本日の連投最後となりました傘沙羅です!
連投に次ぐ連投で駄文度が右肩上がり、留まるところを知りませんなwwwww(黒髭並)
ラストに向けてがかな~り自己満足の話となってしまいました。
鉄オル一期のラストのようにキリキリ舞いですね!
誰のせいだよ(俺のせいだよ)
と、言うわけでどうぞデェス!
大空洞の壁面を空中でぶつかる火球と刀剣が弾けた爆発が彩る。
その隙間を縫うようにしてマリアが銀色の衣装を身に纏い、アーチャーに向けて飛翔する。
しかし、アーチャーが腕を振るとマリアの進行方向上に巨大な剣による壁が出現する。
「っ!本当にやりにくい相手ね!」
「誉め言葉として受け取っておこう」
マリアは大きく迂回することになり、その間にアーチャーは四本の矢を弓に構え引き絞る。
「喰らい付け、『
アーチャーの矢が不規則な軌跡を描きながらマリアに殺到する。
マリアは咄嗟に蛇腹剣を取りだし全ての矢を弾くが、赤い鏃の矢達はまるで何事もなかったかのように再びマリアに襲いかかる。
マリアが短剣を射出して迎撃するが、数で勝っていても強度が違いすぎる。
打ち漏らした数発がマリアに降り注ぐ。
「吹き飛びな、アンサズ!」
そこにキャスターの援護が入り、残った赤原猟犬を全て粉々に砕いた。
マリアは新たな短剣を取りだしアーチャーの懐に入るが、アーチャーの造り出した中華剣により迎撃されて後退を余儀なくされる。
「キャスター、本当に彼はアーチャーなの?
双剣を持って尚且つ剣を造り出す弓兵なんて聞いたことが無いわ」
「それには同感だ。アイツはパクリ野郎だからな」
「人聞きの悪いことを言わないで欲しいな、よく言うではないか、
『
「聞いたこと無いわね、そんな暴言」
キャスターとマリアがアーチャーと対峙する中、マリアの頭の中はもう一つの戦場のことでいっぱいだった。
(マスター、マシュ、めぐみん、どうか無事ていて!)
⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛
「マシュ!全力で防御!」
「⬛⬛⬛⬛⬛!!!!」
「か、はっ!うぁぁあ!!!!」
大英雄ヘラクレスの一撃がマシュを盾ごと割らんばかりに振り抜かれる。
マシュも全力で防御姿勢を取っているが、それでもたった一撃でマシュの体力が目に見えて減っていく。
なんとかしたいけど私の魔術は役立たずだし、めぐみんの宝具はこの大空洞を破壊しかねない。
マシュが今していることもただ亀になって時間稼ぎをしているだけで、具体的な解決策が何一つない。
「マ、マスターさん!どうにかしないと、マシュが死にますよ!?」
「分かってる、分かってるよ!でも、他に手段が一つもないの!
出来るとしたら二人がアーチャーを倒すまで時間を稼ぐことしか出来ないの!」
「キャスター、貴方はマスターの指示に従いなさい」
「で、でもマシュを見殺しにするなんて!」
「一番辛いのはそれを選択したこの子なのよ!」
そう、この手段を選んだその時から私達の命と人類の未来は今、マシュの心に懸かっている。
そんな事を強制した自分の不甲斐なさに、そして何もできない無力さに今にも押し潰されそうになっている。
「⬛⬛、⬛⬛⬛⬛、⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛!!!!」
「はぁ!…ふっ!!…………つぁぁああ!!!!」
マシュも背に守る私達を守るために必死になって戦っている。
激しい衝撃がマシュの細い身体に折ろうと駆け巡る。
それでもマシュは諦めない、絶対に諦めていない。
マシュの背中には自分に命を託していれている仲間の命が乗っているから、だから折れることはない。
「はぁ、はぁ、はぁ……ま、まだやれます!」
「………⬛⬛⬛…⬛⬛⬛⬛⬛…⬛⬛………」
マシュの姿はあまりにも美しかった。
だからだろうか、ヘラクレスから滲み出ていた狂気が一瞬だが和らいだように見えた。
