Fate/Crossing Order   作:傘沙羅

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オルタちゃんがほしい!!
その一心で書き上げたぞ、私は!


と、まあそんなこんなで三話目の投稿です。
いよいよタグの一つが疼きます!


それではどうぞ!!!!



特異点F ニ幕目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ……ガチャ。

 それは全てのマスターに与えられた地獄であり、マスター達はその中の地獄と知ってなおあしを踏み入れる極点。

 

 ある者は言った、『出るまで回す!』と。

 ある者は言った、『回せ、回転数が全てだ……』と。

 又、ある者は説いた、『課金は家賃まで!』と。

 

 その者達の中で祝福された者達がいた。

 しかしその何倍の量の者達が絶望の谷へと突き落とされた………

 

 

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「という訳でサークルも設置しましたし、英霊召喚と参りましょうか!」

「先輩?何だか一瞬だけ夥しい量の呪詛が聞こえた気がしましたが……」

「この子の頭の中って、一体どうなってるのかしら……」

 

 

 ドクターの指示にしたがってサークルを設置している折りに、ドクターから戦力の増強が必要と言われた。

 確かに私がマスターである以上、前衛で戦闘し続けることはリスクが大きすぎる。

 かといってマシュ一人で戦闘を続けていくのも難しい。

 そこでマシュが防御に専念出来るように英霊をもう一人召喚することになった。

 

 

 

「触媒になるのがこの聖晶石でマシュの盾を召喚サークルに見立てて実行すればいいんですよね?」

「えぇ、ただしどんな英霊が現れるかは全くの未知数よ?」

「どうせなら前衛の任せられる人が来てほしいな~」

 

 

 オルガ・マリー所長からもらった聖晶石と私が此処に来るまでに拾ってきた聖晶石を合わせると全部で九つ、三回の英霊召喚ができるらしい。

 

 

「それじゃあ、まずは一投目。参りましょうか!」

 

 

 マシュの盾の上に出来たサークルに3つの聖晶石を放り込む。

 すると聖晶石が砕け散り、サークルに3つの光輪が発生した後一本の光の柱が発生した。

 光の柱が弱まっていくとマシュの盾の前に一人の女性が姿を現した。

 桃色の髪に銀色のヒラヒラとした戦闘服(?)を身に纏っているその女性が静かに目を開けて言った。

 

 

「……マリア・カデンツァヴナ・イヴ、クラスはセイバー。

 よろしく頼むわね、マスター」

「やった!早速前衛で活躍してくれそうな人が来てくれたよ、マシュ!」

「先輩、おめでとうございます!」

 

 

 セイバーのクラスで見たところ接近戦を得意にしてそうだからまずまずは狙い通り!

 

 

「じゃあ続いてニ投目ぇ!!」

 

 

 再び3つの聖晶石をサークルの中に放り込むとまたも3本の光輪が発生し、同じような現象がもう一度起きる。

 

 

「この光で骸骨達が寄ってこないのが不思議でしかたないなぁ」

「先輩、次の方が来ます!」

 

 

 続いて出てきたのは、少女だった。

 もう一度言う…………少女だった。

 紅い目と黒い髪、そして風にたなびく黒マントととんがり帽子。

 いかにも魔法使いチックな格好で現れた少女は高らかに宣言した。

 

 

「我が名はめぐみん!!紅魔族随一の魔法の使い手にして、爆裂魔法を操りし者!

 あまりの強大さ故に世界に疎まれし我が禁断の力を、汝も欲するか?」

「…………ロリッ子!!!」

「な!だ、誰がロリッ子ですか!これでも私は一人前のレディなんですからね!?」

「せ、先輩!めぐみんさんの声に反応したスケルトンが接近してきます!

 戦闘準備を!」

「貴方、何でこんな非常事態でヘラヘラできるのよ!」

 

 

 やって来てくれたのは嬉しいけど、余計な手間は抱えてこないでほしかったなぁ。

 あと一回分はまた今度に取っておくってことで、早速二人の力を見せて貰いましょうか!

 

 

「マシュ!マリアさん!めぐみん!戦闘を開始するよ!」

「了解。押し切ります、先輩!」

「分かったわ。さぁ、始めるとしましょう!」

「え、いきなり戦闘ですか、では私は少し蚊帳の外で見学してますね。

 私、キャスターですし」

 

 

 約一名全然ノリ気じゃないのがいるけど気にしない!

