「悪魔…………?それって、フォークみたいなものを持ってるアレのこと?」
「お前の発想力は幼稚園児か。悪魔と言ったらあれだ、麦野のことだ。」
「失礼すぎないそれっ!?」
「『
「強欲?というか七大悪魔ってなんだ?七つの大罪と何か関係があるのか?」
「関係があるというより、七つの大罪そのものです。
貴方は博識だと思っていましたが……」
「アホか。魔術側はさっぱり知らん。はっきり言うと科学側でも知らない事の方が多い。」
「七つの大罪って?」
「七つの大罪とは、その名の通り七つの罪です。
人の死に至る罪と一般的には言われておりますが、正確には死に導く
感情などのことです。」
「傲慢、憤怒、嫉妬、強欲、色欲、怠惰、暴食だったな。」
「はい。そしてその七つの感情には、対応する悪魔が存在します。
ルシファー、サタン、レヴィアタン、アスモデウス、ベルフェゴール、ベルゼブブ……」
「その中の一つ、強欲のマモンの力があの女に宿ってるってわけか。」
「強欲って何でも欲しがるってことだよね?でもさっきの人
そんな風に見えなかったけど……………」
「彼女は普段力を最大限セーブしておりますので。」
「……奴は悪魔を屈服させてるってわけか?」
「その通りです。それほど彼女の元々の素質が高いということです。」
悪魔………また厄介なものが出てきたもんだ。そういや、俺の『第零位』ってのも
他の名前で『デビル』と言うらしいが………まさか関係があるんじゃないだろうな?
「……………………。」
「………焦らないのですか?このままだと貴方のお仲間である、しかも『聖人』という
強大な
「ムッ……………。」
「………焦るも何もない。さっきも言ったが、俺等はただ帰りを待つだけだ。」
「……あくまで彼女達が勝つと思ってらっしゃるということですか。」
「和真さん、ちょっといい?」
「あ?」
「あの人殴りたいんだけど。」
「いきなり物騒だな。麦野みたいな不良発想はやめろ。」
「さっきから沈利さんを馬鹿にしてない!?というか、ちゃんと
理由があるよ!」
「冗談だ。お前がキレている理由も………大体は予想がつく。
好きにしろ。俺はここで休んでる。ただ……やるなら思いっきりやれ。」
「りょーかいっ!!」
「大丈夫ですか?貴方がいなければわたくしの魔術は敗れませんよ?」
「舐めるな。少し馬鹿だが………俺の妹だぞ?」
「馬鹿っ!?」
「そうでしたか。それは…………気が抜けませんね。」
「はぁ……はぁ………」
「だいぶ息が上がってきたね~。大丈夫?」
「くっ……どこまでもふざけた奴ね。」
「同じ『聖人』でも、結構差があるもんだね~。そっち
のエロい格好した方が強いね~。」
「だ、誰がエロいですかっ!!」
「というか、火織先輩と比べることが間違ってるわよ。」
「まぁ~、この前やった『聖人』よりは強いけどね~。確か『聖人』
にはランキングみたいなものがあったんだっけ~?」
「……私やその前に戦った奴は格下。君の言う通り私だけじゃ
相手にならないかもね。けど……私今、一人じゃないのよ。」
「一人じゃ無理でも、仲間と力を合わせればってやつ~?う~ん…
………そおいうの引いちゃうな~。何か冷めちゃったかも。」
「……貴女の気分は関係ありません。我々は我々のやるべきことをするだけです。」
「やるべきことって、ウチを殺すってこと~?」
「殺すのではなく、拘束するだけです。」
「君達みたいな戦闘狂と一緒にしないでくれる?」
「………殺すんじゃなく、拘束する………?」
ゾゾゾッ!!
「なっ、何…………?」
「これは………」
『………殺ス気モ無イノニ、コノ俺ニ勝テルト思ッテンノカ。』
「「っ!!??」」
『グォォォォ!!!』
「何この魔力!?」
「っ………!?」
ドバァァァン!!!
