兎のペットは死神猫   作:心があくタイプの人

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待ってる人はいないかも
だけどお待たせしました!

お楽しみ下さいませ!!


原作開始
1話 オレのご主人様は兎。


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか?

 

幾多(いくた)階層(かいそう)に分かれる無限(むげん)の迷宮

凶悪(きょうあく)なモンスターの坩堝(るつぼ)

 

(とみ)名声(めいせい)を求めて

自分も命知らずの冒険者達に仲間入り

 

ギルドに名前を登録して、いざ行かん。

 

手に持つ剣一本でのし上がり

(すえ)到来(とうらい)するのはモンスターに(おそ)われる美少女との出会い

 

(ひび)(わた)る悲鳴

怪物の汚い咆哮(ほうこう)

間一髪(かんいっぱつ)で飛び込み

(ひるがえ)(するど)い剣の音

 

怪物は倒れ

残るのは地面に座り込む可愛い女の子と

クールにたたずむ格好(かっこう)の良い自分

 

ほんのりと染まる(ほお)

自分の姿を(うつ)(うる)んだ(ひとみ)

芽吹(めぶ)(あわ)い恋心。

 

子供からちょっと成長して

英雄の冒険譚(ぼうけんたん)(あこが)れる男が考えそうなこと

可愛い女の子と仲良くしたい

綺麗(きれい)異種族(いしゅぞく)の女性と交流したい

少し(よこしま)でいかにも青臭(あおくさ)い考え。

 

ダンジョンに出会いを

訂正(ていせい)、ハーレムを求めるのは間違っているだろうか?

 

 

 

結論(けつろん)

僕が間違っていた

 

『ヴヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!』

「ほぁあああああああああああああああああああああああああっ!?」

 

 

 

 

アズside

 

さっきから延々(えんえん)と妄想を垂れ流し、今はミノタウロスに追いかけられている

白髪赤眼の兎っぽい少年ベル・クラネル。

 

この死にかけている少年が今世のオレのご主人様だ

 

おっと、自己紹介が遅れたな。

オレは元 死神、現 魔法猫(ケットシー)のアズ。

 

無事に転生出来たんだ よろしくな☆

なんて言ってる場合じゃないけど

 

『ヴゥムゥンッ!!』

「でえっ!?」

 

ミノタウロスが追い付き

攻撃を繰り出す

 

背後からの一撃はオレの尻尾を(かす)めただけでベルには当たらなかった

しかし、床は(くだ)け、地面に亀裂(きれつ)が走る

その亀裂にベルが足をとられて転けた。

ごろごろと転がる オレも一緒に。

 

考えてみれば当然だ

オレはベルの肩に乗っていたのだから。

 

に゛ゃああ゛あ゛!!!(いってぇえええぇ!!!)

 

体重の軽いオレはベルの肩から吹っ飛ばされ壁際(かべぎわ)に転がる

 

フザケンナァーーー!!

筋肉牛(ミノタウロス)ごときがぁ!!!

 

そもそも 何でこんな浅い階層でミノなんて出るんだよ!

ダンジョンのイレギュラーか?

オレの神力を感知されたとか??

下の階層から逃げてきたとか???

 

とりあえず原因見つけたらぶちのめす!

死神猫パンチ 食らわせる!!

 

と、まぁ心の中では威勢(いせい)の良いこと言ってますがダンジョンでは少し強いだけのただの猫なんです魔法使えるだけの猫なんです…

 

 

 

「アズ!!」

 

ベルが(あわ)てて立ち上がり

()()ってオレを抱き上げる

 

「アズ!大丈夫!?」

にゃ…あ(いてぇ…)

 

痛みを()えながらなんとか返事をする

 

「良かった…!」

 

ベルは安堵(あんど)の表情を浮かべた

 

 

心配してもらえるのは嬉しい

嬉しい、が

 

事態は全くもって好転(こうてん)していない

むしろ壁際に追い詰められたことで逃げ場を無くした

 

ああ最悪だ。

 

 

 

ご主人様よ、言わせてもらおう

 

ダンジョンに出会いを求めるのは────

 

 

 

 

 

間違っている(白目)

 

 

 

 




豆知識

ドジ神=ヒノカグツチ
タケミカヅチはヒノカグツチの血から生まれた
ニックネームはカグツチもしくはドジ神

多分続かない。
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