Fate/Grand walker   作:シルムガル氏族のゾンビ

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霊気紛争中なので初投稿です


修業/Discipling

 まさかルーンの起源がこの次元の神話に遡るとは思ってもみなかった。目の前にいる精悍な青年はルーン魔術に精通したケルトの戦士だとのこと。ロマン氏からケルトについての説明を受けて、ぜひとも魔術書へ蒐集したいところである。聞けばこの聖杯戦争は過去に偉業を成した英霊や偉人たちを召喚するとのこと。俄然楽しみが増えた。

 

「いやあ、魔術書の記述が増える増える! ありがとうキャスター殿! 礼と言ってはなんだが、私にできる事ならば何でも言ってくれたまえ!」

 

「ん? 今なんでもって言ったか?」

 

 にやにやしながら私の体を値踏みするように見るキャスター。分かりやすいな。正直な男は嫌いではないぞ。

 

「そこらへんで一発って訳にはいかんぞ。物騒なところだからな」

 

「それじゃあ、安全な場所ならいいんだな?」

 

「私としては好みの男だから拒む理由はないぞ。生娘じゃないがよろしいか?」

 

「別に構いはしねえぜ。余計な気遣いしなくていいしな」

 

 猥談で盛り上がる私たちを余所に、顔を真っ赤にしてるカルデアのメンバー達。

 

「なんだなんだこのぐらいで、マシュはともかく所長。生娘みたいな反応して」

 

「しょしょしょしょ処女じゃないわよ!」

 

「まあ、坊主は童貞っぽいしな」

 

「いや、その、まあ」

 

 一瞬の隙をついて藤丸君の股間を握る。うーんなかなかずっしりくる。

 

「ちょちょちょ! ローザさん!?」

 

「ほほう、なかなかご立派なものを……」

 

「ローザさん! 何してるんですか!」

 

「いや、藤丸君の『男』をちょっと確認しただけだろう? 次はマシュちゃんのマシュマロを……」

 

「やめなさーい!!!」

 

 所長から魔力弾が飛んでくる。が、興奮して顔が真っ赤な上に目がグルグルして狙いが付けられてない。

 

「危ないなあ、もっと余裕を持ちたまえ。生娘じゃ……生娘だったな」

 

「うるさいうるさいうるさーい!!!」

 

 因みに後でキャスターのも握った。オウフッ! って声を上げた。こちらもいいモノをお持ちのようで……。

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 

 十分に青少年を弄りまわして満足したところで、現在の状況を確認する。サーヴァント一名、デミ・サーヴァント一名(宝具なし)、PW一名、新米PW一名、魔術師一名。

 

「そこのサーヴァントのお嬢ちゃんが宝具を使えないっていうのは結構な問題だぜ? 宝具ってのはサーヴァントにとっちゃ切り札だ。宝具なしじゃあこの先の戦いで、生き残ることは難しいぞ」

 

「そこはキャスターの言う通りだな。アドリブは準備ができていないもののやることだ」

 

 といっても私は宝具やサーヴァントに関しては専門外だ。私ができることと言えば、せいぜい後方からの援護や雑魚処理ぐらいなものか。あとは新米PWへの指南だな。

 

「つーわけでだ、お嬢ちゃんの宝具を使えるように特訓だ! なーに、死ぬ気でやればできるって! 俺がそうだったからな!」

 

 笑ってない目で笑うキャスターからは謎の説得力が湧き出ていた。確かに根性論は否定しがたい部分がある。赤を使う奴等の大半は根性論者ばかりだった。あと時たま白とか緑。青に根性論を説けば情け容赦のない論破の弾丸が飛んでくる。黒はそもそもその手の話を振っても無駄だ。必要だと判断すれば躊躇なく使うとは思うが。

 

「そんじゃ、まずはとことんまで追い詰められてみるか」

 

 一瞬で所長の背後に回ったキャスターがコートにルーンを施す。あれ確か厄寄せのルーンのはずじゃ……。

 

「きゃああああ! スケルトンの群れがあああ!」

 

「そら、必死こいて守らねえとマスターもろとも御陀仏だぜ!」

 