だが、ヘラクレスは再度大空洞を揺るがすほどの雄叫びを上げて手に持った斧剣を背中に当たるまで引き絞り、マシュを狂気に染まった赤い眼孔で睨む。
ミシミシという筋肉の軋む音と踏み締めている足が地面を抉る音がはっきりと耳に届いてくる。
アレを食らえば、マシュは二度と立ち上がれなくなる。
そう、理解してマシュに向けて叫ぼうとした時にはもう遅かった。
「⬛、⬛⬛⬛⬛⬛⬛!!!!!!!!!!」
「……………ぁぁぁぁ」
「マシュゥゥゥゥ!!!!!」
神速の九連撃がマシュを盾ごと吹き飛ばした。
マシュはそのまま数秒間宙を舞い、何度もバウンドしながら私とめぐみんにぶつかってきた。
身体に強化魔術をかけていても、ズシリと重い衝撃が伝わってきた。
慌ててマシュを抱き起こす。
「マシュ、しっかりして!マシュ!」
マシュの額からは止めどなく赤いナニカが刻一刻とポタリ、ポタリと落ちていく。
何度目になるか分からない轟音とともにキャスターが転がり込んでくる。
遠くではまだマリアがアーチャーと剣撃を交わし合っている。
「嬢ちゃん、しっかりしな!何も打つ手無しじゃあ、ジリ貧になんぞ!」
「マ、マスターさん!」
「そ、そうよ!貴方なんとかしなさいよ!
このままじゃ、し、死んじゃうじゃない!」
『
そんなことを言われても打つ手はない。
あの大英雄を倒す術なんて初めから揃ってなどいなかった。
しかし、それでもと最後の足掻きにマシュにある魔術を行使した。
「ー
どうやら、最後の手も今の状況では使うことができない。
その時、彼方でマリアと対峙するアーチャーと目があった。そして、
私に向けて矢を引き絞ったその口が、ニタリと三日月を描いた。
「……………
恐ろしく、その瞬間がスローモーションに私には見えた。
こちらに向けて剣の檻の中から叫ぶマリアが、私の後ろで恐怖に怯えるめぐみんと所長が、私の横で間に合う筈の無いルーンを構築するキャスターが、そして私の腕の中で眠っているマシュの頬から落ちる赤いナニカと私に向けて駒送りのような速度で迫り来る捻れ曲がった矢の存在が、くっきりと見えた。
これが私の走馬灯なのだと自然に理解できてしまった。
これが何の取り柄もない自分にとっての末路だと、はっきりと認識できた。
(逃げ出してしまうのかい?ここまで来て)
『ここまで着たからこそ、もう十分じゃないか』
(諦めが早いのは欠点であり、長所でもある)
『諦めるより他に術がない、考え抜いた結果だ』
(……ワスレタカ?アノヨルノ、アノチカイヲ……)
『………あの……………夜…………』
⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛
『ジ~ジとバ~バはわたしがこわくないの?』
『怖いもんかい、私にとっての大事な大事な孫じゃよ』
『それに、儂にとっての最後の弟子かもしれんしなぁ!』
『………それだけなの?それがわたしのかちなの?』
『藍華、人の価値なんてその人しか分からんさ。他人の意見なんて、ただの一面を取ったに過ぎないんじゃよ』
『価値の有るか無しかで人を選ぶなんざ、馬鹿のすることじゃ。
価値ってものしか考えられない、それは悲しいことじゃよ』
『でも…………
わたしはわたしのかちがわからないよ?』
『それはそうだよ、価値ってものは自分のうんと深いところにあるからね』
『儂らも自分の価値に気づいたのもつい最近じゃよ』
『?ジ~ジとバ~バのかちってなに?』
『『それはな(じゃな)
藍華、お前を愛することが出来ることだよ(じゃよ)』』
『……………わかった、わたしはわたしのかちをぜ~ったい、みつけてみせる!
ジ~ジやバ~バよりもはやく、みつけてみせるから!』
⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛
(シブンニハ、カチガナイナドバカナコトダ)
『………すっかり忘れてたよ、でも昔のことだ』
(カコノコトナド、イクラデモフリカエレル
ジ~ジトバ~バノ、イッテイタコトダロ?)
