それから『めだかボックス』の原作では人吉善吉と黒神めだかは同い年でしたが、この世界では善吉の方が一つ年上です。
編入生の柊明日香の紹介から始まった青学二年A組の朝のホームルームは、その後編入初日にしてクラス委員長に立候補した明日香の度胸に皆驚いてどよめきが上がるなどのハプニングがあったりしたものの順調に終え、現在出雲那達は始業式を兼ねた中等部一年生を迎える入学式に在校生として出席する為青学の講堂にいた。
「──最後に君達に一つの言葉を贈りましょう」
ナイツニクス学園の講堂と比べて質素な講堂に並べられた席は一通り埋まっており、壇上から見て一番手前の数列に新入生、その後ろに出雲那達在校生、その後ろに新入生達の保護者などの来客達が座っていて、皆壇上で祝辞を述べている穏やかな顔をした初老の男性の声に耳を傾けている。 壇上の両脇にはラグナを含む青学の教師達が立ち並んでおり、その一人一人が只ならぬ雰囲気を纏った猛者の風格を感じさせている。
「最初の落星雨が世界に降り注いだ凡そ百年前の第一次遭遇により多くの異能者が誕生し、《幻想歴》が始まりました。 チカラを得た人々は愚かにもそのチカラを争いの為に使い、大地を壊し、罪の無い多くの生命を奪うという償いきれない罪を犯してしまいました。 四十年前の第二次遭遇による災厄は罪を犯した人類への天罰なのかもしれません。 しかしその中で人々の争いを収め、第二次遭遇により現れた怪物達の掃討の為に立ち上がった英雄達により私達人類は導かれ今ここにこうして存在しているのです。 時が経つと共に英雄達は姿を消して逝きましたが、それでも英雄達が遺した“ある言葉”は、今でも現代に息づいています」
初老の男性──青竜学園五代目学園長《
「若者よ──
と、全学園生徒の耳に届かせるようにその言葉を伝えた。
「【世】という言葉をどう捉えるのか、何をもって【礎】たる資格を持つのか……これからの六年間で自分なりに考え、切磋琢磨する手掛かりにしてください……私の方からは以上です」
十蔵が祝辞を終えると、それに感銘を受けたかのように講堂内に拍手が響き渡った。 十蔵が伝えた言葉は新入生だけでなく、出雲那達在校生の奥底にも刻み込まれたのだった。
「うーん、いきなりハードルを上げられちゃった感じだね?」
「ああ、流石は超常大戦を平定させた英雄達と言うべきか……単なるスパルタなんかよりも遥かに難しい目標だな」
「『世の礎たれ』……か……僕の持つちっぽけな才で一体どれだけの事ができるのだろうか……そういう事を考えさせられる深い言葉だ」
「はっ!? ……ここはどこだ? 俺は誰だ? “剣道サンバルカン”って何だよ!?」
「善吉……貴方今頃起きたの? 寝ぼけちゃって一体どんな夢を見ていたのよ……」
一部事情により祝辞を聞いていなかった奴もいたが、十蔵が伝えた言葉の意味を早速考えている出雲那達。
──『世の礎たれ』……なぁ……【世】が“全”だという意味なら、正直言ってオレは何とも思っていねぇ知らない他人の為なんかの為に生きたくねぇな。
ここにいる皆が【世】の為に何ができるのかを考えている中で、出雲那は【世】という言葉を自己解釈して否定していた。
──
『“個”だからこそチカラを振るう価値がある』というのが出雲那の現状の答えだった。
……と言ってもそれはあくまでも優先するべきものの話だ。 出雲那は他人と仲間のどちらかしか助けられないという選択を迫られたら迷わず仲間を助けて他人を見捨てるが、両方助けられる手段があるのならそれを実行するだろう。 現に彼は今朝自分が遅刻しそうだという状況だったにも拘らず、見ず知らずの老人や子供の手助けをして来ている。 本人は無自覚のようだが自分が思っている程彼は人でなしではないのだろう。
