超能力で幼馴染みの穂乃果がいるスクールアイドルユニットμ'sのライブを救った御坂美琴は、ボロボロになった一輝を手当てする。
彼から自分の正体及び今の宇宙の状況を知った美琴の前に現れたのは、レッドキングとゾフィーと互角以上に戦うネオスと交戦する。ゾフィーは、エネルギー切れになり死にかけた時、美琴の言葉に勇気をもらい再び立ち上がり、宇宙警備隊の隊長として見事ネオスを倒したゾフィーであった。
「これは?」
時刻は夜中、ある宇宙人が対象の人物にある物を渡そうとしていた。それは、ダークダミースパーク。
それを使うと怪獣や宇宙人にダークライブできる闇のアイテムだ。宇宙人たちは、ある人の命令でそれを対象の地球人に渡していた。
「自分の内に秘めてる世間への恨み、憎しみ、悲しみ、それら全てを解き放て!」
宇宙人は、目を赤く光らすと対象の人物達も目を光らせるとほぼ星人の操り人形のようにそれを受け取った。
「今日も3人休みなんだ……。」
そう言って後輩の教室前で落ち込む穂乃果。ここ数日スカウトしてる後輩小泉花陽、星空凛、西木野真姫が急に学校へ来なくなったらしい。
「やはり、穂乃果がしつこくスカウトするからですよ!」
「でも……。」
一輝は、あの日以来消息を絶ったウルトラ戦士を不安していた。彼らは、どこで何をしてるのか今の一輝には、知らない話だ。
「とにかく、彼女達が学校へ来るのを待とう。」
「そうですね、それでは練習しましょう!」
「そうだね!」
そう言うと穂乃果達は屋上へ行き練習を開始した。それに対して一輝は、校内を散策していた。少し、邪悪な気を感じたからだ。
「あ、一輝!!」
「ん?」
校門まで出ていた一輝に声をかけたのは、美琴だった。美琴は、通ってもないのに自身の中学校指定の制服姿だった。
「お前は、その服しかないのか?」
「それは……寮の決まりだし……それに、今の私には部屋を借りるのと食べるのが精一杯というか……なんというか……。」
「全く……じゃあ、付いてこい!」
そう言うと一輝は美琴を連れて学校を後にした。
向かった先は、都内にあるファッションビル108だった。そこにあるレディースコーナーへ来ていた。
「うわっ!可愛い!!」
そう言って美琴は、可愛い服を次々と見ていく。そのセンスは、少し子供とおなじだが、あんなり突っ込むと死にそう……。
「これどう?」
そう言って見せてきたのは、薄いピンクがメインカラーのパーカーだった。
「まぁ、人間のファッションと言うのは良くわからんから……。でも、それで身元を隠すことは出来るだろ?」
「うん……。」
すると、美琴は少しくらい顔してあてた服を下ろす。すると、その手を掴んだ一輝の顔を美琴はじっと見る。
「そんなにションボリした顔するな。せっかく可愛い服が台無しになるだろ?」
「うん、でも、みんな今頃どうしてるのかなって……。」
「それなら心配いらねぇーよ!みんなは、確実に元気にやってるさ!それに、もし何かあれば俺が学園都市とかに行ってお前の仲間を助けてやるよ!」
「一輝……。」
美琴は、一輝の顔に見とれるとすぐに気がつき頬を赤くして視線をそらす。
「あ、当たり前じゃない!アンタには借りがあるんだから!」
「分かったよ。で、それで良いのか?」
「うん。」
美琴は、嬉しそうにうんと頷く。それを見た一輝は、レジでそれと他にスカートなどの私服を一緒に買って108を後にした。
「いや〜、久々に買い物したって感じ!」
「それなら良かった。」
「あの、ありがとう。」
「どういたしまして。」
一輝は、そう言うと美琴を家まで送り届けて再び学校へ向かった。しかし、あの邪悪な気は既に消えていた。
(何があったんだ!?何故、消えてる??)