『……策がないからどうしようもないじゃん』
(サクナラアルサ、オマエガソノカギダ)
『私が鍵?』(……ガ、オマエニハアルダロ?)
『……そうだね、まだまだマシュ達との旅は!』
(ソウダ!コレマデノクソッタレナジンセイヲ!)
『引っくり返してくれた皆との日々に!』
『終止符を打つ訳には、絶対にいけない!』
(コンナトコロデ、オワラセルモノカヨ!!)
⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛
「なんだと!」
「⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛!?」
「きゃあ!!」
「なんだ、こりゃ!」
アーチャーの矢が藍華を貫こうとした瞬間、突然藍華からサーヴァントに匹敵する量の魔力が放出された。
その息吹は、大空洞の中に魔力の竜巻を起こしマシュと藍華の姿を完全に覆っていた。
「うひゃぁあ!?」
「いったぁ、ちょっと、一体何が起きてるの!?」
めぐみんと所長も弾き出され、ついに竜巻の中にはマシュと藍華だけが残された。
藍華はただ一言、此処に来てからは一度も口にしていなかったキーワードを口にした。
「ー
突如として内側か竜巻が絶ち斬られ、藍華とその腕の中で眠るマシュの姿があらわになった。
しかし、そこにいた全員はその瞬間だけ声が全くでなかった。
皆が藍華の身に纏っている戦装束に目を奪われいてた。
純白の絹のような着物を身に纏い、髪は腰ほどまでに伸び首元で束ねられている。
白の生地に映える黒い帯には、空を流れる天の川が細やかに描かれている。
そして、藍華の周囲には三つの球体がまるで藍華を守るかのように一定の周期で回っている。
誰もが押し黙る中で一人アーチャー……エミヤだけが藍華の装束を見て驚愕していた。
(馬鹿な!?彼女の纏っているあの衣は間違い無く聖骸布!
彼女は聖骸布を一から生成することができるとでというのか!?)
ならばと、アーチャーは考え再度『偽・螺旋剣』を藍華向けた。
しかし、彼の心眼(偽)がそれを止めるように警告を出したため矢を納めた。
それが彼にとっての致命的な隙となってしまった。
「はぁぁぁぁ!!!!!!」
「っ!なに!?」
剣の檻を断ち切りながらマリアがエミヤへと飛翔した。
慌てて干将・莫耶を生成したが遅かった。
マリアの右手が動き、短剣を左腕のガントレットに接続。
それにより短剣の刃が拡張しロングブレード並の長さとなった。
マリアはさらに腰のブースターの出力を上げ、
「『
すれ違い様にエミヤを干将・莫耶ごと切り放った。
「⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛!!!!!」
ヘラクレスが我に帰り、マシュごと藍華を潰さんと斧剣を振り上げる。
しかし、それよりもはやく藍華が自分の周囲を旋回する球体を掴み、ヘラクレスへと向けて唱えた。
「アンサラー…………
球体が突如刃となり、光線となってヘラクレスの心臓を名の通り斬り抉っていった。
ヘラクレスとエミヤはそのまま金色の粒子となって溶けながら、消えていった。
藍華は自分の姿を見て、静かに目を閉じた。
「あぁ、此れが私の本当の価値だったんだ」
冬木市民マラソン大会
ウルトラハードモード無事完走(?)です!
いや、ヘラクレス入れようとしたときは絶対に十二の試練切らないとだし、セイバーに負けてセイバーの守護サボってたら十二の試練は回復しないよネ!
つうわけで、主人公こと衣碕 藍華の知られざる能力の開花となりました。
ちなみに彼女の衣は投影と固有結界(固有時制御系)を織り混ぜたもので、衣自体が一種の固有結界となっているんです。
このネタはずっと前から考えてましてね、妄想の中でですけど。
多作鯖は本編では絡みはないですがイベントではすこし絡めたいと思います、
例として、
プリズム⭐コーズwithキャロル(戦姫絶唱より)
空の境界コラボwith空白(ノゲ・ノラより)
等々の意見、ご感想をどしどしお願いいたします!