ここは、230万人の人が住む学園都市。その学園都市の第七学区に、転生した少年、
楠木和真はいた。
「へぇ、ここが学園都市か。すっげぇ、何かハイテクっぽい物ばかりだな。」
おぉ!あれが自律式掃除ロボットか!本当に自動で動いてんだな。
やべぇ、何か超楽しくなってきた!
さて、まずはどこに……………ん?
「何だこれ?」
ポケットに何かが…………紙か?なにか書いてあるな。どれどれ………
to和真
これを見ているということは、無事転生できたみたいじゃの。
色々あると思うが、がんばって生きていくんじゃな。
それと言っておいた例の『超能力』は、説明が面倒じゃから自分で確かめておけ。
それからこの世界でのお主の家はないからがんばって見つけるんじゃな、ほっほっほっ!
from神
「・・・・あの野郎、今度会ったらしばいてやる。」
それと、説明が面倒な能力って何だよ。いったいどんな能力にしやがったんだあいつ?
まぁ後で確かめればいいか。それより…………
「家探しとか、人生初だぞ………。」
新しい世界で初めてやることが家探しとか……テンションだだ下がりだよ。
どうしたもんかねぇ。ここは基本学生寮に住んでる奴がほとんどだから、
家よりも学校の方が先なのか?いや、それはないな。
となると…………
「不動産屋に行くか。ここでボーっとしてるよりはマシだな。」
え~っと、案内板は…………っと、ん?あれは…………確か、学園都市統括理事長
が居るっていう『窓のないビル』っていうやつか…………ん?統括理事長?
「そうか!奴に会っていろいろ用意してもらえばいいのか。」
でも大丈夫か?いきなりこの町の長に会っても。
最悪殺されるかもしれん。それだけは避けたい。この世界では早死にする
つもりはないぞ。・・・もとの世界でも死ぬつもりはなかったけど。
「………まあ、殺されることはないだろう。
よし!思い立ったら吉日ってやつだな。早速いってみるか。
………………どうやって入るんだ?」
ま、まぁ何とかなるだろう………多分。
第7学区にある『窓のないビル』の中、この町のトップである
アレイスター・クロウリーは、目の前に出ているモニターを見ていた。
そこには、町中に突如姿を現した一人の少年が映っていた。
「…………。」
ビシュン!!
「ふぅ、何とかなったな。」
チート能力、飛雷神の術があったんだった。ほんと、これチートだよな。
移動距離、質量関係ないしな。原作ではマーキングの印を付けたところにしか
飛べなかったのに、今の感じからするとそれすら要らないみたいだな。
…………マジでチートじゃね?
「……誰だ。」
「ん?あっ、すっかり忘れてた。あんたに用があったんだった。
それと、人のことを聞く前にまずは自分のことだろ?
魔術師、エドワード・アレクサンダー・クロウリーさんよ。」
「………すでに私のことを知っている者に自己紹介をしてなんになる。」
「ははっ!それもそうだな。」
「で、君は誰だ」
「俺は楠木和真。出身地、その他もろもろは答えられない。」
「…………何の用だ。」
「目的か………まあまずは家だな。」
「…………?。」
「実は学園都市に今さっき来たばかりでな。
しばらくここにいるつもりだから住むところが欲しい、できれば第七学区内で。」
「そうか。それで本当の目的は?」
「華麗にスルーかよ。」
「この映像に映っているのは君だろう?
得体の知れない者の要求を簡単に受け入れるほど、私は平和主義ではない。」
「今度は変人扱いかよ………まぁ、家だけが目的ではないのは確かだが。」
「…………。」
「はぁ…………なにか言わないとダメみたいだな。
あまり多くは言えないが…………『上浄』を知っているとだけ言っておこう。」
「!?…………第七学区に丁度良いマンションがある。好きに使うといい。」
「ほっ。よかった、サンキューな。」
「だが、それを知っている以上、野放しにはしておけない。」
「だろうな。俺がお前の立場でもそう言うからな。だから、俺も最低限のことはしよう。
とりあえずは、暗部の仕事でも引き受けよう。」
「それは君にデメリットしかないんじゃないのか?」
「確かにな。俺も死ぬつもりはない。だが、何もないのもつまらない。
俺は刺激がある人生を楽しみたいからな。」
「…………好きにするといい。」
「これで俺の用は終わった。もう帰るとしよう。…………っと、そうだ。
さっき言っていたマンションだが、どの部屋を使えばいいんだ?」
「二十階より上の部屋は全て君のものだ。」
「…………嫌がらせか?何でそんな数の部屋を。」
「全部使わなくてもいい。あそこは空き部屋が多くてな、処理に困っていた。
家賃は払わなくもかまわない。」
「………結局いらねぇもんを押し付けられただけじゃねぇかよ。
それだけいい家を貰えたからありがたいけどな。」
「次に暗部のことだが、こちらから君の携帯に連絡する。
それ以外の時間は自由にしてもらっても構わない。」
「分かった。それと俺の学校とレベルは?」
「学校は海星学園、学園都市でも5本の指に入る学校だ。
レベルは、表向きはレベル4の
レベル5と公表して変な騒ぎでも起こされたら面倒だからな。
暗部ではコードネーム『デビル』、つまり学園都市『第零位』として働いてもらう。」
『第零位』に『デビル』だと?そんなもんあったっけか?
「あぁ、分かった。」
「なら今日はもう帰っていい。鍵はそこにおいてある。」
「あぁ。サンキューな」
ビシュン!!
(…………楠木和真か。)
ふぅ……死ぬかと思った。
何だあの威圧感、完璧に殺すつもりだったんじゃねぇか?
まぁ話がまとまってよかった。……割りとガチでよかったと思ってる。
これで最低限生きていけるようにはなった。さて、これから
どうやって原作に関わっていくかな。