正直どうしてこうなった、てくらい話が長くなってしまいました。
もっとサクッと第八話は終わる予定でしたが、随分と内容が濃くなってしまいました……。
でも、後悔はしていない。書いていて非常に楽しかった。
ロズワール邸の近くにあるアーラム村、そこに咲夜とスバル、レムはいた。
ある用事のために村を訪れた三人だが、その用事を済ませるまでに少し時間があった為、屋敷に足りない調味料の買い物をしていた。
「おーい、まだ買うのか……?」
「当然です。本日分だけでなく、備蓄分も買わないといけないんですから」
商品はレムが選定して買い、スバルが荷物持ちを行っていた。
咲夜は、それを眺めている。
「重そうね。ご苦労様」
「咲夜たんもそう思うなら、手伝ってください……」
「嫌よ。わたしは屋敷のメイドでも何でもないもの。それにわたしも荷物持っているでしょ?」
「うー……。それは自分の荷物でしょう?」
荷物の重さにひいひい言いながら運ぶスバルが、少しの助力を咲夜にお願いするも断られ、恨めし気な視線を咲夜に向ける。
咲夜は鞄を一つ持っていた。
屋敷を出る前に餞別としてロズワールから貰ったもので、中には咲夜がロズワールに頼んだものや、気を使っていれてくれたのだろうか昼食の弁当が入っていた。
「咲夜たん、本当にダメなのか?」
「だから手伝わないって言ったでしょ?」
「違う、そっちじゃない」
咲夜は荷物持ちを再度お願いされたと思ったが、スバルが言いたいことはどうやら違う様子。
そして、咲夜はスバルの言わんとすることを察すると、
「……あなたもしつこいわね。屋敷でも散々その事は話し合ったでしょ?」
「……でも、それは「スバルーー!!!」」
スバルは言いかけるが、こちらに向かって大声の叫び声で、それはかき消される。
咲夜とスバル、レムが声が聞こえた方を見ると、村の子供たちが少し離れた場所でこっちに向かって、手を振っている。
どうやら声の主は彼ららしい。
「ほら、お呼びよ」
「いや、でも、話は「スバルーー!ほら、早くーーー!!」」
またしてもスバルの言葉は遮られ、彼も諦めたのか、抱えていた荷物をその場に置き、レムに「頼む、少し見ててくれ」と言い荷物を任せると、子供たちの方へと向き直ると「こらーー!年長者は敬えよ!名前を呼捨てすんなーー!」と叫び、子供たちの方へと駆け寄っていく。
スバルが駆け寄って来るのを見るや、子供たちはキャっキャっと楽し気に嗤いながら、スバルから逃げていく。
どうやら鬼ごっこがそのまま始まったようだ。
スバルが必死に子供たちを捕まえようとしている。
「スバルくんは随分と子供に懐かれているようですね」
「精神年齢が近いからじゃないかしら?」
「ふふ、かもしれませんね」
「それよりも、買い物は良いの?」
「買わなきゃいけないものは残り少ないですし、スバルくんも頑張ってくれましたから、多少の休憩は良いでしょう」
「そう、なら良いけどね」
その後、暫く咲夜とレムは子供たちに纏わりつかれ、ウザったそうにしているスバルを見物していた。
子供たちはスバルに対しては遠慮がないのか、元々わんぱくなのか、スバルに対して容赦なく殴る、蹴る、服や髪を引っ張る、鼻水を付けるなどを繰り返していた。
文面だけで見るとリンチされているように聞こえるが、実際は子供のやることなので、スバルの表情を見る限り嫌そうにはしているが、痛がってる様子もないので、対して痛みはなさそうだ。
「おーい!二人とも見てないでこっち来いよ!」
子供と一緒に遊んでいたスバルが、突如、こっちに振り向いて、呼びかける。
咲夜とレムは何事かと目を合わせる。
「レムは荷物を見ているので、咲夜様は行ってください。」
「良いの?」
「ええ。構いません。」
