Fate/Grand walker 作:シルムガル氏族のゾンビ
息抜き投稿です。
カルデアに帰ってきてから数日が経った。カルデアではあのデーモン、レフが起こした爆弾テロによって人員が大幅に激減、おまけに機材が損傷し、その修理の為に必要な資材もギリギリで、カルデア以外の場所からそれらの確保すら難しい状況だ。
故に、私の協力でカルデアに改造が施された。これには所長のオルガマリー、医療班トップのロマニ・アーキマン、そしてカルデアに召喚されていたサーヴァント、ダ・ヴィンチちゃんことレオナルド・ダ・ヴィンチの立ち合いの元に私が大量のアーティファクトをもたらした。
発火器具、検査器具、改良器具、商人の荷運び、歩行貯蔵器、万能溶剤、警戒自動機械、溶接自動機械、作業場の助手、多用途な一品、製造機構、電招の塔、抽出機構、活性機構、霊気貯蔵器。これらをカルデアに設置することで電力の補助とした。幸いカルデアの外はマナと霊気が荒れ狂う状態だったので霊気はすんなり集まった。そしてこれらの運用はダ・ヴィンチちゃんに一任している。概要を軽く説明しただけで全ての使用方法や管理方法を習得した彼女(後に実は男性だったことを聞く)は自称通り天才だ。最も私もよく分からん部分があるから、相応のクリーチャーを召喚し、顧問にしている。
そういった背景もあって、カルデアの修復は急ピッチで進んだ。なにせカラデシュから呼び出せるドワーフをはじめとした職人たちのクリーチャーを総動員して行ったのだから、むしろ当然だ。
食料も私が昔創造した私専用の食料庫兼保養地の次元から持ち出せる様、ゲートを繋いだ。ゲートももちろんアーティファクト。その昔ファイレクシアが用いた侵略用ポータルをそっくり再現してみたが、これが意外にもちゃんと稼働した。もちろんファイレクシアの奴等に察知されないよう細心の注意を払っている。
因みにこれを見た所長は卒倒し、ロマニは腰を抜かしてしまった。私もこんな骨董品引っ張り出すことになるとは思っていなかったが。
その他にも変化が結構あった。藤丸君がサーヴァントを召喚している。戦力拡充を狙ってのことだ。システム上、サーヴァントを強化する礼装も吐き出されるうえに、呼ばれる英霊はランダムなので誰が来るか分からない。そんな中藤丸君が呼び出したのは3名のサーヴァントだった。
「アルスターのクー・フーリン。ランサーだ、ひとつ、よろしく頼むぜ」
「アサシンのサーヴァント、佐々木小次郎。ここに参上つかまつった」
「召喚に応じ参上した。貴様が私のマスターという奴か?」
青い髪のランサーに、なんか長い刀を持った侍、そして藤丸君と闘ったという黒い女性剣士。彼らもすぐに私の魔術書に記録した。
――――――
アルスターのクー・フーリン
②RR
伝説のクリーチャー-人間・サーヴァント
5/4
先制攻撃
アルスターのクー・フーリンがアンタップ状態である限り、これは呪禁を持つ。
③B:ターン終了まで、このクリーチャーは接死を得る。
――――――
佐々木小次郎
②B
伝説のクリーチャー-人間・サーヴァント
4/4
このクリーチャーはブロックされない。
各戦闘の開始時、これは到達を得る。
飛行を持つクリーチャーと戦闘をした際、これは二段攻撃を得る。
③:飛行を持つクリーチャー1体に、点数で見たパワー分のダメージを与える。(これは戦闘時のみ使用できる)
――――――
アルトリア・ペンドラゴン・オルタ
③BW
伝説のクリーチャー-人間・サーヴァント
6/5
呪禁
②W:このターン、このクリーチャーへのダメージを軽減する。
③B:このターン、戦闘に参加したあなたのコントロールするクリーチャーは+1/+0の修正を受ける。
――――――
なんだこいつら、強いな。使い勝手はあまりよくないが。うーん、一体一体の性能が破格すぎて大量展開ができないのか。しかもまだまだ本調子ではないらしい。
これはカルデアの召喚システムの仕様であるが故、致し方ない。特別な素材を用いて霊基を強化しなければならないのだとか。しかし、この問題は藤丸君がPWへと覚醒したことにより幾分かの解決を得た。藤丸君が持つ魔術師としては破格どころか市場が崩壊するレベルの莫大な魔力で再召喚を行うことで、宝具の強化と英霊の持つスキルも同時並行で霊基を強化した状態で召喚が可能になったのだ。もっとも本調子である一歩手目くらいまでしかできないが。これも本来ならば有り得ない事であり、私込みで封印指定待ったなしだとか。
