ダンガー 太刀川
戦闘面では最強。圧倒的強さで一位へと上り詰め、ランク戦も熱心行う完璧さ。ここまで聞いていれば素晴らしい人物だが、実際は英語を読めば風間さんが呆れ果て、餅を食べれば伸ばす、生活空間はカオスといった私生活最低人間でした。ただ彼は戦闘スキルに振りすぎたんだ…
弾バカ(初代) 出水
ルックスはイケメン、戦闘はアシスト上手で敵をつるのも上手いといった実力で圧倒的人気ポジションを築いた。性格面も典型的な男子高校生でとても扱いやすい。こんな友人が欲しいと作者は思います。
ふわっふわ 国近
ゆるふわ系の始祖。体つきが素晴らしいというギャルゲーに出て来てもおかしくない属性を持ち合わせている素晴らしいポテンシャル持ち合わせている。ただ生活面はとても残念。それでもダンガーよりはマシだと思います。
体は子供、頭脳は大人 風間さん
ボーダーにおける最強のコスパを実現した機体。男気、イケメン、冷静さなどのすべての生みの親。しかしそんな彼にも一つだけ欠点はあった。それは低身長だ。だが考えて欲しい。風間さんが高身長だとしたら、もはや手がつけれない完全無欠の人物となるだろう。やはり人間何かしら欠点がある方がいいのだろう。本人は全く気にしていないが。
第二の使徒 みかみか
風間さんをも上回るスペックを作り出そうとして生まれた人物。風間さんから男気を引いて母性を付与した結果、ボーダー女子はメロメロとなってしまった。とても危険とされているが接してみるとすぐに骨抜きにされるそうです
ふわふわアタッカー 緑川
その親しみやすさ、本人の人柄により後輩にしたい子第一位に君臨する最強の後輩。その本性は迅バカ。迅さん、迅さんと迅の周りを歩き回る様子はまさに子犬。だがその様子もまたいいのだとか。彼も扱いやすく、作者は大助かりです。
たけのこの使徒 奈良坂
かっこいい(確信)。頭も良く、スナイパーとしても正確無比の射撃で上位に君臨する。学校が同じため天谷の特に仲の良い友人枠を手に入れた。きのこ派と見せかけてのたけのこ派のため、上げて落とすことにかけては右に出るものはいないとされる。
汗かきメガネ 古寺
ワールドトリガー本編ではオッサムと同じキャラのためあまり目立たないため不遇キャラで売り出して行こうか悩んでいる。所属部隊も戦闘員全員1つ年上のため辛い思いもしている。宇佐美にも気づいてもらえため追撃を食らっている。頑張れ。
スタイリッシュ☆ 二宮
初登場は太刀川の批判、その直後主人公の拠点に殴り込み。文面だけで見るとモブキャラ感が強い。しかしスタイリッシュ☆な彼は違った。一切の傷を負うことなく主人公を爆殺。これによりネットでは話題となった。しかしその後、戦闘終了後に雪だるまを作る、隊服が一番コスプレ感ある、そしてそれに気づかないなど天然キャラも持ち合わせていることが判明。ワールドトリガー最強のキャラの個性を持っている。二次創作では主人公の師匠をやっている率が高いため師匠属性も持ち合わせていると考えられる。カッコイイキャラだと思います。やっぱりスタイリッシュ☆
犬は飼ってないよ 犬飼
二人の姉に叩き込まれたコミュ力を武器に誰とでも仲良くなれる。自らの隊が強いからといって驕らず、対戦相手の勉強するため真面目な一面も持っているんだと思われる。先輩としては素晴らしいと思います。
つるっつる ひゃみさん
頭がつるっつるながら冷静に情報を伝えるクール系。ただし鳥丸の前では慌てふためくひゃみさんが見れるため連れていってみたいと思う作者です。作者のワールドトリガーで好きな女性ランキング3位のため少し出番が増えることが予期される。
美しいお姉さん 橘高さん
サラサラヘアで優しく見守ってくれそうなお姉さん。作者のお気に入りランキング第2位のため天谷の従兄弟ポジションを獲得。所属チームが狙撃手がいないたて敵をチームの狙撃手割り出しに長けているなど、ポテンシャルはとても高そうに思われる。作者はカバー裏でどのような情報が出るか楽しみにしてます。
今日、俺はランク戦をしに来ている。といっても、前回のように那須の指導に来ているわけではない。今日は定期的に来る鍛錬のために来ていた。どこかのブースに適当に入ろうと考えて移動しようとすると、そこにはがやがやと盛り上がっているA級4バカと太刀川さんがいた。
「あ、天谷先輩だ。一人でランク戦をしに来るなんて珍しいね」
