ガンゲイルオンラインオルタナティブ IF bombs and trunks 作:佐々木4世
時間は第三回スクワッド・ジャムの後となっています。
GGOの設定を大きく変えた部分があります。
よろしくお願いします。
暑い........。
GGOの天気予報は曇りと言ってはいるもの、雨が降る時以外は空の色は絵の具をぐちゃぐちゃに混ぜたような色しかしてない。今寝転がっている砂漠もカラカラに乾いていて暑苦しい。
さっさとカモスーツを脱ぎたいが近くに獲物がいるのが分かっているので無理。
「んあー。おっそい!ここに潜伏してんのバレたかなぁ。特にでかい音も立ててないし。もうちょい粘ってダメなら帰ろう。......。1人くらいやっていきたい気分だけど暑くてやってらんねー......。
あー。やっと来てくれた」
ボルトを操作してL115に.338ラプア弾を装填する。
引き金に指をかけると、狙い通りの場所にサークルが出現する。ポイントの通過を確認して大きく息を吸い、止める。
サークルが収束して点になる。
ここ!!
勢い良く引き金を引き絞る!
スコープから見える3人のうち真ん中にいた奴の頭に穴が空き、少し遅れて体のポリゴンが爆散した。
残りは慌てて近くの岩の陰に隠れる。
普通1人で、しかも武装が狙撃銃なのに3人の敵をターゲットにすることはリスクが高い。800mの距離があるとはいえこっちの居場所もバレる。
だが襲撃者の口元は笑っていた。
「ブッッ。まあ。突然味方の頭が吹っ飛んだら隠れるよな。だけどそこは安全じゃねえよ」
そう言って隣の小さな箱に手を伸ばした。
「クソ!どっから撃たれた!」
「先の岩場だ!一瞬だがマズルフラッシュが見えた!敵はスナイパーだ!追っかければまだ」
彼らは突然のことで混乱し隠れた岩の下から伸びるアンテナに全く気づかなかった。
気づいたのはビーッという音を聞いた時
「バイバイ。」満面の笑みで爆弾のスイッチを押す。スコープの向こうの岩陰で小さな爆発。ポリゴンの爆散も見えた。
「んー。もうちょっと火薬の量を減らしてもいいかなぁ。まあ、ドロップ品を拾ってグロッケンに帰るか。.......あちいし。」
よっこらせ。とおじさんのように言いながら起き上がり、起爆装置とライフルをストレージに放りんだ。
ケバケバしいネオンと喧騒の街
その中心から少し離れた地下の店に向かっていた。
【cosmos】そう書かれた店に入ると、
「いらっしゃい。イグ。ちょっと待ってな。」
宇宙な感じ0のガチムチのおっさんがニカッと笑った。
店には先客がいて、体のデカイ男1人
スラッとした女性とその女性に抱えられたチビの3人。
何かテーブル上のインゴットを見ているよう。
「悪いな。ちょいと時間もかかるし、奥の部屋でコーヒーでも飲んでてくれ。
2人はブラックで、小さい嬢ちゃんは何にする。ジュースはねえぞ。」
「あ、じゃあ私はミルクたっぷりでお願いします。」
「OK。淹れたら持っていくよ。サブレはいつものところに入ってる」
「さっきの人たちなんだか夫婦とその子供みたいだね」
「その子供がスクワッド・ジャムの第1回第3回の優勝者。夫婦も準優勝者とかだ。」
へえー。すごい人たちなんだね 少し驚き
「今日もトランクの嬢ちゃんはいねえのか?」
「あいつなら1ヶ月くらい前に誰かを探しに行って、戻って来てからも部屋に閉じこもって何かやってるよ。 z
多分武器開発でもやってるんでしょうけど」
「そうか。 んで、何が御所望かい。
いつものは準備してある
「じゃあ追加で、12ゲージのショットガンを5ダース。時限信管を3つよろしく」
「はいよ。ああ、そうだ。これをやる。
少し破損してるが、ブレイザーR93の
ボルトだ。直して使え」
「おお。ありがとおっちゃん。早速直して組み込む」
ダッシュで部屋に向かうことにした。
イグ:
主人公。女性プレイヤー。爆発物を好む
爆弾魔として知られているが男と思われ
武装も毎回違うのでバレていない。
本人はバレてもいいと思っている。
トランクの嬢ちゃん:
イグのフレンド。
変態。いろいろ変態。いつも大きなトランクを抱えている。