「確認して面白そうだったら、あなたも見に来なさい。その間荷物番はスバルにやらせるから」
「ええ。ありがとうございます。その時はお願いしますね」
咲夜がスバルと子供たちの元へと近づく。
彼らの視線は一点へと注がれていた。
視線の先は、青い髪の色をした少女が抱えていた、少し薄汚れた黒い犬だった。
「咲夜たん、来たんだな。あれ、レムは?」
「誰かが荷物を見ていないとダメでしょ?レムは残ったわ」
「あ、やべ!荷物忘れてた」
「後でレムと荷物番交代してきなさい。レムにも話しておいたから」
「咲夜たん、サンキュー」
スバルとそんな会話を交わしながら、咲夜は黒い犬に目を向ける。
こちらの世界の犬は、咲夜の世界と見た目は変わらないらしく、「この世界にも犬はいるのね……」と咲夜は心の中で思う。
子供たちも咲夜に気付いたようで、「あ、メイドのお姉さんだ!こんにちは!」とみんな元気よく挨拶してくる。
咲夜は、スバルが後ろで「俺に対する態度と違う……」と呟いているのを無視して「こんにちは」と笑顔で返す。
「はぁ、やっぱり動物はキュートだな。クソ生意気な餓鬼どもと違って癒されるぜ」
「あなた、動物好きなのね」
「そりゃ、そうだ!これでも一流のモフリストを自称してるからな。ここにエミリアたんも居れば、チョー癒しの空間が出来たのに。でもまぁ、咲夜たんがいるから、美少女と愛らしい小動物のツーショットで、良い目の保養になるけどな!」
「はいはい。しゃべってばかりいないで、撫でてあげたら?一流のモフリストなんでしょ?」
「俺様は超紳士だからな。レディーファーストで」
「そんなことで紳士ぶられてもね……」
スバルは自分的には紳士的行動をしたつもりなのか、こちらにウインクをして、手を伸ばして「どうぞ、お先に」と言ってくる。
咲夜は相変わらずのスバルの空回りな態度に呆れた表情をしてため息を吐いた後、犬に向き直る。
そして犬の頭に撫でるため、手を伸ばす。
咲夜の手が犬の頭に触れそうな距離まで来た時、「咲夜様!」と咲夜の後ろからレムに呼ばれる声がしたため、伸ばした手を引っ込めて、振り返る。
「竜車が来ました!」
「わかったわ!ありがとう!」
少し離れたところにいるレムに聞こえるよう声を張り上げて返事をすると咲夜は踵を返し、子犬から離れる。
「ごめんなさい。もう行かなきゃ」
「「えーー!」」
「もう竜車が来ちまったのか……。しゃあねぇ、俺も行かねぇと」
「え、スバルもどっか行っちゃうの?」
スバルの竜車の元へ行く、という発言に竜車でどこか遠くに行ってしまうのではないかと、心配そうな声で赤混じりの茶色い髪をした可愛らしい少女がおずおずと声をかける。
「いや、俺はどこへも行かねぇよ。見送り」
「え?」
スバルは少女に返事をすると、先に行ってしまった咲夜に遅れないよう、彼女の後を追いかけてその場を離れる。
「なあ、本当に行っちゃうのか?」
「はぁ、何度もしつこいわね。あなたとわたしでは目的が違った。そういうことでしょ?」
「そうだけど……」
「別にもう会えないというわけではないし、機会があればこの先も会うかもしれないでしょ?」
「そうかもしれないけど。俺はまだ咲夜たんに助けてもらってばかりで何も返せてない……」
スバルは散々咲夜に助けられてばかりいた事について、気にしていたらしい。
そんなスバルの殊勝な考えに咲夜は少し驚く。
「なら、この先何かあったら、頼らせてもらうわ。それでいいでしょ?」
「……分かった」
少し納得がいかないような表情をしながらも、ようやくスバルは了承する。
「咲夜様とスバルくんも戻ってきたようですね」
話しているうちに竜車の元にいたレムの傍まで来ていたようだ。
咲夜とスバルが竜車の元に着くと、レムが話しかけてくる。
