話が進まない…
てか一行の空きが凄い目立ちますねええ。
改善しましたがおかしかったら言って欲しいです。
十六夜は彼女の言葉で一時的に止まっていた。
(単なるお人好しが喧嘩に止めようとした、という構図だが……へえ、これは俺を試しているのか?いや、試すというよりは見極めてるってとこか………オヒメサマの発言を鵜呑みにするのは気にくわないが……)
プライドを煽るのが目的なんだろ、と。彼の持ち前の頭脳で相手の発言を冷静に理解する。
(手加減したとは言え、あの一撃を止める"ギフト"に、強かなこの性格。……面白いな。)
そう考えて彼は臨戦態勢を解いた。
「…いいぜ。この喧嘩はやめだ。確かに俺だけ二回も攻撃するのはフェアじゃない。」
「そうか。君もそれで構わないか?水神よ。」
『あ、ああ………そ、そうだな。見事、ゲームをクリアした貴様等に褒美をやろう。受け取れ。』
蛇が偉そうな言葉を言い放つと共に、"水樹の苗"をエミヤに渡した。
『では、さらばだ』
そう言い放ってすごすごと水中に帰っていった。
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黒ウサギは放心していた。
先の一撃を防いだ十六夜と、その力で蹴り上げようとした一撃を、大気を震わせるほどの蹴りで弾いたエミヤに驚きを隠せなかった。
そんなアホ面を晒していても美人に代わりないことを、己の顔で実現させている黒ウサギに、忍び寄る影が。
「おい、どうした?ボーッとしてると胸とか揉むぞ?」
「えっ、きゃあ!」
「止めなさい、戯け者」
黒ウサギの胸に迫っていた魔の手を、エミヤがはたき落としていた。
それに気づいた黒ウサギは何処からともなく出したハリセンで頭を叩いていた。
「なっ、ばっ、このお馬鹿様!
二百年守ってきた黒ウサギの貞操にキズをつけるおつもりですか!?」
「二百年守った貞操?うわ、超傷つけたい。」
「このお馬鹿様ぁぁぁ!!」
(おお、"射殺す百頭《ナインライブズ》"もかくやの連続技だ)
黒ウサギは突っ込みと同時にハリセンを振るう。
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その後、エミヤは落ち着いた黒ウサギに苗を見せた。
すると、
「やりました!"水樹の苗"を貰えるなんて!これで水不足も解決です!」
うきゃーー!と叫び嬉しそうにはしゃぐ黒ウサギ。
そんな黒ウサギとは対照的に、不機嫌そうになる十六夜。
「な、なんですか十六夜さん?怖い顔をされていますが、何か気に障りましたか?」
「……別にィ。なんかお姫様に良いところ持ってかれたとか思ってないぜ。まあ、そんな事は置いておいてだな。黒ウサギ。」
一転、十六夜の表情から軽薄なものが消え、ひどく真剣なものになる。
「オマエ、何か決定的な事をずっと隠しているよな?」
「……なんのことです?箱庭の話ならお答えすると約束しましたし、ゲームの事も」
そこにエミヤが割り込む。
「なら、君たちのコミュニティのことも教えてくれるのかな…例えば、今のコミュニティの現状とか。」
彼女の言葉に黒ウサギは一瞬で青ざめる。
「な…何故、それを………」
「やはりな。てか、お姫様も気付いてたのか。」
「まあ、あれだけ明らさまなら気付かない方がどうかしているわ………(あれ?今私は"わ"って言った?えっ?ドユコト!?)」
だが、さっきまで真剣な態度でいた彼女は自分の素の発言を聞いて勝手に戸惑い始めた。
彼女をおいて話は続いてしまった。
「まぁ俺はほぼ勘だが、黒ウサギのコミュニティは弱小チーム、もしくは故あって衰退している。だから俺達を呼んで、組織の強化を図ろうとした。………そう考えれば、黒ウサギがどこか必死になるのもさっきの喜びようも合点がいく」
「っつ!」
「そしてそれを隠してたってことはだ。俺達にはどのコミュニティに入るのかを自由に選ぶ権利があると判断できるんだが、その辺どうよ?」
「………」
「沈黙は是、だぜ。黒ウサギ?この状況で黙りこんでも状況は悪化するだけだ。俺達が他のコミュニティに入ってもいいのか?」
「や、だ、駄目です!いえ、待って下さい!」
「おう、待ってやるから、さっさと話せ。」
その言葉を聞いて躊躇いがちにだが、黒ウサギは十六夜に決心した表情を向ける。
「………話せば、協力していただけますか?」
「ああ。面白ければな」
「…わかりました。この黒ウサギが精々オモシロオカシクコミュニティの惨状をお話ししましょう。」
そう言って黒ウサギは放心してるエミヤに気付かず話始めた。
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黒ウサギ、説明中
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未だ隣で話している二人を置いてエミヤ混乱を続けていた。
(くっ、これが体に引っ張られていくと言うことか!?
いや、と言うよりこれは……呪い、か?………またか、またなのか凛!しかも………これは………価値観や口調が身体に引っ張られつつも男性視点が失われないビミョォォォに嫌な呪いじゃないか!これは故意なのか?それともうっかりなのか?………クソっ、どちらにしてもだ!!地獄に落ちろマスターッ!!!)
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「と言うことでございますですよ…」
「ふーん………コミュニティは魔王により誇りもメンバーも何もかも奪われ衰退。しかも黒ウサギは仲間が戻ってくる場所を守りたいためにも、その"ノーネーム"という状態でのせいで仲間が集まらない。コミュニティでゲームができる存在は二人。その現状で復興させる……か。崖っぷちだな♪」
「ホントですねー♪」
エミヤが気が付くと話はほぼ終わっていた。ちょうど十六夜が話をまとめていたようだ。
ちょっとずつエミヤさん体に引っ張られていく
コミュニティの現状をもっと詳しく知りたい人は他の人の作品見て欲しいですね。