ULTRAMAN ZOFFY   作:銀河 流星

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《前回のあらすじ》
謎のスパークにより怪獣へ変身した真姫、凛、花陽だったが、何とか元に戻す事が出来た。
そして、一輝のサポートもあり3人はμ'sに入る決意を固める。
こうして、6人になったμ's。
しかし、本当の難関はここからだった……。


第9話「にこ襲来」

凛達の加入してから数日後、日本に梅雨がやってきた。何故か、講堂でのライブがアップされていて音ノ木坂学院にアイドルが誕生したというのが次第に広がり始めた。そんな映像を見ながら1人の少女が人形を握りしめた。

 

 

「アイドルを嘗めんじゃないわよ!!」

 

 

そう言い残すと少女は、アンチのコメントを書き画面を見つめてニヤリと微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「むぅー……つまんない!!」

 

 

1人の声が廊下に響き渡る。そこには、μ'sのメンバー6人が居た。彼女達の練習場所である屋上が雨で使えないのでいらだっていたのだ。

 

 

「仕方ありませんではないですか、天気には敵わないのですし……。」

 

「気分直しにキッタッキーに行こうよ!」

 

 

そうことりは、提案する。キッタッキーとは、この世界におけるファーストフード店である。

え!?一応我らの主人公御坂一輝はというと……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悪いわね、買い物なんかに付き合わせちゃって。」

 

「別に良いけど、何で玩具屋?」

 

 

一輝は、14歳の美琴にお願いされて少女系の可愛いキャラクターがいっぱいあるコーナーに立っていた。

 

 

「こ、これは……新しいゲコ太の……。」

 

「何々!?ゲコ太?」

 

 

一輝は、質問する。今やちびっ子に人気の高いカエル型のマスコットキャラクターである。美琴は、少し恥ずかしながらゲコ太の名前を言うとしばらく黙り込んでしまい、ペアのゲコ太ストラップを指さす。

 

 

「これが欲しいのか!?」

 

 

一輝の質問に美琴は、小さくうんと頷く。それがどうしても欲しいらしいくその表情が甘える子供のようだった。そんな美琴に対してため息をつくと頭をカリカリ書くとペアのゲコ太ストラップを取る。

 

 

「え!?」

 

「ようするにこうすればいいんだろ?」

 

「ちょ、ちょっと!!」

 

 

美琴は、レジへ向かう一輝に対して止めようとするがそれを無視して一輝は、レジで、会計を済ましてピンクのゲコ太を美琴に渡す。

 

 

「アンタ、これをつける年頃じゃないのに……何で?」

 

「だって、あんなに欲しそう顔されたら買ってやらないとな。」

 

「もう……でも、ありがとう。」

 

 

そう言うと美琴は、受け取り自らのゲコ太の携帯電話に取り付ける。

 

 

「なぁ、それはなんだ!?」

 

「え!?あ、携帯電話よ。もしかして知らないの?」

 

「うん、普段は光を字とか変型させて飛ばすし、テレパシーがあるからな。」

 

「良くそれで敵にバレないわね。まぁ、この際だし電話買いに行きましょ?ゲコ太買ってもらったから付き合うわ!」

 

 

そう言うと美琴は、一輝の手を引っ張り携帯ショップへと向かった。そこには、数多くの携帯電話機が並べられていた。

 

 

「ねぇねぇ、これとかいいんじゃない?」

 

「これって、ゲコ太の携帯電話。お前とお揃いだよな?」

 

 

美琴は、ニッコリと笑いながら一輝にゲコ太の携帯電話を見せてきた。一輝は、どんだけ好きなんだよと突っ込みたいのを我慢して、別の携帯電話を取る。

 

 

「これにするよ。」

 

「えぇー!?何でよ?良いじゃない!」

 

「ゲコ太って俺は、これでも25000歳だぞ?」

 

「に、25000歳!?」

 

 

一輝は、自分の年齢を明かすとそれに対して美琴は大声をあげると店の中にいる人が全員こっちを向いてきた。

それに対して美琴は、苦笑いしながら周囲に謝る。

 

 

「アンタって本当に宇宙人なんだ……。改めて実感しちゃうな〜。」

 

「そうか?」

 

 

小声で言う美琴に対して一輝は、改めて自分と彼女の間に詰めることの出来ない溝があることを感じた。光の国の宇宙人と地球人……。この違いが大きいのである。

 

 

「……でも、これは付けてくれるわよね?」

 

 

そう言いながら美琴は、恥ずかしがりながら一輝に自分のピンクのゲコ太ストラップを見せてくる。

 

 

「それは約束するよ。」

 

「え!?本当に??」

 

「うん。」

 

 

こうして、一輝は人生初めて携帯電話を購入した。その後、美琴を家まで送り届けると一輝は、今日も放課後の校舎内を調べるが特に変わったことは無かった。そんな中、妙に不気味な部屋を見つけた。