「それでは、咲夜様。ロズワール様が本日業務によりお見送りに出られないため、レムが代理として申し訳ありませんが、改めて、エミリア様の件について感謝を述べます。竜車の御者には既にお伝えしていますので、この竜車に乗っていれば、王都に行けます」
「ありがとう。あなたにもお世話になったわね。ロズワールとエミリアにもお礼を言っといてちょうだい。ラムにもね」
「かしこまりました。お伝え致します」
「スバルも一応、元気でね」
「一応って……、まぁ俺はエミリアたんと元気に一つ屋根の下の生活を満喫するとするさ。咲夜たんとも過ごせないのは残念だけどさ。気をつけてな」
咲夜はスバルとレムに手を振って、竜車の客室に乗り込む。
流石は大貴族の竜車なのか、中は広々として一人で乗るには随分とゆったりとしたスペースがあった。
咲夜が乗り込んだ事を御者は確認すると、竜車を走らせる。
竜車のスピードは中々に速く、後ろの窓から見える光景はすぐに小さくなっていく。
スバルとレム、そして村の子供たちが村の出口で手を振っており、咲夜も竜車の横の窓から顔を出して小さく手を振り返してやる。
やがて、スバルたちの姿が完全に見えない距離になると、咲夜も体を竜車の客室に戻す。
「ふう、まったくスバルはしつこかったわね」
咲夜は口でそう愚痴る。
竜車の行き先は王都だ。
王都に着くまで大分時間はあるだろう。
なぜ、咲夜が竜車に乗って王都に行くのか、そのきっかけとなる食堂での一件について、咲夜は振り返る。
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ロズワール邸の食堂には、住民が全て一堂に集まっていた。
ロズワールは徽章の盗難の一件について、褒美を要求したスバルの願いを聞き届ける。
スバルへの褒美の話が終わると、当然食堂の視線は一人に向かう。
今回の同じく功労者である咲夜へ。
「さて、スバルくんの望みは聞いた。両者の間で快く合意もできた。なら、スバルくんと同じく功労者の咲夜くんの望みも聞かないわけにはいかないよーぉね?」
ロズワールは、テーブルの上に両肘をついて、手を組んだ上に顔を乗せ、楽し気な表情をしながら咲夜へ望みを聞く。
咲夜もその質問を予測していたので、指を三本立てて、淀みなく答える。
「わたしの願いは、全部で3個あるわ」
「ふむ、3個か……」
「ダメかしら?」
「スバルくんからのお願いは1個だったかーぁらね。それだとすこーぉしばかり不公平になっちゃうよーおね」
スバルのからの願いは一つ。流石に3つも願いを素直に聞いてくれるのは難しかったか……、咲夜がそう考え願いを絞ろうと考えた時、
「ロズワール、咲夜のお願い聞いてもらってあげられないかな?」
「おや、大精霊様が珍しいことをおっしゃいますね。貴方がエミリア様以外の肩を持つなんて」
普段はエミリア以外の人には自分から干渉をしないパックが咲夜の味方をする発言をしたことにその場の全員が驚く。
「いやいや、咲夜とは約束したからね」
パックは咲夜に向かってウインクを一つする。
どうやらパックは庭での咲夜のお願いを守ってくれたようだ。
「ふーむ、しかし大精霊様の願いとは言え、咲夜くんにだけと言うのは……」
「スバルは既に、僕がお願いを聞いているからね」
「ほう? 大精霊様直々に? それは興味深い」
「僕を好きな時にモフることができる権利が欲しいんだってさ」
「な!? なんて羨ま…、厚かましい奴なのかしら! さっさと屋敷から追い出すべきなのよ!」
それまで静かに、退屈そうな顔で話を聞いていたベアトリスが、パックからの羨ましい願いをスバルが要求したことに騒ぎ出す。
「分かりました。大精霊様からもお願いされたとなると聞かないわけにはいきませんね。良いでしょう」