「おう、緑川、久しぶりだな。今日は特に教えるような相手もいないし、体を動かすつもりで来たからな。ところで米屋、お前らは集まって何してるんだ?お前らは集まるなりランク戦してそうだが。」
「大人数でのランク戦がしたいなって話してたところなんだ。そうだ!おい翔、お前もやろうぜ、チーム戦。面白そうだろ?」
チーム戦形式のランク戦はあまりする機会がないため貴重な経験になる。しかも普段戦い慣れたチームではなく即席チームですることによって他の隊員との連携も磨けるため一石二鳥だ。
「もちろんいいぜ。ランク戦をするためにやってきたんだからな。」
「おっやったぜ。久しぶりにお前とランク戦するな翔。蜂の巣にしてやるぜ。」
「俺が蜂の巣にしてやるさ。今は6人だからちょうどいいくらいか?それとも他にも誘うか?」
「そうだな…、だったらそこら辺にいる人捕まえて来ようぜ。4チームのランク戦をするのも面白そうだからな。」
「それいいな!普段あんまり来なそうな人とか誘って来ようぜ?なあ弾バカ!」
「誰が弾バカだこの槍バカ。取り敢えず二人一組になって各ポジションを誘って来るってのはどうだ?」
「でもいずみん?アタッカーはすでに5人いて多いから、一組はシューターかガンナーを誘って来ない?」
「確かにそうだな。それじゃそうしようか。」
「ほう、それは面白そうだ。だったら俺と緑川でアタッカーとシューターかガンナーを誘って来るか。」
「じゃあ、誘って来るね!」
「じゃあ俺たちはスナイパーを誘って来るか。うちの隊の二人でいいか?」
「それで良さそうだな。じゃあ、天谷と剣持、お前らはシューター、ガンナーを誘ってこいよ!」
「じゃあ、俺たちはシューターかガンナーを二人誘って来るか。」
「それじゃ行こう!」
こうして俺たちはランク戦をするためランク戦をする人たちを誘いに行った。30分してみんながランク戦会場に集まった。
「それじゃ誰を連れてきたのか教えようぜ!」
「それじゃ、俺たちから言うか。俺たちは比奈と、犬飼先輩だ。」
「よろしく〜。このメンバーで戦うのは面白そうだからね〜楽しみだよ!」
「よろしくお願いします。先輩たちとのランク戦楽しみです!」
「普段戦わないし楽しみだね!」
「そうだな。それじゃ次は俺たちだ。俺たちは奈良坂と古寺だ。」
「よろしく。」
「今日はよろしくお願いします。」
「古寺、そんなに緊張しなくて大丈夫だ。気を楽にして戦えばいいよ」
「はい。頑張らさせてもらいます。」
「じゃあ最後に僕たちだね!僕たちは二宮さんと風間さんだよ!」
「これまたなかなかすごい人を連れてきたもんだな…」
「なんだ?俺たちだと何か問題でもあるのか?」
「い、いえ、そういうわけではないですよ。」
「ところでチーム分けはどうするつもりだ?」
「じゃんけんでの勝ち抜け順で良くないですか?」
「ならば1、4、7が一緒なるように3飛ばしでチームを組むとするのはどうだ?」
「早くチーム分けしようよ!」
「それでいきましょうよ」
「それじゃ、早速。最初はグー、じゃんけん、」
「「「ポン」」」
「それじゃ確認するぞ。Aチームが俺、犬飼、出水。Bチームは二宮、古寺、緑川。Cチームが天谷、宇野、奈良坂。そしてDチームが太刀川、米屋、剣持。これでいいな?」
「それでいいです。それでチームで戦うならオペレーターが必要ですよね?」
「俺は冷見に来てもらっているからな。」
「よろしく。」
「うちからも三上に来てもらってるぞ。」
「俺もだ。国近を呼んでるからな。」
「みんなよろしく〜」
「みんなさんよろしくお願いします。」
「天谷先輩どうします?柳本先輩は今日休みですし…」
「月見さんも今日はいないはずだ」
「そうだな…ちょっと探してくるか?」
「あら、翔。どうしたの?困った顔して。」
「あ、羽矢さん。いやーこれからチーム戦をするんだけど、うちのチームだけオペレーターがいなくて。」
「そうなの?なら私がオペレーターをしましょうか?これから用事もないからね。」
「やってくれる?ありがとう。風間さん。これでうちも揃いました。」
「分かった。それじゃ各チームブースに入ろう。試合は20分後でいいか?」
「「「異議なし」」」
こうして各チームブースに入って作戦会議をすることとなった。
「さて、ステージは河川敷Aに決まったわけだけど何か作戦はあるかしら?」
