「ふーん……。」
一輝は、そう聞き流しながら立ち上がると激痛により少しフラつく。
「大丈夫?」
穂乃果は、すかさず一輝の肩を支える。
「あぁ、でもお前達は早く逃げろ!」
ツルギは、刻々と近づいてきていた。穂乃果も渋々納得して海未やことりを連れて避難を開始した。
「さて、ヒカリ。お前を鍛え直さないとな!」
一輝は、そう言うとプラズマ鉱石が光りだして彼の身体をゾフィーへと変えていった。
そして、ゾフィーは一輝の居た建物の前に立ちはだかる。それを見たツルギはナイトブレスから光の剣ナイトビームブレードを出現させるとツルギは、ゾフィーに向かって振り下ろす。それを逸らすようにして躱すと蹴りを決めるが……。
「何!?効かないだと???」
ツルギの鎧の防御力は半端なく、逆にこっちが痛みを感じた。次の瞬間、ツルギはナイトビームブレードを振りゾフィーの身体を斬るとゾフィーは、態勢を崩し建物を崩壊しながら地面に倒れるとツルギは、剣先でゾフィーの身体を連続で斬ると彼の身体から血の代わりに光の粒子が漏れる。次第に胸のカラータイマーが鳴り始めた。
「ウルトラマン!負けないで!!」
誰かの声が聞こえる。ゾフィーは、そう思うと苦しみ間際声の方を見ると穂乃果の声だった。彼女は避難に成功すると真っ先にゾフィーに声をかけた。
「そ、そうだ!銀色のウルトラマン!!負けるな!」
「頑張れ!!」
「負けないで!!」
穂乃果を筆頭に街の人々がゾフィーへ声援を送る。みんな、ゾフィーの勝利を信じて……。ゾフィーは、残り僅かなエネルギーなのに何故か胸の奥から力が漲るのを感じた。そして、最後にカラータイマーを突き刺そうとしてきたツルギのナイトビームブレードをキャッチして破壊すると、至近距離でM87光線を放つ。爆発が発生するとツルギは、吹き飛ばされると後ろのビルへ激突して倒れ込む。ゾフィーは、ゆっくり起き上がるとツルギの鎧はゆっくり崩れ落ちてウルトラマンヒカリの姿になっていた。
「これで決める!」
そう決めたゾフィーは、再びM87光線の態勢に入るとヒカリもナイトシュートの構えに入る。先にヒカリが放つと少しあとにゾフィーも放った。
二つの光線は、彼らの間で激しくぶつかると両者一歩も引かない展開が続いた。すると、エネルギーの消失からヒカリまでもカラータイマーが点滅し始めた。
少し、威力はヒカリの方が強いのかと思い始めたその時!!ゾフィーは、更に力を込めて放つと押されてたのを押し返してヒカリに、命中した。すると、メビウスと同等ウイルスだけ逃げてエネルギー使い果したヒカリは、倒れてしまった。
「ピコン…ピコン…」
カラータイマーの点滅が早くなるのを確認したゾフィーは、ヒカリを持ち上げてそのまま飛び去ってしまった。
そんなゾフィーに向かって穂乃果は、一人だけ手を振っていた。「いつもありがとう」と意味を込めて……。
「穂乃果……」
そんな穂乃果に海未が話しかける。
穂乃果は、振り向くと海未とことりは、手を差し伸べていた。
「海未ちゃん、ことりちゃん。どうしたの?」
「全く、あれほど誘っておいて忘れるなて……穂乃果らしいですね。」
海未は、少々呆れ気味に言うと隣りにいることりが笑顔を見せる。
「穂乃果ちゃん、私達3人でスクールアイドルをやろ?」
その一言に嬉しくなった穂乃果は、思いっきり二人に抱きついた。
《次回予告》(CV.星空凛)
私の名前は、星空凛。
親友のかよちんこと花陽ちゃんと共に入部する部活を考えていたんだけど……。中々かよちんの出来そうなのがないの……そんな中、うちの学校に新しく出来たスクールアイドルの新入生歓迎ライブが行われるんだって!!
凄い楽しみだな!
次回、第5話「ファーストライブ!」