「藤丸君は呪文を使ってマシュちゃんをサポートしながら所長を守ってみようか」

 

「りょ、了解!」

 

 襲い掛かってくるスケルトンの数は膨大。それを守りながら倒すにはマシュちゃんと藤丸君の連携は必要不可欠だ。

 

「藤丸君にひとつ言い忘れてたことがあったが」

 

「【鑽火(きりび)の輝き/Immolating Glare】! なんですか? ローザさん」

 

「魔術書一冊につき同じ名前の呪文は四つまでだから慎重に使え」

 

「今1個使いきったところで言わないで下さいよ!」

 

 そういいながらも新しい呪文をひっきりなしに飛ばし、時折マシュちゃんに強化を施しながら戦況を優位に運んでいる。うーん、中々のアドリブ力とタスクを持っているな。これは良物件だ。マシュちゃんがいなければ狙ってたかもしれないな。

 

「さて、そろそろルーンの効果も切れる。次は俺が直接相手をしてやるか」

 

 肩を回しながらキャスターが疲労困憊の三人組の元へ近づく。そしてマシュちゃんは無事に宝具を発動させることができた。キャスターの宝具もそれは素晴らしい物だった。素晴らしかったので速攻で記述を増やした。

 

 

――――――――――――――――

 

 

木々の巨人、ウィッカーマン ③GG

4/1

 

クリーチャー―エレメンタル

 

対戦相手を1人対象とする。木々の巨人、ウィッカーマンを生け贄に捧げる。対戦相手に5点のダメージを与える。

 

 

――――――――――――――――

 

 

焼き尽くす炎の檻 ④R

 

ソーサリー

 

クリーチャー1体を対象とする。そのクリーチャーのコントローラーはそのクリーチャーを生け贄に捧げて、点数で見たタフネス分のダメージを受ける。

 

 

――――――――――――――――

 

 

疑似展開/人理の礎(ロード・カルデアス) ①WW

 

エンチャント

 

あなたがコントロールするクリーチャーは+0/+2の修正を受ける。

 

 

――――――――――――――――

 

 

 

「ふっふっふ~ん♪ 今日はいい日だな~♪ お姉さんは機嫌がよいぞ~♪」

 

「あ、あの、だからって私を抱きかかえながら撫でないでください……」

 

 今日はいい日だな。ほらフォウくん、ゼンディカーで採れる果物だ。美味いぞ~。フェリダーが好んで食べるんだ。もちろん人間でも食べられる。

 

「フォウ! フォウ! モキュキュ、フォフォーウ!」

 

 匂いを嗅いだりして警戒してたみたいだが、一口齧った瞬間に踊り出すフォウくん。そのまま一個きれいに平らげてしまった。ちなみに人間が食べるとイチゴの味がするリンゴみたいな感じだ。

 

「それじゃあ、いよいよ本丸を攻めに行こうかね」

 

 キャスターがストレッチを行いながら、何でもないように言い放つ。

 

「ところで、この聖杯戦争の聖杯はどこにあるの?」

 

「ああ、それはあそこだ」

 

 キャスターが指さした場所は、山の斜面だ。あそこに洞窟があり、その奥に聖杯があるとのことだ。しかし、聖杯はすでにセイバーの手中であり、セイバーに打倒されたサーヴァントたちはセイバーの傀儡と化しているのだという。すでにライダーとアサシン、ランサーは撃破、残る敵はアーチャーにバーサーカーだけだ。

 

「アーチャーの野郎は弓兵のくせに剣を使いやがるからな。接近したとして油断するんじゃねえぞ」

 

 どうにもそのアーチャーとは因縁があるらしいキャスターは、杖を握る手に力が籠っていた。

 

「最悪バーサーカーは私が何とかする。藤丸君たちは聖杯を奪取してくるんだ」

 

「おいおい、いくらセイバーの傀儡になって弱体化しているといってもバーサーカーは強敵だ。対策も取らねえで戦えるほど甘くはないぜ」

 

 キャスターが真面目な顔で忠告してきたが、私は別にそのバーサーカーを殺すつもりはない。

 

「なに、無力化してくればいいんだ。幸い私向けの盤面が見えてきたんだ」

 