珍しいパックからのお願いにより、ロズワールから何とか了承をもらえ、咲夜は願いを聞いてもらえそうなことに安堵するが、
「たーだし、2つまぁーでだよ」
ロズワールから3つじゃない、と釘を刺される。
「エミリア様の徽章についての件、大精霊様からのお願い、これで2つ分。3つ目のお願いを聞くにはまぁーだ理由が足りないかーぁな」
「理由……」
「そう、理由。それがあれば聞いてあげないこともなーいかもね」
ロズワールは口では否定しながらも、咲夜が何か面白いことを言いださないかと期待するような目をしている。
この分だと、本当にロズワールの興が乗るような理由があれば、願いを聞いてくれそうだ。
理由……。
納得させることのできる理由を思いつこうと咲夜は何かないかと考えを巡らせるが、中々思いつかない。
咲夜は何かないかと辺りに視線を彷徨わせ、ある人物に目を止める。
「ふむ、理由はないようだね。なら、願いは「理由ならあるわ」に……」
暫くしても言葉が返ってこない咲夜に対して、ロズワールが少し期待が外れたような表情をして話を次に進めようとするが、それは咲夜に止められる。
「ほう。ではそれを教えていただいてーぇも?」
ロズワールは興味深々と目を輝かせて咲夜を見る。
食堂にいた他の人物たちも果たして咲夜の口からどんな理由が出てくるのかと、視線を向けてくる。
「理由を言う前に、一つ確認してもいいかしら?」
「勿論、かまわぁないとも」
「スバルもそうだけど、今回貴方から、褒章をもらう理由として、今回の一件が、あなたのメイドの不始末だったから、それは良いかしら?」
「あーあ。合っているね」
咲夜の言葉にロズワールの後ろでラムは少し嫌そうな顔をするが、ロズワールは同意を示す。
「なら、良いわ。それが理由よ」
咲夜はそう、簡単に三つ目の理由を告げる。
「……えっと、どういうことだ?」
スバルは理由が分からず、思わず口を出してしまう。
しかし、それは咲夜以外のその場の全員が同じ思いを抱いていたらしく、誰もがスバルの言葉を否定しない。
「分からなかったかしら? なら、もう一度言うわ。わたしはロズワールにとって大切な関係者を救った。それが理由よ」
「……もしかして咲夜くんはエミリア様の命を救った。それが3つ目の理由、そう言いたいってことかーぁな?」
ロズワールは3つ目の理由がエミリアの命を救ったことで、徽章の件とは別としてカウントしている、と考えたらしい。
ロズワールはその考えに至ると、ひどく残念そうに、
「申し訳ないけど、エミリア様の身に危険があったことに関して助けて頂いたことには感謝しているけど、エミリア様の徽章の件のきっかけ、つまり引いてはわたしのメイドの不手際からなる一連の出来事と考えているから、3つ目の理由としてはカウントできないかーぁな」
ロズワールの言葉を聞いて、周りもようやく話を理解したのか、納得の表情を見せると同時に、それじゃあ、理由としては……とロズワールと同じような否定の空気が流れる。
しかし、
「残念だけど、それが理由じゃないわよ」
咲夜の否定の言葉に一同が驚いて目を見開く。
咲夜は、ロズワールと同じようにテーブルに両肘を着き、手を組んだ上に顔を乗せる。
「わたしが救ったのは――」
咲夜はそういうと、ある人物の方へと視線を向ける。
周りもそれに釣られて、咲夜の視線の先に目を向ける。
「お、俺!?」
食堂の全員に視線を向けられたスバルが動揺して声を上げる。
「そうよ。ロズワール邸で雇われているナツキスバル、それがわたしが救った相手よ」
「なるほど。確かに、スバルくんは既にうちの使用人だね。でも、それは今日か「部下の不始末は、上司の責任。男に二言はない、とも言ったかしらね?わたしの記憶違いだったかしら?」」
「……」