「がっ!!??」
「ぐっ………鏡花!!」
『………………。』
「がはぁっ!?はぁ……はぁ……」
「くっ………何て魔力………」
『……『聖人』トイエド所詮人間、悪魔二勝テル道理ハナイ。』
「………悪魔………ですって?」
『俺ハ強欲ノマモン。今ハコノヒートノ身体ヲ憑代二シテイル。』
「!!……七大悪魔の一つ………ですが悪魔などこの世には存在するはず訳が………」
『ソレハ貴様ラ人間ノ勝手ナ思イ込ミダ。貴様ラハ自分達ノ常識ガ絶対ト思イコンデイル。
ソレガドレダケ愚カナコトカ、理解デキルカ?』
「っ……何が言いたいのか分からないけど、この感じ…………
悪魔っていうのはあながち間違いでもないようですね。」
「えぇ…………。ですが、気後れしている場合でもありません。」
「そうですね。さっき彼にあんな自信満々で勝ってくるって宣言
しちゃったし、これで負けたら本当に好感度だだ下がりですよ私達?」
「なっ!なぜ私が彼の好感度を気にしなくてはいけないんですか!」
「よしっ!気合が入ったとこで全力全開いきますよ!!」
「私の話聞いてますか!?」
ズズン!!
『……魔力ノ質ガカワッタ?一体ナニヲ…………』
「後ろにご注意ってね!!」
『ッ!?』
ガキンッ!
『………ナルホド、『
「悪魔のくせに心配してくれるのね。でも大丈夫よ。
……限界が来る前に片をつけるつもりだから。」
『クックックッ……………オモシロイ。神ノ子ノチカラ……見セテミロ!』
「言われなくても!!」
ガギィィィン!!ドバァァァン!!
「はあぁぁ!!」
『!!』
ドゴォォォン!!!
『ハハハ!!いいゾ、モットチカラヲ示セ!俺ヲ楽シマセロ!』
「テンション上がるのはいいけど…………最初に言ったわよ私。後ろにご注意って!」
『??ナニヲ……………!!??』
ズバァァァン!!
『ッ!!ソウカ、モウ一人イタ……………ッ!!?』
「そう、もう一人いたわよ。…………私がね。」
『………ドウナッテイル?』
「教えたら勝てないでしょうが。」
『……邪魔クサイナ。ダガ、マトメテ消シ飛バセバスム話ダ!』
スッ…………………ピッ!
「「!!!」」
ドガァァァァァン!!!
『…………………。』
『(ちょっと力出しすぎじゃな~い?後のことも考えてよね~。)』
『ウルサイ。ドウヤロウト俺ノ勝手ダ。』
「…………そのヒートって子と話してるのかしら?」
『!!………………シブトイ奴ダ。二人共消シタハズダガ……』
「あら、二人だけとは言ってないわよ私?」
『??』
ザザッ!
『!?』
「上限を教えるつもりはないわよ。」
『………ククク………『
『(これは予想外だね~。正直言って、この前のやつよりかは断然強いね~。)』
『ソウデナクテハ、ワザワザ俺ガ出テキタ意味ガナイ。
久シブリニ良イ運動ガデキソウダ。』
「……運動程度で済むと思っているのなら、
それは人間を嘗めすぎじゃないかしら……ねっ!!」
『嘗メテ当然。貴様等人間ハ下等種族ダ。』
ドォォォォン!!!!
『コレマデノ歴史デモ、事アルゴトニ人間ハ悪魔二蹂躙サレテキタ。
唯一、『魔神』ト呼バレル奴等ハイイ線イッテイタガ………。
ソノ歴史ヲ、今ココデ再現シテヤル!!』
ズバンッ!!!
『…ゴッ、ガァァァァァァ!!!??』
「………一人に気を取られすぎです。私もいることをお忘れなく。」
『グッ………ソノ刀………貴様ノ『
シュゥゥゥ
「…!?傷が………」
「治癒能力が桁違いですね。あれを上回る程の攻撃を仕掛けていかないと………」
「……次で仕留めます。行きますよ!」
「了解!!」
ガシッ!!