「やっぱり各チーム隊長クラスは一対一で対面するのはきついから全員が援護しあえる位置に集まっておきたいな」
太刀川さんとタイマンで張り合うのはきついからな…あの人と模擬戦やっても3割勝てたらいい方だしな…。二宮さんもスタイリッシュ爆撃してくるし風間さんと斬り合うのもきつい。うちのチームにあって他のチームにはない利点は何だ?そこを生かしていかないと明確なエースがいないうちはきついからな…
「先輩、橋を中心に立ち会うのはどうでしょうか?不利と見たら橋を落としてしまえばいいんじゃないでしょうか?」
「確かに落としてしまったら分断は出来るが転送が良くないと諸刃の剣になってしまうからな。ちょっときついかな」
「でもうちには奈良坂くんがいるからそこも生かしていきたいわね」
「透、援護よろしくな」
「きっちり仕事はこなしてみせるさ」
「そろそろ時間よ、準備してね」
「了解です。」
「指揮は俺と羽矢さんがとるから従っていってね」
「「「了解」」」
そうしているとアナウンスが流れる
「「転送開始」」
俺たちは転送され戦闘が開始した
自分の周りを確認すると閑静な住宅街が広がっていた。レーダーを見る限りこちら側には6人いるようだ。そのうち二人が同じ場所に集まっていっているから同じチームなんだろうと思いながら俺は通信をして情報を聞く。
「羽矢さん、みんなの位置はどんな感じですか?」
『そうね、翔の後方に誰かいるけどその人を挟んだところに宇野ちゃんがいるわね。奈良坂くんはそこからさらに離れているけど同じ岸にいるわね。』
「それじゃあ、透はそのまま俺たちを援護できる位置に移動してくれ。比奈はこのまま誰かわからないけど挟んでいる相手を挟撃しよう」
「了解しました。すぐに移動します」
「分かった。すぐに援護できる位置に移動する。橘高さんルートをお願いします。」
『分かったわ。すぐに情報を送るわ。』
すぐに移動しようとすると誰かが自分の範囲内に入って来たみたいだ。俺はサイドエフェクトによって誰であるか分からないにしてもどこに誰がいるかなら分かる。このままいくと挟撃する前に捕まってしまいそうだ。そう考えた俺はバックワームを起動して身を隠して移動しようとした。だがその考えはすぐに打ち砕かれることになった。突如として道は一刀両断され民家は崩れ、俺は回避をせざるを得ず、そしてこの状況を作り出した張本人と対面することになった。
「なかなか派手に出迎えてくれますね。太刀川さん?」
「お前とはなかなか対戦できないからな。この久しぶりの機会を楽しみにしてたんだ。さて早速やろうか…天谷!」
そういうと太刀川さんは二刀の刀を構えて切り込んでくる。俺も孤月を起動してさばきながら話す
「羽矢さん、比奈は来れそうですか?」
『いえ、厳しそうね。挟撃しようとしていた相手と遭遇したけど、二宮さんだったのよ。だから宇野ちゃんは二宮さんを翔の方へ行かせないようにするので精一杯だわ。合流しても太刀川さんと二宮さんの二人を相手取らないといけないわ。』
「すみません先輩。援護には回れそうにありません、先輩もご武運を!」
「俺も援護出来る位置にはついた。援護のタイミングを計るから細かい指示があれば言ってくれ。」
「…了解。援護頼むぜ、透!」
「どうした?作戦会議は終わりか?ならばお前と本気で斬りあおうじゃないか!」
そう言うとお互い剣を構えて相手へと切りつけた。
*
「よねやん、いまどこ?」
「こっちはまだ遠いな。ま、その間足止め頼むぜ鎌バカ?」
「うるさいよ槍バカ。よねやんが来る前に仕留めておくから。」
そう言って私は通信を切って目の前にいる相手を見つめる。中学生2年生でA級部隊に入り活躍している緑川俊だ。その小柄な体を生かした素早い動きで鋭い一撃を打ち込んで来る手強い相手だ。
「剣持先輩、そんな余裕あるかな?いくよっ!」
そう言って緑川は突っ込んで来る。緑川は二刀のスコーピオンとグラスホッパーを利用して攻撃して来る。私は二本のスコーピオンを組み合わせた鎌が得意だけど、スピード型のアタッカーである緑川には相性が悪い。だから私も二刀のスコーピオンを構えて、一つ一つの剣をさばく。周りには剣同士がぶつかる乾いた金属音だけが響き渡る。
「やるね緑川!だったらこれはどうかしら?」