一輝は、疑問を持つ。その気は建物に取り付いてる訳では無い事が分かった。それに、それは……この学校の生徒であることも……。
「とにかく、また明日調べるだな。」
一輝は、そう言うと学校から出ようとした。
「おやおや、宇宙警備隊の隊長さんが何のようかな!?」
その声を聞くと一輝は、後ろ振り向き構える。そこには、宇宙海人バルキー星人が立っていた。
「邪悪な気の正体はお前か!?」
「いいや、違うね。この学校には闇の支配者様が居る。そいつを倒さない限りこの学校が闇から救われることは無い。」
「なら、それを倒すまでだ!!」
一輝は、ブレスレットを構える。すると、バルキー星人は、大声で笑いだした。
「何がおかしい!?」
とバルキー星人に問うと、彼の後ろから現れた者達に一輝は、驚いた。それは、彼女達が穂乃果の言ってた勧誘してる新入生と同じだったからだ。それに、あの西木野真姫も……。
「あんた、生きてたわけ?」
「当たり前だ!約束だからな。」
「意味わかんない!その約束も何もかも私の灼熱の炎で燃やしてやる!」
《ダークライブ!パンドン!!》
真姫は、黒いスパークにパンドンの人形の足を当てると黒いオーラに包まれてパンドンヘも姿を変えた。それを見た他の子達も同じようにしてリードする。
《ダークライブ!ゼットン!!》
《ダークライブ!ゴルザ!!》
彼女達は、怪獣へと変身すると音ノ木坂学院を壊そうとして校舎の方へ向かう。一輝は、プラズマ鉱石から放たれた光りに包まれてゾフィーへと姿を変えると、三人の前に立つ。
「3人とも、落ち着け!」
「これが落ち着いてられるわけ……ないでしょ!!」
真姫が変身したパンドンがそう言うと両方の口から火を放ってきた。それをクロスガードで封じるとパンドンにパンチを放ち花陽が変身したゴルザに蹴りを決めると凛が変身したゼットンに向かってパンチを放つがテレパートで躱されると後ろに回り込まれ吹き飛ばされた。起き上がろうとした瞬間、ゼットンはテレポートで俺の上に乗っかると首を絞めてきた。
「どうせ、女っぽい格好なんて似合わないし……。」
その腕を掴んで解こうとするけど怪力のゼットンに勝てず苦しめられた。そんなゾフィーに聞こえたのは、苦しめられてるマイナスエネルギーに支配された生徒の声だった。ゾフィーは、とっさの閃きで横腹に蹴りを入れてゼットンを退かすと起き上がりゼットンに向かおうとしたが……。
「どうせ私なんて……アイドルなんか出来ないし……」
「私には……もうピアノを弾く勇気もない……。」
学校を破壊しようとするゴルザとパンドンを見つけると、そっちに向かってゴルザに飛び蹴りを決めるとパンドンにむかって連続チョップからの回し蹴りを決める。更に追い討ちをかけようとするが、そこへゼットンがテレポートで現れると俺を持ち上げると放り投げる。ゾフィーは、ゆっくり起き上がると首を横に振って意識をしっかりさせる。近づいてくるパンドンたち跳躍を使って躱すとZ光線を放ちダメージを与える。ウルトラギロトンを使いゴルザの尻尾を切断すると両腕をL字に組んでM87光線を放ちゴルザを倒すとダークライブしてた生徒が地面に横倒れると黒いスパークは破壊された。
それを見たゾフィーは、ゼットンとパンドンを見ると彼らは、横に並び共闘態勢に入っていた。先に突進してきたパンドンを受け止めると膝を入れて地面に倒す。後ろに現れたゼットンを背負い投げして地面に叩きつける。尻尾で攻撃してくるパンドンを掴まえて砲丸投げのように振り回すと放り投げる。
すると、起き上がったゼットンを見るとゾフィーはウルトラギロチンを放つとバリアで防ぐ。しかし、頭にバリアが無いことを判明すると跳躍を使って宙に舞うとスワローキック放ち、張ってたバリアを破壊するとすぐにウルトラギロチンを放ちゼットンを切断して倒す。
ゾフィーは振り向くと、そこにはパンドンが立っていた。
「何よ、あなたに何がわかるの!?私には、もう音楽なんて出来ないのよ!!」
そう言ってパンドンは火炎放射を放つとゾフィーは、バク転して躱すとパンドンを睨む。
「それって、全部……自分に限界を作ってるだけじゃないか!!」
ゾフィーは、テレパシーを使い花陽や凛、それに真姫に向けて言う。それを聞こえた花陽と凛は、起き上がりゾフィーを見る。
「先輩……」
「かよちん!!」
凛は、花陽を見つけるとすぐ近くに寄ると一緒にゾフィーを見る。
「かよちん、私もさ……スクールアイドルやるから……かよちんも一緒にやろ?」
「凛ちゃん……うん!!」
そう言うと花陽は、最高の笑顔で答える。その笑顔がチラッと見えたゾフィーは、少し笑みをこぼすと再びパンドンに向く。
(何だよ……いい笑顔してるじゃねぇーか!)
