織斑さん家の一夏君   作:解読

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小説を書く前にまえがきを書いています。

今回は運が良ければ中国娘登場


おめでとうパーティ

 

 

 

平和に過ごしていたある日、『放課後に~寮の食堂にぃ来てほしいんだ~』と布仏さんにゆっくりと言われてから約4時間が過ぎた。

箒とセシリアさんと共に今、食堂の扉をくぐって少し行ったところで

 

パンパン

 

「織斑くん!クラス代表おめでとう!」

 

「おめでと~」

 

「ありがとう」

 

祝ってくれるなら、素直に喜んでおかないとね。

・・・姉の陰謀があったとしてもね。

そのせいで心から喜べないんだけどな、はぁ~まったく。

 

(にしても元気がいいね)

 

誰が発起人かわからないけど、10代の女の子は本当に元気がいいよね。

僕をここに誘った布仏さんは『おめでとう』を言い終わるとすぐにお菓子をリスみたいに頬張ってるし・・・ただ、時々こっちをチラチラ盗み見ているのは何故か?

雰囲気的にただの女の子ってわけじゃないみたいだけど、似てる感じで言うと僕のルームメイトの更識先輩みたいな感じかな?・・・少し違うけど。

 

(まぁ、なんにせよ僕や僕の周りに害がなければ問題ないんだけど)

 

「いやー、これでクラス代表戦も盛り上がるねー。」

 

「ホントホント」

 

「おんなじクラスで~よかったね~」

 

「ほんとほんと」

 

客寄せパンダみたいな扱いかな?僕は。

そうなるのは仕方ないってわかっていても少し辛いものがあるよね。

減りはしたけど未だに休み時間になると、他クラスや上級生の人が僕の事を見に来るし。

この感じを見ると客寄せパンダ以外にもかなりの期待をされてるみたいだし、肩の荷が重いよ。

 

「一夏、人気者だな。」

 

「変わってみるかい?もれなく客寄せパンダの気分が味わえるよ?」

 

「ふふっ、遠慮しておくよ。今度肩でもマッサージしてやろうか?」

 

「―――――なら、放課後の練習後にでも頼もうかな。」

 

「わかった。楽しみにしていてくれ。(一夏の体に堂々と触れられる―――――あぁ、考えただけでも・・・濡れる!)」

 

「ん?そうするよ。」

 

箒のやる気がかなりすごいんだけど、本人がやる気ならいいか。

ただ、少しだけ頬が赤いのが気になるけど・・・男の体を見るのが恥ずかしいならマッサージなんて提案しなければいいのに

 

「はいはーい、新聞部でーす。話題の新入生、織斑一夏君に特別インタビューをしに来ました!」

 

周りは盛り上がってるね。

あまり、インタビューとかは好きじゃないんだけど。

嘘偽りを書かれたら堪らないしね。

それにThe pen is mightier than the sword(ペンは剣よりも強し)って良く言うしね。

 

「はい。私は二年の黛薫子。よろしくね。新聞部副部長をやってます。これ名刺。」

 

「よろしくお願いします。」

 

名刺まで作ってるなんて結構本格的な部活なんだね。

でも『黛薫子』・・・・・・30画以上か、名前書くのが大変そうだね。

 

「早速「一ついいですか?」なに?」

 

「インタビューは良いんですけど、嘘偽りは書かないと約束してくれますか?」

 

「盛るのはダメ?」

 

「少々盛るくらいなら良いですけど。」

 

「約束するわ!」

 

「なら、よろしくお願いします。」

 

もし記事に嘘偽りがあったら姉さんに報告でもするかな?多少盛って。

 

「でわでわ、織斑くん!クラス代表になった感想は!」

 

「僕には少し力不足かもしれませんが、周りの期待に応えられるように頑張ります。」

 

「少し物足りないけど謙虚で好印象だから、まっいいでしょ。」

 

本人がいる前で物足りないとか普通言って大丈夫なのかな?

僕は気にしないからいいけど、気にする人ならどうするんだろうか?