私は二本のスコーピオンをタガー状に変えてさっきよりもさらに細かく速く斬りつける。さっきまでは攻撃の全てを回避していた緑川も回避しきれず、細かいかすり傷をくらい少しづつトリオンが漏れていく。私はダガー状にスコーピオンを構えて細かい攻撃をする方が普通に持って攻撃するよりも得意なのだ。こちらの攻撃に耐えかねて緑川は利き腕とは反対側のスコーピオンをしまう。おそらくグラスホッパーを使いながら回避し、攻撃に転じるつもりなのだろう。そう考えた私は一旦距離を離すため、私もグラスホッパーを使い距離を取ろうとした。
「逃さないよ!」
すると緑川はピンボールを使い私の周りにまとわりついて逃げられなくした。ピンボールはグラスホッパーを対象の周辺に複数配置して高速移動をする技だ。一見すれば簡単に見えるが、高速移動する中で体勢を崩さない平衡感覚と動体視力が必要でボーダーの中でも出来る人はごく限られている技だ。ピンボールをされている相手は捉えられないためなかなか大変であるため強力な技でもあるが。それはそれとして、この状況をなんとかしなければ今度は私が少しづつ削られていくため早くなんとかしなければ。そのため私はスコーピオンを背中にハリネズミ状に展開する。すると高速移動が仇となったのか自分からそこへ突っ込んでしまった緑川は左腕を大きく損傷し、離れようとする。その一瞬を逃さず私は鎌を生成して一気に攻勢に出る。損傷していた左腕を少し気にしていた緑川は少し遅れてシールドを張って私の攻撃を逃れようとする。しかしそのシールドをすり抜けて鎌は緑川を一刀両断する。
「剣持先輩の鎌のことすっかり忘れてたよ…やらかしちゃったなー」
「今回も私の勝ちだね!まだまだ負けないよ?」
「次は負けないから!」
そういうとベイルアウトの光が立ち上り緑川はその場からいなくなった。
そういえばよねやんが来ないな、と思った私は通信で聞くことにした
「国近先輩、よねやんはどうしました?」
『ん〜?今風間さんに捕まってて動けてないんだよ〜。援護に向かってあげて〜』
「分かりました。ルートの指示お願いしますね」
『了解〜』
よねやんが戦っている場所が送られてきた私は移動を始めた。それと同時に違う場所からベイルアウトの光が立ち上った。
*
剣持がベイルアウトの光を見てから遡ること10分前、Cチームの宇野は天谷との合流をするため土手道を移動していた。すると突然通信が入る。
『宇野ちゃん、翔にものすごいスピードで近づいている敵がいるわ。このままだと挟撃は少し大変そうだわ。一人での対処になるわ、大丈夫かしら?』
「大丈夫ですよ。必ず倒して援護に行きますから!」
そう言っていると目の前から突如としてハウンドが雨あられと降って来る。それも普通では考えられない量がだ。回避することよりも防御する方が良いと判断した宇野はサブトリガーであるレイガストを起動し、シールドモードによって雨を凌ぐ。ハウンドが止むとそれを撃った人物の姿が見えるようになる。
「……二宮先輩ですか…なかなかきつい相手ですね。」
「御託はいい。いくぞ宇野、アステロイド」
すると二宮は手をポケットに突っ込んで自身の周りには二つのキューブを展開する。その大きさは誰よりも大きい。それを四角錐に分割し宇野へと向け放つ。それを宇野はレイガストで守るが、ハウンドの時とは少し違い、レイガストにヒビが入る。ハウンドは追尾弾であるがため威力が少々低い。だがしかし、アステロイドはこれといった特徴はない。代わりに威力が高い弾丸である。それに加え、二宮はトリオン量がボーダートップクラスである。トリオン量が多いということはその弾丸に威力がより加わる、シールドの耐久力が上がるなどがある。そのためヒビが入ったのだ。まともに打ち合うのはまずいと思った宇野は土手から飛び降り住宅地の方へ後退していく。
「橘高さん、天谷先輩はどうですか?」
『翔は太刀川さんと対面しているわ。二人ともなかなかきつい相手をすることになってるわ。』
「分かりました。この辺に他に敵はいますか?」
『ちょっと待ってね。そうね、今移動しているところに二人いるわね。多分同じチームよ。巻き込むつもりかしら?』
「はい。私一人で二宮先輩を相手取るのはきついので。人数が増えてちょっと大変になりますけど、奈良坂先輩の援護と合わせれば倒しきれる可能性が出て来ると思うので。」
『分かったわ。でも二人もこっちへ向かってきてるわ。このままだと挟撃されるわ。何か対処を考えてるの?』