『え~、続きまして【生徒会長就任の挨拶】……本年度生徒会長、高等部三年C組《
「はい」
十蔵が講堂内の人々に数度礼をして壇上から降りると司会進行の放送が次のプログラムを告げる。 名前を呼ばれた栗色の長髪を三つ編みにした在校生が席から立ち上がり、講堂内の席に着いている人達が全員が注目する事ができる中央の通路を通って壇上へと向かう。
──刀華さん……やっぱり今年の生徒会長はこの人が選ばれたか……。
出雲那は壇上へと向かう刀華の姿を羨望にも似た目線で追い納得するように頷いている、彼女に対して恭敬の意を表しているからだ。 昨晩の決闘で出雲那がシグナムに雷切でとどめを刺した時に刀華の名前を呟いていたのは覚えているだろうか? 実は出雲那にとって刀華は剣の師匠のような存在であり、出雲那に“雷切”と“抜き足”を伝授したのは彼女なのである。
一見淑やかそうな印象だが、掛けた眼鏡越しに在る瞳の奥に燃えるような強き意志が宿っている。 刀華は青学でも屈指の実力者だ。 彼女が抜き放つ“雷切”は出雲那が使うそれとは比較にならない程鮮烈で別次元の一撃らしく、閃光が瞬く間に斬り伏せる一刀は一人の例外も無く地に沈める無敗の一撃。 その一撃があまりにも強すぎる為に、彼女の二つ名そのものが《
皆から羨望と尊敬の目を向けられながら刀華は壇上の正面に設置された階段に毅然と一歩足を踏み出し──
「ふぎゅ!!」
……最初の段差に躓いて盛大に前のめりに転倒し、顔面を階段の四段目辺りに打ち付けた……。
「「「「「「「…………」」」」」」」
なんとも言えない沈黙が講堂内の空気を支配している。 万有引力の法則に従って倒れたままズルズルと階段からズリ落ちる刀華の姿は皆の羨望を呆然に変えてしまう、生徒会長とは思えないなんとも間抜けな姿であった。
「いたたたた……めがね、めがねどこぉ?」
「「「「「「「!!?」」」」」」」
階段の前で刀華が四つん這いの体勢で起き上がると彼女は掛けていた眼鏡が外れたようであり、四つん這いのまま手探りで外れた眼鏡を探しだしたのだが、その時に講堂内の人達の眼が全員点になった。 転倒した時にスカートが捲れて純白のショーツに包まれた刀華の尻が丸出しになっていたからだ……。
「刀華ちゃん! スカート! スカートが捲れてるよぉ!!」
「え? ……いやぁあああああああっ!!!」
壇上の右脇に立っていた小柄な教師──《
「……はぁ、何やってんだか……」
クスクスという笑い声が講堂内に木霊する中、出雲那は師のように尊敬する刀華の痴態を目の当たりにして呆れるように溜息を吐いた。 若干恥ずかしく思ったのか少々頬を朱らめている。
「もー、階段を昇る時は足下に注意しなくちゃダメだよ」
「ご、ごめんなさい……」
困ったような表情をして刀華に注意する永遠。 彼女の顔が童顔な為か今の刀華の姿は遥かに年下の妹に怒られる情けない姉のように見える。 二人の髪の色が同じ栗色なので余計である。
「しっかりしてよね、生徒会長がそんなんじゃみんなが不安になるよ……はいこれ」
「あ、ありがとうございます、九重先生」
永遠は床に転がっている眼鏡を拾い上げて刀華に渡し、眼鏡を受け取った刀華はそれを掛け直して永遠にお礼の言葉を述べた。
「よろしい! ……それじゃあ、挨拶頑張ってね刀華ちゃん! だいじょうぶ、落ち着いて自分の気持ちを丁寧に伝えれば、きっと上手くいくから」
「は、はいっ! ……では、行ってきます」
「うん!」
刀華はとびっきりの笑顔で送り出してくれた永遠に感謝して、壇上に堂々と上がり教卓の前に立つ。 先程まで木霊していた笑い声はピタリと止み、優しい眼差しで席の人々を見据える刀華にここにいる全ての人間が耳を傾けている。 ……刀華は一呼吸間を置いて、コホンと一回咳をすると、ハッキリとした声で演説を始めた。