 

その部屋の名は……「アイドル研究部」。

 

カーテンに包まれており中の状況が把握できない状態だった。一輝は、その部屋のドアノブに手をかけると向こうから扉を開く音がした。

 

 

「何!?」

 

 

そこから出てきたツインテールの黒髪の少女だった。

 

 

「いや、アイドル研究部なんてあることに初めて知ったから……気になって……。」

 

「ふーん、アンタが試験生ね。まぁ、見るだけならどうぞ。」

 

 

そう言うと少女は、アイドル研究部の部室へ入れてくれた。そこには、数多くのアニメグッズなどが山のようにある。一輝はそれを見て少し驚く。

 

 

「凄いグッズばかり……。」

 

「まぁね、これ全部私のよ!」

 

「全部!?」

 

 

この少女に爆弾を落とされたと一輝はそう感じた。それにしてもこの少女しか部員が居ないのか部室には誰もいない。

 

 

「他に部員は?」

 

「……」

 

 

一輝は、質問すると少女は暗い顔して黙り込んでしまった。

 

 

「みんな辞めてったわ。」

 

「何で!?」

 

「さぁね、でも……こんな世界いらないと思った。」

 

 

少女は、そう言うと机の下からこの間真姫達が持ってたスパークとかつて、ウルトラ兄弟を苦しめた暴君怪獣タイラントの人形があった。

 

 

「それは!?」

 

「あんたの事は、全て知ってるわ。人間じゃないみたいね。でも、そんなのにこには関係ない!こんな腐った世界を……潰してやる!!……なにもかも!!」

 

 

そう言うとにこは、人形をスパークにリードする。

 

《ダークライブ!タイラント!!》

 

にこは、黒いオーラに包まれるとタイラントへと姿を変えた。アイドル研究部のある校舎を破壊してからタイラントは、校内から出ると街へむかった。瓦礫の下敷きになった一輝は、その瓦礫を退かしてから立ち上がる。そんな一輝の脳裏には穂乃果達の笑顔が映る。

 

 

「この街や……この世界はまだ腐ってねぇーぞ!!」

 

 

そう言うと一輝は、プラズマ鉱石の力を解放してゾフィーへと姿を変えるとタイラントへ向かってスワローキックを放つ。しかし、タイラントはビクともせずに仁王立ちしていた。

 

 

「何よ、ウルトラマンなんて大したことないわね!」

 

 

そう言うとにこは、バラバの鞭を使いゾフィーを叩くとゾフィーの手を取るとその怪力でゾフィーを持ち上げて地面に叩きつける。起き上がろうとするゾフィーを蹴り飛ばし再び地面に倒すと彼の腹を踏みつける。

 

 

「どうした!?ウルトラマン。あんたの力はその程度なの?」

 

 

タイラントは、何度も踏みつける。その一撃、一撃に彼女が今まで耐えてきた苦しみが伝わってくる。

 

「ピコンピコンピコンピコン」

 

ゾフィーのカラータイマーが青から赤へ変わり点滅を開始する。ゾフィーに残された時間は僅かだ。

タイラントに向けてZ光線を放つが、ベムスターの腹によって光線が吸収されてしまった。

 

 

「無理よ、今のにこは神の領域に達したのだから!!」

 

 

そう言うとタイラントは、口から火炎放射をゾフィーの胸にに放つとゾフィーの横腹を蹴る。ゾフィーの胸は、燃えた後の様に少し黒くなってた。起き上がろうとするゾフィーだが、何故か力が入らなくなる。

 

 

「これで終わりよ!」

 

 

タイラントは、ゾフィーに近づきベムスターの腹から冷凍光線を放ちゾフィーの動きを鈍くする。何とか仰向けになったゾフィーは、M87光線を放とうとするが、その途中にゾフィーを跨いだタイラントは、尻尾でゾフィーの腹を叩きつけると右腕を思いっきり踏みつけた。

 

「グキッ!」

 

ゾフィーの右腕から不気味な音が響く。それと同時に光線が撃てずに右腕を痛がるゾフィー。カラータイマーの音が次第に弱くなるとゾフィーは、動かなくなりその場から消えた。

 

 

「なんだ、ウルトラマンも大したことないみたいね。」

 

 

消えたゾフィーにそう言い残すとタイラントは、街へと向かい歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




《次回予告》(CV.絢瀬絵里)
こんにちは!賢い可愛い?(エリーチカ!!)
ハラショー。絢瀬絵里です。
暴走するタイラント。壊れいく街……。
ボロボロになってまで戦おうとする御坂一輝にある悪魔の手が近づいていた……。
しかし、本人は知らないまままた変身する。


次回、第10話「守りたい光」

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