 増えた戦力を把握するには絶好の機会、そして今までの煩わしさからのおさらばを兼ねて……

 

 

『君達すぐその場から離れるんだ!』

「ちょ、ドクターいきなり何言って………」

『スケルトンの後方から接近してくる敵影を3つ捕捉した。

 観測計の反応から間違いなく、三騎ともサーヴァントだ!』

「ちょっとロマニ!どうにかしなさいよ!」

『僕にはどうもできないから慌てて警告してるんです!

 藍華君!頼んだよ!』

 

 

 …………今までの興奮が嘘だったかのように血の気が冷めていった。

 確かにこの特異点に来てからの戦闘は動く骸骨が中心だったから、英霊の力を宿したマシュと魔術使いである私でも相手ができた。

 しかし、相手がサーヴァントであるのならばおそらく此方の勝率は一気に下がるだろう。

 ましてや三騎ともサーヴァントなら此方のサーヴァントが一対一で全員戦わなければならない。

 その場合、めぐみんがキャスターであるため単騎ではまともな戦闘ができない。

 マリアさん単騎で戦えるとして、マシュは所長を護ることもしなければならない。

 

 

「マシュ!すぐに盾を置いて召喚サークルを設置して!

 すぐに三回目の召喚をする!」

「分かりました!サークル、展開します!」

「貴方、正気!?そんな投げやりの召喚じゃあまともなサーヴァントが出てくるかどうか」

「そんな事いってる場合じゃ無いんですよ!」

 

 

 残っていた3つの聖晶石をサークルに投げ入れ召喚を待つ………が、

 

 

「光輪が少ない?」

 

 

 二人を召喚したときには三本発生していた光輪が一本しか発生しなかった。

 そしてさらに、光の柱が立つこと無く光が爆発し、硬い地面に一つの球体が音をたてて落ちた。

 

 

「…………ぇ?」

 

 

 絶望的な状況で希望を唐突に裏切られた人間はこんな気持ちなんだ、とまるで俯瞰者のような気分に一瞬なりかけたが慌ててその球体を解析する。

 

 

「………フラガ・ラック?」

 

 

 聞いたことのあるような響きだったが、それよりもその能力と耐久性、切れ味から私の中で一つの案が浮かび上がった。

 それはあまりにも穴の空きすぎていて、魔術師が聞けば自殺行為だと罵るどころか嘲笑を受けるほどの代物だった。

 しかし、これより他の道はないのならばやるしかない。

 

 

 

 

「みんな、策があるから心して聞いて………」

 

 

 

 

 

 

 

 

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 音をたてて燃える瓦礫の山を瞬く間に踏破しながら三騎のサーヴァント……『ランサー』、『ライダー』、『アサシン』が獲物へと接近している。

 

 

「ランサー、少シハ静カニシロ。獲物ガ逃ゲテシマウ」

「ハハ、ハハハハハハハハ!!!!!!」

「ハァ、ライダーヲ見習ッタラドウダ」

「………………………………」

 

 

 

 アサシンが高笑いし続けるランサーを諌めるがまるでとりつく島もない。

 ライダーはまるで先行する獣のように無音で二人の前を少し距離を空けて駆けている。

 ライダーはいざとなれば二人を置き去りにして行けたが、目標のサーヴァントの気配が一期に二体増えたことを残された数少ない理性が察知し一人では分が悪いと考えたため、二人の速度に合わせていた。

 しかし、そのライダーの行動は裏目に出てしまった。

 二人から離れていれば……巻き添えを食らわなかっただろう。

 

 

 

 

 

 

我が人生の爆裂道(エクスプロージョン)!!!!!!!』

 

 

 

 

 突如、空に真紅の魔方陣が発現し、後に炸裂。

 ライダー達をまず襲ったのは目を直撃する閃光と破裂……いや爆裂音。

 続いて、超高温の衝撃波が三騎に迫ってくる。

 ライダーとアサシンはかろうじて回避できたがランサーはその衝撃波を食らってしまった。

 

 

 

「ヌゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!」

「ランサー!」

「はぁぁあ!!!!」

「チィ!!」

 

 