「全学園生の皆さん、おはようございます! 新入生の皆さんは、入学おめでとうございます! 本日は、気持ちのいい晴天に恵まれ──」
永遠のアドバイス通り、丁寧に言葉を述べていく刀華。 挨拶に始まり、新入生の入学を祝福する言葉を述べ、今年の生徒会の目標や新入生への学園生活のアドバイスなどをわかりやすく話して、順調に演説を進める。 朝のホームルーム前に善吉達が生徒手帳で見ていた黒神めだかの演説と比べると少々見劣りする演説だが、年端も行かない学生である彼等にとってはこの方が親しみやすく、大勢の在校生に紛れて演説を聞いている出雲那達も関心していた。
「ふーん、なかなか立派な演説じゃねーか……めだちゃn──黒神めだかに比べたら全然だがよ」
「あははは、あれと比べちゃダメだよ……でも私は刀華先輩の方がいいかな? わかりやすいし」
「私もそう思うわ。 黒神めだかはなんというか……存在感が圧倒的過ぎて一歩引いちゃうのよねぇ。 その点刀華先輩は身近に感じるから親しみやすいわね」
「目標は【日進月歩】か……シンプル・イズ・ベストと言うべきか、学生らしくも日々の積み重ねの大切さを掲げている、いい言葉だ」
「うん、流石は東堂さんだね。 あの眼を見ていると引き込まれそうだ」
「……ああ、そうだな……」
出雲那達が刀華の演説を聴きながら雑談している間にも刀華はどんどん話を進めていき、新入生が退屈しない内に締めに入ろうとしていた。
「──最後となりますが、これから皆さんがこの都市で一流の戦士を目指す参考……になるかどうかわかりませんが、先程学園長が教えてくれた『若者よ、世の礎たれ』という言葉の私なりに考えた答えを述べましょう」
講堂内におおーっ! というどよめきが響く。 一生掛かっても答えが出せない人間もいるであろう大戦時代の英雄達が出した命題の答えを、壇上の少女はその若さで見つけたと言うのだ。
「……皆さんの多くは【世】という言葉を聞くと“世界”と考えるかもしれませんが、私の思う【世】とは世界ではなく“未来”だと考えています。 そしてその為の【礎】となる為には『自分の成すべき“責任”を背負い、果たす事』です」
刀華はまず、単刀直入に答えを言葉にして述べた。 【世】は“未来”、【礎】たる資格は“責任”だと。 ……そして一呼吸置いて、その根拠を話しだした。
「とはいえ《三大源力》というチカラを得てもなお、人間という生き物はあまりにもちっぽけな存在です。 どんなに有能な人間でも、たった一人で成せる事なんてたかが知れています。 だけど世界に生きる一人一人が自分のできる事を考え、協力し合って事を成そうとすれば、より大きな壁を越える事だってできる筈です。 『人は城、人は石垣、人は堀』……これは私の故郷である国《帝国ヤマト》の第一次遭遇以前の大昔の英雄が謳っていたとされる言葉で【人が集まれば難攻不落の城にも匹敵する】という意味があります。 一人一人が成す小さな責任が積み重なり、やがて大きなチカラとなって、“未来”を創る」
刀華は教卓に両手を置いて、心からの言葉を皆に言い放つ。
「そして、そのチカラを次の世代へと託し次の“未来”へと導いて繋いで行く……これが未来への【礎】となる事だと、私は信じています。 これから先の経験の中で皆さんは自分なりに考え自分なりの答えを出していくと思いますが、今日私が伝えたこの想いを皆さんの
刀華が演説を終えて一礼をすると盛大な拍手が鳴り響いた。 彼女の心からの想いを受けて講堂内にいる人達が皆感動を覚えたのだ。 人生経験の少ない学生の身でこの命題の答えを出せる者などそうはいないであろう。 青学の学生達はもう既に彼女を尊敬に値する生徒会長だと認めていたのだった。
「……前言撤回、刀華先輩も十分圧倒的だわ……」
