その男スタンド使い   作:クルス@アルマゲドン

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お試し投下

連載するか不明なので




スタンドバイミー

 

やあやあ、こんにちは。またはこんばんは

僕は馬場(ばば)静(しずか)と申します。

静って女みたいな名前だけど僕は生物学上男だ。

まあ、中性的でボーイッシュの女の子と間違われるけど……。

 

そんな事よりも僕は俗に言う転生者って言うヤツだ。

転生するまでの経緯はありふれたものだったから割愛する。

それでだ。転生した際に貰える特典なんだが─────

 

「いい加減に喰われろッ!!」

 

「嫌々、喰われろと言われて喰われるドMじゃないし、自殺志願者じゃないですよ?」

 

現在使おうと思っているわけだ。

避け続けるのにも体力が必要な訳でそろそろ疲れてきたんだよ。

それに、目の前に喰われろ宣言をしてきている異形の化け物ははぐれ悪魔と呼ばれる存在だ。

僕は悪魔やら天使やら堕天使などが存在する世界に転生させられたわけだ。

個人的には人外と言うモノにも興味があったから別に良かったんだが、それは貰った特典がそれなりにチートだったからだ。そうでなければお断りだ。

そのチート特典は戦闘面で使えるモノだからね。

 

「やれやれ、そんなに僕を喰らいたいかい?」

 

「はぁ……はぁ……やっと喰われる気になったか?」

 

目の前で息を切らすはぐれ悪魔。

人間の僕よりも早く息を切らすなんてどういう事だい。

僕はそんな事を思いつつも、右手に『DISC』を出す。

はぐれ悪魔は突然現れた『DISC』を警戒する。

警戒するはぐれ悪魔などどうでも良いと思った僕は『DISC』を頭の中に埋め込む。

 

「今回はコイツか………」

 

「何を─────」

 

「出ておいで『ザ・ハンド』」

 

僕がそう言い放つと隣に人型の何かが立っている。

そう、僕の転生特典は『スタンド』。

ジョジョの奇妙な冒険に出て来るスタンドを使えるようにして貰った。

此処までは良いとしよう。だが、この特典は何かと強すぎる訳で制限が付いた。

それは自由に選んでスタンドが使えないという制限だ。

もう一つはこの世界では『神器』というものがあり、それと連結させスタンドを使えるようになるということだ。

そのため僕の『神器』は『DISC』となった。この『DISC』ジョジョ六部に出てくるスタンドである『ホワイト・スネイク』というスタンドの能力だ。全てのスタンドの『DISC』が有るわけだが、僕が使うホワイト・スネイクはどうなっているのか知りたいのだが未だホワイト・スネイクは出せておらず、調べがついてない。

 

「なんだ、その人形は?」

 

「やっぱり、見えてるんだね。コレが」

 

そして、最大の欠点の一つにスタンドが目視できるという制限。

ジョジョの原作ではスタンドはスタンド使いしか認識出来ないだったが……

コレがちょっとばかし辛いものなのだ。

『神器』や裏の事情を知らない人には見せられないのだから。

原作通りなら一般人が居ても使えたのに……まあ、自由に選択できないから別に良いか。

さて、気を取り直して反撃しますか。

 

「取りあえず『削り取れ』」

 

「は?───────ッ!?」

 

僕がザ・ハンドにそう命令し、右手を大きく振る。するとはぐれ悪魔の左腕が無くなっているのだ。

はぐれ悪魔は悲鳴にならない声を上げる。

 

ザ・ハンドの能力はとてつもなく危険だ。何せ、右手に空間を削り取るという能力だからだ。

その削り取ったものがどこに行くかはわからない。

 

「さて、此処で僕に会ったということ後悔するといいよ」

 

「やめッ!殺さない────────」

 

最後まで言い切る前にはぐれ悪魔の頭部を削り取った。

 

「君はそう言いながら命乞いをしていた人達を殺したんだ。殺される覚悟ぐらい持ちなよ」

 

既に絶命したはぐれ悪魔に僕はそう呟いた。

「さて、其処で様子を伺っている方々。姿を現したらどうですか?」

 

僕は入り口付近で先程から此方を見ている方々にそう呼びかけた。

 

すると、見知った顔が出てきたのだ。

 

◇◇◇

 

私は信じられない光景を目の当たりにしていた。

後ろ姿から青年と思わしき人物とその隣に立っている人形らしき者がはぐれ悪魔──バイザーを追い詰めていたのだから。私は警戒を最大にし、下僕である部員と共に入り口付近で待機し、様子を見ることにした。

そして─────

 

「─────『削り取れ』」

 

聞き慣れた声が聞こえてきた。

その瞬間、バイザーの悲鳴にならない声が此処まで響いてきた。

何が起こったの!?そう思いながらバイザーを見れば左腕が無くなっているのだ。

その光景を見た私は背筋がゾッとした。

そして、バイザーが何か叫ぼうとした瞬間、バイザーの頭部が無くなった。

 

「君はそう言いながら命乞いをしていた人達を殺したんだ。殺される覚悟ぐらい持ちなよ」

 

静まり返った空間で青年の呟きが大きく聞こえ、その言葉にはどこか悲しみの感情が表れていた。

 

「さて、其処で様子を伺っている方々。姿を現したらどうですか?」

 