 瓦解仕掛けたビルの影からマリアが飛び出し、意表を突く形でアサシンを2騎から遠ざける。

 マリアの短剣とアサシンの持つダークが鍔迫り合いをする中、ライダーとランサーに向けてアサシンが叫ぶ。

 

 

「何ヲシテイル!サッサト手伝エ!!!」

「よっと、ごめんなさいね、ちょっと通るよ!」

「「!?」」

 

 

 

 軽快な声と共に一人の少女がサーヴァントの戦場に飛び込んできた。

 サーヴァント達とは違って迸る程の魔力を帯びていないただの魔術師と平和な地域では思われるだろう。

 しかし、今の冬木とその手に赤く光る痣ーーー令呪があるのなら話は別だ。

 

 

(バ、バカナ!マスターデアル魔術師ガ英霊ノ戦闘ニ介入シテクルダト!?)

 

 

 聖杯戦争ではまず考えられない状況にアサシンは戸惑い、結果としてマリアの攻撃によって2騎から離れた河川敷の方へと追いやられた。

 それを確認した少女ーーー藍華はそれを確認してから次なる合図を出した。

 手の中にあった小石、それにはオルガ・マリー所長の魔術によって簡易閃光弾としての役割を持っていた。

 それを空高く投げ上げて叫んだ。

 

 

「令呪によって命ずる!めぐみん、宝具発動!」

『分かりました、藍華さん!

我が人生の爆裂道(エクスプロージョン)!!!』

 

 

 二度目の爆撃はライダーとランサーとの丁度中間辺りの位置に着弾した。

 またも巻き込まれたランサーを尻目にライダーは短剣と鎖を使い、ビルに登った。

 初撃は完全に不意打ちであったが、二度目は敵のマスターによる合図があった。

 故に音の反響により、宝具の放った敵の大まかな位置に検討をつけていた。

 果たして、ビルから見て河川敷と真逆の方向に100メートル程行ったところに仰向けに倒れている人影を見つけた。

 格好からしてまず一般人ではなく、手には宝玉の埋め込まれた杖が握られている。

 

 

「……………見ツケタ!!」

 

 

 ライダーはそのままビルから短剣を飛ばし、それについた鎖を手繰るようにして飛び出していった。

 かくて、二度の爆撃を食らったランサーだが流石は三騎士の内の一騎、まだかろうじて動けるらしい。

 

 

「ウォォォオオオ!コロスゥゥゥ!!!!」

「食らえぇぇ!!!!」

 

 

 そんなランサーを相手取っているのは藍華ただ一人。

 今頃めぐみんのもとに行ったライダーは待ち構えていたマシュと幾重にも張られた所長のトラップに立ち往生しているだろう。

 そしてマリアとアサシンの戦いとマシュ達とライダーとの戦いのその間でたった一人のマスター対サーヴァントの戦いが始まった。

 

 

 

 

 

 

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「アァァァァアアア!!!!」

 

 

 ランサーの薙刀が唸り声を上げて、頬の横を過ぎ去る。

 しかし、二度の()()()()を食らえばいくらサーヴァントでも大きく消耗する。

 故に大振りの一撃を丁寧に回避し、お返しとばかりにランサーの腹にトーキックを叩き込む。

 まるで削岩機で岩を粉砕したときのような音と共にランサーの腹に黒いブーツの爪先が僅かに刺さる。

 そのまま刺さった足を素早く抜いて追撃を捌く。

 大振りの凪ぎ払いを大きく飛び退いて、突きによる連撃を体の捻りと腕を薙刀の側面に添えていなす。

 

 

(少し、ヤバイかな……)

 

 

 流石に直接的な外傷は受けていないが、魔力が恐ろしい勢いで無くなっていく。

 藍華の魔術のデメリットがあるとしたら、それは対象の情報の複雑さと量によって魔力消費が格段に跳ね上がることだろう。

 故にこの作戦において藍華の役目、それはマリアかマシュのどちらかの戦闘が終わるまでの時間稼ぎ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 体よく言えば『時間稼ぎ』、悪く言えば『囮役』

 人類最後のマスターは自分から囮役をかってでたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






いや~、鯖化は難しいですね~。
今のところ8騎のサーヴァントの内の半数が多作鯖の状態で第一章を攻略していきます。


ご感想、ご意見をどしどしお願いいたしま~す!!
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