と想いながら。
ゾフィーの真剣な眼差しに嫌気が刺したのか、パンドンは再び火炎放射を放つがゾフィーは、前に転がり躱すと再び走り出すとパンドンとすれ違う時にウルトラ霞斬りを放つとパンどんの動きが止まる。ゾフィーは、走るのを止めるとゆっくり振り向く。
「何で?何で、あの時ちゃんと帰ってきてくれなかったのよ?」
「ごめん、約束を守れなくて……でもさ、それは俺が限界を勝手に決めてたからなんだ……。ある人に諦めるなって改めて教わった。」
ゾフィーは、ゆっくり両腕を自分のカラータイマーの前に持ってくる。
「だからさ、真姫や星空、小泉も自分自身の限界を勝手に決めるなよ。」
そう言いながらゾフィーは、そのポーズから左手を前に伸ばし右手を顔の近くに持ってくると右腕に光の粒子が集まり始めると同時にカラータイマーが点滅を開始する。ゾフィーに時間が無い!!
「こんな方法をしなくても、相談してくれれば何だって乗ってやるから……だから!もう一度、やり直そう!一緒に!!」
そう言うと戦闘態勢だったらパンドンはすっかり戦意喪失してた。そんなパンドンに向かってゾフィーは、左腕を自分の胸に動かすと同時に右腕を前に伸ばしてM87光線を放つとそれを受けたパンドンは、何も動かなくなった。代わりに……。
「ありがとう。」
という言葉が聞こえた。それを聞いたゾフィーはパンドンに背を向けて前へ歩き出す。パンドンは、ゆっくり倒れて爆発すると凛達は、その爆発地点にいる真姫を探す。
「おのれ!ゾフィー!!ここは引き返して新たな作戦を作らないと!」
「その必要はない!」
そう言うとすぐにM87光線を放ちバルキー星人を逃がす前に倒すことに成功した。
「ゾフィー!」
帰ろうとしたゾフィーを真姫が止める。ゾフィーは、振り向くと彼女達は手を繋いでいた。
「きょ、今日は……その…ありがとう。」
「ありがとうにゃ!」
「ありがとうございます。私、頑張ってμ'sに入ってアイドル頑張ります!」
「凛も!」
「私もよ!」
その光景を見たゾフィーは、少し嬉しくなった。そして、そんな彼女達を祝福するかのように朝日がゆっくり顔を出そうとしていた。
ゾフィーは、左手を敬礼気味を顔の横へ持ってくる。
「今の君達なら、μ'sに入ってちゃんとスクールアイドル活動が出来るさ。そう、自分自身の限界を勝手に決めつけなければ……どんな事だって出来るさ!」
そう言い残してゾフィーは、姿を消した。
それから時間は刻々と過ぎて……。
放課後……一輝は、日直と言う仕事を片付けてから屋上へと向かおうとしてた。
「ほ、星空さんが開けなさいよ!」
「そんなの凛には無理にゃ!ここは入るって真っ先に宣言したかよちんだにゃ!」
「え、えぇ!?」
と屋上へ行くにつれて声が大きくなって言った。恐らく穂乃果達は、練習に打ち込んでるから気づかないんであろう。
「あの……何してるんですか!?」
「え!?って、一輝じゃん。」
「こら西木野さん、先輩にはちゃんと先輩って、付けないとダメにゃ!」
呼び捨てで言う真姫に凛は注意をする。
そんな彼女達が困ってるのは大体わかる一輝は、花陽の持ってるドアノブに手をかける。
「俺が出来るのはここまでだ。後は……自分たちでやれよ!決して限界を作るな!」
その声、表情、全てに置いて花陽と凛は一輝が昨晩激突したゾフィーに見えた。
一輝は、そんな事を知らずにドアを開く。
「よう!」
「あ!一輝君、遅いよ!!」
「悪いな!それよりそこに並んでくれ。」
そう言われると一輝や穂乃果達は一列に並んだ。それを見て花陽達も一列に並ぶ。
「あ、あの……私……小泉はな……。」
と小さく言いかけた花陽の手を真姫と凛がそれぞれから握る。それに一輝の優しい笑みを見た花陽は、先ほどの一輝の言葉に少し勇気をもらい改めて両隣りの二人を見直してから発言した。
「私!小泉花陽と言います。一年生で、背も小さくて……でも!アイドルへの気持ちは誰にも負けません!!だから……私を…いえ、私達をμ'sに入れてください!!」
「「お願いします!!」」
と言って三人同時に頭を下げた。そんな彼女達に手を差し伸べたのは、穂乃果だった。花陽は頭を上げると穂乃果は、万遍の笑みで「よろしく!」と言うと花陽は、穂乃果と握手を交わした。
(これで、もう二度とコイツらが闇堕ちする事はなくなったな。)
一輝は、そう考えると安心した表情でその光景を見つめると最後に花陽達にテレパシーで「頑張れ!」とエールを送った。
《次回予告》(CV.東條希)
ヤッホー!東條希やで。
凛ちゃん達も加わって6人になったμ's。
そんな彼女達に五月の梅雨が襲う。
そんな中、音ノ木坂学院にアイドル研究部があった過去があることを知る。
次回、第9話「にこ襲来」