気付かれているッ!?そう思い心音が大きく響く。

私の『女王』である朱乃と顔を合わせ、アイコンタクトをする。

彼女の考えと私の考えはどうやら同じの様だ。

あの青年の前に姿を現し、敵意が無いことを知らせ、どうして此処に居るのかを問いただす。

しかしあの青年の声何時もどこかで聞いているような。

そんな事を思いながらも私達は青年の前姿を見せた。

 

 

◇◇◇

 

目の前に現れた方々は僕と同じ学園に通う同級生と後輩。しかも全員と面識がある。

驚きを隠せないまま僕は口を開いていた。

 

「……え?皆さんなんで、こんな所に」

 

「それはコッチの台詞よ!静!」

 

「あらあら、静君でしたか」

 

「……静先輩」

 

「先輩だったんですか」

 

「うぉぉぉ!ジョジョの姉御!」

 

上から僕、リアスさん、朱乃さん、子猫ちゃん、祐人君、一誠君だ。

それよりもいい加減、姉御は止めてほしいんだけど。確かに中性的だけど、僕は男だからね。けど、ジョジョって呼ばれるのは好きかな。

ん?なんでジョジョかって?馬場の場はジョウて読めて静もジョウって読めるからジョジョ。ただ、ジョジョと呼んでくれる人はまだ数人しか居ないんだよ。

 

「ああ、それよりも」

 

僕は出しっぱなしのザ・ハンドを使い、周辺にある人の死体、もしくは一部だけになった部位を集める。

 

「何をするつもり?」

 

怪訝な顔で訊ねてくるリアスさん。

僕はポケット入っていたマッチを取り出し、集めた死体に予め用意していたシーツを被せ、火を灯す。

火葬だ。本当は『魔導師の赤』(マジシャンズ・レッド)の火で火葬出来たら良かったけれど選べないから仕方ない。

周りに火が移りそうになろうとしてもザ・ハンドで削り取るから火事の心配は無いだろう。

そして、死体達は灰になり宙を舞っていった。

黙祷し、リアスさん達の方に振り返る。

 

「さて、皆さんお話しましょうか」

 

僕はそう言い放った。

 

 

◇◇◇

 

あの後、直ぐに両者の事情を話すかと思えば明日の放課後に話すこととなった。

 

「それよりも、コレをどうすればいいのか」

「人間よ、その身に神器を宿したことを後悔することだ」

 

まさかの帰宅途中で堕天使と遭遇。

しかも人通りが少ない公園で待ち伏せしていたかのようにだ。

さらには殺害宣言を受けている。今日に限って人外とのエンカウント率が高いような気がするがきっと気のせいと思いたい。

 

「はぁ……ねぇ、堕天使さん。僕は今疲れているんだ。出来れば明日にしてくれないかな?」

 

「出来ぬ相談だな。なに、痛みは一瞬だ。それくらいの慈悲ぐらいは掛けてやる」

 

やれやれ、どうやら何を言っても無駄のようだ。

思わず溜め息をしてしまう。

堕天使は光の槍を構える。

 

「やるしかないか。………さて今度は何が出るかな」

 

『DISC』を取り出すと堕天使は一瞬動きを止める。そして、『DISC』を見た瞬間、笑い始める。

 

「ハハハッ!なんだ、それが貴様の神器か!」

 

どうやら、堕天使は僕の神器の能力を何か解らずに笑っているようだ。能力を知らないのに良くあんなに笑える。

寧ろ、こっちが笑いそうなぐらいだ。

敵を見た目で判断してはいけない。

これは戦いにおける常識だと思っている。だが目の前の堕天使はどうだ?

CD状の神器ということで笑っているではないか。これは滑稽過ぎる。

 

「……笑っているといいよ?……今度は面白いのを引いた」

 

頭に『DISC』を埋め込みながらそう言う。

堕天使は僕の行動に怪訝な顔をする。

おそらく、自らの神器を頭に埋め込んだ事に対してだろう。

 

「さて、此処から先は一方的な戦いになるよ?」

 

「何をいい──────『ドラァア!!』ガホッ!?」

 

一瞬のうちに空にいた堕天使の下に一つの巨体が近付く。そして、掛け声と共に強烈な一撃が堕天使の顔面に入り、地上に落ちてくる。

 

「本当に面白いのを引いたよ。『クレイジー・ダイヤモンド』」

 

まさかザ・ハンドに続き四部のスタンドを引くとは思わなかった。

『クレイジー・ダイヤモンド』四部の主人公である東方仗助のスタンド。モノを直すまたは人を治す能力を持っているスタンドだ。

さらに言えばコイツはパワーとスピードが優れているスタンドだ。そんなスタンドの攻撃を顔面にまともに食らえば大ダメージとなる現に、堕天使はたった一発の拳で顔面がヤバい事になっている。

 

「君は人を殺そうとしたわけだ。ならそれなりの覚悟を持っているはずだよね。人を殺そうとするならその逆の殺される覚悟も無ければいけない」

 

「た、助け──────────」

 

「『クレイジー・ダイヤモンド』!」

『ドラララララララララララララララララララララ!!ドラァァア!!!!』

 

クレイジー・ダイヤモンドのラッシュは堕天使と丁度落ちてきた近くにあった岩を同時に殴っていく。殴りながらも岩は壊れ、そして直っていく。堕天使と同化しながら直っていくのだ。

 

「安心しなよ。殺しはしない。けど、死よりも辛い思いはして貰うけどね」

 

堕天使は石と同化し歪なモノとなった。

後にこの公園で待ち合わせ場所などで有名となる。『ドーナシーク岩』と。

 

 

 

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