織斑さん家の一夏君   作:解読

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誰の事かわかりますよね?

最近コメントがあらぶり始めたと感じるのはわたくしだけでしょうか。
良い事なのでうれしい限りですが。


やっと登場!?

 

 

「おはよー、織斑くん。転校生の噂知ってる?」

 

入学からの数週間でクラスの女の子から話かけられるようになった。

始めは客寄せパンダで見てる女の子は『誰から行く?』みたいな雰囲気を出してお互いをけん制し合っていたからね。

今思えばこんなに話しかけられるようになったのは、箒とセシリアさんのおかげかな?

 

「いやまったく知らないよ。」

 

今の時期に入学ではなくて転校生か。

IS学園に転校してくるとなると国からの推薦があると見てほぼ間違いはないと思うからそうなると。

 

「なんでも、中国の代表候補生らしいよ。」

 

やっぱりね。

 

「今の時期に転校ですか。一夏さん色々と気を付けてください。」

 

色々と気を付けろとはどういう事か・・・もしかして、ハニートラップとかかな?

まさか、国ぐるみで仕掛けて来るとは思えないけど。

―――――いや、白を切ればいいだけの話になるのかな。

 

(なんにせよ忠告をありがたく受け取っておくよ)

 

「(どういたしまして)」

 

今姉さん以外で初めてアイコンタクトが出来た気がするのは気のせいだろうか?

 

「このクラスに転入してくる訳ではないのだろう?それほど騒ぐほどでもあるまい。(今セシリアと一夏が通じ合った気がするのは気のせいか?―――――一夏ハ私ノ物ダトウノニ。)」

 

声を聴いて少し機嫌が悪いかなって側に立っている箒を見やると目のハイライトがないんだけど、なんでだろうね。

しかもセシリアをその目で見てるし・・・触らぬ神に祟りなし、かな

 

(にしても、中国か)

 

「どうかしたのか?一夏」

 

「どんな人かと思ってね。」

 

良かった普通の目に戻ってる。

 

「気になるのか?」

 

「なる、ならないで言うと気になるかな。なにせ代表候補生だしね。」

 

「そうか。(女としてでなく代表候補生としてか・・・まぁ、いいだろう。女としてならケサナイトイケナイカラナ。)」

 

・・・・・・背筋が寒くなったんだけどどうしてだろうね。

季節の変わり目だから体調には気を付けないと。

 

「一夏さん。」

 

「何かな?」

 

「他クラスに代表候補生が転入ということになるならこれからはより実践的な訓練を放課後にいたしませんか?」

 

「そうだな、私もISの放課後使用の申請がそろそろ降りると思うからな」

 

「そうだね。それにクラス対抗戦もあるしちょうどいいタイミングかな?」

 

「では今日の放課後からということにいたしましょう」

 

「そうだね。二人ともよろしく。」

 

「はい」「ああ」

 

クラス対抗戦か

一位のクラスになれば学食デザート半年フリーパスだったかな?

僕はあまりデザートを食べないから関係ないけど女の子は好きだろうからね。

 

「一位になれるように精一杯頑張るかな?」

 

「少し弱気じゃないか?一夏?」

 

「いけませんわ、一夏さん。わたくしに勝ったんですからクラス対抗戦でも全勝していただかないと。」

 

「織斑くんが勝つとクラス皆が幸せなんだよ~。」

 

弱気になったつもりはなかったんだけど、そう聞こえたって事は少し弱気になってたって事かな。

これは気を引き締めて放課後挑まないとね。

 

「がんばってね、織斑くん。」

 

「フリーパスの為にもね。」

 

「それに専用機を持ってるクラス代表って一組と四組だけだから、余裕だよ。」

 

まったく、元気の良いことで。

これを見てると僕も元気をもらえるよ。

 

ガラガラ

「―――その情報、古いよ。」

 

なんだろう、この感じは。

つい最近も感じてた筈なんだけど。

 

「二組も専用機持ちがクラス代表になったの。だからそう簡単には優勝できないから。」

 

ああ、あのツインテールにあの釣り目。

腕を組んで仁王立ちしてる彼女は

 

「久しぶりだね、鈴。」

 

「そうよ。中国代表候補生、鳳 鈴音(ファン・リンイン)。今日は宣戦布告をしに来たってわけ。」

 

宣戦布告しに来たといった後に唇を少し舐めるのをやめないかな?

・・・少しは落ち着いたかなって思ったけどそんなわけではなかったかね。

 

「少し格好付け過ぎないか?鈴。・・・背が足りてないよ。」

 

「んな!?・・・なんてこと言うのよ!アンタは!!」

 

うん、それでこそ元気印の(おおとり)さんだね。

 

「今、ものすっごいあたしの事バカにしたでしょ!」

 

「何の事かな?」

 

それとね、そこにずっと仁王立ちしてると僕の姉さんが来るよっていうのはわかっていても絶対言わないでおく。

 

バシンッ

「っぅ~、誰よ!」

 

鈴は誰が自分の事を叩いたかわかっていないから強気に出たんだね。

 

「SHRの時間だ。教室に戻れ。」

 

「あ、姉御!」

 

ズベシンッ

 

「織斑先生と呼べ。そしてさっさと教室に戻れ。道をふさぐな馬鹿者。」

 

「すみません!」

 

ああ、鈴よ。

どこでそんなお辞儀の仕方を・・・それは極道のお辞儀だよ。

姉さんが通れるように壁を背にしてるし

 

「またあとで来るからね!逃げないでよ、一夏!」

 

その状態で顔だけこっちに向けて言うのをやめてくれないかな?

周りの僕を見る目が少しだけおかしくなった気がするし。

 

「早く戻れ。」

 

「わかりました!」

 

敬礼ののち自分のクラスに猛ダッシュ。

鈴が変わっていない事に安堵したけど、良い意味で変わって欲しいと思ってる僕がいるんだよね。

 

「普通に話をしてたけど、鈴が代表候補生になってるなんてね。びっくりだよ。」

 

「・・・一夏、今のは誰だ?やけに親しそうに話していたが?(私の一夏に馴れ馴れしい―――――ケスベキカ?)」

 

「い、一夏さん。さっきの方とはどういうご関係で?」

 

箒その周りの人が見たら女神のような笑みに見えるだろうけど消えてるよ?ハイライトが。

セシリアさんも若干目を潤わしながら問い詰めるのをやめてくれるかな?まるで僕が悪者みたいじゃないか。

 

ズバァァァン!

「席に着け。馬鹿ども。(小娘どもが、わたしの一夏に近すぎるんだ!)」

 

姉さん今薙ぎ払うように二人の頭を叩いたのは僕の見間違いかな?

しかも、若干『いい仕事した』みたいな顔してるしね。

 

(それにしても、IS学園に来てからというもの知り合いとの再会が多いね。世界は狭いって事だね。)

 

 

 

 




お読みいただきありがとうございます。

やっと登場されることの出来た中国娘です。
途中に使ってる鳳のルビですが誤字ではありませんわざとです。

しかしここ二三話は約2000字が2時間しかもあまり詰まる事のなくいけますね。
この調子で、バンバン行きたいものです。
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