「策はあります。追撃が厳しくなってきたので通信切ります。ありがとうございます!」
『分かったわ。気をつけてね』
そう言って私は通信を切り戦闘に戻る。二宮さんがハウンドで逃げる方向を誘導しようとしてくる。それをレイガストで弾きながら、右手に拳銃を構えて、後ろから敵が来るのを待つ。ジリジリと後退していると…
「アステロイド!」
後ろから二宮先輩と勝るとも劣らない数のアステロイドが飛んで来る。
「スラスターON!」
スラスターを起動し屋根の上へと移動して回避をした。すると二宮先輩もアステロイドが飛んできたためシールドを張って守る。
「ちっ逃したか、宇野ちゃんを捉えられていたら楽だったのになー」
「げっ、二宮さんとの勝負か〜きついな〜」
口上では軽そうに思える二人だが、二人とも全く油断はない。むしろこちらの動きをひとつひとつ注視して動いている。今のこの状況では確実に私が不利だ。二宮先輩は一人であっても私や出水先輩、犬飼先輩を突破していけるだろう。それに、出水先輩犬飼先輩は二人だから打てる手も多い。一方で私は一人であり、援護もあまり望めない。こうなってくるとやっぱりみんなを巻き込んだ乱戦で足止めにかかるしかなさそう……。
「アステロイド」
こうして考えている間にもアステロイドは飛んでくる。そのアステロイドを回避し私もアステロイドを打ち返す。それを見た犬飼先輩は二宮先輩を牽制する。二宮先輩が放ったアステロイドが弱くなった瞬間、私が一気に犬飼先輩と距離をつめ、銃の先端に取り付けている剣を振るう。しかし犬飼先輩はそれを回避して、先ほどまで犬飼先輩がいた場所にハウンドの雨が降ってくる。それをシールドモードのレイガストで防ぐ。すると再び二宮先輩がアステロイドを撃ってくる。みんなが深く攻めて行けず、膠着状態が続いていた。
「めんどくさいな、早く宇野を落とさないとな!」
「…アステロイド」
だが両方が宇野だけを狙ってくる。それもそうだ。宇野はこの戦っている中ではあきらかに戦力が低いからだ。確かに宇野はボーダー全体で見れば上位に食い込んでいくだろう。だが、ここで戦っているのは、個人総合2位、A級1位部隊の名アシスト、個人総合2位の右腕だ。一人で戦うには分が悪い。更に言えば、彼女がしないといけないのは、足止めだ。状況を良く観察し、戦局をコントロールしない立場にあり。それは考えを巡らし、その上で戦わないといけない。それがこの不利な状況に拍車をかけていた。
『橘高先輩、目星はつきましたか?』
『多分この二箇所よ。奈良坂くんにも聞いたから多分信憑性は高いわ。気をつけてね』
『分かりました。多分そろそろ来ますから構えておきます。』
そう言って宇野は通信を切り戦場へと意識を戻す。宇野がこの戦況をコントロール上で最も大変なこと、それは3人の攻撃を凌ぐことではない。ではそれは何なのか?それは狙撃だ。彼女が届かない射程からの攻撃は普通は防ぎようがない。一部には狙撃が分かるものもいるがそれはほんの一部の例外だ。その一撃で戦況は一気に変わる。それゆえに最も気を張る必要があった。
「宇野ちゃん〜?心ここにあらずって感じだね?目の前気にしてないと死んじゃうよ?」
「そこまで落ちぶれてないですよ。」
レイガストで守りながら攻撃をする。お互いに防御が堅いためほとんど攻撃は通っていないが。この膠着状態を嫌った出水が攻めに出る。
「もう飽きたぜ。両攻撃アステロイド!」
先ほどまでとは比べものにならない量の弾丸が飛んでくる。それを各々か回避する中一人大きく振りかぶっている人物がいた。
「スラスターON!」
防御状態を保ったままレイガストか一直線に出水の元へと向かっていく。レイガストは出水の元から飛んでくるアステロイドを防ぎ、宇野の元へとは行かせないようにしている。
「やばっ…」
出水は咄嗟に回避に入るが左腕の先に突き刺さり、左腕からトリオンが漏れ出す。出水はさらなる追撃を防ぐため両防御に入る。しかし追撃が来ることはなかった。
宇野はどこからともなく飛んで来た弾丸によって体を大きく後ろへとそらしていたのだった。
どうもお久しぶりです、歩くスピーカーです。前期国立試験も終わって少しホッとしてます。さてこれからの更新ですが、後期試験が終わったら本格的に更新していけると思います。他にもシリーズを出すということもしているのでまた遅くなると思いますが気長に待っていてください