 

「織斑くんありがと。」

 

「どういたしまして。」

 

「じゃ次はセシリアちゃんのコメントちょうだい。」

 

セシリアさんは社交場はかなり行っているだろうし、インタビューもお手のモノだろう。

勉強させてもらうとするかな。

 

「クラスの一員として一夏さんを全力でサポートいたしますわ。」

 

「その心は」

 

「わたくしに勝った殿方には負けてほしくありませんもの。」

 

「なるほど・・・いい感じに盛っておくわ!」

 

堂々と盛る宣言をしたね。

僕の許容範囲を超えたら姉さんに報告だから心しておいてね。

 

「写真を撮るから二人並んで」

 

「ふ、二人でですか?」

 

「もちろんよ、セシリアちゃん!なんたって注目の専用機持ちなんだもの。」

 

「そ、そうですか。(一夏様とのツーショット写真!・・・家宝にいたしますわ!!)」

 

「そうだ。握手とかしてると良いかも。」

 

(僕の事を置いてけぼりで話がどんどん進んでいくね。写真を撮るくらいは構わないけど。)

 

「一夏さん、握手よろしいですか?」

 

「ああ、かまわないよ。」

 

セシリアさんと握手をする。

・・・柔らかいね。

女性と触れ合う度に思うんだけど、女性ってどうしてこんなに柔らかいのか?

アイリもセイバーもそうだったけど闘っていてもその柔らかさが損なわれないのは何故なのか?

だから守らないとって心から思うんだけどね。

 

「・・・何かな?箒。」

 

「いや、女子の手を握って何か考えにふけっていたからな。下心でもあるのかと思ってな。」

 

「下心はないけど、何故女性はこんなに柔らかいのかって考えていただけだよ。」

 

「破廉恥だな。(一夏は少し枯れていると思っていたがそうじゃないんだな・・・私の柔らかさを知って獣になってもいいんだぞ。)」

 

「・・・」

 

破廉恥と言われても考えてしまったことは仕方ないと思うんだ。

 

「じゃ、54×68÷79は~?」

 

2じゃないのは確かだと思うけど。

 

「約46ですわ。」

 

「さすが、代表候補生。」

 

バシャ

シャッターが切られる。

皆の行動力はすごいね。

 

「皆さん入りましたの?」

 

僕は入った事よりあの距離をどう詰めた事を訊きたいんだけどね。

 

「セシリアだけ抜け駆けはないでしょ。」

 

「クラスの思い出になっていいじゃん」

 

「「「そうそう」」」

 

僕は一向に構わないんだけどね。

少しだけセシリアさんは不服そうだけど。

 

「クラスの思い出は大事ですものね。(ツーショットは無理でしたがわたくしには、放課後の時の一夏様の鋭い眼光の写真がありますもの・・・考えただけでもイきそうですわ。)」

 

セシリアさんから妙な視線を感じるんだけど無視して大丈夫かな?

何かあったら言って来るだろうし今は気にしなくていいか。

・・・箒からも視線を感じるんだけどこれも気にせずパーティを楽しんでも大丈夫だよね。

こんな感じで『織斑一夏クラス代表おめでとうパーティ』は寮の門限ギリギリに変えれるまで続いた。

 

 

 

 

 

                  寮の自室

 

 

 

「あ、おかえり。一夏君」

 

何故下着エプロンで更識先輩がいるのか?

 

「ただいま帰りました、更識先輩。」

 

「いやん、た・て・な・しって呼んで。」

 

「ただいま、楯無。」

 

すこしからかいを込めて艶のある感じで呼んでみる。

 

「―――――っも、もう、おねーさんをからかわないの!」

 

呼べと言ったのはそっちなんだけど、とは言わないでおこう。

 

「何故先輩はそのような格好を?」

 

「一夏君を誘惑してみてるの」

 

「ありがとうございます」

 

「で、どうこの体にムラムラする。」

 

「良い体ですね。」

 

「そうでしょ」

 

バサッ

先輩が開いた扇子には『閉月羞花』と書かれている。

間違っていないような気がするが、自分で言うのはいかがなものかと思うんだよね。

 

「襲っていいんですか?」

 

「襲う?誰が誰を?」

 

「僕が先輩を」

 

「へ?一夏君が・・・わたしを?」

 

「そういう事になりますね。」

 

もちろん冗談だけどね。

 

「だだっ、だだだだだ、駄目よ!ままま、まずは清いお付き合いから始めないと!!そんな階段を二段も三段も飛ばした事なんてもってのほかよ!」

 

「でも先輩が誘って来たんですよ。」

 

悪乗りして先輩の顎に手を当て、親指を唇に滑らす。

 

「くぁwせdrftgyふじこlp;@:!!」

 

先輩はベッドに逃げ込んだ。

 

(んーさて僕もお風呂に入って寝るとしまするかな)

 

今日はこんな平和な感じで幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 




お読みいただきありがとうございます。

久々の登場のかいちょーさん。
貴方の『人たらし』が『人たらし(笑)』になりました。
ごめんね。

びっくりしたのはまえがきには中国娘と書いていたはずなのに出て来たのは会長と言うびっくり感が私自身も否めない。

どうしてこうなった。
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