そして少年は世界を救う   作:如月誠

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初めまして、如月誠と申します!
最近色んなアニメや漫画の小説を書き始めて、今は合わせて3つ掛け持ちしてます(笑)
オリキャラは…出ないかな、多分…

更新遅いですが、頑張って完結出来るよう尽力します! お気に入り登録もお待ちしております
ではどうぞ( ゚∀゚)つ!



僕の願い

午前1時40分

 

都内にあるマンションの一室に電話のコール音が鳴り響く。こんな時間帯であるため、その部屋にいる住民は当然就寝中であったが、敢えなく起こされてしまった。

もぞもぞと起き上がり目的のモノを手に収めると、その端末を耳にあて気だるげな声を発した。

 

 

??「………はぃ」

 

 

電話の相手は彼が不機嫌であるのを感じ取るが、緊急事態なので情報を素早く伝える。

 

 

「**少佐、大変です!本日1時30分にGHQの支局が襲撃されました!その際に葬儀社を名乗るテロリストグループが最重要機密のモノを盗んだ、という伝令が入りました!」

 

 

??「最重要機密…? ハァ,僕が担当しているヤツじゃないか」

 

 

「そうです。ですので至急本部までお越しになるよう命令が降りています」

 

 

??「んー、大体の事情は分かった。今からそっちに向かうから」ピッ

 

 

そこで電話のやり取りは途切れた。

全くあの中佐は…等と安眠を妨害された怒りを監視不届き者に向ける。

大体、これで僕に「立場から考えて私が夜勤務はおかしい!」と言えた立場か考えて欲しい。

 

少年は未だ布団を恋しがる身体に鞭を打ち、特に急ぐ様子もなく着替え始めた。

 

 

??「ダルい。ってか寝てたい」

 

 

というのも、今から自分が行った所でその最重要機密が戻ってくる訳でもなく、ただ問題の後始末をつける書類がわんさか渡され、その中佐(無能)が懲戒処分になるのを横から黙って見ているだけなのだろう。

(まぁそれはそれで面白いが)

 

それにこんな事を言うとあれだが、僕個人は『アレ』が盗まれる事を別に嫌な事だとは思ってもいない。いや寧ろ盗まれる事を願ってたくらいだ。

 

だってそうだろう?『アレ』を作った人は世のため人のために寝る間を惜しんで、それこそ身が粉になる思いで研究していたのだ。それがただ軍の中で大事に守られているだけなんて報われない。もっと実用すべきだ。少なくとも僕はそう思う。

そして記憶は無いが、『僕の父さん』もそんな僕と同じ気持ちなのであろう。

 

 

??「とは思うけど、その盗っ人を捕まえるのが僕の役目だから何とも言えないよね。ま、精々『軍人である時の僕』とは会わないよう頑張ってよね、葬儀社の皆さん」

 

 

少年はドアを開け、暗い夜の町に入り込むと、その闇と溶け込んで姿を眩ました。

 

 

 

ー都内のどこかー

 

??「大丈夫だよ、ふゅーねる。これはちゃんと涯に届けるから」

 

ふゅーねると呼ばれた白い物体を撫でながら呟いた少女の肩は血で濡れていた。

そして、その彼女の手には紅い二重螺旋を描いたモノを収める容器が握られていた。

 

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