「ここの食堂にいる全員が証人よ。ねぇ、パック?」
「……! そうだね!僕はロズワールがそう言っていたことを記憶しているよ!」
咲夜に水を向けられて、パックも咲夜の言いたいことを察したのか、話に乗ってくる。
「……、あはぁー。大精霊様に保証されてしまっては、認めないわけにはいかなぁーいよねぇ」
口では渋々認めるような発言ではあるが、ロズワールの表情は笑みだった。
どうやら合格をもらえたらしい。
「いやはや、やはり他人との会話はいいものだーあね。それに初めて会った相手だと、いい刺激になる。咲夜くんは随分と機転が利くようだーぁね」
「お褒めに与かり、恐縮でございます」
咲夜はそう言うと、胸の前で片腕を折り曲げ、優雅に礼をする。
「さて、願いを聞くのに長々としてしまったね。勝ち取った願いを、3つとも言ってごらん。あれだけ咲夜くんも頑張ってくれたんだ。私も期待に応えようとも」
ロズワールの言葉に、先ほどまで少し張りつめていた食堂の空気が和らぐ。
みな、どことなく緊張していたようだ。
咲夜はロズワールの言葉を受け、願いを告げる。
「まず、一つ目だけど……お金ね」
「ふむ。スバルくんと異なり、随分と世俗的な願い、現実的な願いが来たね」
「わたしもスバルと同様、お金が心もとないからね。金額的には一週間、宿で過ごせる程度でいいわ」
「いいんだね?もっとお金を出してもいいのだーぁけど」
「構わないわ。他にも要求もあるしね」
ロズワールは一つ目の要求に関してすぐに了承する。
そしてロズワールは静かに、咲夜に次の要求を目で促す。
「二つ目だけど、それは王都までの足ね」
「足?どういう意味か、尋ねても?」
「つまり、王都まで楽に行けるように手筈を整えてほしいの。貴族様なら、馬車か何か乗り物でもあるのでしょう?」
「なるほど、理解した。それも構わないよ。最高級の竜車をご用意しようじゃなぁーいか」
「ありがとう」
続けて2つ目の願いに対してもロズワールから了承をもらう。
そして残りの一つが肝心なのだが、それは――
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「お客さん、着いたよ!」
御者の声に、意識を戻される。
どうやら、思い返している間に少し寝ていたらしい。
咲夜は、御者に礼を言って竜車から降りる。
竜車から出た咲夜の前には大きな屋敷があった。
その屋敷には大きな門があったが、お客を迎えるため、今は開かれている。
そして、開かれた門の先には一人の人物が立っていて、咲夜を出迎える。
「やあ、咲夜。二日ぶりだね。また、すぐに会えて嬉しいよ」
燃えるような赤い髪をしたラインハルトは、咲夜を歓迎する。
「ようこそ。アストレア家へ。本邸でなくて申し訳ないけど、王都には別邸しかなくてね。歓迎するよ」
3つ目の願いは、アストレア家との橋渡しをしてもらうことだった。
いやはや、当初は咲夜とロズワールの駆け引きは無かったのですが、
書いている内に思いついたことをどんどん書き足していたら、
気付けばこんな長さに……
さて、第八で咲夜さんはロズワール邸を離れました。
次回からはアストレア家でのお話になります。
咲夜さんがロズワール邸を離れた理由は、
咲夜さんの望みを考えればすぐに分かると思います。
咲夜さんはスバルと異なり、幻想郷に戻ることが第一使命。
エミリアに執着するスバルと異なり、咲夜はロズワール邸にわざわざ残る理由もないですし、さらに王選という面倒ごとに巻き込まれそう&変態二人がいる場所ですしね。
情報が集まりやすそうな王都で行動したほうが良い、幸いにもラインハルトという知り合いがいる、この理由もあって咲夜さんは王都へ行くことを決意しました。
まあ、次回の話でもその辺りは少し説明が入ります。