デート・ア・ライブ 風見サンフラワー 作:文々。社広報部部長 シン
二ヶ月も間を空けてすみませんでした。更新が遅いって言っても遅すぎますね。
お待たせしました。
それではどうぞ。
士道と幽香が出会う数分前
士道が先程まで検査を受けていた<ラタトスク>の施設では厳戒態勢がしかれていた。その施設の中の戦艦<フラクナシス>の艦橋によく似た部屋に<フラクナシス>の搭乗員たちが皆集まっている。部屋には電話の発信音と上下させたつま先が床にあたる音が響いている。その二つの音をどちらも出しているのは五河琴里、戦艦<フラクナシス>の司令。彼女は留守番電話サービスに移ろうとしたケータイの電源を落とし、まだ舐め始めて間もないチュッパチャプスを噛み砕き、大袈裟に机を叩いて立ち上がる。
「家の電話にも出ないし、士道はケータイも持たないでどこをほっつき歩いてるのよ!」
彼女は彼女の兄である五河士道が電話に出ないことに腹を立てていたのだった。
「反転した精霊が現れたかもしれないっていうのに…」
「落ち着いてください司令。貴女がこの状況で冷静さを欠いたら誰がこの場を纏めるんですか」
と、琴里を宥めたのは<フラクナシス>の副司令である
「…そうね。私がどうこう言っても何も変わらないわ。たまには役に立つじゃない、神無月。礼を言うわ」
「恐縮です」
そう言ってニコリと微笑みながら頭を下げた神無月だが、彼はドがつくほどの変態である。元ASTの隊長で優秀な
閑話休題。
神無月は懐からチュッパチャプスを取り出すと琴里に渡した。それを受け取った琴里は包装を外し、咥える。
「…よし。じゃあ、切り替えていくわよ!」
『はっ!』
搭乗員達は琴里の呼び掛けに対して力強く返事をした。しかし、琴里は皆に呼び掛けたわけではなく、自分を奮い立たせるために言ったのだった。だが、琴里はそれをここで伝えてしまうと折角皆の締まった気が緩んでしまうと思い、敢えて言葉に出さなかった。
「霊波反応が確認された《天宮ひまわり園》の映像を早めに出して!それと士道も探しなさい!」
『了解!』
搭乗員達が作業に取り掛かると琴里はぼーっと考え始めた。
「(しっかし真那にも逃げられたし、士道は何処に行ったんだか。あの兄弟はどれだけ私の胃を痛めつけたいのよ…。もしかしたら士道は《天宮ひまわり園》にいるのかも…ってそんなわけないわね、うん。ないない)」
「司令!ひまわり園の映像をメインモニターに映します!」
男性のクルーが叫ぶとメインモニターに映像が映し出される。
それは何ともおかしい光景だった。
冬なのに立派に咲き誇る一本の向日葵。それの隣に佇む日傘が似合う絶世の美女。それに相対する青髪の青年。
青髪の青年。そう、五河士道である。
「……ん!?何であなたがそこにいるのよ!士道ぉぉぉぉ!」
琴里の声が部屋で反響する。
琴里の
琴里ちゃん完璧フラグ立てちゃいましたね。
神無月のことをボロクソ言ってますが、作者は別に神無月が嫌いなわけではないです。
次回はもっと早く更新できるようにします。
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