「「っ!!??」」
『……嘗メテイルノハドッチダ?』
ドガァァァン!!!!
「………お前、弱すぎだろ。」
「……言い訳のしようもありません。まさかここまでとは………」
「…何か、こっちが申し訳ない気持ちになってきちゃったよ。」
「で、どうする?俺等はこうしてお前を捕らえたわけだが。」
「どうするもなにも、選択権は全て貴方にあるでしょう。どうぞお好きに。」
「潔良いな。さっきの餓鬼とは大違いだ。」
「カルトさんは力がありますが精神面が少し………」
「餓鬼の世話は親の義務だ。ちゃんとしつけておけ。」
ズズン……
「……?」
「この魔力は………まさかヒートさん、『
「何か……火織さん達が向かった方から冷たい嫌な感じがする。」
「………これが悪魔の魔力か。確かに、普通とは違うな。」
アレイスターに初めて会った時にも、これと似た感覚があったな。
「………『
殺そうと決めたということ。もうあの二人は助かりません。」
「…………『聖人』二人をまとめて殺せる
何故あの女の中にいる?」
「さぁ………それは本人達しか知らない理由があるのでしょう。我々が『偽りの現実』を
結成した時には既にあの状態でしたので。それより……殺せる
「あ?」
「相手は悪魔ですよ?かもなどという可能性ではなく、確実に殺されます。それどころか、
この世界そのものを破壊しかねません。」
「馬鹿か。アイツ等だって悪魔みたいなもんだ。」
「沈利さんといい、さっきっから失礼すぎるよ!?」
「『聖人』と言えど所詮人間です。」
「その所詮人間がこれまでこの世界を作り上げてきたんだ。そしてこれからも。
俺からしたら、所詮悪魔だろって感じだ。」
「………あなたは何も分かっていない。悪魔というものが一体何なのか。」
「そうだな。だが分かる必要もない。アイツ等が悪魔倒して帰ってくる。その後
ボスを捕らえて終いだ。」
「……………何故そこまで信じられるのですか?貴方の情報がないということは、貴方は
『
「…………何故だろうな?俺もよく分からん。」
「えぇっ!?何それっ!!」
「強いて言えば、なんとなくだろうな。お前も、俺よりアイツ等と関わりがないのに、
信じているんだろ?」
「そ、それはそうかもしれないけど………う~ん……何でだろう?」
「人間ってのはそういうもんなんだよ。
ま、アイツ等が良い奴だからっていうのもあると思うが。」
「でもさっきは悪魔だって言ってたじゃん。」
「俺は良い奴と言っただけで、アイツ等が変人という事実は変わらない。
良いと変は別の問題だ。」
「………………フッ……」
「……?」
「我々も……貴方がたの様になっていればと思うと………」
「………………。」
「なればいいじゃん。」
「えっ……?」
「だって、誰かを疑うより、信じるほうが楽だし簡単だよ?私も
和真さんに出会うまでは誰も信じれなかったけど、そこから私は変われた。
要は気持ちの問題だと思うよ。」
「……………そうかも………しれませんね。」
「だが、楽するためには苦労もしきゃいけないのが世の常だ。」
「………我々の罪を認め、償わなければ………ということですね。」
「分かっているなら結構。それをボスにも伝えろ。まぁ、素直に聞いてくれるとは
思わないが…………」
コツン………コツン………
「……その心配は無い。」
「!!」
「ボ……ボスっ!!」
「えっ………今ボスって………この
おいおい…………『明け色の陽射し』やら『グレムリン』やら…………今時の
魔術結社は少女をボスにする風習でもあるのか?
「組織の者が無礼をした。すまなかったな。」
「お前がボスという話だが?」
「ゾルト=グリッツだ。」
「何て言ってるの?英語は分からないんだけど………」
「ボス!!今まで一体どちらに……?」
「スイーツパラダイス。」
「……………はい???」
「いや、この辺りに最近大きなスイーツパラダイスが出来たろう?そして我は
生粋のスイーツ好き……………行かぬ手などないであろう。」
「いや、行かぬ手はないと言われましても……」
「おい、ゾルト………だったか?」
「何だ?東洋の者よ。」
「そのスイーツパラダイス………いちごミルク的なものはあるのか?」
「??あぁ。いちごコーヒーなるものもあったはずだ。」
「いちごコーヒー………だと……!?」
な、何故今までその発想が思い浮かばなかったんだ!!