といっても、私や藤丸君が使う魔術は文字通り異次元の物、おいそれと解明はできないし、何よりこの世界では燃費が悪い。
そうそう、所長もじつは死んだショックと過去を改変されたせいか、はたまた元々灯があったのだろうかPWとして覚醒していた。だが、実力としてはティボルト以下だ。この子メンタルが苗木トークンなんだもん。初期忠誠度1て、ないわー。
――――――
カルデアの所長、オルガマリー
UR
オルガマリー・アニムスフィア
+1:対戦相手を一人選ぶ。そのプレイヤーはクリーチャーを一体タップする。
-3:占術3を行う。その後カードを2枚ドローする。
-9:貴方はライブラリーから30枚カードを追放する。その中から好きな数のクリーチャーをマナコストを支払わず唱えてよい。その後、追放したカードをライブラリーに加え、シャッフルする。
――――――
ん? んん? 強い? まあでも使わないと思う。それこそ専用に
私はそれ以外では私の次元から持ち込んだ食料のチェックや、サーヴァントたちの鍛錬のためにクリーチャーの召喚―――もちろんこれは私の次元で行っている―――、必要物資や強化素材集めに精を出している。
あ、あとちょっと余計なこともした。まあ、有体に言えば私が興味本位で英霊の召喚を行ってみたのだが、これがとんでもないことになった。
「俺はジェイス、ジェイス・ベレレンだ。君に力を貸そう」
なんと、かのゲートウォッチを呼んでしまった。恐らくだが、私が召喚を行うとPWが呼び出せるみたいだな。もれなく全員キャスター枠確定なのが何ともいえないのだが。しかもこのPWサーヴァントもPWの力のほんの一部を無理矢理形にして押し込んでいる所為で、全力とは言い難い。が、強力な味方を得ることが出来た点は好ましい。一応、藤丸君に契約させた。彼は青呪文の専門家とも言えるからな。
ジェイス・ベレレン、おそらく最強のテレパスであり、幻影魔術の達人。精神を刻むもの、記憶の熟達者、ヴリンの神童などの異名を持つ魔術師だ。PWでは珍しく割と善人なので、安心してほしい。彼の幻術は嗅覚すら欺き、彼の生み出した幻はクリーチャーとして魔術書に記録される程に精巧だ。そして一時的に記憶を共有することで武術の達人のような動きができる。そして彼の真骨頂はテレパスにある。相手の記憶を破壊し、相手の心を彫刻のように作り変える事すら可能なのだ。最も本人があまりこれを使うつもりはないらしいが。
こうして、藤丸君の成長とともにカルデアも徐々にその機能を回復しつつある。しかし、コフィンで冷凍保存されているマスターたちはまだ目覚めさせることはできない。仮に目覚めさせて全員を治療したとしても、それをサポートするだけの人員もいないのだ。藤丸君には申し訳ないが、カルデアの最後のマスターとして戦ってもらわねばならない、そうロマニが嘆いていた。
そして、レイシフトによる聖杯探索は間もなく発令される。その先に待つ結果を見届けるために、私はこの次元に残っている。なにより、ここで過ごすうちに情が移ってしまった。長居をし過ぎた物だと思う。
第一の特異点発見の知らせは間もなくだった。
ジェイス・ベレレン ☆4
クラス:キャスター
属性:中庸・中立
真名:ジェイス・ベレレン
時代:不明
地域:異次元
HP:1993/11997
ATK:1356/8965
筋力:E 耐久:D
敏捷:E 魔力:EX
幸運:C- 宝具:A+
コスト:12
所有カード:Q A A A B
保有スキル
幻影魔術(EX):味方全体に回避状態を付与(継続1):CT6
記憶魔術(EX):敵全体の強化状態解除:CT5
精神魔術(EX):敵全体のチャージ減少&スキル封印(継続3)&宝具封印(継続3):CT8
クラススキル
陣地作成(B):自身のアーツカードの性能をアップ
テレパスの才能(EX):クリティカル発生率アップ&スター発生率アップ
対抗呪文(A):弱体無効(3ターン)
宝具名:精神刻み(マインド・スクリプト)
ランク:A+
種類:Arts
種別:対生物宝具
効果:敵全体に防御力ダウン(3ターン)〈オーバーチャージで効果アップ〉&クリティカル発生率ダウン(3ターン)〈オーバーチャージで効果アップ〉&弱体耐性ダウン(3ターン)〈オーバーチャージで効果アップ〉&スキル封印(3ターン)〈オーバーチャージで効果アップ〉&宝具封印(3ターン)〈オーバーチャージで効果アップ〉&スタン
再臨素材やスキル強化は省略
何ぞこのデバフの鬼