 私たちの決闘における魔術師(プレイヤー)に相当するのはおそらくそのセイバーのはずだ。そのほかのサーヴァントたちはクリーチャーのようなもの。なら私がとる対策はごまんと用意できる。が、プランはいくつか練っておく必要があるな。

 

「藤丸君、君にこいつを託しておく」

 

 機械仕掛けの梟を藤丸君の肩にとめる。

 

「これは?」

 

「【悪意の大梟/Baleful Strix】。なかなか古いものだが、君の助けになるはずだ」

 

 魔術書から飛び出した呪文をひらひらさせながら、彼らと別れて探索を開始する。無色の魔術書に新しく呪文が記述されているのをみて、私はほくそ笑む。どうやらゲートウォッチの方々もかなり活躍しているようだ。藤丸君に渡しておくべきだったな。【宮殿の使い魔/Palace Familiar】に運ばせよう。

 

「さて、君ら雑魚の相手をしているほど暇じゃあないんだ。早々に消えてもらうとしようか!」

 

 チャンドラが得意としている炎の魔術を少々拝借。辺りにいるスケルトンたちを焼き払う。ほかにも召喚を行いながら、辺りの雑魚を掃討していると、遠くのほうで爆発音がした。大方、アーチャーあたりと戦闘になったのだろう。

 

「んー。通信機を借りればよかったな。向こうの情勢がわからん」

 

 そんなことを考えていると、足元に何かが落ちている。星のような宝石だ。かなりのマナが籠っている。一応回収しておくか。

 

「ふう、しかし変な骨とドラゴンの牙がよく落ちているな。まあこれも念のため集めておこう」

 

 せっせと集めて【作業場の助手/Workshop Assistant】に運ばせる。かわいい。

 

「しっかし数が多い……まとめて焼くか!」

 

 作業場の助手たちを一旦戻す。その後に赤のほかにマナを二色だす。準備完了。

 

「【光輝の炎/Radiant Flames】!」

 

 辺りにいるスケルトンたちをすべて巻き込んで、輝く炎が焼き尽くしていく。この炎は戦場に立つクリーチャーを一切の区別なく焼いてしまうため、藤丸君たちがいるところでは使えない。同じ理由で【次元の激高/Planar Outburst】なんかも撃てない。というか下手すれば次元そのものが崩壊しかねないからな。

 

「これだけ派手に暴れれば、向こうも食いついてくるかと思ったんだが……」

 

 踵を返し、藤丸君たちの元へ向かおうとしたその時、強大なマナを感じその場を跳ぶ。凄まじい破砕音と共に土煙が上がる。煙へ向かって覚えたてのガンドを撃ちこむ。しかし、それすらも意に介さないらしく黒い影が私へ飛びかかってくる。振りかぶられた斧剣を紙一重で避ける。風圧だけで私が服が少し裂かれてしまった。

 

「こいつは……強いぞ」

 

 アーティファクトが解析したデータを見て、私の背筋に冷たい汗が伝う。

 

 

 

―――――――――――――

 

シャドウサーヴァント・バーサーカー  ⑤BBB

 

8/5

 

トランプル

 

二段攻撃

 

このクリーチャーが死亡したとき、あなたはXを支払ってよい。そうした場合このクリーチャーを戦場に戻す。Xは死亡した回数に等しい。

 

 

 

―――――――――――――

 

 なんだこの脳筋の塊みたいな性能は!? まあ除去耐性が死亡限定なのはありがたい。それを差し引いても強いな。こいつは。幸いこいつを守るような支援も飛んでこないのだ。やりようはある。

 

「頑張ってくれたまえよ、藤丸君。すぐに追いつくからな」

 




MTGクリーチャー一言メモ

悪意の大梟  UB  ※U=BLUE 表記が黒と被るので。本家wikiに準拠。

1/1

飛行 接死

悪意の大梟が戦場に出た時、カードを一枚引く。

別名アド取りクソ梟


宮殿の使い魔   ①U

1/1

飛行

宮殿の使い魔が死亡したとき、カードを一枚引く。

生贄要員。飛行クリーチャー、壁としても優秀。
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