俺の好物を二つ混ぜるとは………やるな、イギリス。
「な、何?いちごコーヒーって何っ!?お願いだから日本語で喋ってー!!」
「ん?お主英語が分からぬのか?なら日本語で喋るとしようか。」
「あっ、日本語になった…………」
「今の時代、英語程度は理解出来ぬと後々不便になるぞ。」
「えっ、す、すいません……………何かさっきも同じようなことが………」
「おい、何年下に敬語を使っている。シャキッとしろ。
まぁそいつの言っていることは最もだが。」
「じゃあ帰ったら教えてね。鏡花さんも教えてくれるってさっき言ってたし。」
「アホ。お前確か常盤台に編入するんだろ?そこで学べ。」
「ぶぅ~…………」
「さて……先程の話に戻そう。我等はお主等の言う通り、罪を償わなくてはならん。
…………この頃、こやつ等は独自に動いておったようだが………」
「えっ?ど、どういうこと?」
「……申し訳ありません。わたくしが彼女等をちゃんと説得していれば…………」
「…………さっきの、『
学園都市に喧嘩を売る理由を気に食わないからと言っていたが……………
本当の理由は何だ?」
「本当の理由?どういうこと?」
「気に食わないから程度の理由で喧嘩を売るほど、馬鹿でもないだろう。
いくら悪魔の力があるからといっても、科学サイドの総本山である
学園都市を相手にするのは無謀すぎる。」
「………復讐だ。」
「何?」
「あやつは…ヒートは、家族・親族を学園都市によって…………皆殺しにされたのだ。」
「…………………。」
「み、皆殺しって…………………どういうことっ!?」
「あやつの家系は、生まれた時から特殊な力を持っていてな。」
「えっ、それって…………」
「俗に言う、『原石』と言うものだ。」
「あの女が………『原石』だと?」
「そんな………」
「だが何故だ?『原石』なら、学園都市は殺さずに捕縛するはずだ。」
「学園都市は、執拗に魔術を嫌う傾向にある。ヒートは魔術よりの『原石』でな。
研究対象に入らないどころか、今後自分達の害になるという判断が下った。
まだ幼子だったヒートを残しすべてを殺した。」
「魔術よりの『原石』とは何だ?」
「『原石』には、様々な種類がある。超能力に似た能力を持つ『原石』、
魔術に似た能力を持つ『原石』、そしてどちらにも属さない未知の『原石』。」
「………となると、凛は超能力よりの『原石』ってことか。」
「そうなんだ。じゃあ和真さんは?」
「さぁな。元々『原石』かどうかも分からん。強いて言うなら未知の『原石』だ。」
「そうして、ヒートは学園都市に復讐することを心に決めたのだ。そして、
その復讐心に引き寄せられてきたのが、あの悪魔というわけだ。」
「なぜ復讐心に『
のほうが復讐心には合っているだろう。」
「全てを失ったからこそ、全てを欲するのであろう。穴埋めをするかの如く。」
「…奴が学園都市への恨みがあることは分かった。だが、『原石』を集めている
理由がわからない。奴の言う通り、学園都市への牽制のつもりか?」
「『原石』を集めている?エイト、お主等そんなことをやっていたのか?」
「えぇ、まぁ………」
「……お前、本当にボスなのか?いくら何でも組織を知らなすぎるぞ。」
「む?失礼な発言だな小僧。我への挑戦と受け取るぞ?」
「餓鬼に小僧と言われてもな…………」
「これでも魔術結社の頭、レイと同等の力は持ち合わせているぞ?」
「………そのレイっていうのが誰だかは知らないが、嘗めているつもりはない。
一応魔力を感知したが、確かに他の奴等よりは少し格が違う。」
「ほう……魔力を感知とな?お主、名は?」
「楠木和真だ。」
「楠木和真…………学園都市に現れた『異端者』か。」
「その呼ばれ方は不本意だ。何が異端だ。お前等の方が異端だろうが。」
「フッ………かもしれんな。さっきの話だが、ヒートが『原石』を集めている
理由は、まぁどこかの『魔神』と同じ理由であろう。」
「どこかの『魔神』?」
……………あぁ、オッレルスのことか。
「『原石』を護る為か。そんな善行を悪魔が許すとは思わないが?」
「『
以上に、あやつ等の関係は深いのだろう。」
「…………信頼、か………」
ドゴォォォン!!!!
