更識楯無に弟が居て簪に兄が居ても良いじゃない?   作:銭湯妖精 島風

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お仕事で仕方なくダブったけど、転校したし気にしない気にしないw

 

とある日の事、その日の事は正直あまり覚えていない

 

確か季節は冬で、受験シーズンの真っ只中だった様な気がする

 

うん、そう確か雪がチラつく寒い日だった、多分

 

まぁその時の僕は実家の居間でコタツに入ってテレビを適当なチャンネルに合わせて眺めていた

 

だって僕には受験シーズンなんて去年の話で再来年度に再びやってくる物だったんだから

 

 

そう、織斑一夏(カレ)がテレビに映るまでは

 

 

直ぐにコタツを出て衣服を整え父親の書斎へ向かう

 

ソコソコに広い我が家な為に数分掛かってしまったが到着し、扉をノックして返事を聞いてから中に入る

 

「失礼します・・・とうとう男性初IS搭乗者(1人目)が出た様です」

 

「・・・あぁ、とうとう出てしまった」

 

僕の言葉に頷き少し頭が痛そうなのは気のせいでは無いだろう

 

現に父は白騎士事件以来、裏世界で篠ノ之束博士を狙う輩や彼女の肉親を狙う輩などを秘密裏に処理してきたのだから

 

そう僕の生家は何世代、何十世代も前から日本を裏から守る対暗部の一族なんだ

 

そして、日本の対暗部組織を束ねる長が僕の父という訳

 

 

「いつかは出ると思っていましたが、予想より大分早いです・・・でもまぁ十中八九 保護を名目にIS学園へ入学させられるでしょう、刀奈も居るし布仏姉妹も簪とも居る。監視と防衛は幾分か楽になるかもですね」

 

未だ頭の痛そうな父を労わる様に言いチラリと父の手元を見ると数枚の紙が目に入り、暗部家系故に僕の目は頗る良いので、とある一文を読んでしまった

 

「あ、あの父さん?それに書かれてる事は本気なんですか?」

 

「無論、政府からの直々の勅命だから本気だろうな」

 

父の言葉を聞いて僕は父が頭を痛そうにしていた真の理由を察する

 

「いや、でも僕は男でしかも現在進行系で私立高に通っているんですよ?」

 

「・・・鞘夜(さや)、例の計画を前倒しにした上で お前にはIS学園へ転入して貰う。仕事だ」

 

精一杯の反論をした後、父の目が鋭くなり僕へ言う

 

そして最後の仕事と言う言葉で僕のスイッチが入る

 

これは仕事、父では無く当主から息子では無く部下に与えられた仕事

 

仕事に私情は挟まない、そう育てられたし育ってきた

 

だから僕の答えは決まっている

 

「分かりました、誠心誠意努めさせて頂きます」

 

「あぁ、では鞘夜 頼んだぞ?」

 

「はい」

 

軽く頭を下げ書斎を出て、廊下で溜息を吐いてからテレビを消し忘れた事を思い出し居間へ戻る事にした

 

 

そんな訳で月日はアッと言う間に流れ数ヶ月が過ぎて僕は表向きには2人目としてIS学園へと転入する事になった

 

最初は姉と似ている女顔な僕に女装をさせて誤魔化すとか宣った姉が居たが丁重にお断りして、双子だから遺伝子も似通っているのか、はたまた別の要因か何故かISが反応してくれたので2人目枠を勝ち取る事が出来て嬉しい

 

一時的ならまだしも、3年間女装して生活するのは少し辛いしね

 

なんだかんだ言っている内に入学式を終え、教室に入って授業に備える

 

なんでもIS学園のカリキュラムは高密で入学当日から普通に授業があるのだそうだ

 

いやぁ数ヶ月でISの基礎の基礎をゼロから勉強して覚えるのは少々面倒だったけど、ISの国家代表と代表候補が我が家に居たおかげで比較的スムーズに覚える事が出来た

 

 

とまぁ現実逃避はほどほどにして、隣に座る顔色がかなりヤバい彼を観察する

 

まぁクラスの98%が異性な上に客寄せパンダみたいにガン見されたら気も滅入るよね、うん

 

とりあえず御役目遂行の為には仲良くなって置くのが良いだろうから話掛けてみようかな

 

「大丈夫?と聞いても大丈夫な訳ないか、ごめんね?えーっと、僕の名前は鞘夜。更識鞘夜(さらしき さや)よろしく織斑君」

 

「え?あー・・・ありがとう?なんで俺の・・・って アレだけテレビとかニュースになってたら分かるか。でもキチンと名乗るぜ?俺の名前は織斑一夏、よろしく更識」

 

僕が話掛けたからか少し顔色が良くなったので良かったと思いつつ

 

「僕の事は鞘夜で良いよ?僕の他に2人居るからね、なんならサッちゃんでも可」

 

「い、いや流石に初対面の人を いきなりサッちゃん呼びはハードルが高いって、まぁ遠慮無く鞘夜って呼ばせて貰うな!俺の事も一夏でいいぜ?」

 

僕の冗談を真に受けた彼が苦笑しながら言う

 

まぁ普通はそうだよね、うん

 

まぁ姉はサッちゃんって呼ぶし、妹付きのメイドも僕の事をサッちゃんって呼ぶんだけどね

 

「所で鞘夜、1つ確認したいんだが・・・いいか?」

 

彼が深妙な表情をして言うので首を傾げ頷く

 

「鞘夜って、男・・・だよな?」

 

「当たり前でしょ?ほらキチンとズボンを履いてるし、制服の上着も君のと同じだろう?そりゃ僕は姉と妹にソックリだから女顔な上に比較的小柄では有るけどさ?まぁ慣れてるから、またかって感じだね」

 

僕が性別間違われるのは日常茶飯事な訳で慣れている

 

3人並べは三姉妹にしか見えないそうな

「す、すまん」

 

「いいよ、気にしてないから」

 

とりあえず一夏とコミュニケーションをとる事に成功したから後は上手くやるしか無い

 

にしても簪は大丈夫かな?あの子は人見知りって言うか気が弱い所があるから心配だ

 

刀奈も簪の事を考え過ぎてポカしてなきゃいいんだけど

 

あぁ心配だ

 

妹が絡まなければ完全無欠な感じなのに、妹が絡むとポンコツになるんだよなぁ

 

あぁ心配だ

 

まぁ今は自分の事を心配しよう、そうしよう

 

 

 





とりあえず、リハビリを兼ねて息抜き投稿です


なので、いつまで続くかは分かりません


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