「あはは……やっぱり昨年の王竜四武祭ベスト8は伊達じゃなかったか……」
「カッ! “未来”だとか“責任”だとか! まったく、上に立つ人間はどいつもこいつも……遠いぜ……」
「『人は城、人は石垣、人は堀』……帝国ヤマトの大昔の英雄の言葉だって言っていたが……」
「帝国ヤマトには何百年も遥か昔、【戦国乱世】って呼ばれていた内戦の時代があったんだ。 その時代に最強と名高い軍を率いていた英雄の言葉なんだけど……そんな言葉を織り交ぜて“責任”と考えるあたりは東堂さんらしい答えだったと思う……凄いや。 僕も自分なりの答えを見つけないとね」
「……」
拍手が鳴り止まぬ中、一輝達は命題の答えを出していた刀華の話を聞いて思った感想を言い合っており、出雲那は刀華の話の中に出ていた“ある言葉”が心の中に引っ掛かって感傷に浸っている。
──……『自分の成すべき責任を背負い、果たす』事が大切……あの人は、オレに“雷切”を伝授してくれた時にも同じ事を言っていたな……。
四年前、出雲那は自分が青学に入学したばかりの頃に起きた“ある事件”がきっかけで刀華と知り合い、
──成すべき責任は【人から与えられる命令】じゃなくて【心から思った大切な事】だというのに関心したのは今でも覚えている……でも、オレはまだ【自分の成すべき責任】と言えるものを背負えていない……。
伝えられた技と言葉に込められた期待に対し相応に応えられていない自分に歯痒い想いを抱く出雲那。 この先、自分は刀華のように強い戦士になる事ができるのか……出雲那はそういう不安な想いでいっぱいだった。
【強い戦士】というのは戦闘力の事を言っているのではない。 もちろん戦闘力も大事なのだが、戦闘力なら出雲那だって相当なものだ。 昨晩決闘して負かした八神シグナムや今朝決闘して負かしたクレア・ハーヴェイ等風紀委員も決して弱かったわけではないので戦闘力は問題ない……【強い戦士】とは鉄のような強き意志を持ち、鋼のような強靭な精神を秘めた者の事をいうのだ。 武内出雲那という男は、どんな相手だろうと強気の姿勢を崩さずに全力全開で挑み掛かる不屈のチャレンジャーという印象だが、内心はいつも“未来”に不安と恐れを抱いている。 彼はまだまだ未熟な存在なのだ。
「……」
出雲那はふと右側を向き自分が座っている席の列の最奥を眺め、列の最端の席に座っている編入生の柊明日香が刀華の演説に非情に感銘を受けて笑顔で拍手をしているのを見る。
──……アイツは刀華さんが言った言葉の重さを解っているのか? 並べた言葉だけに感動したっていうんなら呑気なもんだぜ。
今自分が気になっている少女に対してスクエアはお前が思っている程甘い場所じゃないと念を送る出雲那。 やがて時間は過ぎて行き、入学式は閉幕したのだった。
この日は授業も修練もなく午前で学園でのスケジュールは終わる。 帰りのホームルームを終えた出雲那達六人は帰路に就く為、雑談をしながら本校舎のエントランスに向かっていた。
「──んで、お前等今日これからどうするんだ? 俺はこれから、春の鳳凰四武祭に向けてそこらの奴に決闘を振っ掛けるつもりなんだがよ」
両腕を頭に組んで歩きながら出雲那達に放課後の予定を聞いてくる善吉。 自分はこれから「おい、
「ん~……まあ今日は特に予定はないし、いいかな?」
「鳳凰四武祭にはアリサと組んで出る予定だし、丁度いいな。 俺達も同行させてもらうよ」
「ええ、連携の確認ぐらいはしておいた方がいいでしょうしね」
「三人了承っと! 出雲那達はどうだ?」
マイ、リィン、アリサの三人の同行を確認した善吉は残る出雲那と一輝にも話を振ってきた。 出雲那達は今日昨晩の出来事を伐刀騎士連盟と瀞霊護廷隊の支部に伝えに行くという用事があるのだが──
「出雲那君。 連盟と護廷隊には今日中に行けばいいだろうし、夕方までなら付き合っても大丈夫だと思うよ」