「っ!!?」
「うわっ!?」
ドサッ!
「ヒ、ヒートさん………」
「っ!!??火織さんっ!鏡花さんっ!!?」
「うっ………………。」
「がはっ!?」
『グゥゥゥゥゥ……………』
「………!!まずい、ヒートだけでなく、『
「どうするんですか!!以前こうなってしまったときは、レイヴィニア様とボスが何とか
抑えましたが……………」
「……さっき言っていたレイってのは、バードウェイのことだったのか。
お前、奴と仲がいいのか?」
「旧友だ。レイは腐れ縁と言っているがね。だが今はいない。どうしたものか……………」
『グォォォォォォ!!!!!』
「まずいです!!このままでは我々だけでなく一般の方々も………」
「……ふぅ………マジで手を出すつもりはなかったんだがな………
こうなっては仕方ない。」
「どうするつもりだ?」
「俺がやる。凛、二人を回復させておけ。」
「分かった。けどこのままここで戦ったら街の人が………」
「何とかする。」
「………くっ……す、すみません………」
「神裂………?」
「我々が…不甲斐………ない……所為で……はぁ……はぁ……」
「全くだ。これで俺の新たな能力をまた一つ公開することになる。
あまり多用したくはないんだがな。」
「新たな……能力……?」
「だから心配するな。お前等は傷の治癒、体力の回復に専念しろ。」
「…………ありがとう……ございます。」
「よし…………」
コレいざやろうと思うと恐怖だな。吸い込まれる感覚が気持ち悪そうだ。
ミスったら体の一部ブチ切れそうだし。
『ガァァァァァ!!!』
「おい怪物。一緒に来てもらうぞ。」
ギンッ!!
「神威!!」
ズズズッ!!!
「っ!?和真さんが……………消えた!!??」
「いや…………吸い込まれた………?…………??ボス?」
ズズズッ、ドサッ!!
「ゴホッ!ゴホッ!あぁ畜生。慣れないとキツイな。」
『グゥゥゥ………コ……コハ………?』
「辛うじて意識が残ってるのか。なんて事はない。ただ移動しただけだ。
誰もいない所へとな。」
『グッ……グァァァァァァァ!!!』
「!!魔力がまた上がったな。化けもんだなこりゃ。」
「一瞬で移動したお主も十分化け物だがな。」
「っ!!お前…………」
「一体何の力だ?このような力、見たことがない。」
「説明のしようがない力だ。名前は『神威』と言う。」
「神威……神を冠する力か。」
「それより、何故お前がここに………」
「ヒートは我の部下だ。お主に任せきりは無責任というものだろう。」
「いいのか?前に奴が暴れたときはバードウェイと合わせてギリギリ
だったんだろ?」
「我が成長しない馬鹿だとでも?あのことを教訓にしないわけがないであろう。
『
「魔力って底上げできるのか。戦闘力みたいだな。」
「戦闘力?」
「気にするな、こっちの話だ。」
『グッ………コロ………ス………グォォォォォォ!!!』
「………意識が完全に飛んだな。」
「ヒート、そして『
「『偽りの現実』、そのトップの力をとりあえず拝見させてもらおうか。」
とは言っても、俺も準備しておくか。
「……『
「ゆくぞ、和真。」
「呼び捨てかよ。」