機械戦争(仮題)(凍結)   作:朝ブレンドティー

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エンドレスプロローグ

第二次世界大戦。

 

 それは、この世界において誰もが知っている大戦争だ。その際、日本は敵国に敗れ降伏した。

それは学校で授業を行えば誰でもわかる内容だ。

 

 

だが、そんな世界で"あり得るはずのない出来事"が起きて、我々の中では普通では"あり得ない物"が世界になったら?という話だ。まあ、気を楽にして聞いてくれれば良い。

 

 

 

ーーーそう、只の一般人の妄想か何かだと思って聞いてくれればそれで良い。

 

 

 

 

 彼等の世界でも、第二次世界大戦は起きた。……だが、結果は日本が勝った。まず如何にして日本は勝ったのかについて話していこう。

終戦の十数年前、日本陸軍は戦車の改良を行い始めた。もう少し装甲を厚くするだの、弾を強化するだの色々な候補が上がった。その中で一際目立つ案が存在した。

「戦車の上半分を外して、人型の機械にする」

当時の奴等はその案を見て嘲笑(わら)っていた。そんなものが出来るわけがない。とか、改造費は?もし出来たとして、武器はどうするのか?……とか。

 

協議の結果は散々だった。

 

だが、先程の話を聞いていた者の中に先程の案に興味をもってくれた人がいた。

 

浦田 飛鳥(ウラタ アスカ)少将という人が興味をもったのだ。この案の発案者は、この期を逃すわけにはいかない、そう考え自分のこの案について細かく説明した。すると彼はその案に益々気を引かれたのか、

「人材から何でも必要な物があればできる限り出すのでぜひ造って貰えないだろうか」

とまで言ったそうだ。

 

ここまで来ればもう彼を止めるものは無かった。何せ、自分の案がこうして実現されたのだから。彼は急いで製造に取りかかった。

 

 

それから約半年後、幾度となく失敗を繰り返しながらも完成に至った。

 

"これ"の完成が、後の世界を大きく変えるとも知らずに。

 

……まあ、その時彼等はそんな事知る由も無いのだが。

 

 

 

 早速稼働を開始した。するとトラブルもなく、それどころか想定を超える結果を出した。

この結果に少将は歓喜した。

 

そうして"それ"の始めての実践投入が行われた。これを始めて見た敵国のイメージは、変な所に力を入れた戦車だとか数発撃てばぶっ壊れる無駄な兵器だと考え、慢心していた。だが彼等は"それ"の装甲の厚さとその圧倒的な暴力に勝てず、更にはその威圧感に逃亡しようとするものまでいるほど。

 

結果、日本軍は初の実践投入にもかかわらず勝利した。

 

 

これをきっかけに"それ"の量産体勢が整い、あっという間に世界中に進行していった。

 

陸では歩兵相手に一方的な蹂躙をすれば、空からそいつを切り離してそのまま基地に突っ込んできたり

、かと思えば海では浜辺から敵艦狙撃し中破や大破を起こす程。

 

それはまさしく 圧倒的な暴力 だった。

 

 

 

 

 

 

 

量産された"それ"は広島の街にもいた。

此方側に向けて飛んでいる爆撃機があるため通過予想地点で待機せよとの命を受け、街の外で待機していた。が、落ちたのは爆撃ではなく

 

 

 

 

 

 

 

核だった。

 

 

"それ"の中に乗って街の空襲に備えていた隊員達も爆風に煽られ"それ"事吹っ飛ばされた。何事かと外を見ると、核の被害によって街は消し炭へとかわり、それまで暮らしていた人々も一瞬にして蒸発して消えていた。生きている人がいても肌は焼け爛れ、肉や骨まで丸見えの者までいるほど。

 

 

それを見て彼等は核の驚異に、いや、其よりも自分達がこうならなかった事に驚愕した。

 

 

そうして生きていた彼等はあとから来た兵士達にこの事を説明した。最初はあり得ないと思われたが、"それ"を見る限り、核攻撃に耐えたという事を信じるしかなかった。

 

 

そしてその情報は日本どころか世界中を震え上がらせた。

それもそうだ。何せ日本に大打撃を与えようとしたら、また"それ"の話になったからだ。しかも中にいた人間は生きているとくればもはや勝つ術など無かった。

 

 

 

この情報がきっかけとなり、今の技術力では日本軍に勝てないと恐怖し敵国は終戦協定を、戦争未参加国は同盟協定を結ぼうと交渉しに来るほど。

 

それはつまり、日本軍が勝ったといっても間違いでは無かった。そして戦争は終結、世界は安定期にはいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーだがその数十年後、"それ"は復活した。




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