「そうだな、んじゃあオレ達も──」
「……ちょっと、いいかしら?」
用事に行くには時間に余裕があると判断したので同行する事を伝えようとしたその時、後ろから出雲那達に誰かが声を掛けてきた。
「ん? なんか用k──っ!? お前は……」
「え~と、確か編入生の……」
「柊明日香よ。 お話中に邪魔をしてしまって、ごめんなさいね」
後ろを振り返ってみると、なんとそこにいたのは明日香だった。 昨晩の出来事に係わっているかもしれないので気になっていた少女が突然声をかけてきたので出雲那は一瞬動揺してしまうのだが、明日香はそんな出雲那の横を通り過ぎて何故か一輝と向かい合った。
「突然で悪いけど……あなた、黒鉄一輝君よね?」
「え? ……あ、はい、そうです」
「ちょっと私の知り合いがあなたに会いたいそうなの、少し時間をもらえないかしら?」
「知り合い?」
「イッキィィイイイイイイッ!!」
「え? ……おあぁっ!?」
「「「「「へっ?」」」」」
それは突然の出来事だった……明日香の知り合いが一輝に用事があると言うので明日香以外の全員が何の事かと思って呆けていると、突然明日香が通って来た通路から燃えるような紅い髪を黄色いリボンで二括りに纏めている女子生徒が一輝の名前を叫びながら駆け寄って来て一輝の胸に飛び込んできたので、周囲の時が止まったような錯覚を覚えた。
「やっと会えた。 会いたかったよ、イッキ……!」
「……もしかして……ステラ?」
一輝は自分の胸に顔を埋める少女の顔を上げさせて目を合わせた。 彼女の真紅の瞳を見て、一輝は彼女が何者なのかを察しておもむろに彼女の名を口にした。 すると少女は涙目になって再び一輝の胸に顔を埋めて騒ぎだした。
「バカバカバカ! 今まで何で連絡一つよこさなかったのよ!? ずっと……ずっと寂しかったんだからね!! バカァッ!!」
「……ごめん……ごめんね、ステラ……」
一輝は泣きじゃくる少女を優しく抱きしめる。 騒ぎを聴き付けた周りの生徒達が野次馬のように集まって来たので、出雲那達は動揺していた。
「あーっ!? あのコ、《ステラ・ヴァーミリオン》さんじゃない!」
「マジ!? 《ヴァーミリオン皇国》第二皇女で世界最高峰クラスの霊力を保有している天才伐刀者の!?」
「おいおい、じゃあ今皇女サマを抱きしめている男とはどういう関係なんだ?」
ざわざわと騒ぎ出す野次馬達。 一輝が抱きしめている少女──ステラは一国の皇女様らしい。 そんな有名人が何故一輝の胸に顔を埋めて泣きじゃくっているのか? ……これではまるで──
「い、一輝……お前……そいつとどういう関係なんだ?」
善吉が恐る恐る一輝に問い質してみた。 それを聞いた一輝は参ったなと言わんばかりに右手で後頭部を掻いてから、一呼吸間をおいて口を開き──
「ステラは……僕の恋人だよ。 将来を誓い合った……ね……」
再び時が止まるような衝撃の告白をした。
「「「「「……えぇぇえええええぇぇえええぇええええっ!!!?」」」」」
そして時は動き出し、耳を劈くような絶叫が周辺区域を蹂躙したのだった……。
最初に登場したISキャラはまさかの轡木さんという不具合。(笑)
そして《紅蓮の皇女》こと『落第騎士の英雄譚』のメインヒロイン、ステラ殿下の登場です!
ただいま連載中の自分の作品の一つ、『運命を覆す伐刀者』では……残念ながら負けてばかりであまり活躍していないのですが、この作品ではメインキャラの一人としてバリバリ活躍してもらう予定です!
ステラ「アンタ達! アタシの活躍を括目して見なさいよ!」
……と言っても、十話以上先の話なんだけどね……。
ステラ「だったら早く書きなさいよ! さもないと《
ひぃぃいいいいっ!! ……で、ではまた次回をお楽しみに!!